【プレミア注目プレビュー】今季初黒星リバプールが8戦無敗アーセナルを迎え撃つ! 南野vs冨安の日本人対決も…

2021.11.20 12:00 Sat
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プレミアリーグ第12節、リバプールvsアーセナルが、日本時間20日26:30にアンフィールドでキックオフされる。今季初黒星からのバウンスバックを図るレッズと、8戦無敗で完全復調のガナーズによる、注目の上位対決だ。リバプール(勝ち点22)は前節、ウェストハムとの上位対決に2-3で敗れて今季の公式戦初黒星。これにより順位を4位に落としてインターナショナルマッチウィークに入った。そのウェストハム戦では相手の優れたパフォーマンスに加え、先制点に繋がる微妙な判定など幾つかのエクスキューズはあったものの、守備時の切り替えの鈍さや以前から指摘される攻撃的な両サイドバックの背後のリスク管理と、現チームの課題が浮き彫りとなった。
その敗戦からのリバウンドメンタリティが試される今節はウェストハム戦に続き、順位が近い相手とのシックスポインターとなる。アーセナルとのリーグ戦におけるホームゲームは、目下5連勝中で8戦無敗と圧倒的な戦績を残しているが、今季のチームはここまでのリーグ戦2勝3分けとアンフィールドで思うような結果を残せておらず、わずかながらの不安要素に。また、今回の代表戦において多くの負傷者を出した点も気がかりだが、チャンピオンズリーグ(CL)ですでに首位通過を果たしており、週明けのポルト戦に控え、若手メンバーを送り込める点はプラスに働くはずだ。

一方、クラブ史上最悪となる開幕3試合連続無得点の3連敗と厳しい船出となったアーセナル(勝ち点20)だが、そこから6勝2分けの8戦無敗と見事な復活を遂げ、気付けばトップ4圏内と2ポイント差の5位にまで順位を上げてきた。直近の2試合ではDF冨安健洋やGKラムズデール、DFホワイトら守備陣の新戦力の活躍によってレスター・シティ、ワトフォード相手に2試合連続のクリーンシートを達成し、今季2度目の3連勝を飾っている。

これにより、前述の守備陣を中心にアルテタ監督率いる若きスカッドの評判はうなぎのぼりだが、この間の対戦相手はレスターを除き絶不調だったトッテナムを含め相手に恵まれた感も否めなくない。したがって、敵地アンフィールドでの今回のビッグマッチこそ、新生ガナーズがトップ4争いの真のコンテンダーになり得るかを計る試金石となる。
なお、今回の一戦ではリバプールにFW南野拓実、アーセナルに冨安が在籍しており、MF香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)とDF吉田麻也(サウサンプトン)、吉田とFW岡崎慎司(レスター)以来となる、3度目の日本人対決が期待される。

右サイドバックでレギュラーを務める冨安はコンディションに問題がなければ出場の可能性は高いが、南野は今季ここまでのリーグ戦出場が直近のブライトン戦、ウェストハム戦の2試合の短い途中出場に留まっている。現在、チームは中盤や前線に多くの負傷者が出ているが、わずか3枚の交代枠を巡る争いを制することができるか…。

◆リバプール◆
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:アリソン
DF:アレクサンダー=アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ツィミカス
MF:オックスレイド=チェンバレン、ファビーニョ、チアゴ
FW:サラー、ジョタ、マネ

負傷者:DFジョー・ゴメス、ロバートソン、MFナビ・ケイタ、エリオット、ミルナー、カーティス・ジョーンズ、ヘンダーソン、FWフィルミノ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては代表戦前に負傷したフィルミノやケイタらに加え、代表期間に負傷したロバートソン、ヘンダーソンらに欠場の可能性がある。その一方で、セネガル代表で肋骨を痛めたマネはプレー可能だ。

代表戦明けでコンディション面が読めずスタメン予想は困難だが、前述の11人の起用を予想。ロバートソンとヘンダーソンがプレー可能な場合、ツィミカスとオックスレイド=チェンバレン(チアゴ)に代わってスタメンに入る可能性が高い。また、マネがスタートから難しい場合はオリジか南野を左に置くか、オックスレイド=チェンバレンを9番で起用してジョタを左に回すことになる。

◆アーセナル◆
【4-2-3-1】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラムズデール
DF:冨安、ホワイト、ガブリエウ、ティアニー
MF:トーマス、サンビ・ロコンガ
MF:サカ、ラカゼット、スミス・ロウ
FW:オーバメヤン

