コパとはしばらくお別れになる…/原ゆみこのマドリッド
2021.03.06 18:30 Sat
「随分、せわしないわねえ」そんな風に私が驚いていたのは金曜日、2日前にはコパ・デル・レイ準決勝2ndレグでバルサと延長戦までもつれ込む死闘を繰り広げていたセビージャのロペテギ監督が土曜のリーガ、エルチェ戦前の記者会見をしているのを見た時のことでした。いやあ、マドリッド勢は今季、とりわけ1部3チームがかなり早い段階で敗退していたため、とっくにコパは他人事になっていたんですけどね。よくよく今節の時間割を見てみたところ、バルサも同様に土曜にオサスナ戦と中3日。どちらもCL16強対決第1陣として、来週火曜にはドルトムントvsセビージャ、水曜にはPSGvsバルサの2ndレグがあるため、過密日程にならざるを得ないのはわかりますが、働きづめになる選手たちにはちょっと、同情しなくもないかと。
その横で今週はじっくり、日曜のマドリーダービーに備えて、練習に励めたアトレティコ、レアル・マドリーはあまり大したこともしていないため、コパ準決勝2ndレグがどうだったか、簡単にお伝えしておくことにすると、うーん、1stレグでの2-0勝利を逆転されるなんて、2年前のCL16強対決のユベントス戦2ndレグでクリスチアーノ・ロナウドに大爆発され、ワンダ・メトロポリターノでの勝利をハットトリックで覆された、どこぞのマヌケなチームぐらいしか、思い浮かばなかった私ですが、しかもこの水曜の試合、メッシは得点していないんですよ。前半12分にデンベレのゴールでバルサに先制されたセビージャは後半、ミンゲサがペナルティを献上してくれながら、そのPKをオカンポスがGKテア・シュテーゲンに弾かれてしまうという悲劇に見舞われることに。
2月上旬のヘタフェ戦でジェネに足を蹴られて負ったネンザを超特急で治し、その試合の後半17分に復活出場したオカンポスですが、功を焦らず、古巣への恩返しに燃えていたラキティッチ辺りにキッカーを任しても良かった?まあ、そんなのは所詮、結果論で、それでも1失点だけなら、あとは守り倒せば、セビージャが決勝に進出できたはずですが、最後の詰めが足りませんでした。後半ロスタイム4分、グリーズマンのクロスをピケがヘッドで決め、バルサは土壇場で総合スコア2-2のタイに持ち込んだため、勝負は延長戦に突入です。
その時は何となく、2014年CL決勝でセルヒオ・ラモスの93分同点弾に心を挫かれ、延長戦で更に3点も取られて完敗したアトレティコのデジャブのような気がしたんですが、実際、フェルナンドの退場で1人、少なくなっていたセビージャも延長戦前半5分にはブライトワイテにも頭で決められてしまう始末。結局、先発から120分頑張った、昨季途中まで、彼とレガネスでチームメートだったエン・ネシリも起死回生のゴールを挙げることはできず、そのまま3-0でバルサが見事、remontada(レモンターダ/逆転勝ち抜け)を達成したのには、ちょっとビックリさせられたかと。
といっても来週、アウェイでドルトムントに0-2以上で勝たないといけないセビージャ同様、火曜のPSG戦は1-4のスコアを引っくり返さないといけないため、バルサにとって、もっとハードルが高いんですけどね。おまけに延長戦でピケが先日、治ったばかりの右ヒザ靭帯を再び負傷。全治3週間でパリでの試合には出られないのも辛いところかと思いますが、逆にCLがなくなれば、リーガとコパ決勝に集中できるという利点も。何にしろ、この週末のバルサは日曜、コロナ禍でなかなか実施できなかった、昨年10月に辞任したバルトメウ元会長の後継を決める会長選挙があるため、世間の話題はそちらの方に集中するんじゃないでしょうか。
