【ELプレビュー】ユナイテッド&アーセナルは先勝なるか? 4強懸けた注目の初戦!
2021.04.08 19:00 Thu
ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグが8日に開催される。ベスト4進出を懸けた4つのビッグマッチの見どころを紹介していく。
◆準々決勝1stレグ◆
▽4/8(木)
《28:00》
グラナダ vs マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル vs スラビア・プラハ
アヤックス vs ローマ
ディナモ・ザグレブ vs ビジャレアル
★ユナイテッドがスペイン勢連破狙う

2016-17シーズン以来2度目のEL制覇を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、ヨーロッパのコンペティション初出場ながら快進撃を見せるグラナダを相手に4強進出を目指す。
パリ・サンジェルマン、RBライプツィヒに屈してチャンピオンズリーグ(CL)から敗退したユナイテッドは、今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではレアル・ソシエダに格の違いを見せつけると、前ラウンドではミランとの優勝候補同士の白熱の2試合を見事に制して、優勝候補筆頭に相応しい勝ち上がりを見せた。
ミラン戦後はFAカップでレスター・シティに完敗し準々決勝敗退となったが、直近のリーグ戦ではブライトンとの接戦を2-1で勝ち切ってバウンスバックに成功。絶好調のマンチェスター・シティを前に逆転でのリーグ制覇は難しいものの、2位の座を守っている。
一方、今大会初出場ながらもグループステージを2位通過したグラナダは、ラウンド32で優勝候補ナポリを撃破する番狂わせを起こした。さらに、EL常連のノルウェー王者モルデとの前ラウンドもFWソルダード、FWモリーナのベテランストライカー揃い踏みの活躍で勝ち切ってベスト8進出を果たしている。
リーグ戦ではバルセロナやレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーというメガクラブと対戦しており、格上との対戦は慣れているが、ユナイテッドの前線のスピードとフィジカルへの対応が今大会2度目の番狂わせを起こすカギになりそうだ。
★崖っぷちのガナーズがバウンスバック図る

ユナイテッドと同様に優勝候補に挙がる一昨季のファイナリストであるアーセナルは、チェコ王者のスラビア・プラハを相手にベスト4進出を目指す。
グループステージを唯一の全勝で突破したチームは強豪対決となったベンフィカとのラウンド32を劇的な逆転で突破。さらに、昨季の対戦で敗れたオリンピアコスとの前ラウンドでは、ホーム開催の2ndレグで今大会初黒星を喫するも、敵地での1stレグでの3-1のアドバンテージを生かして逃げ切り、順当に準々決勝の舞台にたどり着いた。
ELでは安定した戦いぶりを見せるアーセナルだが、プレミアリーグではトップ4圏内と10ポイント差の10位に低迷しており、逆転での来季CL出場権獲得は絶望的に。そのため、来季に向けて今大会の重要度が非常に高まっている。直近のリバプール戦での0-3の完敗によって公式戦3戦未勝利とチーム状態は下降気味だが、今回のホームゲームでバウンスバックを図る。DFダビド・ルイスやDFティアニー、MFウーデゴールと一部主力を負傷で欠くことになるが、FWサカ、MFスミス・ロウ、MFジャカの戦列復帰は追い風となるはずだ。
一方、対戦相手のスラビア・プラハはグループステージを2位通過も、決勝トーナメントではレスター・シティ、レンジャーズと格上と思われたイギリス勢2チームを続けて撃破。今大会の台風の目となりつつある。
アーセナルとのタレント差は歴然も、チェコ代表の数選手を軸に組織的且つ攻守両面で戦える選手が揃っている。また、首位を快走する国内リーグで見せている勝負強さが自信喪失気味の相手との戦いにおいて優位性をもたらすはずだ。
なお、今回の初戦は出場停止で欠場となるが、前ラウンドのレンジャーズ戦で人種差別発言疑惑がかけられたスラビア・プラハDFクデラが揉めた相手のMFグレン・カマラは元アーセナルユースということもあり、その一件がアーセナル陣営に新たなモチベーションを与える可能性もありそうだ。
★今ラウンド屈指の好カード

前述の優勝候補2チームが比較的与しやすい相手との対戦となったことで、今ラウンド屈指の好カードとなったのが、アヤックスvsローマによる名門対決。
