レアル低迷のグループBにPSG、ユナイテッド、ライプツィヒが三つ巴のグループH、CL決勝トーナメント進出を決めるのは?

8、9日にかけてチャンピオンズリーグ(CL)グループステージの最終節が行われる。CLでは、全32チームがグループA～Hまでの8つのグループに分けられており、各グループの1位、2位クラブは決勝トーナメントへ進出。3位クラブはヨーロッパリーグに回る。


決勝トーナメントに進む16チームの内、すでに9つが決まっているが、残りの7つの枠が最終節で争われることとなる。

グループAでは昨季王者バイエルンが早々に首位通過を確定させている状況。2位のアトレティコ・マドリーと3位のザルツブルクが直接対決で最後の切符を争う。2位のアトレティコは引き分け以上で突破となるが、ザルツブルクは勝てば自力での2位通過を決めることが可能だ。そして、大混戦となっているのはグループBだ。全4チームに突破の可能性が残されており、全ての命運が最終節に懸かっている状況。現時点で首位がボルシアMG、2位がシャフタール・ドネツクとなっており、両チームは引き分けでも突破となる。インテル、レアル・マドリーが突破の本命とみられていた中での波乱が起きており、マドリーが敗退となれば、クラブ史上初の出来事となる。

グループCはすでにマンチェスター・シティとポルトがそれぞれ、1位、2位通過を確定。グループDでは一昨年の王者リバプールも順当に首位通過を決めており、2位のアタランタと3位のアヤックスが最終節の直接対決で決勝トーナメント進出を争う。

また、グループEに関しては、最終節を待たずして全4チームの順位が確定。最終節は消化試合となる。グループFでは首位のドルトムントは突破が決定。2位のラツィオと3位のクラブ・ブルージュが直接対決で最後の枠を争う。

グループGではバルセロナとユベントスが首位通過を賭けてカンプ・ノウで激突。ユベントスが逆転で首位通過するためには3点差以上の勝利、または3-1以上のスコアでの2点差勝利が必要となる。

最後にグループHだが、こちらも混戦だ。昨季、準優勝のパリ・サンジェルマンは、マンチェスター・ユナイテッド、RBライプツィヒとともに勝ち点9で並んでいる。PSGは最終節でグループ最下位が確定しているイスタンブール・バシャクシェヒルとの対戦となり、この試合で敗れない限りはグループステージ突破とはなるが、気の抜けない戦いになる。

もう一方のマンチェスター・ユナイテッドは最終節をアウェイでライプツィヒと戦う。引き分け以上でグループステージ突破となる。しかし、第5節のPSG戦を1-3で敗れ、当該チーム同士の成績で下回っているため、敗れた場合はその時点で3位が確定する。

◆グループステージ通過(★は首位確定)
グループA:★バイエルン
グループC:★マンチェスター・シティ、ポルト
グループD:★リバプール
グループE:★チェルシー、セビージャ
グループF:ドルトムント
グループG:バルセロナ、ユベントス

◆決勝トーナメント進出の可能性有り
グループA:アトレティコ・マドリー、ザルツブルク
グループB:ボルシアMG、シャフタール、レアル・マドリー、インテル
グループD:アタランタ、アヤックス
グループF:ラツィオ、クラブ・ブルージュ
グループG:ディナモ・キエフ、フェレンツヴァーロシュ
グループH:マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン、RBライプツィヒ