【2020-21セリエA前半戦総括】最優秀選手はルカク!
2021.01.27 18:00 Wed
ユベントスの10連覇を阻むべく臨んだミラノ勢の健闘が目立つ前半戦となった。とりわけ10季ぶりの首位ターンとしたミランはFWイブラヒモビッチに牽引される形で充実の前半戦を過ごしたた。対するインテルもFWルカクがチームを引っ張り、ミランを2ポイント差で追走している。ピルロ新監督率いる王者ユベントスはナポリとの消化試合が一つ少ない中、ミランを7ポイント差で追っている。
◆ピオリ体制継続が吉~ミラン~

ピオリ体制継続が吉と出た。他のクラブ同様、コロナによってイブラヒモビッチを筆頭に主力を欠くことも多かったミランだが、ピオリ監督のマネジメント能力で乗り切り、順調に勝ち星を積み重ねていった。とりわけ、昨季後半に加入したイブラヒモビッチの存在が絶大で、近年欠けていた一体感がチームに生まれている印象だ。欠場者をカバーする控え選手たちの活躍が随所に見られ、チーム力を押し上げたミランの前半戦の戦績は13勝4分け2敗と長らく続いた暗黒期を考えれば、非の打ちどころのない結果となった。
◆勝負強さ発揮~インテル~

ユベントスの10連覇を阻む最大のライバルと予想されたインテルは、コンテ監督の信条そのものである勝負強さを全面に押し出し、際どい試合を制していった。チャンピオンズリーグではグループ最下位と結果が出なかったが、セリエAでは芳しくない内容の試合でもルカクを筆頭に少ないチャンスを生かしきることで、勝利に結び付けていった。11月から12月にかけては怒涛の8連勝を記録し、年明けに行われたユベントスとのダービーでは完勝するなど、スクデット候補に相応しい戦いを示した。
◆3位も上位に勝てず~ローマ~

11勝4分け4敗とまずまずの結果で前半戦を終えた3位ローマ。だが、上位相手には勝利を挙げられず、後半戦に向けてスクデット争いに絡めるかはいささか疑問が残るところ。とりわけ、年明けに行われたラツィオとのダービーで完敗したことでフォンセカ監督への懐疑的な目が強まり、プレッシャーのかかる中で後半戦を戦うことはマイナスに働くかもしれない。
◆ピルロ新監督の下で攻撃的スタイルを構築へ~ユベントス~

監督初挑戦のピルロ監督の下、徐々に内容の伴った試合が増えている印象だ。守備時に[4-4-2]、攻撃時に[3-5-2]と変化する変則システムを採用し、能動的に仕掛けるスタイルを構築していった。ユベントス伝統の堅守よりもピルロ監督の現役時代のプレースタイルを彷彿とさせるような攻撃に比重を置いたチーム作りを行っている。首位ミランとは1試合消化が少ない中で7ポイント差と、まだまだ射程圏内に捉えているだけに10連覇を諦めるわけにはいかない。

5季目となるガスペリーニ監督の下、2季連続でCL決勝トーナメント進出を果たしたアタランタ。セリエAでは昨季前半戦同様、取りこぼしの試合も多かったが、それでも10勝6分け3敗の5位とさすがの安定感を示している。近年のアタランタの躍進を支えた主将のMFアレハンドロ・ゴメスとガスペリーニ監督の確執は残念なトピックとなったが、前半戦最終戦のミラン戦で完勝するなどその実力に疑いの余地はなく、後半戦に向けて尻上がりに調子を上げていくものと思われる。
◆リーグ屈指の攻撃力~ナポリ~

昨季コッパ・イタリア優勝に導いたガットゥーゾ監督の2季目となったナポリ。戦力的にはスクデット争いに絡んでもおかしくない陣容を揃え、実際シーズン序盤はFWオシムヘンの加入によって爆発的な攻撃力を誇った。そのオシムヘンの負傷離脱に加え、FWメルテンスも同時期に負傷してしまったことから一気に前線の枚数不足に陥ったが、それでもFWロサーノの覚醒、FWインシーニェのさすがの得点力で勝利をもぎ取り、ユベントス戦が未消化の中、首位ミランとは9ポイント差に付けている。
◆熟成路線~ラツィオ~