ええ、前半30分にはラウール・ガルシアがPKでしっかり同点ゴールを決め、互いに譲らなかった後半が1-1で終わると、こちらも延長戦で決着をつけることに。延長戦後半7分にはベレンゲルのシュートがブクチェビッチに当たって、GKアイトル・フェルナンデスを破り、1-2でアスレティックが今季も決勝の切符を手に入れることになりましたが、いやあ。だってえ、コロナ流行により、延期されていたレアル・ソシエダとの昨季決勝が4月3日、今季の決勝は同月17日とたった2週間しか、離れてないんですよ。おまけにどちらもセビージャ(スペイン南部)のカルトゥハで開催なんですが、1月に同会場で行われたスペイン・スーパーカップ(昨季のリーガ1、2位とコパ優勝、準優勝チームがファイナルフォー形式で対戦)でも彼らは準決勝でマドリーを、決勝ではそれこそ、今季コパ決勝の対戦相手、バルサを破って、Supercampeon(スーペルカンペオン/スーパー王者)の座をゲット。
その当時は万が一、ダブルコパ決勝と合わせて3連覇を達成したら、彼らはカルトゥハをホームにしたくなるんじゃないかと私など、冗談で言っていたものでしたが、残念なのはすでにビルバオ(アスレティックのホームタウン)とサン・セバスティアン(同レアル・ソシエダ)から、サポーターが応援に行けるはずの予定だった昨季の決勝の方が無観客試合とされてしまったこと。まだ、今季決勝についてはわからないんですけどね。あまり間が空いていないため、いきなり観戦が許可されるようになるとは思えないんですが、さて。実際、アスレティックにタイトル獲得の可能性が生まれる度、出航を取り沙汰されるgabarra(ガバラ/ビルバオの運河を走る木材運搬船。1983年のリーガ優勝記念パレードに使われて以来、格納されたままになっている)だって、ファンが河岸で密になる危険があるため、コロナ流行が下火にならない限り、出せませんからね。
それを思うと、たとえ、今季、マドリッドのチームが何かで優勝しても、昨季リーガを制覇したマドリーのように、いえ、サンティアゴ・ベルナベウでのメガフィエスタができなかったのは、全面大改装中のスタジアムが工事現場と化していたせいもありますけどね。シベレス広場での祝賀も市内パレードもなしだったように、今年もファンと一緒に祝う場がなかったらと淋しくなりますが、それはそれ。ええ、リーガの覇権を握りたいマドリッドの兄貴分はまずこの週末、ダービーで勝たないといけません。
ちなみに今節は先に弟分のヘタフェが土曜午後2時(日本時間午後10時)から、バジャドリー戦に挑むんですが、こちらの目標はバレンシアに3-0と快勝して、7試合ぶりにゲットした白星の勢いで連勝して、現在、降格圏まで勝ち点5で13位という順位を少しでも改善すること。左サイドのククレジャが累積警告で出場停止になるのは心配ですが、ボルダラス監督も「seguro que el compañero que lo haga en su puesto lo hará bien, tengo varias alternativas/セグロ・ケ・エル・コンパニェーロ・ケ・ロ・アガ・エン・ス・プエストー・ロー・アラ・ビエン(代わりを務めるチームメートがきっと上手くやるだろう。選択肢は複数ある)」と言っていましたしね。
冬に久保建英選手とアレニャが加入したせいで一時、傾いていた4-2-3-1のシステムや3CB制を止め、ここ数年の快進撃を支えた4-4-2に戻したのも良かったようですし、今はケガ人もほぼ、いない状態。となれば、ここ7試合勝っておらず、ちょっと前のヘタフェのような状態に陥っている、降格圏の18位と同じ勝ち点で17位にいるバジャドリーに遅れを取ることはないはずですが、さあて。ヘタフェには次にアトレティコとの兄弟分ダービーも控えているため、ここで勝ち点3を溜めておくのがやはり、吉になるかと。
そしてシーズン後半のマドリーダービーは日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にキックオフなんですが、金曜にはマドリーのベンゼマがついにバルデベバス(バラハス空港の近く)でのチーム練習に合流したという朗報が。ええ、太もものミニ肉離れで彼が欠場したバジャドリー戦、CLアタランタ戦1stレグ、そして先週末のレアル・ソシエダ戦と、ジダン監督のチームはそれぞれ、1点ずつしか取れていませんからね。おまけに前日にはマリアーノも負傷で3週間の離脱となり、CF不在が心配されたんですが、これで一応、得点要員は確保できた?