CLグループステージでリバプール、アタランタに屈したアヤックスは今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではフランスリーグで首位に立つリール、ラウンド16ではスイス王者のヤング・ボーイズをいずれも連勝で撃破し、準優勝した2016-17シーズン以来のベスト8進出を果たした。また、首位を快走する国内リーグを含め、チームは昨年12月初旬のアタランタ戦の敗戦以降、公式戦24試合無敗(21勝3分け)と抜群の安定感を誇っている。
今回の一戦に向けてはディフェンスリーダーのDFブリントの長期離脱に加え、守護神オナナ(ドーピング違反)、古巣対戦のGKステケレンブルフ(ヒザの負傷)の不在によって若手GKスヘルペンのスクランブル起用を余儀なくされる守備に若干の不安を残す。そのため、FWタディッチ、FWネレスを中心とする自慢の攻撃陣の活躍が先勝のカギを握ることになりそうだ。
一方、グループステージからの参戦となったローマはグループAを危なげなく首位で通過すると、決勝トーナメントではフォンセカ監督の古巣であるブラガ、シャフタールを相手にいずれも連勝を飾り、準々決勝へ駒を進めた。
ただ、国内リーグにおいては直近3戦未勝利でトップ4圏外の7位に低迷。また、勝ち点的には逆転でのトップ4フィニッシュのチャンスは十分にあるものの、上位相手の戦績が6敗3分けと強豪対決における勝負弱さを露呈している。
MFザニオーロやMFムヒタリアン、DFスモーリングら一部主力を欠くも、FWジェコやMFペッレグリーニ、FWペドロといったタレントの質ではアヤックスに劣っていないが、今回の強豪対決をモノにする上では勝負の際を制する勝負強さが求められる。
★D・ザグレブの勢いか、エメリの経験か

クロアチア王者のディナモ・ザグレブと、今大会に無類の強さを見せるスペイン勢のビジャレアルが対峙する一戦では、ホームチームの勢いと、セビージャ時代にEL3連覇に導いたエメリ監督の経験が真っ向からぶつかり合う展開になりそうだ。
東欧屈指の名門であるディナモ・ザグレブだが、近年はCLの戦いを含めてグループステージを突破できない状況が続いたが、今シーズンは見事な快進撃を見せている。
CSKAモスクワ、フェイエノールトと同居したグループKを無敗で首位通過すると、ラウンド32ではCL敗退組のFCクラスノダールを2連勝で撃破。そして、前ラウンドでは優勝候補の一角に挙がっていたトッテナムを相手に初戦を0-2で落とすも、ホームでの2ndレグは汚職問題でマミッチ前監督が電撃辞任した中、FWオルシッチの圧巻のハットトリックによって延長戦の末に優勝候補を逆転で撃破した。タレントの質では対戦相手に劣るも、スパーズ戦で見せた組織的な守備、泥臭いプレーを見せながら少ないチャンスを絶好調のオルシッチがモノにしたい。
一方、今大会の勝ち方を知り抜く智将が率いるビジャレアルはディナモ・ザグレブ同様にグループステージを無敗の首位で通過すると、決勝トーナメントではいずれもCL敗退組のレッドブル・ザルツブルク、ディナモ・キエフを危なげなく全勝で退けてベスト8進出を決めた。
さらに、国内リーグでは一時8戦未勝利と勝ち切れない低迷期に陥っていたが、直近のグラナダ戦をエースFWジェラール・モレノの圧巻のハットトリックによって3-0で快勝し、目下3連勝中。前半戦は負傷者の多さに悩まされるも、ここに来て主力が続々と復帰しており、対戦相手の長所を消すことに長けたスペイン人指揮官はより手腕を発揮し易い状況だ。
◆準々決勝1stレグ◆
▽4/8(木)
《28:00》
グラナダ vs マンチェスター・ユナイテッド
アーセナル vs スラビア・プラハ
アヤックス vs ローマ
ディナモ・ザグレブ vs ビジャレアル
★ユナイテッドがスペイン勢連破狙う

Getty Images
2016-17シーズン以来2度目のEL制覇を目指すマンチェスター・ユナイテッドは、ヨーロッパのコンペティション初出場ながら快進撃を見せるグラナダを相手に4強進出を目指す。
ミラン戦後はFAカップでレスター・シティに完敗し準々決勝敗退となったが、直近のリーグ戦ではブライトンとの接戦を2-1で勝ち切ってバウンスバックに成功。絶好調のマンチェスター・シティを前に逆転でのリーグ制覇は難しいものの、2位の座を守っている。
今週末にトッテナムとのビッグマッチを控える中、敵地で戦う今回の一戦では幾つかのポジションでターンオーバーを敢行する可能性も想定されるが、ソシエダに比べて力が劣る相手に対して取りこぼす可能性は低いと思われる。
一方、今大会初出場ながらもグループステージを2位通過したグラナダは、ラウンド32で優勝候補ナポリを撃破する番狂わせを起こした。さらに、EL常連のノルウェー王者モルデとの前ラウンドもFWソルダード、FWモリーナのベテランストライカー揃い踏みの活躍で勝ち切ってベスト8進出を果たしている。