負傷者:DFコラシナツ、MFジャカ、トーマス、FWオーバメヤン
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しては長期離脱中のジャカに加え、代表戦で負傷したコラシナツの欠場が確定。代表戦前に負傷したトーマス、軽傷を抱えるオーバメヤンに関してはトレーニングに復帰しており、起用可能な模様だ。

スタメンに関してはリバプール同様に代表戦明けのコンディションを考慮する必要があるが、前節のワトフォード戦をベースにヌーノ・タヴァレスとメイトランド=ナイルズ(サンビ・ロコンガ)に代わって、負傷明けのティアニーとトーマスの復帰を予想する。また、ガボン代表での負傷が報じられたオーバメヤンはトレーニングに復帰したものの、スタートからの起用が難しい場合はウーデゴール、ペペが代役を担い、ラカゼットが最前線に入る形になる。

★注目選手
◆リバプール:DFトレント・アレクサンダー=アーノルド
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リバプールの注目プレーヤーは今季プレミアリーグで最も多くのチャンスを作り出すDF。昨季はセンターバックに相次ぐ離脱者が出た影響もあり、攻守両面で難しいシーズンを過ごした23歳は、ケガの影響でイングランド代表でもユーロ2020のメンバーから外れる苦難を味わった。

しかし、今シーズンは頼れるディフェンスリーダーのファン・ダイクらの復帰に伴い、チーム全体の守備、ビルドアップの安定が図られた結果、昨季終盤戦から復調を示していたアレクサンダー=アーノルドの攻撃力が再び爆発。ここまで公式戦12試合で1ゴール7アシストと、2ゴール9アシストを記録した昨季の数字に早くも肉薄している。

とりわけ、今季は同じサイドでプレーするサラーが圧倒的なパフォーマンスを披露し、多くの相手守備者を引き付けることで、相手陣内でより自由にプレーすることが可能となっており、サイドの深い位置を取ってのマイナスのクロスに加え、ハーフスペースやより早いタイミングでのピンポイントクロスから多くの決定機を創出。攻撃面においてはほぼ完璧な活躍を見せている。

ただ、守備の局面においてはポジショニングや切り替えの部分で課題を見せており、とりわけ相手の右サイドからのクロスに対して、絞り切れずにマティプ(コナテ)の間に入られてピンチを招くシーンも少なくない。今回の対戦ではティアニーという同じ攻撃型のサイドバック、絶好調のスミス・ロウとのマッチアップに加え、左に流れる形が多い1トップのオーバメヤンがおり、自身の上がった背後を狙われるケースが想定される。その中でサラーと共に相手のサイドを押し込めつつ、周囲とうまく連携しながらリスク管理も徹底したい。

◆アーセナル:MFエミール・スミス・ロウ
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アーセナルの注目プレーヤーは絶好調の新10番。今季開幕前にはアストン・ビラ移籍の可能性が伝えられながらも、最終的に2026年までの新契約締結と共にメスト・エジルが背負っていた背番号10を託された21歳MF。そのクラブからの期待に応えるように、厳しい開幕3連敗の中でも生え抜きとしての気概を示すと、トッテナムとのダービーではチームを勝利に導く1ゴール1アシストの活躍を披露。さらに、直近のアストン・ビラ戦、レスター戦、ワトフォード戦では自身初の3試合連続ゴールで今季2度目の3連勝に導いた。

その活躍が認められ、今回の代表ウィークには追加招集ながら待望のイングランドのフル代表に初招集され、出場2試合目となったサンマリノ代表戦では待望の初ゴールも記録。同僚サカやグリーリッシュ、マウント、スターリング、フォーデンらライバルは強力も、来年のカタール・ワールドカップ出場に向けたスタートラインに立っている。

そして、心身ともに充実の状態で自身初のリバプール戦ではチームを勝利に導くエースの仕事が期待される。アウェイゲーム、地力の差を考えれば、対面のアレクサンダー=アーノルド、サラーという強力コンビを、ティアニーや味方セントラルMFとの連携で抑え込むことが優先事項。加えて、質の高い動き出しで相手守備に脅威を与える自身の特長を発揮し、攻撃の起点となると共に、個人としては4試合連続ゴールを狙いたい。
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【CLラウンド16プレビュー】公式戦13連勝のインテルに死角なし、不調アトレティコはホームアドバンテージに賭ける

