一部観客動員許可のプレミアリーグ、マンチェスターやマージ―サイドは無観客継続

2020.11.25 18:24 Wed
Getty Images
イギリス政府から一部観客動員の許可が下りることになったプレミアリ―グだが、半数のクラブはまだそのレベルに達していないようだ。

先日、ボリス・ジョンソン首相や文化長官のオリバー・ダウデン氏からスポーツイベントに対する一部規制解除の声明が発表された。ロックダウン以降、プレミアリーグでは無観客開催が続いていたが、この度、地域ごとに新型コロナウイルス感染状況などに基づいて仕分けし、各クラブにはそのレベルに応じた人数の動員許可を与えられる運びとなった。

最も制限の緩い「ティア1」から「ティア3」に区分し、プレミアリーグでは「ティア1」に属するクラブは最大4000人の動員が可能となる。「ティア2」では2000人。そして感染状況が深刻なレベルにあると判断された「ティア3」では無観客継続となる。
現状で「ティア3」に分類されているのは、イングランド中部から北部にかけて分布しているマンチェスターやマージ―サイド、バーミンガムにヨークシャーといった地域。中部から南部にかけてのロンドンやレスターシャーは「ティア2」に該当する。そして、プレミアリーグではブライトンとサウサンプトンにあたるイングランド最南部周辺は「ティア1」となった。

実際にスタジアムへの入場が許可されるのは12月2日を予定しており、同5日に本拠地アメックス・スタジアムにサウサンプトンを迎えるブライトンのポール・バーバーCEOは、4000人の観客を歓迎しながらも、財政的により苦しむことになるとコメント。さらなる開放を目指すとしている。
「実際には、空のスタジアムを維持するよりも、2000人や4000人のファンを動員する方がコストがかかる。利益を出すには最低でも8000人は動員しなければならない」

「我々のようにプレミアリリーグのほとんどのクラブが(観客動員によって)お金を失うだろうが、選手やスタッフへの心理的な配慮や、なによりサポーターの喜びのために全クラブは快く受け入れるだろう」

「だが、ピラミッドの下に位置するクラブにとって、これは潜在的な経済的ライフラインとなる非常に重要なものだ。素晴らしいことだよ」

ブライトンは新シーズン開幕前の8月に行われたチェルシーとの親善試合で、アメックス・スタジアムに2500人のファンを迎えていた。

なおイギリス『サン』によると、スタジアム内の観客はハグなどの接触は禁止されるものの、応援歌を歌うことは許可される模様。また、スタンドではマスクの装着もしなくていいようだ。

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