リーグ戦ではバルセロナやレアル・マドリー、アトレティコ・マドリーというメガクラブと対戦しており、格上との対戦は慣れているが、ユナイテッドの前線のスピードとフィジカルへの対応が今大会2度目の番狂わせを起こすカギになりそうだ。
★崖っぷちのガナーズがバウンスバック図る

Getty Images
ユナイテッドと同様に優勝候補に挙がる一昨季のファイナリストであるアーセナルは、チェコ王者のスラビア・プラハを相手にベスト4進出を目指す。
グループステージを唯一の全勝で突破したチームは強豪対決となったベンフィカとのラウンド32を劇的な逆転で突破。さらに、昨季の対戦で敗れたオリンピアコスとの前ラウンドでは、ホーム開催の2ndレグで今大会初黒星を喫するも、敵地での1stレグでの3-1のアドバンテージを生かして逃げ切り、順当に準々決勝の舞台にたどり着いた。
ELでは安定した戦いぶりを見せるアーセナルだが、プレミアリーグではトップ4圏内と10ポイント差の10位に低迷しており、逆転での来季CL出場権獲得は絶望的に。そのため、来季に向けて今大会の重要度が非常に高まっている。直近のリバプール戦での0-3の完敗によって公式戦3戦未勝利とチーム状態は下降気味だが、今回のホームゲームでバウンスバックを図る。DFダビド・ルイスやDFティアニー、MFウーデゴールと一部主力を負傷で欠くことになるが、FWサカ、MFスミス・ロウ、MFジャカの戦列復帰は追い風となるはずだ。
一方、対戦相手のスラビア・プラハはグループステージを2位通過も、決勝トーナメントではレスター・シティ、レンジャーズと格上と思われたイギリス勢2チームを続けて撃破。今大会の台風の目となりつつある。
アーセナルとのタレント差は歴然も、チェコ代表の数選手を軸に組織的且つ攻守両面で戦える選手が揃っている。また、首位を快走する国内リーグで見せている勝負強さが自信喪失気味の相手との戦いにおいて優位性をもたらすはずだ。
なお、今回の初戦は出場停止で欠場となるが、前ラウンドのレンジャーズ戦で人種差別発言疑惑がかけられたスラビア・プラハDFクデラが揉めた相手のMFグレン・カマラは元アーセナルユースということもあり、その一件がアーセナル陣営に新たなモチベーションを与える可能性もありそうだ。
★今ラウンド屈指の好カード

Getty Images
前述の優勝候補2チームが比較的与しやすい相手との対戦となったことで、今ラウンド屈指の好カードとなったのが、アヤックスvsローマによる名門対決。
CLグループステージでリバプール、アタランタに屈したアヤックスは今大会に決勝トーナメントから参戦。ラウンド32ではフランスリーグで首位に立つリール、ラウンド16ではスイス王者のヤング・ボーイズをいずれも連勝で撃破し、準優勝した2016-17シーズン以来のベスト8進出を果たした。また、首位を快走する国内リーグを含め、チームは昨年12月初旬のアタランタ戦の敗戦以降、公式戦24試合無敗(21勝3分け)と抜群の安定感を誇っている。
今回の一戦に向けてはディフェンスリーダーのDFブリントの長期離脱に加え、守護神オナナ(ドーピング違反)、古巣対戦のGKステケレンブルフ(ヒザの負傷)の不在によって若手GKスヘルペンのスクランブル起用を余儀なくされる守備に若干の不安を残す。そのため、FWタディッチ、FWネレスを中心とする自慢の攻撃陣の活躍が先勝のカギを握ることになりそうだ。
一方、グループステージからの参戦となったローマはグループAを危なげなく首位で通過すると、決勝トーナメントではフォンセカ監督の古巣であるブラガ、シャフタールを相手にいずれも連勝を飾り、準々決勝へ駒を進めた。
ただ、国内リーグにおいては直近3戦未勝利でトップ4圏外の7位に低迷。また、勝ち点的には逆転でのトップ4フィニッシュのチャンスは十分にあるものの、上位相手の戦績が6敗3分けと強豪対決における勝負弱さを露呈している。
MFザニオーロやMFムヒタリアン、DFスモーリングら一部主力を欠くも、FWジェコやMFペッレグリーニ、FWペドロといったタレントの質ではアヤックスに劣っていないが、今回の強豪対決をモノにする上では勝負の際を制する勝負強さが求められる。
★D・ザグレブの勢いか、エメリの経験か

Getty Images
クロアチア王者のディナモ・ザグレブと、今大会に無類の強さを見せるスペイン勢のビジャレアルが対峙する一戦では、ホームチームの勢いと、セビージャ時代にEL3連覇に導いたエメリ監督の経験が真っ向からぶつかり合う展開になりそうだ。
東欧屈指の名門であるディナモ・ザグレブだが、近年はCLの戦いを含めてグループステージを突破できない状況が続いたが、今シーズンは見事な快進撃を見せている。
