C大阪が加藤&松本の2ゴールなど5発快勝! GS突破に王手《ACL2021》

2021.07.06 21:34 Tue
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セレッソ大阪は6日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループJ第5節で広州FC(中国)とタイのブリーラム・スタジアムで対戦し、5-0で勝利した。

前節のスタメンから西尾以外の10人を変更したC大阪。[4-4-2]のフォーメーションを採用し、GKにダン・バン・ラム、最終ラインは右から喜田、西尾、瀬古、小池が並び、2列目には右から松田力、松本、藤田、高木、最前線には山田と加藤が起用された。

立ち上がりからC大阪が試合の主導権を握る。センターバックとボランチの4人でボールを回しつつ、左サイドバックの小池を高い位置に進出させ、そちらのサイドから相手ゴールへと迫って行く。広州FCのビルドアップに対しては中盤でマンツーマン気味にマークをして、局所の1対1で選手の質の差を利用してボールを狩り取っていた。
そして開始9分に早速この試合初めての決定機を迎える。高木のクロスに逆サイドの松田力がペナルティエリア内で頭で合わせるも、ボールはクロスバー直撃。惜しくも先制点とはならなかった。

その後も左サイドから攻撃の起点を作るC大阪。小池、藤田、高木の3人によるコンビネーションでの崩しや、シンプルな高木の裏抜けなど多彩な攻撃パターンで広州FCのゴールへと向かっていく。30分には、相手陣内で藤田がインターセプトに成功してショートカウンターを仕掛ける。最後は松田力がペナルティエリア内で余裕を持ってシュートを打つもボールはゴール上へ。
決定機を決められない時間が続いたC大阪だが、33分に待望の先制点を奪う。右サイドを縦に突破した松田力がクロスを上げると、ペナルティエリア中央で待っていたのは加藤。難しい態勢でのシュートだったが、バウンドに上手くタイミングを合わせてゴールネットを揺らした。

1-0で試合を折り返した50分、相手のロングパスにGKダン・バン・ラムが飛び出してクリアしようとするも、処理したボールが相手に渡ってしまう。幸いにもシュートは枠の左に大きく外れたが、後半開始早々ヒヤリとする場面に。

しかしその3分後、カウンターから追加点を奪うことに成功。左サイドのタッチライン際にいた高木をサイドバックの小池が追い越し、ペナルティエリア左でボールをもらってマイナスのクロスを松本に送ると、ゴール右隅に豪快に蹴り込んだ。

余裕を持った試合運びを見せるC大阪は、67分にCKから3点目を決める。小池の正確なキックに後半から投入されたチアゴがドンピシャでヘディングすると、ボールはGKジャン・ジアンジの届かないところに突き刺さった。

そして、リードを3点に広げてから5分と経たないうちに勢いを止めることなく4点目を奪う。相手のクリアボールを藤田が拾い、松田力につなぐと裏へ抜け出した松本に絶妙なスルーパス。ペナルティエリア左で受けた松本は冷静に流し込み、自身2点目を決めた。

試合終盤になると、両チームの選手に疲労が蓄積されて互いのゴールを行き来するような展開に。82分にはC大阪が自陣からカウンターを仕掛けようとしたところを奪われ、逆にピンチを招いてしまう。右サイドからドリブルで侵入を許し、ペナルティエリア中央でシュートを打たれるが、ゴール右に外れて事なきを得た。

しかし後半アディショナルタイム2分には、最終ライン裏に抜け出した加藤がGKジャン・ジアンジをかわしてリードを5点に広げる。松本に続いてこちらも1試合2得点となった。

後半に危険なシーンがいくつかあったC大阪だが、結果的には5-0の快勝。次節のキッチー戦で引き分け以上でグループステージ突破が確定するが、同日6日に行われるポートFCvsキッチーでキッチーが負けた場合は、1試合を残してC大阪の決勝トーナメント進出が決まる。

