「勝つか、お前らを殺すかだ!」史上初の降格をかけた大一番で名門コロコロを救った圧巻のソロゴール【インクレディブル・ゴールズ】

2021.02.24 20:00 Wed
Getty Images
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。今回はコロコロのアルゼンチン人FWパブロ・ソラーリが決めたゴールだ。

◆救世主が見せた圧巻のソロゴール!

1925年に創設されたコロコロはチリ1部リーグで最多32度の優勝回数を誇る同国屈指の名門として知られている。しかし今シーズンは深刻な低迷に陥り、レギュラーシーズンを16位で終えると、2021年2月17日に行われたプレーオフで、ウニベルシダ・デ・コンセプシオンと残留をかけた一発勝負に挑むこととなっていた。
クラブ創立以来初の降格危機を迎えたクラブに対し、一部の過激なファンは「Ganan o los matamos(お前らが勝つか、俺らがお前らを殺すかだ)」との脅迫とも取れる驚愕のバナーを掲示。そういった事情もあり、コロコロはまさに生きるか死ぬかの大一番に臨んでいた。

すると迎えた19分、右サイドでボールを受けたソラーリは、ドリブルで積極的に仕掛けていくと、キレのあるターンでDFを抜き去りゴールへ接近。コースを切りに来た相手も鮮やかなターンでかわすと、ゴール右の角度のない位置からシュート。GKの股を抜くゴールを沈め、値千金の先制点を挙げてみせた。
試合はそのままコロコロがリードを守り、1-0で勝利し、残留を決めた。なお、決勝ゴールのソラーリは、アルゼンチンのタジェレスからレンタルで加入していた19歳の選手であり、チリの名門クラブは思わぬ救世主の活躍で窮地を脱することとなった。



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