12シーズンぶりの出場となったチャンピオンズリーグ(CL)との並行した日程と、コロナに苦しめられながらのシーズンとなったラツィオ。それでも、CLでは20シーズンぶりの決勝トーナメント進出を果たし、セリエAでも7位と、まずまずのシーズンを過ごしている。昨季からの上積みといった点では物足りないが、熟成路線で安定したチーム力を発揮している。
◆共にサイドバックとセンターバックで及第点~冨安と吉田~

日本代表でコンビを組むボローニャのDF冨安健洋とサンプドリアのDF吉田麻也は及第点の前半戦を送った。共に中堅クラブでレギュラーを守り、チームは中位に位置と、課せられた仕事を果たしきった印象だ。冨安は今季、本職のセンターバックでプレーを続けていた中、ビッグクラブ相手に大量失点を喫してサイドバックへ戻った。そのサイドバックではハイパフォーマンスを見せて評価を取り戻すなど、ボローニャでの地位を築き上げている。
対する吉田はセンターバックでのプレーを続けていた中、チームの結果が芳しくなかったことからサイドバックを任され、そつなくこなして見せた。戦術眼の高さを生かし、吉田なりのサイドバック像でチームの力となり、インテル相手に金星を掴んだ。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆FWロメル・ルカク(インテル)

“戦術ルカク”と称される程、インパクトの強いパフォーマンスを発揮し続けたルカクを選出。得点数こそC・ロナウドに2ゴール劣るものの、各試合におけるチームへの貢献度の高さがずば抜けていた。チャンスメークも担い、相棒のFWラウタロにゴールチャンスをお膳立てすることも多々あった。
★最優秀監督
◆ステファノ・ピオリ(ミラン)

続投を決断したミランフロントの期待に応えるシーズン前半戦となった。昨年夏にはラングニック氏の招へいが報じられていた中、昨季途中に就任したピオリ監督が自らフロントの判断が正しかったことを証明する形となった。イブラヒモビッチやDFケアーらベテランも大事にする人身掌握術でチーム力に深みが出た格好だ。
【期待以上】
★チーム
◆サッスオーロ

デ・ゼルビ監督の下、年々存在感を増していっているサッスオーロを選出。MFロカテッリとFWベラルディの両イタリア代表コンビがチームを牽引し、ポゼッション主体のチームは今季、粘り強く戦う術も身に付け、しぶとく勝ち点を積み上げる試合が目立っている。
★選手
◆ウェストン・マッケニー(ユベントス)

ベルギー代表に選出されるまでになったミランのMFサーレマーケルズと迷ったが、シャルケからレンタルで加入したアメリカ代表MFを選出。ユベントス史上初のアメリカ人プレーヤーとなったマッケニー。加入当初は期待値が低かったが、プレーで見返した。無尽蔵のスタミナを生かして攻守に関わるスタイルは現チームにおいて稀有な存在だけにピルロ監督としても重宝する存在だ。
【期待外れ】
★チーム
◆トリノ

強豪が軒並み順当に上位に名を連ねた今季前半戦のセリエA。そんな中、中堅どころと目されたパルマやカリアリらが低迷したが、とりわけ残留圏ぎりぎりの17位に沈むトリノを期待外れのチームとしたい。毎シーズン15ゴールは計算できるエースFWベロッティを擁しながらもこの体たらくは頂けない。ミランで失敗したジャンパオロ氏が指揮を執っていたが、ミラン時代同様にシーズン途中での解任となった。
★選手
◆MFクリスティアン・エリクセン(インテル)

昨年1月にトッテナムからインテルに加入し、今季の活躍が期待されたエリクセン。ミランとのコッパ・イタリアでは劇的FK弾でチームを勝利に導いたが、1年が経った現在もチームに馴染めているとは言えず、構想外に近い状況になってしまった。トッテナム時代のパフォーマンスを考えれば信じられないような境遇だが、コンテ監督との戦術的ミスマッチは埋めきれず、放出が濃厚か。
◆ピオリ体制継続が吉~ミラン~

