ガンで闘病中のウィガンサポーターと同名のアヒル、勘違いから生まれた心温まるエピソード
2021.08.30 22:45 Mon
EFLリーグ1(イングランド3部)に所属するウィガンは、28日のポーツマス戦で先日この世を去ったあるサポーターに向けた追悼を行った。ハーフタイムにはホームのDWスタジアムの大型ビジョンにてその姿を紹介。だが、そこに映し出されたのは人物ではない。『安らかに』メッセージとともに紹介されたのは、驚くべきことに1羽のアヒルだった。
事の発端はあるウィガンサポーターがメッセージアプリ『WhatsAPP』で「キースが死んだ」とつぶやいたことだ。このアヒルの名前はキースなのだが、それとは別に、ガンで闘病中のウィガンサポーターにもキースという名前の人物がいた。
勘違いだということはクラブも当然気づいたことだろう。だが、人と暮らす動物は、もはやペットではなく家族だ。クラブもそう考えたかまでは定かではないが、『キース』の追悼を行ったのだ。
さらに、心温まることに、スタジアムに訪れたファンもスタンディングオベーションで『キース』に哀悼の意を表したのだ。
傍目には勘違いから始まった珍妙なエピソードに見えるかもしれない。だが、ウィガンのサポーターにとっては忘れられない1日になったことだろう。
事の発端はあるウィガンサポーターがメッセージアプリ『WhatsAPP』で「キースが死んだ」とつぶやいたことだ。このアヒルの名前はキースなのだが、それとは別に、ガンで闘病中のウィガンサポーターにもキースという名前の人物がいた。
さらに、心温まることに、スタジアムに訪れたファンもスタンディングオベーションで『キース』に哀悼の意を表したのだ。
試合も1-0で勝利し、ウィガンのキャプテンは「この勝利をキースに捧げる」とコメント。あるサポーターは「高く飛び叫べ友よ」とSNSで綴り、クラブは試合後、人間の『キース』を次のホームゲームでホスピタリティボックスに招待するとツイートした。
傍目には勘違いから始まった珍妙なエピソードに見えるかもしれない。だが、ウィガンのサポーターにとっては忘れられない1日になったことだろう。
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