セレッソ大阪 5-0 広州FC
【セレッソ大阪】
加藤陸次樹(前33)
松本泰志(後8)
チアゴ(後22)
松本泰志(後27)
加藤陸次樹(後47)

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【ルヴァンカップ2回戦まとめ】J1最下位の王者・名古屋がPK戦でJ2富山に敗れる波乱! 5試合が延長戦までもつれる激闘に

16日、YBCルヴァンカップ2回戦の6試合が各地で行われ、5試合が延長戦にもつれ込む波乱の展開となった。 <h3>【RB大宮vsFC東京】延長戦にもつれ込むもマルセロ・ヒアンのハットが炸裂</h3> J2で2位につけるRB大宮アルディージャとJ1のFC東京の対戦。試合は互いに攻め合う展開となるもゴールが生まれず。RB大宮は前半終了直前に富山貴光がFKからのクロスをヘッドで合わせてネットを揺らすが、これはオフサイドで取り消された。 すると後半に入りFC東京が先制。56分に右サイドからの東慶悟のクロスを小泉慶がボックス内で胸で落とすと、長友佑都がダイレクトでクロス。これをマルセロ・ヒアンが合わせて先制した。 RB大宮はなかなかゴールを奪うことができず、敗れるかと思われたが、82分にスペースに抜け出したオリオラ・サンデーがボックス内左からクロスを入れると、動き直した杉本健勇がヘッドで決めて同点に。延長戦いに入った中、98分にはパスカットした高宇洋のスルーパスにマルセロ・ヒアンが反応すると、GK加藤有輝もかわしてゴール。FC東京が勝ち越すと、延長前半アディショナルタイムには橋本拳人の自陣からのロングフィードにオフサイド気味のタイミングで飛び出たマルセロ・ヒアンが反応。そのまま決めて、ハットトリックを達成し、1-3でRB大宮を下した。 <h3>【富山vs名古屋】PKまでもつれた試合は富山に軍配!</h3> J2で11位のカターレ富山とJ1最下位の名古屋グランパスの一戦。全くリーグ戦で良いところのない名古屋は、格下相手に苦しい戦いを強いられることとなる。 試合は名古屋がペースを握るもゴールが生まれず。徐々に富山が押し込む展開へと推移すると、90分を終えてゴールレス。延長戦に入ると、延長前半9分に富山が波状攻撃。GKピサノアレクサンドレ幸冬堀尾のセーブで凌いだかと思われたが、こぼれ球を拾われ、最後は布施谷翔のクロスを武颯が頭で決め、富山が先制する。 負けられない名古屋はすぐに反撃。延長前半11分にマテウス・カストロが一矢報いて同点とするがPK戦へ。そのPK戦は富山1人目の武が失敗するが、名古屋は4人目の宮大樹、7人目の佐藤瑶大と両CBが失敗し、まさかの敗退となった。 <h3>【今治vsC大阪】今治は一時逆転も、延長で力尽きる</h3> J2初昇格ながら4位につけるFC今治と、J1で14位のセレッソ大阪の戦い。この試合は思わぬ撃ち合いとなった。 まずは12分、ハーフウェーライン付近でパスを受けたヴィトール・ブエノがドリブルで持ち出し右サイドへ展開。ボックス内右でパスを受けたジャルンサックウォンコーンの折り返しを、ヴィトール・ブエノがダイレクトで蹴り込んだ。さらに15分、柴山昌也が左サイドを仕掛けるとクロスをジャルンサックウォンコーンが合わせて一気に2点を奪う。 2点ビハインドとなった今治だったが32分に左CKから竹内悠力がヘッドで決めて1点を返すと、34分には相手のミスからクロスを入れると、GKが倒してPKを獲得。藤岡浩介がしっかりと決めて同点に追いつく。 