Getty Images
ピオリ体制継続が吉と出た。他のクラブ同様、コロナによってイブラヒモビッチを筆頭に主力を欠くことも多かったミランだが、ピオリ監督のマネジメント能力で乗り切り、順調に勝ち星を積み重ねていった。とりわけ、昨季後半に加入したイブラヒモビッチの存在が絶大で、近年欠けていた一体感がチームに生まれている印象だ。欠場者をカバーする控え選手たちの活躍が随所に見られ、チーム力を押し上げたミランの前半戦の戦績は13勝4分け2敗と長らく続いた暗黒期を考えれば、非の打ちどころのない結果となった。
◆勝負強さ発揮~インテル~

Getty Images
ユベントスの10連覇を阻む最大のライバルと予想されたインテルは、コンテ監督の信条そのものである勝負強さを全面に押し出し、際どい試合を制していった。チャンピオンズリーグではグループ最下位と結果が出なかったが、セリエAでは芳しくない内容の試合でもルカクを筆頭に少ないチャンスを生かしきることで、勝利に結び付けていった。11月から12月にかけては怒涛の8連勝を記録し、年明けに行われたユベントスとのダービーでは完勝するなど、スクデット候補に相応しい戦いを示した。

Getty Images
11勝4分け4敗とまずまずの結果で前半戦を終えた3位ローマ。だが、上位相手には勝利を挙げられず、後半戦に向けてスクデット争いに絡めるかはいささか疑問が残るところ。とりわけ、年明けに行われたラツィオとのダービーで完敗したことでフォンセカ監督への懐疑的な目が強まり、プレッシャーのかかる中で後半戦を戦うことはマイナスに働くかもしれない。
◆ピルロ新監督の下で攻撃的スタイルを構築へ~ユベントス~

Getty Images
監督初挑戦のピルロ監督の下、徐々に内容の伴った試合が増えている印象だ。守備時に[4-4-2]、攻撃時に[3-5-2]と変化する変則システムを採用し、能動的に仕掛けるスタイルを構築していった。ユベントス伝統の堅守よりもピルロ監督の現役時代のプレースタイルを彷彿とさせるような攻撃に比重を置いたチーム作りを行っている。首位ミランとは1試合消化が少ない中で7ポイント差と、まだまだ射程圏内に捉えているだけに10連覇を諦めるわけにはいかない。
◆パプと確執もさすがのガスペ~アタランタ~

Getty Images
5季目となるガスペリーニ監督の下、2季連続でCL決勝トーナメント進出を果たしたアタランタ。セリエAでは昨季前半戦同様、取りこぼしの試合も多かったが、それでも10勝6分け3敗の5位とさすがの安定感を示している。近年のアタランタの躍進を支えた主将のMFアレハンドロ・ゴメスとガスペリーニ監督の確執は残念なトピックとなったが、前半戦最終戦のミラン戦で完勝するなどその実力に疑いの余地はなく、後半戦に向けて尻上がりに調子を上げていくものと思われる。
◆リーグ屈指の攻撃力~ナポリ~

Getty Images
昨季コッパ・イタリア優勝に導いたガットゥーゾ監督の2季目となったナポリ。戦力的にはスクデット争いに絡んでもおかしくない陣容を揃え、実際シーズン序盤はFWオシムヘンの加入によって爆発的な攻撃力を誇った。そのオシムヘンの負傷離脱に加え、FWメルテンスも同時期に負傷してしまったことから一気に前線の枚数不足に陥ったが、それでもFWロサーノの覚醒、FWインシーニェのさすがの得点力で勝利をもぎ取り、ユベントス戦が未消化の中、首位ミランとは9ポイント差に付けている。
◆熟成路線~ラツィオ~

Getty Images
12シーズンぶりの出場となったチャンピオンズリーグ(CL)との並行した日程と、コロナに苦しめられながらのシーズンとなったラツィオ。それでも、CLでは20シーズンぶりの決勝トーナメント進出を果たし、セリエAでも7位と、まずまずのシーズンを過ごしている。昨季からの上積みといった点では物足りないが、熟成路線で安定したチーム力を発揮している。
◆共にサイドバックとセンターバックで及第点~冨安と吉田~