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【CLラウンド16プレビュー】絶好調マレンが古巣に引導を渡すか、PSVの17季ぶり8強か

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、ドルトムントvsPSVが日本時間13日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグではFWマレンの恩返し弾で守勢のドルトムントが1-1の引き分けに持ち込んだ一戦だ。 3季ぶりのベスト8進出を目指すドルトムントは敵地での1stレグ、終始守勢の展開ながらFWマレンの恩返し弾で前半半ばに先制。後半序盤のPKによる被弾で引き分けていた。内容を考えれば十分な結果を手にしてホームに戻った中、直後のホッフェンハイム戦では打ち負けたものの、その後のウニオン・ベルリン戦、直近のブレーメン戦を制し、連勝として大一番を迎えた。まだまだ不安定な戦いが続いている状態だが、ブレーメン戦では復帰したFWサンチョに初ゴールが生まれ、絶好調を維持するマレンもゴールと、PSV戦に向けては勢いが付く結果に。テルジッチ監督の去就が不透明な中、雑音を一掃する勝利を手にできるか。 一方、2006-07シーズン以来、実に17季ぶりのベスト8進出を目指すPSVはドルトムント戦後、エールディビジで2勝1分け。2位フェイエノールトとの頂上決戦では2-2の引き分けに持ち込み、10ポイント差を付けている。元ドルトムント指揮官ボス監督の下で好調なシーズンを送り続けている中、FWファルファンらを擁したPSV黄金時代の成績に並ぶことはできるか。 <div style="text-align:center;">◆ドルトムント◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:コベル DF:リエルソン、ジューレ、フンメルス、マートセン MF:ジャン、ザビッツァー MF:マレン、ブラント、サンチョ FW:フュルクルク 負傷者:MFフェリックス・エンメチャ、FWアラー 出場停止者:DFシュロッターベック 主力センターバックのシュロッターベックが出場停止で欠場となる。代役は1stレグでPKを献上してしまったフンメルスが起用されるものと思われる。 <div style="text-align:center;">◆PSV◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_4_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ベニテス DF:ティーゼ、スハウテン、ボスカリ、デスト MF:サイバリ、フェールマン、ティルマン FW:バカヨコ、L・デ・ヨング、ロサーノ 負傷者:FWラング 出場停止者:なし 内容で上回っていた1stレグのスタメンがベースになるものと思われる。 ★注目選手 ◆FWジェイドン・サンチョ(ドルトムント) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 自身が出場した公式戦4試合連発中の絶好調マレンももちろん注目だが、ブレーメン戦で復帰後初弾を決めたサンチョに注目したい。ブレーメン戦ではロングカウンターの流れから長い距離を持ち上がってドリブルシュートを決めたサンチョ。ユナイテッドでは泣かず飛ばずだった中、復帰したドルトムントでは持ち味をしっかりと発揮している。自身をトッププレーヤーに引き上げたドルトムントに恩を返すためにもベスト8に導きたい。 ◆FWイルビング・ロサーノ(PSV) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240312_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するPSVの注目選手にはロサーノを挙げたい。ナポリから復帰したメキシコ代表ウインガーは、1stレグにおいてドルトムントを最も翻弄していた存在だった。打ち合いとなる可能性がある中、ロサーノのドリブル突破で左サイドを打開し、主砲デ・ヨングに良質なクロスを供給したい。 2024.03.13 18:00 Wed