ただ、そうは言っても2月上旬にヒザを手術したセルヒオ・ラモスと今季もケガを繰り返しているアザールの復帰はアタランタ戦2ndレグが目標で、バレンシア戦で戻った途端、またケガをしたカルバハルはもっと先の予定と、頼りになる選手が欠けているのは変わらないんですけどね。あとはアセンシオ、ロドリゴ、イスコ、そして前節、土壇場で同点ゴールを挙げたビニシウスがどこまでやってくれるかに懸かっていますが、やっぱり一番、破壊力があるのはクロースが蹴るFKやCKからのカセミロのヘッドだったりするかも。
その辺はシメオネ監督も考えているようで、VIPラウンジにコロナワクチン接種のため、続々とエッシェンシャルワーカーが訪れる中、ワンダ・メトロポリターノで金曜に行われたセッションでは念入りにセットプレーの練習が行われていたとか。いえ、前日、私がマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場に見に行った時もそうで、マスコミに開放されるスタートから15分では準備運動的なことしかしないため、その辺はスポーツ紙の言っていることの受け売りでしかないんですけどね。
今回、2位のバルサ、同じ勝ち点で3位のお隣さんと5ポイント差でダービーを迎えるアトレティコでは、カラスコが打撲から回復したのと、FA(イングランド・サッカー協会)にサッカー活動禁止処分を受けていたトリピアーがようやく、課された10週間を終えて、試合に出られるようになったのが、ファンを力づける戦力アップなんですが、実働部隊が増えたためですかね。シメオネ監督は毎日、ジョアン・フェリックスやサウール、マルコス・ジョレンテ、コレアら、イロイロとメンバーを変えて、ダービー先発のキャスティングをやっているよう。
何せ、ここ5試合、エースのルイス・スアレスが無得点と停滞期に入ってしまい、他の選手にもゴールを挙げてもらわないといけない状態になっていますからね。ヒメネスはまだリハビリ中とはいえ、前節のビジャレアル戦ではサビッチ、フェリペ、エルモーソで7試合ぶりにようやく無失点を達成できましたし、GKオブラクを中心に守備の堅さはそのままで、クルトワを破る道が見つかるといいのですが…とりあえず、負けてもお隣さんに抜かれることがないのは慰めになりますでしょうか。
その横で今週はじっくり、日曜のマドリーダービーに備えて、練習に励めたアトレティコ、レアル・マドリーはあまり大したこともしていないため、コパ準決勝2ndレグがどうだったか、簡単にお伝えしておくことにすると、うーん、1stレグでの2-0勝利を逆転されるなんて、2年前のCL16強対決のユベントス戦2ndレグでクリスチアーノ・ロナウドに大爆発され、ワンダ・メトロポリターノでの勝利をハットトリックで覆された、どこぞのマヌケなチームぐらいしか、思い浮かばなかった私ですが、しかもこの水曜の試合、メッシは得点していないんですよ。前半12分にデンベレのゴールでバルサに先制されたセビージャは後半、ミンゲサがペナルティを献上してくれながら、そのPKをオカンポスがGKテア・シュテーゲンに弾かれてしまうという悲劇に見舞われることに。
2月上旬のヘタフェ戦でジェネに足を蹴られて負ったネンザを超特急で治し、その試合の後半17分に復活出場したオカンポスですが、功を焦らず、古巣への恩返しに燃えていたラキティッチ辺りにキッカーを任しても良かった?まあ、そんなのは所詮、結果論で、それでも1失点だけなら、あとは守り倒せば、セビージャが決勝に進出できたはずですが、最後の詰めが足りませんでした。後半ロスタイム4分、グリーズマンのクロスをピケがヘッドで決め、バルサは土壇場で総合スコア2-2のタイに持ち込んだため、勝負は延長戦に突入です。