CSKAモスクワ、フェイエノールトと同居したグループKを無敗で首位通過すると、ラウンド32ではCL敗退組のFCクラスノダールを2連勝で撃破。そして、前ラウンドでは優勝候補の一角に挙がっていたトッテナムを相手に初戦を0-2で落とすも、ホームでの2ndレグは汚職問題でマミッチ前監督が電撃辞任した中、FWオルシッチの圧巻のハットトリックによって延長戦の末に優勝候補を逆転で撃破した。タレントの質では対戦相手に劣るも、スパーズ戦で見せた組織的な守備、泥臭いプレーを見せながら少ないチャンスを絶好調のオルシッチがモノにしたい。
一方、今大会の勝ち方を知り抜く智将が率いるビジャレアルはディナモ・ザグレブ同様にグループステージを無敗の首位で通過すると、決勝トーナメントではいずれもCL敗退組のレッドブル・ザルツブルク、ディナモ・キエフを危なげなく全勝で退けてベスト8進出を決めた。
さらに、国内リーグでは一時8戦未勝利と勝ち切れない低迷期に陥っていたが、直近のグラナダ戦をエースFWジェラール・モレノの圧巻のハットトリックによって3-0で快勝し、目下3連勝中。前半戦は負傷者の多さに悩まされるも、ここに来て主力が続々と復帰しており、対戦相手の長所を消すことに長けたスペイン人指揮官はより手腕を発揮し易い状況だ。
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
UEFAヨーロッパリーグの関連記事
|
|
マンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「絶対に謝らない」ハーランド父に復讐したロイ・キーンが“報復”タックルを否定
マンチェスター・ユナイテッドのOBであるロイ・キーン氏が現役時代にアルフ=インゲ・ハーランド氏を負傷させたタックルについて語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。 キーン氏は、ハーランド氏がリーズ・ユナイテッドに在籍していた1997年にタックルを受けて前十字じん帯損傷の大ケガを負っていた。 しかし4年後、2001年4月21日に行われたマンチェスター・シティとの試合で、ハーランド氏の右ヒザに悪質なタックルを敢行。レッドカードが提示された後にファウルが意図的だったとコメントしたため、5試合の出場停止処分を受けていた。 なお、ハーランド氏はドルトムントに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの実の父親だが、このタックルの影響もあり2年後の2003年に31歳で現役を引退している。 『スカイ・スポーツ』の番組内で、シティにも在籍した元イングランド代表DFマイカ・リチャーズ氏が、キーン氏に現役時代の後悔について質問。話の流れの中で、この件に言及した。 「言わせてもらっていいかな? サッカーのピッチでやったことで後悔したことは一度もない。一度もだ」 「聞いてほしい。私は退場になりチームを失望させた。私は人々と戦っていた。私はピッチの真ん中にいたんだ」 リチャーズ氏が「ハーランド氏を傷づけようとしたわけではないでしょう」と尋ねるとキーン氏はさらに続けた。 「違う。当然だ。だが選手を傷つけようとしたかと言われればそうだ」 「それについては絶対に謝らない。そして人々は私を痛めつけてきた。私は人生で選手をケガさせようとしたことはないが、選手を傷つけようとしたことはある」 「ピッチの真ん中でボールを取りに行けば、誰かが傷つくこと可能性は大いにある」 そう話したキーン氏は、最後に「(君は)私の精神科医みたいだ。胸のつかえが降りたよ」と語っている。 キーン氏は、ハーランド氏個人ではなく対戦相手の“選手”を狙ってのタックルであり、それについての後悔はないと考えているようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ロイ・キーンがハーランド父に繰り出した“悪質”タックル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/hashtag/OnThisDay?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OnThisDay</a> in 2001: Roy Keane committed a horror challenge when he studded Alf-Inge Haaland's knee.<a href="https://t.co/eX85rW9hhV">pic.twitter.com/eX85rW9hhV</a></p>— The Sportsman (@TheSportsman) <a href="https://twitter.com/TheSportsman/status/1252565333577269248?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.06.11 07:05 Fri2
