新型コロナ感染で年内欠場のキミッヒ…自身の決断を後悔「もっと早くワクチンを接種しておけば…」

2021.12.13 15:33 Mon
Getty Images
バイエルンのドイツ代表MFヨシュア・キミッヒが、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種を拒否していた自身の判断を後悔した。ドイツ『キッカー』が伝えている。

キミッヒは10月に、ドイツ政府やブンデスリーガ各クラブが推奨していた新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否していることを公表。副作用への懸念が理由と説明するも、ドイツ国内で感染者が急増する中での告白は国民から猛烈な反発を招き、バイエルンもワクチン未接種者が新型コロナウイルス感染によって活動不可能となった場合、その期間中は給料を支払わない決断を下した。

こうした状況のなかで、キミッヒは11月19日に濃厚接触者として隔離措置がとられると、26日には自身の感染が発覚。2週間の隔離期間を経た後にPCR検査で陰性と診断されたものの、今月9日にクラブは「肺にわずかな浸潤があり、まだ十分なトレーニングができていない」と明かし、年内の公式戦欠場を確認した。
ワクチン未接種の大きな代償を払うことになったキミッヒは、ドイツ『ZDF』のインタビューに応じた際、自身の決断に後悔していることを告白。クラブやチームメイトを失望させてしまったと反省し、回復後にはワクチンを接種する意向であることを明かした。

「2回目の検疫期間中にワクチン接種の予約はしていたんだ。でも残念ながら、それよりも早く感染してしまった。もちろん、より早く接種していれば良かったと思っている。病気の後に勧められたら、ワクチンを接種するよ」
「試合を欠場することになり、僕はチームの役に立つことができなかった。チームを失望させてしまったと思っているよ。ワクチンの接種をちゃんと受けていれば、こんなことにはならなかっただろう」

ワクチン未接種の後悔を語ったキミッヒだが、一方で行き過ぎた批判に対しては苦言。ワクチンを接種しない人の意見にも耳は傾けるべきだと持論を展開した。

「もちろん、僕はドイツ代表としてバイエルンの選手として、お手本となるべき存在であることは承知している。でも、そうであったとしても、僕もまた恐れや懸念を持っているただの人間なんだ」

「僕たちはいつも、尊敬、寛容、開放性について話している。でも、これらの価値観が僕に対する話題では極端に欠けていた。一種の境界線を超えるものだったと思っているよ」

「我慢できなくなるまでプレッシャーをかけるのは正しい方法ではない。人々が何を恐れているのか、なぜ心配しているのかを聞くことには価値があると思う」

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