といっても来週、アウェイでドルトムントに0-2以上で勝たないといけないセビージャ同様、火曜のPSG戦は1-4のスコアを引っくり返さないといけないため、バルサにとって、もっとハードルが高いんですけどね。おまけに延長戦でピケが先日、治ったばかりの右ヒザ靭帯を再び負傷。全治3週間でパリでの試合には出られないのも辛いところかと思いますが、逆にCLがなくなれば、リーガとコパ決勝に集中できるという利点も。何にしろ、この週末のバルサは日曜、コロナ禍でなかなか実施できなかった、昨年10月に辞任したバルトメウ元会長の後継を決める会長選挙があるため、世間の話題はそちらの方に集中するんじゃないでしょうか。
そして翌日にはもう1つのコパ準決勝、レバンテvsアスレティック戦があって、1stレグをサン・マメスで1-1と引分けた両者でしたが、やはり注目されていたのは、これがクラブ史上初となる準決勝進出、もちろん決勝に行ければ、それも歴史的快挙となるはずだったレバンテ。ええ、パコ・ロペス監督のインタビューがマルカにもAS(どちらもスポーツ紙)にも載ってたぐらいで、前半16分にはロジェールがゴール左前で器用に回転、先制点を挙げたから、これはいよいよと思ったもんですが、EL出場権獲得の可能性を棒に振ってまで、昨季のコパ決勝を今年に延期したアスレティックはこの大会に並々ならぬ執念があったよう。
ええ、前半30分にはラウール・ガルシアがPKでしっかり同点ゴールを決め、互いに譲らなかった後半が1-1で終わると、こちらも延長戦で決着をつけることに。延長戦後半7分にはベレンゲルのシュートがブクチェビッチに当たって、GKアイトル・フェルナンデスを破り、1-2でアスレティックが今季も決勝の切符を手に入れることになりましたが、いやあ。だってえ、コロナ流行により、延期されていたレアル・ソシエダとの昨季決勝が4月3日、今季の決勝は同月17日とたった2週間しか、離れてないんですよ。おまけにどちらもセビージャ(スペイン南部)のカルトゥハで開催なんですが、1月に同会場で行われたスペイン・スーパーカップ(昨季のリーガ1、2位とコパ優勝、準優勝チームがファイナルフォー形式で対戦)でも彼らは準決勝でマドリーを、決勝ではそれこそ、今季コパ決勝の対戦相手、バルサを破って、Supercampeon(スーペルカンペオン/スーパー王者)の座をゲット。
その当時は万が一、ダブルコパ決勝と合わせて3連覇を達成したら、彼らはカルトゥハをホームにしたくなるんじゃないかと私など、冗談で言っていたものでしたが、残念なのはすでにビルバオ(アスレティックのホームタウン)とサン・セバスティアン(同レアル・ソシエダ)から、サポーターが応援に行けるはずの予定だった昨季の決勝の方が無観客試合とされてしまったこと。まだ、今季決勝についてはわからないんですけどね。あまり間が空いていないため、いきなり観戦が許可されるようになるとは思えないんですが、さて。実際、アスレティックにタイトル獲得の可能性が生まれる度、出航を取り沙汰されるgabarra(ガバラ/ビルバオの運河を走る木材運搬船。1983年のリーガ優勝記念パレードに使われて以来、格納されたままになっている)だって、ファンが河岸で密になる危険があるため、コロナ流行が下火にならない限り、出せませんからね。
それを思うと、たとえ、今季、マドリッドのチームが何かで優勝しても、昨季リーガを制覇したマドリーのように、いえ、サンティアゴ・ベルナベウでのメガフィエスタができなかったのは、全面大改装中のスタジアムが工事現場と化していたせいもありますけどね。シベレス広場での祝賀も市内パレードもなしだったように、今年もファンと一緒に祝う場がなかったらと淋しくなりますが、それはそれ。ええ、リーガの覇権を握りたいマドリッドの兄貴分はまずこの週末、ダービーで勝たないといけません。
ちなみに今節は先に弟分のヘタフェが土曜午後2時(日本時間午後10時)から、バジャドリー戦に挑むんですが、こちらの目標はバレンシアに3-0と快勝して、7試合ぶりにゲットした白星の勢いで連勝して、現在、降格圏まで勝ち点5で13位という順位を少しでも改善すること。左サイドのククレジャが累積警告で出場停止になるのは心配ですが、ボルダラス監督も「seguro que el compañero que lo haga en su puesto lo hará bien, tengo varias alternativas/セグロ・ケ・エル・コンパニェーロ・ケ・ロ・アガ・エン・ス・プエストー・ロー・アラ・ビエン(代わりを務めるチームメートがきっと上手くやるだろう。選択肢は複数ある)」と言っていましたしね。
