【プレミアリーグ第18節プレビュー】コロナ感染拡大で半分延期に…リバプールは2週間凍結のトッテナムと対戦

ミッドウィークに行われた前節はリーズに7発圧勝を収めたマンチェスター・シティや、ニューカッスルに快勝したリバプールが勝利を挙げた一方、不調エバートンに引き分けたチェルシーが水をあけられることとなった。

第2集団の激しさも増す中、プレミアリーグは再び新型コロナウイルスの脅威に晒されている。前節だけでも3試合が延期となったが、今節は半分の5試合の延期が決まっており、リーグ自体の中断も検討され始めているようだ。

やや盛り下がってしまった印象の第18節だが、上位3チームの試合は無事に行われる。首位のシティはアウェイでニューカッスルと対戦。リーグ戦におけるニューカッスル戦は過去25試合でいずれも得点しており、アウェイ戦に限っては直近13試合で9勝3分け無敗となっている。
一方で、ニューカッスルは首位チームとの対戦はここ5試合は2勝3分けと無敗を誇っており、セント・ジェームズ・パークではシティ相手にここ3試合で7ゴールを奪う成果を残している。

なお、シティは2021年にプレミアリーグで33勝を挙げており、あと1勝でイングランドトップリーグにおける1暦年での最多勝利記録を更新することになる。2位のリバプールはトッテナムとのアウェイ戦に臨む。今季は得点ランクでトップ2に君臨するサラーとジョタが注目されがちだが、対トッテナムにおいてはフィルミノに期待したい。同選手は、リーグでのスパーズ戦ここ6試合で5ゴールを記録しており、そのうち3ゴールが決勝点という相性の良い相手となっている。

対するトッテナムは、すでにリーグ戦だけでも3試合が延期されており、今節は2週間ぶりの公式戦となる。そんなチームを率いるコンテ監督は、プレミアリーグではリバプールと4度対戦しており、その戦績は1勝2分け1敗。ただ、トッテナムはホームでのリーグ戦直近18試合は12勝6分けと、決着がつかなかったことは一度もない。

3位のチェルシーはウルブスと対戦。シティやリバプール同様アウェイ戦となる。チームでは現在、ルカクやヴェルナー、オドイ、チルウェルの4選手がコロナ感染で隔離されており、コバチッチが練習に復帰したとはいえ、万全の状態からは程遠い。その中で気を吐いているマウントはリーグ戦4試合連続ゴール中で、5試合連続得点となれば、2010年4月のランパード以来となる。

好記録に迫る一方、守備では5試合連続で失点しており、トゥヘル監督にとってワースト記録。チェルシーとしてもランパード監督の下で喫した6試合連続失点以降、最長となっている。

徐々に勝ち点を伸ばす4位アーセナルはリーズとのアウェイ戦に臨む。2000年11月に敗れて以降は6戦負けなしのカードだ。また、ちょうど28年前の1993年12月28日に2-1で敗れて以来、エランド・ロードでは13度の対戦で一度も複数失点していない。なお、オーバメヤンは規律違反で今節も欠場することがアルテタ監督から事前に明かされている。

◆プレミアリーグ第18節
▽12/18(土)
《24:00》
アストン・ビラ vs バーンリー
《26:30》
リーズ・ユナイテッド vs アーセナル

▽12/19(日)
《23:00》
ウォルバーハンプトン vs チェルシー
《23:15》
ニューカッスル vs マンチェスター・シティ
《25:30》
トッテナム vs リバプール

※未定延期
マンチェスター・ユナイテッド vs ブライトン
サウサンプトン vs ブレントフォード
ワトフォード vs クリスタル・パレス
ウェストハム vs ノリッジ
エバートン vs レスター・シティ