2-2で迎えた後半、48分には相手のパスを奪うと、左からのクロスをファーサイド市原亮太が頭で折り返し、最後は日野友貴がダイビングヘッドで合わせ逆転に成功する。 今治はこのまま逃げきれるかと思われたが、80分にボックス内でヴィトール・ブエノを 西袋裕太が倒してPK。香川真司がしっかりと決めて、3-3に追いつき延長戦に突入した。 その延長戦では今治も粘りを見せてゴールを許さないまま進んでいったが、118分に左サイドを崩されると、最後はクリアボールを後方から走り込んだ奥田勇斗が低空ミドルを沈めて勝負あり。C大阪が3-4でなんとか勝利を収めた。 その他、延長戦にもつれ込んだ試合では東京ヴェルディがブラウブリッツ秋田を1-2で下し3回戦へ。ガンバ大阪も水戸ホーリーホックに1-0で勝利した。また、J1首位のアビスパ福岡は、J3の栃木SCと対戦し、1-2で勝利。J3の福島ユナイテッドFCとJ1の柏レイソルの試合は、福島が2点差を追いつくも、柏がなんとか勝ち越して勝利を収めた。 <h3>◆YBCルヴァンカップ2回戦</h3> ▽4/16(水) ブラウブリッツ秋田(J2) 1-2 東京ヴェルディ(J1) 【秋田】 石田凌太郎(前33) 【東京V】 木村勇大(後45+2) 福田湧矢(延後13) 福島ユナイテッドFC(J3) 2-3 柏レイソル(J1) 【福島】 矢島輝一(前45、前45+2) 【柏】 ジエゴ(前5) 戸嶋祥郎(前19) 渡井理己(後38) 水戸ホーリーホック(J2) 0-1 ガンバ大阪(J1) 【G大阪】 ファン・アラーノ(延前4) 栃木SC(J3) 1-2 アビスパ福岡(J1) 【栃木SC】 屋宜和真(後26) 【福岡】 佐藤颯之介(前4) 紺野和也(後36) RB大宮アルディージャ(J2) 1-3 FC東京(J1) 【RB大宮】 杉本健勇(後27) 【FC東京】 マルセロ・ヒアン(後11、延前8、延前15+1) カターレ富山(J2) 1-1(PK:6-5) 名古屋グランパス(J1) 【富山】 武颯(延前9) 【名古屋】 マテウス・カストロ(延前11) FC今治(J2) 3-4 セレッソ大阪(J1) 【今治】 竹内悠力(前32) 藤岡浩介(前34) 日野友貴(後3) 【C大阪】 ヴィトール・ブエノ(前12) ジャルンサック・ウォンコーン(前15) 奥田勇斗(後14) 香川真司(後35) ギラヴァンツ北九州(J3) 1-2 横浜FC(J1) 【北九州】 渡邉颯太(後7) 【横浜FC】 駒沢直哉(前11) オウンゴール(後4) ▽4/9(水) モンテディオ山形(J2) 0-1 京都サンガF.C.(J1) 【京都】 永田倖大(前45+1) ヴァンフォーレ甲府(J2) 0-1 FC町田ゼルビア(J1) 【町田】 仙頭啓矢(前45+2) 松本山雅FC(J3) 0-2 アルビレックス新潟 【新潟】 笠井佳祐(前19) 奥村仁(後18) ジュビロ磐田(J2) 2-1 清水エスパルス(J1) 【磐田】 川﨑一輝(後8) リカルド・グラッサ(後35) 【清水】 アフメド・アフメドフ(前1) レノファ山口FC(J2) 1-1(PK:5-3) 鹿島アントラーズ(J1) 【山口】 小澤亮太(後19) 【鹿島】 師岡柊生(後36) V・ファーレン長崎(J2) 1-2 湘南ベルマーレ(J1) 【長崎】 七牟禮蒼杜(後19) 【湘南】 ルイス・フェリッピ(前34) 鈴木章斗(延前13) 2025.04.16 22:30 Wed

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