Getty Images
日本代表でコンビを組むボローニャのDF冨安健洋とサンプドリアのDF吉田麻也は及第点の前半戦を送った。共に中堅クラブでレギュラーを守り、チームは中位に位置と、課せられた仕事を果たしきった印象だ。冨安は今季、本職のセンターバックでプレーを続けていた中、ビッグクラブ相手に大量失点を喫してサイドバックへ戻った。そのサイドバックではハイパフォーマンスを見せて評価を取り戻すなど、ボローニャでの地位を築き上げている。
対する吉田はセンターバックでのプレーを続けていた中、チームの結果が芳しくなかったことからサイドバックを任され、そつなくこなして見せた。戦術眼の高さを生かし、吉田なりのサイドバック像でチームの力となり、インテル相手に金星を掴んだ。
【最優秀選手&監督】
★最優秀選手
◆FWロメル・ルカク(インテル)

Getty Images
“戦術ルカク”と称される程、インパクトの強いパフォーマンスを発揮し続けたルカクを選出。得点数こそC・ロナウドに2ゴール劣るものの、各試合におけるチームへの貢献度の高さがずば抜けていた。チャンスメークも担い、相棒のFWラウタロにゴールチャンスをお膳立てすることも多々あった。
★最優秀監督
◆ステファノ・ピオリ(ミラン)

Getty Images
続投を決断したミランフロントの期待に応えるシーズン前半戦となった。昨年夏にはラングニック氏の招へいが報じられていた中、昨季途中に就任したピオリ監督が自らフロントの判断が正しかったことを証明する形となった。イブラヒモビッチやDFケアーらベテランも大事にする人身掌握術でチーム力に深みが出た格好だ。
【期待以上】
★チーム
◆サッスオーロ

Getty Images
デ・ゼルビ監督の下、年々存在感を増していっているサッスオーロを選出。MFロカテッリとFWベラルディの両イタリア代表コンビがチームを牽引し、ポゼッション主体のチームは今季、粘り強く戦う術も身に付け、しぶとく勝ち点を積み上げる試合が目立っている。
★選手
◆ウェストン・マッケニー(ユベントス)

Getty Images
ベルギー代表に選出されるまでになったミランのMFサーレマーケルズと迷ったが、シャルケからレンタルで加入したアメリカ代表MFを選出。ユベントス史上初のアメリカ人プレーヤーとなったマッケニー。加入当初は期待値が低かったが、プレーで見返した。無尽蔵のスタミナを生かして攻守に関わるスタイルは現チームにおいて稀有な存在だけにピルロ監督としても重宝する存在だ。
【期待外れ】
★チーム
◆トリノ

Getty Images
強豪が軒並み順当に上位に名を連ねた今季前半戦のセリエA。そんな中、中堅どころと目されたパルマやカリアリらが低迷したが、とりわけ残留圏ぎりぎりの17位に沈むトリノを期待外れのチームとしたい。毎シーズン15ゴールは計算できるエースFWベロッティを擁しながらもこの体たらくは頂けない。ミランで失敗したジャンパオロ氏が指揮を執っていたが、ミラン時代同様にシーズン途中での解任となった。
★選手
◆MFクリスティアン・エリクセン(インテル)

