【CLプレビュー】中立地セビージャで開催!主力2選手欠くポルトが傷心中のチェルシーに挑む《ポルトvsチェルシー》
2021.04.07 18:01 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、ポルトvsチェルシーが7日の28:00にキックオフされる。会場は新型コロナウイルス感染防止対策や渡航制限の問題によって、13日の2ndレグともに中立地セビージャのエスタディオ・ラモン・サンチェス・ピスファンとなる。
その後の戦績では、ポルトがリーグ戦3連勝を収めた一方、チェルシーは直近のリーグ戦で格下WBA相手に足下を掬われることに。前半の半ば、公式戦11試合ぶりにケガから復帰したチアゴ・シウバが2枚のイエローカードで退場すると次々と失点を重ね、2-5でまさかの大敗。トゥヘル体制15試合目にして初黒星となった。
そんな両チームの直接対決は過去に8回行われている。いずれもチャンピオンズリーグで、初対戦は2004年9月。ポルトで三冠を達成したモウリーニョ監督がスペシャル・ワンとしてチェルシーの指揮官に就任した1年目のシーズンだった。決勝トーナメントでの対戦は2006-07シーズンに実現しており、
1勝1分けで合計スコア3-2としたチェルシーに軍配が上がっている。8試合の戦績はチェルシーの5勝2分け1敗だ。
また、開催地となるセビージャに関して、ポルトは過去に3度訪れたことがあり、そのうちの2度はセビージャとの対戦。いずれもヨーロッパリーグ(EL)で1勝1敗という成績だった。そしてもう1試合は2003年のUEFAカップ(現EL)決勝戦(会場はオリンピコ・セビージャ)で、延長戦の末にセルティックを3-2で下し、大会初優勝を果たした縁起の良い場所だ。チェルシーも今大会のグループステージでセビージャと同居しており、サンチェス・ピスファンではジルーが4ゴールを挙げ、大会最年長ハットトリックを達成した。だが、スペインにおける戦績は5勝8分け6敗と決して良くはない。
◆ポルト◆
【4-4-2】
▽予想スタメン
GK:マルチェシン
DF:マナファ、ムべンバ、ペペ、サヌシ
MF:ヘスス・コロナ、ママドゥ・ルム、ウリベ、オタビオ
FW:マレガ、エヴァニウソン
負傷者:なし
出場停止者:セルジオ・オリベイラ、タレミ
ユベントス戦2ndレグで、後半立ち上がりに立て続けに2枚のイエローカードを受けて退場となったテレミと、累積3枚目のセルジオ・オリベイラを欠くポルト。前者は今季38試合、後者は39試合に出場していた絶対的な主力なだけに大きな痛手となる。代わりエヴァニウソンとママドゥ・ルムを先発に予想したが、いずれも十分な穴埋めにはならず、戦力ダウンが否めない状況だ。
◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン
GK:メンディ
DF:アスピリクエタ、チアゴ・シウバ、ズマ
MF:リース・ジェームズ、ジョルジーニョ、コバチッチ、チルウェル
MF:ツィエク、マウント
FW:ヴェルナー
負傷者:なし
出場停止者:なし
代表で負傷したカンテや、WBA戦でハーフタイムに交代したプリシッチの出場が心配されていたが、無事にスカッド入り。上述のようにしばらく離脱していたチアゴ・シウバも復帰し、こちらはベストメンバーで挑む。アトレティコ戦からの変更点は、リュディガーとマルコス・アロンソ、カンテ、ハヴァーツのポジション。ただ、ヴェルナーのコンディションを考えると、ハヴァーツをトップに据える布陣もありうる。
★注目選手
◆ポルト:マテウス・ウリベ
戦力差や中立地開催という不透明要素を考慮すると、慎重な入りを見せることが予想されるポルト。注目選手に挙げたウリベは、ポルトで2シーズン目を過ごす守備的MFで、今シーズンは公式戦36試合に出場している。
特長は豊富な運動量とそれを生かしたハードワークなど、ザ・ボランチといった選手だが、[4-4-2]を採用するポルトでは、アトレティコのコケやサウールのような攻守両面における仕事が求められる。とりわけ、WBA戦で中盤での連携ミスから失点を重ねた傷心中のチェルシー相手には、高い位置からの積極的なプレスが効果的だ。出場停止の相方セルジオ・オリベイラをカバーする活躍に期待したい。
◆チェルシー:マテオ・コバチッチ
チェルシーの注目選手も中盤での運動量が魅力のコバチッチだ。リーグ戦ここ2試合で上述の弱点が露見した以上、相手がその手段を講じてくる可能性は高い。それはポルトが得意とするやり方で、ユベントス戦1stレグの勝利の鍵だったと言っても過言ではない。
コバチッチは、そのプレスを回避する重要な役割を担うことになる。出し手と受け手におけるパスコースの生成、ボールを持った時のムービングは守備から攻撃へのスムーズな展開を可能にし、チェルシーの攻守を支えてきた。なお、出場すればCL通算50試合目となる。
