【プレミアリーグ第10節プレビュー】レスターvsアーセナルにスパーズvsユナイテッド、第2集団が上位進出をかけて激突!

前節は首位を走るチェルシーが最下位ノリッジ相手に今季最多の7ゴールの圧勝劇を披露した一方、リバプールもマンチェスター・ユナイテッドに5ゴール大勝と、こちらも衝撃を与える一戦となった。

この両チームにマンチェスター・シティを含めた3強の構図が早くも固まってきた中、今節は第2集団を走るクラブ同士が上位進出をかけて激突する。

まずは9位レスターvs10位アーセナル。共に勝ち点14で並び、前節はそれぞれブレントフォード、アストン・ビラと難敵を下して勝利を収めている。両者のプレミアリーグでの対戦は、1995年から2018年にかけてはアーセナルの22戦無敗だったが、ここ7試合に限っては4勝1分け2敗でレスターに軍配が上がっている。
注目は両クラブが誇るエースストライカー。早くも7得点を記録しているレスターのヴァーディは、アーセナル戦通算11ゴールと、現在のプレミアリーグ所属選手の中ではトップの数字を持つ。対して、アーセナルのオーバメヤンはここまで4ゴールだが、直近6試合で4ゴール1アシストと徐々にエンジンが温まってきた印象。ただ、それらは全てホームでの記録。アウェイ戦では5月のニューカッスル戦以降ゴールがなく、今節は汚名返上もかけた一戦となる。

もうひと試合は6位トッテナムと7位ユナイテッドの対決。前節は互いに敗戦を喫した両チーム。直近5試合の対戦は3勝1分け1敗でユナイテッドが優勢だ。トッテナムは、プレミアリーグにおいて対ユナイテッドが最も黒星が付いている試合で、通算では36回敗れている。だが、そんな難敵に一矢報いることができるとすればソン・フンミンだ。昨季のユナイテッド戦2試合で4ゴールに直接関与しており、2ゴール1アシストを記録した昨年10月の一戦ではトッテナムが6ゴールの圧勝を収めている。一方、ユナイテッドではクリスティアーノ・ロナウドがリーグ戦ここ4試合は不発。レアル・マドリー在籍時の2017年11月以来のワースト記録となっている。なお、5試合連続無得点となれば、ノーゴールが9試合続いた2008年11月から2009年1月以来のこととなる。

そして、優勝へ邁進し続ける上位陣。首位のチェルシーはニューカッスルとアウェイで対戦する。近年のプレミアリーグを牽引してきたリバプールとシティを抑えて首位に立つチェルシーが誇るべきはスコアラーの豊富さ。前節のノリッジ戦で得点を荒稼ぎしたこともあり早くも14人に上り、開幕9試合では最速記録となる。なお、ニューカッスル戦はここ6試合で5勝。勝てばトゥヘル体制2度目のリーグ戦4連勝となるが、2月の4連勝の際にもニューカッスルはその餌食となっていた。

2位のリバプールはブライトンをホームに迎え撃つ。前節のユナイテッド戦、そして前々節のワトフォード戦ともに5得点を記録しているが、プレミアリーグにおいて5点差以上で3連勝したケースは2010年のチェルシー、2017年のシティのみ。勝てば快挙となるが、ブライトンとは昨季は1分け1敗で、アンフィールドで敗れている。また、前節のシティ戦を見ると、現在5位につけるシーガルズの強さは本物。一筋縄ではいかない相手だ。

そのブライトンに4発快勝の結果を得たシティの相手はクリスタル・パレス。グアルディオラ監督にとってプレミアリーグ200試合目の節目となる。その戦績は146勝25分け28敗となっており、すでに最初の200試合において歴代監督の中で最も白星を並べている。今節は現地時間で土曜日の15時開催となるが、シティは同様の条件で行われた過去50試合で43勝6分け1敗と凄まじい勝率を記録している。しかし2018年12月、唯一の黒星をつけたのがクリスタル・パレスだった。

◆プレミアリーグ第10節
▽10/30(土)
《20:30》
レスター・シティ vs アーセナル
《23:00》
バーンリー vs ブレントフォード
リバプール vs ブライトン
マンチェスター・シティ vs クリスタル・パレス
ニューカッスル vs チェルシー
ワトフォード vs サウサンプトン
《25:30》
トッテナム vs マンチェスター・ユナイテッド

▽10/31(日)
《23:00》
ノリッジ vs リーズ・ユナイテッド
《25:30》
アストン・ビラ vs ウェストハム

▽11/1(月)
ウォルバーハンプトン vs エバートン