「ボートで来たのか?」C・ロナウドとブルーノの握手拒否騒動の裏側をチームメイトが明かす「彼らの間での冗談」
ポルトガル代表MFジョアン・マリオが、不協和音が囁かれるFWクリスティアーノ・ロナウドとMFブルーノ・フェルナンデスについて言及した。 カタール・ワールドカップ(W杯)を戦うために合流しているポルトガル代表。本大会ではグループHに入り、ガーナ代表、ウルグアイ代表、韓国代表と同居。初戦は24日にガーナと対戦する。 そんな中、本大会を前にエースのC・ロナウドには問題が。所属のマンチェスター・ユナイテッドやエリク・テン・ハグ監督らへの批判を口にしたインタビューが公開。これが大きな騒動となり、クラブも声明を発表するまでに発展した。 そのC・ロナウドだが、ポルトガルサッカー連盟(FPF)が公開した動画では、チームに合流し、ユナイテッドでもチームメイトのブルーノとロッカールームで挨拶。しかし、2人は握手をしようとしたが、途中でそれをやめていた。 この映像が公開されると、インタビューの件もあり、2人の不仲説が浮上。W杯に向けて一致団結しなければいけない中での騒動が話題となっていた。 しかし、会見に出席したジョアン・マリオはその噂を一蹴。一部を切り取って見ているだけだとし、2人の間に冗談があったと明かした。 「これらの映像が撮られたとき、僕がそこにいられたことは幸運だったよ。彼らが何を引き起こしたのかは理解できるけど、それは彼らの間での冗談だったと言える」 「彼は最後に到着した選手の1人で、クリスティアーノは彼に対してボートで来たのか?と尋ねたんだ(笑)」 「彼らは素晴らしい関係を築いていると思う。チームメイトだ。わずかな切り抜きを見たに過ぎないよ」 遅れて合流してきたブルーノに対して冗談を言ったということ。ただ、C・ロナウドの表情が何とも言えないものとなっており、誤解を招いたという。 2人の本当の仲はさておき、今は国のために集中するとき。ピッチ内では好連携を期待したいところだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】クリスティアーノ・ロナウドと握手をしようとしてやめるブルーノ・フェルナンデス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/VesteABandeira?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#VesteABandeira</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/WearTheFlag?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#WearTheFlag</a> <a href="https://t.co/AvgC8M2dWO">pic.twitter.com/AvgC8M2dWO</a></p>— Portugal (@selecaoportugal) <a href="https://twitter.com/selecaoportugal/status/1592289945712209920?ref_src=twsrc%5Etfw">November 14, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.16 10:57 Wed3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.11“トレブル・レッドデビルズ”世界屈指の攻撃陣/マンチェスター・ユナイテッド[1998-99]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.11</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1998-99シーズン/マンチェスター・ユナイテッド 〜トレブル・レッドデビルズ〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1998-99united.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アレックス・ファーガソン(57) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FA杯、チャンピオンズリーグ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">世界屈指の攻撃陣</div> 1998-99シーズンのユナイテッドは、説明不要と言ってもいいほどの豪華なメンバーが並んでいた。