【CLラウンド16プレビュー】アーセナルが攻撃改善で逆転か、ポルトがしたたかに逃げ切るか…

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、アーセナルvsポルトが、日本時間12日29:00にアーセナル・スタジアムでキックオフされる。ホームで逆転狙うアーセナルと敵地でしたたかに逃げ切りを図るポルトによる、8強入りを懸けた重要な第2ラウンドだ。 先月21日にエスタディオ・ド・ドラゴンで行われた1stレグは、ホームのポルトが1-0で先勝した。戦前はリーグ戦で大量ゴールを挙げているアーセナルが圧倒する展開が予想されたが、蓋を開けてみれば中盤での攻防がメインの堅い展開に。そういった中、組織的な守備で相手の攻撃を封じ切ったポルトが、試合終了間際にガレーノが決めた見事なミドルシュートによって土壇場で先制点を奪取。劇的な形でアドバンテージを手にした。 0-1という結果に加えて、枠内シュート0本という厳しい内容での完敗となったアーセナル。それでも、以降のリーグ戦ではきっちり3連勝を飾って三つ巴の争いにおいてプレミアリーグ首位に浮上した。中2日で臨んだニューカッスル戦の4-1での圧倒、敵地で前半に5ゴールを叩き込み6-0で圧勝したシェフィールド・ユナイテッド戦、後半終盤のハヴァーツのゴールで勝ち切ったブレントフォード戦と、いずれも価値のある勝ち方を収めており、今回の大一番に弾みを付けている。 一方、コンセイソン監督の授けた戦術プランをピッチ上の選手たちが見事に遂行して先勝に成功したポルト。以降の国内リーグではCL直後のジル・ヴィセンテ戦こそ1-1のドローで終えたが、以降はきっちり2連勝を飾った。とりわけ、ベンフィカ戦ではガレーノの2ゴールを皮切りに5点を挙げた上、相手のシュートを3本に抑える完勝を収めており、敵地でベスト8進出を目指す大一番へ良い仕上がりを見せている。これまで対アーセナルのアウェイ戦では3連敗且つ1点も取ることができていないが、前回対戦同様に相手を0点に抑え込めれば突破が可能なだけに後ろに重くなり過ぎずに、したたかに逃げ切りを図りたい。 ◆アーセナル◆ 【4-3-3】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ラヤ DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ MF:ウーデゴール、ジョルジーニョ、ライス FW:サカ、ハヴァーツ、トロサール 負傷者:DFティンバー、FWマルティネッリ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては冨安健洋やトーマス、ジンチェンコらが復帰の可能性が高い一方、マルティネッリは依然として微妙な状況だ。 スタメンはジンチェンコが戦列に復帰した左サイドバックの人選、ガブリエウ・ジェズスの起用法に注目したい。ジンチェンコがスタートからプレーするか、キヴィオルをスタートから起用して勝負所で起用することになるのか。一方、ジェズスの起用法に関してはスタートから左ウイング、センターフォワードで起用するか、ジョーカーとして途中投入するか。 ◆ポルト◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ジオゴ・コスタ DF:ジョアン・マリオ、ペペ、オタヴィオ、ヴェンデウ MF:バレラ、ニコ・ゴンサレス MF:コンセイソン、ペペー、ガレーノ FW:エヴァニウソン 負傷者:DFマルカノ、サヌシ、FWタレミ 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては前回対戦と変わらず、前述の3選手が欠場となる。 スタメンは各選手のコンディションに問題がなければ、前回対戦と同じメンバーで臨む可能性が高い。 ★注目選手 ◆アーセナル:MFカイ・ハヴァーツ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 直近リーグ4戦連発の勢いで今季CL2点目を狙う。昨夏、ライスと共に高額な移籍金での加入となった24歳のドイツ代表アタッカー。新天地ではインサイドハーフ、センターフォワードを主戦場にプレー。シーズン序盤は予てより課題の決定力に加え、新天地の戦術への順応に苦戦。開幕から存在感を示したライスと明暗分かれる形となった。 それでも、アルテタ監督の献身的なサポート、自身のたゆまぬ努力によって後半戦に入って存在感を示し始めると、直近のリーグ戦では4試合連続ゴールに2アシストと見事なパフォーマンスでチームの攻撃を牽引。ニューカッスル戦、ブレントフォード戦では決勝点も記録している。 CLでは経験不足を露呈する場面も少なくないチームにおいて、ジョルジーニョと共に優勝を経験するハヴァーツの存在は貴重であり、再び痺れる展開が予想される今回の一戦ではブレントフォード戦同様に勝敗に直結する決定的な仕事を期待したい。 ◆ポルト:MFアラン・バレラ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240311_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍動の前回対戦同様の活躍を。逃げ切りを図るアウェイゲームにおいて、中盤のフィルター役としてフル稼働の活躍が求められる22歳のアルゼンチン人MFがポルトのキーマンだ。 アルゼンチン屈指の名門ボカ・ジュニアーズの下部組織育ちの守備的MFは、2021シーズンから3シーズンに渡って主力として活躍。昨夏、総額1100万ユーロと言われる移籍金でポルトガル屈指の名門に加入した。その新天地ではここまで公式戦31試合に出場するなど、早くも主力として活躍。リバプールやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティといったメガクラブのスカウトも注目する逸材だ。 ボカ時代から定評がある卓越した戦術眼と安定した技術、機動力を武器に中盤の繋ぎ役として存在感を示す一方、コンセイソン監督の下で磨きをかける守備面の攻撃も著しく、アーセナルとの前回対戦では安定した対人対応、カバーリング、狙いを持ったインターセプトと後者の貢献が印象的だった。 守勢が見込まれる敵地での一戦では前回対戦同様に気の利く守備で全体のバランスを整えつつ、アーセナルの組織的なプレスをいなしてカウンターの起点としての役割が期待されるところだ。 2024.03.12 18:30 Tue

【CLラウンド16プレビュー】好調維持のバルセロナと復調気配のナポリ、勝ち上がるのは?

チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグ、バルセロナvsナポリが日本時間12日29:00にキックオフされる。3週間前に行われた1stレグでは両主砲のゴールにより1-1のドローに終わっていた一戦だ。 敵地での1stレグを優勢に運んだ中、FWレヴァンドフスキのゴールで後半序盤に先手を取ったバルセロナ。一瞬の隙を突かれて追いつかれる形の、悔やまれる引き分けに終わったが、その後のラ・リーガでは2勝1分けで公式戦8試合負けなしと良好なチーム状態を保っている。調子を取り戻していたMFペドリが今季三度目の離脱となったのは痛いが、直近のマジョルカ戦ではFWヤマルがゴラッソで決勝弾、DFクバルシが無失点に貢献と若手がチームを引っ張っている点は頼もしい限りだ。チャビ監督が登用した若手たちが着実に結果を残している中、4季ぶりベスト8進出で更なる自信を手にしたい。 一方、スパレッティ監督の元副官であるカルツォーナ監督の初陣となった1stレグを主砲FWオシムヘンの個人技による同点弾で引き分けに持ち込んだナポリ。その後のセリエAでは2勝2分けと負けなしで、とりわけサッスオーロ戦では今季最多の6ゴールをマーク。そしてユベントスにも競り勝ち、昨季を彷彿とさせるような攻撃力を取り戻しつつある。タイミング的には申し分ない中でのバルセロナ戦、昨季の初ベスト8進出に続く8強入りを果たせるか。 <div style="text-align:center;">◆バルセロナ◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_5_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:テア・シュテーゲン DF:クンデ、アラウホ、クバルシ、カンセロ MF:ハフィーニャ、クリステンセン、ギュンドアン FW:ヤマル、レヴァンドフスキ、フェリックス 負傷者:DFバルデ、、MFペドリ、デ・ヨング、ガビ、FWフェラン・トーレス 出場停止者:なし フェラン・トーレスに復帰の可能性があったが、見送られた。ウノセロ勝利とした直近のマジョルカ戦のスタメンがベースになるものと思われる。ベンチスタートで温存されたレヴァンドフスキ、出場停止だったアラウホは先発に戻ることが確実だ。 <div style="text-align:center;">◆ナポリ◆ 【4-3-3】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_5_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:メレト DF:ディ・ロフェンツォ、ラフマニ、ファン・ジェズス、マリオ・ルイ MF:アンギサ、ロボツカ、ジエリンスキ FW:ポリターノ、オシムヘン、クワラツヘリア 負傷者:なし 出場停止者:なし 序列が落ちているジエリンスキではなくトラオレが先発の可能性も。左サイドバックはオリベラが入る可能性がある。 ★注目選手 ◆FWラミン・ヤマル(バルセロナ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バルセロナの注目選手にはヤマルを挙げたい。直近のマジョルカ戦では守備に徹してきた相手に対し、終盤に個人技でゴールをこじ開け勝利に導いた。タイトなスペースでも打開でき、正確なフィニッシュワークでゴールも陥れることが可能と、16歳にして完成度の高いアタッカーだ。対面するナポリの左サイドバックはマリオ・ルイにしてもオリベラにしても攻撃に特長のあるサイドバックで、やや守備に難を抱える。ヤマルがこのエリアを制すことができればバルセロナ突破の可能性が高まっていくはずだ。 ◆FWクヴィチャ・クワラツヘリア(ナポリ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240310_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 一方、ナポリの注目選手にはクワラツヘリアを挙げたい。今季は鮮烈に名を揚げた昨季ほどのインパクトこそないものの、カルツォーナ監督就任後はパフォーマンスが明らかに向上している。セリエAではここ3試合で4ゴールを挙げ、昨季に続く二桁ゴールを達成した。昨季の良いイメージを取り戻しつつある中、バルセロナ相手にも躍動できるかがナポリの突破に大きく影響しそうだ。 2024.03.12 18:00 Tue
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