Getty Images
昨年1月にトッテナムからインテルに加入し、今季の活躍が期待されたエリクセン。ミランとのコッパ・イタリアでは劇的FK弾でチームを勝利に導いたが、1年が経った現在もチームに馴染めているとは言えず、構想外に近い状況になってしまった。トッテナム時代のパフォーマンスを考えれば信じられないような境遇だが、コンテ監督との戦術的ミスマッチは埋めきれず、放出が濃厚か。
ミランの関連記事
セリエAの関連記事
|
|
ミランの人気記事ランキング
1
マルディーニ氏の27歳長男が現役引退へ...ミランやセリエAでのプレー叶わずもセカンドキャリアは…
ミランのレジェンド、パオロ・マルディーニ氏の長男が現役引退を決断したようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ミランのクラブ史における最大のバンディエラと言っても過言ではないマルディーニ氏。クラブキャリア全てをミランに捧げ、史上最高の左サイドバックとも称された男は、今夏まで古巣でテクニカル・ディレクター(SD)を務めていた。 そんなマルディーニ氏には2人の息子がおり、どちらも父に続いてサッカー選手に。次男はミランからエンポリへ武者修行中の元U-20イタリア代表FWダニエル・マルディーニで、長男が現在無所属のDFクリスティアン・マルディーニ(27)だ。 まだ21歳の次男ダニエルが偉大な父に追いつけ追い越せと言わんばかりに逞しくセリエAで奮闘する一方、長男クリスティアンはミランの下部組織を退団後、セリエCやセリエDでのキャリアが中心となり、一時はマルタでのプレーも経験した。 現在に至るまでセリエAへのステップアップが叶っていないなか、昨シーズンはセリエCのレッコに所属も1年で契約が切れて現在は無所属。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、クリスティアンは現役引退を決断したという。 セカンドキャリアは代理人業。イタリアの著名なエージェントであり、イタリア代表のMFサンドロ・トナーリ(ニューカッスル)やMFダビデ・フラッテージ(インテル)、MFブライアン・クリスタンテ(ローマ)、また弟ダニエルなども顧客に持つジュゼッペ・リソ氏の下で働き始めるとのことだ。 祖父のチェーザレ・マルディーニ氏、そして父であるパオロ・マルディーニ氏...先代2人のように偉大なキャリアを築けなかったクリスティアン・マルディーニだが、いつの日かカルチョに大きな影響力を持つ大物代理人となる日が来るかもしれない。 2023.09.13 15:01 Wed2
「サッカーが大嫌いだった」偉大な父を持つ18歳M・イブラヒモビッチ、父ズラタンとの比較は「嫌だった」
ミラン・フトゥーロのU-18スウェーデン代表FWマキシミリアン・イブラヒモビッチが自らのキャリアについて語った。スウェーデン『Aftonbladet』が伝えた。 現在はミランのシニアアドバイザーを務めるズラタン・イブラヒモビッチ氏の息子、マキシミリアン。7月にはミランとプロ契約を交わし、下部組織で父と同じプロサッカー選手の道を歩み始めている。 主に左ウイングとしてプレーする18歳は、プリマヴェーラ1でここまで7試合4ゴールと好発進のシーズンに。10月にはU-18スウェーデン代表に初招集された。 マキシミリアンは代表活動中に取材に応じると、9歳から始まったサッカーキャリアを回想。父親が所属したパリ・サンジェルマン(PSG)、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシー(LAギャラクシー)のアカデミーを渡り歩くと、その後は母国スウェーデンのハンマルビーでプレーし、2022年8月にミランへ行き着いた。 「どこの国でも良い思い出があるけれど、ミランが一番居心地の良い場所だった」 「始めたのは9歳の時でかなり遅かった。パリの地元クラブで」 「でも(サッカーに)一目惚れしたからじゃない。その逆だ。11歳くらいまではサッカーが大嫌いだった。最悪だった。すべてが間違っていて嫌だった。父と比較されるのも嫌だった」 「でもある日、サッカーへの愛に目覚めた。突然ピンと来たんだ」 また、昔は嫌だったという父との比較についてさらにコメント。今では自分の道を見つけているようだ。 「比較については考えない。僕は僕だし、彼は彼だ。同じポジションをプレーしているわけでもないから、比べることはあまりない」 好きな選手はブラジル代表FWネイマール、先輩のポルトガル代表FWラファエル・レオン、ミランにも所属した元ブラジル代表FWロナウジーニョ氏だとも明かしたマキシミリアン。ともに練習したことがあるレオンについては「初めて彼を見た時、まるでお菓子屋さんにいる気分だった」というが、「今はむしろ競争相手として見ている」と頼もしいコメントも残した。 <span class="paragraph-title">【動画】U-18代表入り! 取材に応じるマキシミリアン</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vuIK6ScqWUg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.17 15:50 Thu3
シティとミランが対戦、遺恨を残したペップから声をかけられたイブラヒモビッチは...
ズラタン・イブラヒモビッチ氏が、ジョゼップ・グアルディオラ監督に対して気まずそうな態度をとった。ドイツ『ビルト』が伝える。 イブラヒモビッチとペップ・グアルディオラ。 両者は2009-10シーズン、バルセロナのトップチームで共闘することになり、当時インテルからサミュエル・エトー氏との実質トレードで加入したイブラ氏は、ペップ・バルサ2年目の最前線でスタメン起用され始めた。 しかし、序盤戦のゴール量産から次第にコンディションを落とし、グアルディオラ監督はイブラ氏のベンチスタートを増やすことに。 結局、加入から1年でミランにレンタル放出され、さらにその1年後に完全移籍移行。 現在に至る「ミランの王・イブラヒモビッチ」が生まれることとなったが、イブラ氏はグアルディオラ監督に対する恨み辛みを、のちに余すことなく、何度も口にしている。 「グアルディオラは幼稚なコーチ…話しかけられることなどないし、見ようともしない…俺を見るなり逃げ失せるような男だ…」 時は流れて2024年夏、7月28日。 イブラ氏がシニアアドバイザーを務めるミランと、グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティが、米国でのプレシーズンマッチにて対戦。ミランが3-2と勝利した。 グアルディオラ監督から立ち寄る形で試合前に顔を合わせた両者。イブラ氏が作った笑顔はどう見てもよそよそしく、握手とハグもそこそこに、ペップの話しかけにも目線を合わせるのがしんどかったような印象が。 おそらくグアルディオラ監督のほうは、過去の確執をそこまで気にするタイプではないが、イブラ氏の「気まずい…」という表情は本当に印象的。 1年限りとなったバルセロナでの共闘から14年、イブラ氏は当時のグアルディオラ監督の年齢(38〜39歳)を超え、今や自身もチームを監督する側の立場。TVカメラも近づいてきたなか、大人の対応をした格好か。 <span class="paragraph-title">【動画】ペップに声をかけられ、この上なく気まずそうなイブラヒモビッチ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="in" dir="ltr">Ibrahimovic tampak menghindari kontak mata dan Guardiola pun coba bersikap 'senormal' mungkin. Para fans sepakbola menilai, Zlatan Ibrahimovic tampak masih tidak menyukai Pep Guardiola <br><br>Ibrahimovic pernah terang-terangan menulis Guardiola sebagai pelatih yang tidak punya… <a href="https://t.co/skUHPxR4Wv">pic.twitter.com/skUHPxR4Wv</a></p>— detiksport (@detiksport) <a href="https://twitter.com/detiksport/status/1819330955708190859?ref_src=twsrc%5Etfw">August 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.02 20:35 Fri4
VARとの戦いが見たかった“駆け引き”に生きた生粋のゴールハンター、フィリッポ・インザーギ
ストライカーにとって最も大切なものは、やはりゴールを奪う能力と言えるだろう。チームの最前線に立ち、現代サッカーでは多くの役割を求められるポジションでもあるが、それでもやはりゴールの数が求められるポジションだ。 パワー、スピード、テクニック、ポジショニングとそれぞれのストライカーには特徴があり、それぞれが自身の武器で相手のDFと勝負をする。その先に目指すものは、やはりゴールだろう。 ゴールの多さで言えば、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが圧倒的な数字を残している一方で、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペやドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドなど、新世代のストライカーも出てきている。 そんな中、1つのポイントにこだわりを持ち、常にゴールを貪欲に狙い続けた愛されたストライカーがいる。それが、フィリッポ・インザーギだ。 <span class="paragraph-title">◆順風満帆ではないキャリア</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210430inzaghi_2_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> セリエBピアチェンツァの下部組織でキャリアをスタートさせたインザーギは、1991年に昇格。翌年からはレンタル移籍を経験し、チームの力にはあまり慣れなかった。 一方で、U-21イタリア代表としてU-21欧州選手権に出場。ユベントスで後にコンビを組む、アレッサンドロ・デル・ピエロやクリスティアン・ビエリとプレーした。 そのインザーギは1994-95シーズンのピアチェンツァで37試合15ゴールの活躍を見せてチームはセリエA昇格。そのままインザーギはパルマへと移籍するが、厚い壁に阻まれ、翌年にはアタランタへと移籍。すると、24ゴールの活躍を見せてセリエAの得点王に輝いた。 その活躍もあり1997-98シーズンにユベントスへと完全移籍。ここでデル・ピエロとコンビを組むと、セリエAで18ゴールを記録。ジネディーヌ・ジダンなど魅力溢れる攻撃ユニットでセリエA連覇に貢献した。 しかし、ユベントスでもケガの影響などで徐々にパフォーマンスを落とすと、2000年に加入したダビド・トレゼゲの台頭によりチームを後に。2001年にミランへと完全移籍した。 ユベントス時代にセリエA連覇を経験したインザーギだが、ミランではさらなる栄光が待っていた。2度のスクデットに加え、2度のチャンピオンズリーグ優勝、そしてコッパ・イタリア優勝も経験。通算成績は300試合で126ゴール34アシスト。ユベントスでも165試合で89ゴール7アシストを記録していた。 <span class="paragraph-title">◆オフサイドと戦い続けた男</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210430inzaghi_3_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 多くのゴールを量産してきたインザーギだが、この男を語る上で欠かせないのは、やはり“オフサイド”との関係だろう。 インザーギの最大の魅力は、試合を通してディフェンスラインとの駆け引きを続けること。何度オフサイドを取られても、その動き出しの一瞬のために全てを捧げていると言っても過言ではない。 上背があるわけでもなければ、優れたジャンプ力があるわけでもない。高いテクニックがある選手というわけでもなく、類稀なパワーを持ち合わせていた訳でもない。当時のストライカーとしては、どちらかと言えば足りていない要素が多い選手だった。 しかし、相手DFとの駆け引きを制し、ポジショニングで勝利をして、ゴールを決めるというスタイルを確立。これは、多くのディフェンダーにとって悩ましい武器となった。 一瞬のスピードで抜け出す動いだけでなく、その前のDFとの駆け引きも秀逸。インザーギはDFと同時に、副審との戦いもあった。 もしかしたら、テクノロジーが進化しVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が導入された現代サッカーでは、多くのゴールが取り消されたかもしれない。または、オフサイドと判定された多くは、肉眼では判別できないほど微妙なポジショニングで、オフサイドではなかったかもしれない。 <span class="paragraph-title">◆全てはゴールのために</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210430inzaghi_4_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> そのインザーギのDFとの駆け引きは、ボールを追いかけずにそこだけを見ていても価値があると言えるほどのものと言える。ボールがないところでの駆け引きで人を惹きつけられる選手はなかなかいない。 日本人で言えば、鹿島アントラーズや日本代表で活躍したFW柳沢敦だろう。見逃せばオフサイドポジションにいたかと思われるほど綺麗に抜け出す姿は、十分見る価値のあるプレーだった。 そして、その全ての駆け引きは、ゴールを奪うために行うもの。多くの役割を求められる現代サッカーではもはや生まれない選手の部類かもしれない。しかし、そのプレーには多くのものを惹きつけるものがあり、インザーギがいればなんとかなりそうな気さえしたものだ。 インザーギに対しては、多くの選手や監督が称賛を込めた皮肉を口にしている。マンチェスター・ユナイテッドで長年指揮を執ったサー・アレックス・ファーガソン氏は「オフサイドポジションで生まれた男」と称するほど。“唯一無二”と言って良い、駆け引きに全てを捧げた名ストライカーのと言える。 <hr><div id="cws_ad">ミランやユベントス、イタリア代表として多くのゴールを奪い、最終ラインとの駆け引きで魅了を続けたフィリッポ・インザーギが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>名コンビを組んだアレッサンドロ・デル・ピエロらも同時に登場しており、当時のコンビネーションを実現させるのも楽しめるポイントだ。『サカつくRTW』で“スーペル・ピッポ”のゴールを観たい方は是非一度チェックしよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/4c7a9075" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20210428.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> <span class="paragraph-title">【動画】ジダン2アシスト、インザーギの魅力が詰まったハットトリック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiI3Ymk4cXNJTiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> ミランやユベントス、イタリア代表として多くのゴールを奪い、最終ラインとの駆け引きで魅了を続けたフィリッポ・インザーギが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>名コンビを組んだアレッサンドロ・デル・ピエロらも同時に登場しており、当時のコンビネーションを実現させるのも楽しめるポイントだ。『サカつくRTW』で“スーペル・ピッポ”のゴールを観たい方は是非一度チェックしよう <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/4c7a9075" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20210428.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2021.05.01 16:40 Sat5