布陣はイングランド伝統のフォー・フォー・ツー。ゴールマウスには、当時のフットボール界で世界ナンバー1GKと評価されていたシュマイケルが君臨。ディフェンスラインには、フィジカルとスピードを併せ持つキャリア絶頂期のスタムがセンターバックに陣取り、抜群の安定感を誇るG・ネビルとアーウィンがサイドを締めた。 そして、中盤から前線のメンバーは歴代最高と言える陣容だった。セントラルMFは、展開力と破壊力抜群のミドルシュートを装備するスコールズと“闘将”ロイ・キーンという隙のないコンビ。どちらかが不在の場合は、生え抜きの守備的MFバットが代役を務めた。 攻撃パターンは、シンプルなサイドアタックが中心。右サイドからベッカムが精密機械のような高速クロスをゴール前に送れば、逆サイドではギグス“ジャックナイフ”のキレ味を誇るドリブルで相手DFを手玉に取った。 そして、ベッカム&ギグスのお膳立てを効率よく生かしていたのがストライカーのヨーク&コールだ。風貌が似ている2選手は“ホットセット”と呼ばれ、抜群のコンビネーションを生かして多くのゴールを記録した。FW陣の層は厚く、ベテランのシェリンガムとスーパーサブのスールシャールという仕事人も控えていた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">歴史的逆転劇</div> ユナイテッドで13シーズン目を迎えたファーガソンは、イングランドのクラブ史上初となる3冠の快挙を達成した。しかし、その3冠は全て、非常に苦しい戦いの末の戴冠だった。プレミアリーグは、最終節のスパーズ戦をベッカムとコールのゴールによって2-1で競り勝って優勝。2位のアーセナルとの勝ち点差は、わずか1だった。FA杯では、準決勝でアーセナルと再試合の延長戦までもつれた末、ギグスの劇的ゴールで辛くもウェンブリーにたどり着いた。そして、FA杯決勝でニューカッスルを下した4日後にはCL決勝を迎えた。結果はご存知の通り、追加タイムに突入した3分間でベッカムのCKからシェリンガムとスールシャールがゴール。バイエルンを2-1で逆転し、劇的な形で伝説的3冠を達成した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFロイ・キーン(27)</span> 当時のチームのキャプテンがロイ・キーンだった。一切の妥協を許さない闘将は、敵に対する激しいタックルはもちろん、時には味方さえも突き飛ばして気合をつけるピッチ上の指揮官として名を馳せた。類まれな危険察知能力で相手のチャンスを潰すのが主な仕事だったが、ビハインド時には攻撃面でも頼りになる存在。ユベントスとのCL準決勝2ndレグでは、アウェイで0-2のビハインド(トータル1-3)という苦しい状況の中、CKからヘディングでゴール。キーンが反撃の狼煙をあげたことでチームは息を吹き返し、見事に逆転勝利を飾った。攻守におけるチームの心臓だったキーンは、ユナイテッドの“不屈の精神”を体現する最強のキャプテンだった。 2019.04.08 22:00 Mon4
伝説のGKカーンが語る意外な後悔「あそこに移籍すれば良かった」
▽フットボール界のレジェンドである元ドイツ代表GKオリバー・カーン氏が、キャリアにおける後悔として、「マンチェスター・ユナイテッドへの移籍」を挙げた。 ▽カーン氏は現役時代、1994年にカールスルーエから加入したバイエルンで14シーズンにわたって守護神として活躍し、8度のブンデスリーガや2000-01シーズンのチャンピオンズリーグ制覇を経験した。また、ドイツ代表としては86試合に出場し、1996年のユーロ優勝や2002年の日韓ワールドカップ準優勝を経験した。 ▽ドイツ『スポーツ・ビルト』のインタビューに応じたカーン氏は、海外移籍に挑戦してみたかったという思いを吐露し、当時アレックス・ファーガソン氏が率いていたユナイテッドへの移籍についての後悔を口にした。 「アレックス・ファーガソンは未だに私に怒っているんじゃないかな。2003年か2004年、彼は私がユナイテッドに移籍すると思っていただろうからね。でもバイエルンで締めくくることが私にとってより重要だった」 「振り返ってみれば、移籍してみるべきだったと思う。私にとっていい挑戦になったはずだ」 ▽当時ユナイテッドは、2005年にGKエドウィン・ファン・デル・サールが加わるまでGKに確固たる存在を立てることができずにいた時代が続いていた。ファン・デル・サールと共に2007-08シーズンには欧州王者に君臨したユナイテッドだが、カーンが加わっていたらまた大きな違いが生まれていたことだろう。 2017.12.15 14:09 Fri5