冬に久保建英選手とアレニャが加入したせいで一時、傾いていた4-2-3-1のシステムや3CB制を止め、ここ数年の快進撃を支えた4-4-2に戻したのも良かったようですし、今はケガ人もほぼ、いない状態。となれば、ここ7試合勝っておらず、ちょっと前のヘタフェのような状態に陥っている、降格圏の18位と同じ勝ち点で17位にいるバジャドリーに遅れを取ることはないはずですが、さあて。ヘタフェには次にアトレティコとの兄弟分ダービーも控えているため、ここで勝ち点3を溜めておくのがやはり、吉になるかと。
そしてシーズン後半のマドリーダービーは日曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にキックオフなんですが、金曜にはマドリーのベンゼマがついにバルデベバス(バラハス空港の近く)でのチーム練習に合流したという朗報が。ええ、太もものミニ肉離れで彼が欠場したバジャドリー戦、CLアタランタ戦1stレグ、そして先週末のレアル・ソシエダ戦と、ジダン監督のチームはそれぞれ、1点ずつしか取れていませんからね。おまけに前日にはマリアーノも負傷で3週間の離脱となり、CF不在が心配されたんですが、これで一応、得点要員は確保できた?
ただ、そうは言っても2月上旬にヒザを手術したセルヒオ・ラモスと今季もケガを繰り返しているアザールの復帰はアタランタ戦2ndレグが目標で、バレンシア戦で戻った途端、またケガをしたカルバハルはもっと先の予定と、頼りになる選手が欠けているのは変わらないんですけどね。あとはアセンシオ、ロドリゴ、イスコ、そして前節、土壇場で同点ゴールを挙げたビニシウスがどこまでやってくれるかに懸かっていますが、やっぱり一番、破壊力があるのはクロースが蹴るFKやCKからのカセミロのヘッドだったりするかも。
その辺はシメオネ監督も考えているようで、VIPラウンジにコロナワクチン接種のため、続々とエッシェンシャルワーカーが訪れる中、ワンダ・メトロポリターノで金曜に行われたセッションでは念入りにセットプレーの練習が行われていたとか。いえ、前日、私がマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場に見に行った時もそうで、マスコミに開放されるスタートから15分では準備運動的なことしかしないため、その辺はスポーツ紙の言っていることの受け売りでしかないんですけどね。
今回、2位のバルサ、同じ勝ち点で3位のお隣さんと5ポイント差でダービーを迎えるアトレティコでは、カラスコが打撲から回復したのと、FA(イングランド・サッカー協会)にサッカー活動禁止処分を受けていたトリピアーがようやく、課された10週間を終えて、試合に出られるようになったのが、ファンを力づける戦力アップなんですが、実働部隊が増えたためですかね。シメオネ監督は毎日、ジョアン・フェリックスやサウール、マルコス・ジョレンテ、コレアら、イロイロとメンバーを変えて、ダービー先発のキャスティングをやっているよう。
何せ、ここ5試合、エースのルイス・スアレスが無得点と停滞期に入ってしまい、他の選手にもゴールを挙げてもらわないといけない状態になっていますからね。ヒメネスはまだリハビリ中とはいえ、前節のビジャレアル戦ではサビッチ、フェリペ、エルモーソで7試合ぶりにようやく無失点を達成できましたし、GKオブラクを中心に守備の堅さはそのままで、クルトワを破る道が見つかるといいのですが…とりあえず、負けてもお隣さんに抜かれることがないのは慰めになりますでしょうか。
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