【ブンデス第18節プレビュー】後半戦スタート、堂安vs鎌田&長谷部の日本人対決

2021.01.22 18:00 Fri
Getty Images
ミッドウィークに行われた前半戦最終戦となった前節、レバークーゼンがドルトムントに、ライプツィヒがウニオン・ベルリンにそれぞれ競り勝ち、上位対決を制した。ヘルプスト・マイスターを確定させていたバイエルンは相手のPK失敗に助けられた中、前半戦最終戦を勝利で飾り、2位ライプツィヒとの4ポイント差を維持して後半戦へ折り返している。迎える第18節、MF堂安の15位ビーレフェルト(勝ち点17)vsMF鎌田&長谷部のフランクフルト(勝ち点27)による日本人対決が行われる。

堂安は前節、MF遠藤航との日本人対決が実現した中、今季3ゴール目を決めるなど全3ゴールに絡む大活躍を見せた。シーズン当初のポゼッション主体のサッカーから、しっかり守ってカウンターを狙う戦いにシフトしているビーレフェルト。チームの戦い方が明確になってきた中、開幕から連続スタメンを続ける堂安も持ち味を発揮している状況だ。好調シュツットガルト相手に快勝した自信を持って2戦連続の日本人対決で好結果を残せるか。

一方、前節フライブルク戦では途中出場のMF鎌田がオウンゴール誘発のシュートを放って引き分けとしたフランクフルト。連勝は4で止まったが、6戦負けなしと依然として好調を維持している。ここ2試合、ベンチスタートと不本意な鎌田だが、アピールに成功したことでビーレフェルト戦は先発のチャンスが訪れるかもしれない。DFアブラアムの移籍によってキャプテンを務める長谷部が引き続きボランチでプレーするかにも注目だ。
金曜には7位ボルシアMG(勝ち点28)vs4位ドルトムント(勝ち点29)の好カードが組まれている。ボルシアMGは前節ブレーメン戦を1-0と押し切ってバイエルン撃破の勢いを持続した。ここ4戦で3勝と好調のチームは唾吐き行為によって5試合の出場停止処分を受けていたFWテュラムが復帰を果たすが、ベストメンバーで不調のドルトムント撃破を目論む。

一方、前節レバークーゼン戦では後半にMFブラントの恩返し弾で追い付いたものの、最終的には1-2と競り負ける形となったドルトムント。MFロイスの不調が気になるところだが、古巣相手に復調のキッカケを掴めるか。
アウグスブルクのPK失敗に助けられる形となった首位バイエルン(勝ち点39)は、最下位シャルケ(勝ち点7)とのアウェイ戦に臨む。芳しくない試合内容が続く王者だが、1年ぶりの勝利から2連敗とどん底を抜け出せずにいるシャルケを気持ちよく下して後半戦をスタートできるか。

ウニオン・ベルリンとの上位対決を途中出場のMFフォルスベリ弾で制した2位ライプツィヒ(勝ち点35)は、シャルケ同様に降格圏に沈む17位マインツ(勝ち点7)とのアウェイ戦に臨む。ウニオン戦では守備に徹してきた相手からゴールをこじ開けて見せたライプツィヒ。マインツも同様の戦い方を選択してくるだろうが、ライプツィヒはその守備を打ち破れるか。

攻撃陣の主力2枚を出場停止で欠いたことも響き、ビーレフェルトにまさかの完敗を喫した10位シュツットガルト(勝ち点22)は、9位フライブルク(勝ち点24)とのアウェイ戦に臨む。ビーレフェルト戦では遠藤航も攻守のバランスを取り切れなかったが、フライブルク戦で挽回となるか。

そしてライプツィヒ戦の終盤に出場し、4試合ぶりの起用となった6位ウニオン(勝ち点28)のMF遠藤渓太は、9位フライブルク(勝ち点24)とのアウェイ戦に臨み、3試合ぶりの出場となった13位ブレーメン(勝ち点18)のFW大迫は14位ヘルタ・ベルリン(勝ち点17)とのアウェイ戦にそれぞれ挑む。

◆ブンデスリーガ第18節
▽1/22(金)
《28:30》
ボルシアMGvsドルトムント

▽1/23(土)
《23:30》
マインツvsライプツィヒ
フライブルクvsシュツットガルト
アウグスブルクvsウニオン・ベルリン
ビーレフェルトvsフランクフルト
レバークーゼンvsヴォルフスブルク
《26:30》
ヘルタ・ベルリンvsブレーメン

▽1/24(日)
《23:30》
シャルケvsバイエルン
《26:00》
ホッフェンハイムvsケルン

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