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ポルトはラウンド16でイタリアの絶対王者ユベントスと対戦。ホームでの1stレグを2-1で先勝すると、アウェイでの2ndレグは3-2で敗れたものの、アウェイゴール差で2シーズンぶりのベスト8進出を果たした。対するチェルシーは、スペインで首位を走るアトレティコ・マドリーと激突。ラウンド16屈指の好カードとなったが、合計スコア3-0の完勝で、トゥヘル監督就任から続く勢いそのままに、7シーズンぶりの準々決勝進出を果たした。そんな両チームの直接対決は過去に8回行われている。いずれもチャンピオンズリーグで、初対戦は2004年9月。ポルトで三冠を達成したモウリーニョ監督がスペシャル・ワンとしてチェルシーの指揮官に就任した1年目のシーズンだった。決勝トーナメントでの対戦は2006-07シーズンに実現しており、
1勝1分けで合計スコア3-2としたチェルシーに軍配が上がっている。8試合の戦績はチェルシーの5勝2分け1敗だ。
また、開催地となるセビージャに関して、ポルトは過去に3度訪れたことがあり、そのうちの2度はセビージャとの対戦。いずれもヨーロッパリーグ(EL)で1勝1敗という成績だった。そしてもう1試合は2003年のUEFAカップ(現EL)決勝戦(会場はオリンピコ・セビージャ)で、延長戦の末にセルティックを3-2で下し、大会初優勝を果たした縁起の良い場所だ。チェルシーも今大会のグループステージでセビージャと同居しており、サンチェス・ピスファンではジルーが4ゴールを挙げ、大会最年長ハットトリックを達成した。だが、スペインにおける戦績は5勝8分け6敗と決して良くはない。
なお、ポルトはモウリーニョ監督の下で優勝した03-04シーズン以来、ベスト8を超える成績は残せていない。また、決勝トーナメントにおけるイングランド勢との対戦は、同シーズンのラウンド16でマンチェスター・ユナイテッドを退けて以降3勝9敗で、直近6試合は1分け5敗となっている。ベスト4まで勝ち進んだ13-14シーズン以来の準々決勝となるチェルシーは、ポルトガル勢との対戦もまた、同シーズンのグループステージのスポルティング・リスボン戦以来となる。また、その前は中立地アムステルダムで行われた2013年のEL決勝でベンフィカを下して初優勝を果たしている。
◆ポルト◆
【4-4-2】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:マルチェシン
DF:マナファ、ムべンバ、ペペ、サヌシ
MF:ヘスス・コロナ、ママドゥ・ルム、ウリベ、オタビオ
FW:マレガ、エヴァニウソン
負傷者:なし
出場停止者:セルジオ・オリベイラ、タレミ
ユベントス戦2ndレグで、後半立ち上がりに立て続けに2枚のイエローカードを受けて退場となったテレミと、累積3枚目のセルジオ・オリベイラを欠くポルト。前者は今季38試合、後者は39試合に出場していた絶対的な主力なだけに大きな痛手となる。代わりエヴァニウソンとママドゥ・ルムを先発に予想したが、いずれも十分な穴埋めにはならず、戦力ダウンが否めない状況だ。
◆チェルシー◆
【3-4-2-1】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:メンディ
DF:アスピリクエタ、チアゴ・シウバ、ズマ
MF:リース・ジェームズ、ジョルジーニョ、コバチッチ、チルウェル
MF:ツィエク、マウント
FW:ヴェルナー
負傷者:なし
出場停止者:なし
代表で負傷したカンテや、WBA戦でハーフタイムに交代したプリシッチの出場が心配されていたが、無事にスカッド入り。上述のようにしばらく離脱していたチアゴ・シウバも復帰し、こちらはベストメンバーで挑む。アトレティコ戦からの変更点は、リュディガーとマルコス・アロンソ、カンテ、ハヴァーツのポジション。ただ、ヴェルナーのコンディションを考えると、ハヴァーツをトップに据える布陣もありうる。
★注目選手
◆ポルト:マテウス・ウリベ
(C)CWS Brains,LTD.
戦力差や中立地開催という不透明要素を考慮すると、慎重な入りを見せることが予想されるポルト。注目選手に挙げたウリベは、ポルトで2シーズン目を過ごす守備的MFで、今シーズンは公式戦36試合に出場している。
特長は豊富な運動量とそれを生かしたハードワークなど、ザ・ボランチといった選手だが、[4-4-2]を採用するポルトでは、アトレティコのコケやサウールのような攻守両面における仕事が求められる。とりわけ、WBA戦で中盤での連携ミスから失点を重ねた傷心中のチェルシー相手には、高い位置からの積極的なプレスが効果的だ。出場停止の相方セルジオ・オリベイラをカバーする活躍に期待したい。
◆チェルシー:マテオ・コバチッチ
(C)CWS Brains,LTD.
チェルシーの注目選手も中盤での運動量が魅力のコバチッチだ。リーグ戦ここ2試合で上述の弱点が露見した以上、相手がその手段を講じてくる可能性は高い。それはポルトが得意とするやり方で、ユベントス戦1stレグの勝利の鍵だったと言っても過言ではない。
コバチッチは、そのプレスを回避する重要な役割を担うことになる。出し手と受け手におけるパスコースの生成、ボールを持った時のムービングは守備から攻撃へのスムーズな展開を可能にし、チェルシーの攻守を支えてきた。なお、出場すればCL通算50試合目となる。
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