仏5クラブがクーデターで国内に缶詰めのギニア代表選手の帰還に向けタッグ! 外交のスペシャリストが尽力

2021.09.07 23:02 Tue
Getty Images
フランスの5クラブが所属するギニア代表選手のフランス帰還に向けて協力体制を取っていたようだ。フランス『レキップ』が報じている。

国際サッカー連盟(FIFA)は5日、翌日に行われる予定だったカタール・ワールドカップ(W杯)アフリカ2次予選グループI第2節のギニア代表vsモロッコ代表の試合を延期すると発表。

ギニア国内では5日に政府の解散を求めた軍の特殊部隊によるクーデターが勃発。試合が行われる予定だった首都コナクリにある大統領官邸付近で銃撃戦が起こっており、非常に不安定な情勢からFIFAとアフリカサッカー連盟(CAF)が延期の決断を下した。
そして、ギニア代表の選手たちは戦闘のあったコナクリとは少し離れた場所に滞在していたことで無事安全が確保。その一方、宿泊先に缶詰め状態にあり、早期の国内脱出は困難と思われていた。

そういった中、所属選手のフランス帰還に向けて動いたのが、トゥールーズ(イシアガ・シラ)、サンテチェンヌ(セイドゥ・ソウ)、ソショー(フロランタン・ポグバ)、ナント(アブドゥライ・シラ)、クレルモン(モハメド・バヨ)の5クラブだ。
5クラブの代表者は所属する5選手を今週末の試合までにフランスに帰還させるべく、クレルモンのアドバイザーであり、過去にFIFAで役員を務めた外交のスペシャリスト、ジェローム・シャンパーニュ氏(写真)を中心に『Whatsapp』のグループを立ち上げた。

そして、前述の代表者たちはギニアのフランス大使館、フランス大統領府、首相府、リーグ1の当局と連絡を取り合いながらフライトをすぐさま手配。そして、フライトの許可が下りた6日夜に5選手は無事にギニアを出国することになった。

なお、5クラブの代表者はその他のギニア代表選手を抱えるクラブとも連絡を取り合っており、同様の方法で選手たちは所属クラブに無事帰れる見込みだという。

リーグ・アンの関連記事

スタッド・レンヌは15日、スポーツディレクター(SD)を務めていたフレデリック・マッサーラ氏の退任を発表した。 マッサーラ氏は、現役時代はトリノやペスカーラ、パレルモなどイタリアのクラブでプレー。引退後はベネヴェント、ペスカーラでアシスタントコーチを務めるなどした中、2008年7月にはパレルモで監督に就任。201 2025.05.16 14:20 Fri
元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(33)の2度目のリヨン退団が決定した。 生まれ故郷の名門リヨンの下部組織出身でプロキャリアもスタートしたラカゼットは、2017年7月にアーセナルへと完全移籍。その後、2022年7月に古巣帰還を果たし、以降は頼れるエースとキャプテンとしてパリ・サンジェルマンらライバルの 2025.05.15 23:00 Thu
残留懸かるリーグ・アン最終節のリール戦を前に、スタッド・ランスは前線に大きな不安を抱えている。フランス『レキップ』が伝えている 前節、17位のサンテチェンヌとの残留争い直接対決で0-2の敗戦を喫した14位のランス(勝ち点33)。自動降格圏内のサンテチェンヌ(勝ち点30)とは3ポイント差も、得失点差で「21」の差が 2025.05.15 22:03 Thu
パリ・サンジェルマン(PSG)が、ドルトムントのギニア代表FWセール・ギラシー(29)を今夏のトップターゲットに定めたようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。 昨シーズンのシュツットガルトでブンデスリーガ28試合28ゴールと驚異的な決定力を発揮し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得の立役者となったギ 2025.05.15 19:30 Thu
モナコは14日、今季限りでバイエルンを退団する元イングランド代表DFエリック・ダイアー(31)の来季加入を発表した。契約期間は2028年6月までの3年となっている。 ダイアーは2024年1月にトッテナムからバイエルンにレンタル移籍。今季は完全移籍に切り替わった中、公式戦27試合出場3ゴール1アシストを記録。 2025.05.15 08:00 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly