【セリエA第11節プレビュー】冨安がローマと、吉田がナポリと対戦

2020.12.11 18:00 Fri
Getty Images
前節はボローニャDF冨安がインテルと、DF吉田の所属するサンプドリアがミランと対戦し、それぞれ敗れた。そして、ローマvsサッスオーロの上位対決は引き分けに終わっている。その他、ナポリやユベントス、ラツィオが順当に勝利を収めた。迎える第11節、冨安はローマと、吉田はナポリと対戦する。

インテル戦では冨安が2失点に絡んでチームは1-3の完敗となった10位ボローニャ(勝ち点12)。FWルカクのフィジカルに屈し、MFハキミの背後へのランニングを止めることができなかった。トッププレーヤーとのマッチアップで浮き彫りとなった課題をFWジェコや好調MFムヒタリアン擁するローマとの対戦で冨安は消化できるか。

対するローマ(勝ち点18)は前節サッスオーロ戦ではFWペドロが前半に退場するアクシデントがあった中、終始サッスオーロを圧倒してゴールレスドローとした。好調を持続しているチームは上位グループに留まるための勝利を得られるか。
そして吉田が8試合ぶりに先発落ちとなった中、サンプドリアはミランに1-2と逃げ切られた。その12位サンプドリア(勝ち点11)は3位ナポリ(勝ち点20)と対戦する。ミラン戦では守備に徹したものの2失点を喫し、終盤に反撃に出たが時既に遅く敗戦となったサンプドリア。5戦勝利から遠ざかった中、吉田は先発復帰となるか。

一方のナポリは前節クロトーネ戦を4-0と快勝した。リーグ戦2連勝とし、ヨーロッパリーグ(EL)では首位通過を決めて勢いに乗る中、“ディエゴ・アルマンド・マラドーナ”と名を変えたスタジアムでマラドーナ氏に捧げる勝利となるか。
サンプドリアに勝利してリーグ戦3連勝とし、2位インテルとの5ポイント差を維持して首位を堅守したミラン(勝ち点26)は16位パルマ(勝ち点10)とのホーム戦に臨む。木曜に行われたELスパルタ・プラハ戦では主力を温存した中で1-0と勝利し首位通過を決めた。良い流れが続く中、パルマ戦ではFWイブラヒモビッチの復帰が見込まれており、確実に4連勝としておきたい。

MFハキミのドッピエッタなどでボローニャに快勝として3連勝とした2位インテル(勝ち点21は、11位カリアリ(勝ち点12)とのアウェイ戦に臨む。水曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではシャフタール相手に押し込みながらもゴールレスドローに終わり、無念の敗退に終わった。リーグ戦一本となった中、気持ちを切り替えて4連勝となるか。

そしてトリノ・ダービーを終盤のDFボヌッチ弾で辛くも逆転勝利とした3位ユベントス(勝ち点20は、19位ジェノア(勝ち点6)とのアウェイ戦に臨む。ダービーを制して勢いに乗ったユベントスは火曜に行われたCLバルセロナ戦では3-0の快勝を飾って逆転での首位通過を果たした。ピルロ体制下で最高の試合を見せた中、開幕戦以来勝利のない不調の相手に高パフォーマンスを維持できるか。

そして同じくCL参戦組で20年ぶりに決勝トーナメント進出を果たした7位ラツィオ(勝ち点17は、8位ヴェローナ(勝ち点16)とのホーム戦に臨む。CLで結果を残し、一段落してリーグ戦に集中できる状況となった中、好調ヴェローナを下せるか。

一方のアタランタはアヤックスとの決勝トーナメント進出を懸けた直接対決を制し、2季連続での決勝トーナメント進出を決めた。セリエAでは前節ヴェローナ戦を決定力を欠いて敗れて9位と波に乗り切れないが、CLが一段落した中、プランデッリ監督就任後も調子の上がらない17位フィオレンティーナ(勝ち点9)相手に勝利となるか。

◆セリエA第11節
▽12/11(金)
《28:45》
サッスオーロvsベネヴェント

▽12/12(土)
《23:00》
クロトーネvsスペツィア
《26:00》
トリノvsウディネーゼ
《28:45》
ラツィオvsヴェローナ

▽12/13(日)
《20:30》
カリアリvsインテル
《23:00》
アタランタvsフィオレンティーナ
ボローニャvsローマ
ナポリvsサンプドリア
《26:00》
ジェノアvsユベントス
《28:45》
ミランvsパルマ

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