超特急で試合が消化されていく…/原ゆみこのマドリッド

2020.11.07 22:30 Sat
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「あと1試合かあ」そんな風に私が溜息をついていたのは木曜日、10月各国代表戦週間明けから始まった地獄の7連戦がいよいよ、今週末のリーガ戦で終わることに気がついた時のことでした。いやあ、例年なら、CLグループリーグは2、3週間おきの開催なんですけどね。今季はコロナ禍のせいでスタートが遅れ、3週連続で一気に3節まで終了ともなると、それぞれの試合の感慨も悔しさも消化する暇もなし。ふと見るともう、すでに決勝トーナメント進出決定目前になっているチームがあるのには、どうにも戸惑いを覚えてしまうばかりかと。ちなみにスペイン勢では3連勝のバルサと2勝1分けとしたセビージャが突破秒読み組なんですが、翻って、リーガでは前者が直近の試合を2分け2敗として、現在12位。後者など、1分け3敗で16位という代償を払っていますからね。それに比べると、クラシコ(伝統の一戦)から2連勝して、2位につけるレアル・マドリー、3連勝中で4位にいるアトレティコはCLがイマイチな分、リーガで良かったりするんですが、いやいや。何にせよ、この4チームは消化試合が1つ、2つ、少ないことも考慮に入れないといけないですし、来週からの代表3連戦の後も地獄の7連戦リピートが待ち受けているため、今はまだ、シーズンの先行きに関してはまったく予想ができないんですが…。


え、それで火曜に揃ってCL3節に挑んだマドリッドの両雄はどうだったのかって?はい、今回は時間帯が分かれてくれたおかげで、私も近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)で、2つのTVの前を行ったり来たりするという、不審な行動を取らずに済んだんですけどね。先にキックオフとなったのはアトレティコだったんですが、滑り出しは上々。前半18分にはCKから続いたプレーでエレーラのクロスをヒメネスがヘッドで決めて、早くも先制点をゲットします。おかげで私もすっかり大船に乗った気分でいたところ、その数分後には災難が到来したから、さあ大変!

ええ、敵のパスをエリア内で遮ったエレーラの腕にボールが当たり、うーん、主審がVAR(ビデオ審判)のモニターを見ている間、ルイス・スアレスが自分も覗こうと近づいたのが相手をイラッとさせましたかね。スアレスにはイエローカードが出されるわ、それで主審の気も散ったか、胸から跳ねて腕に当たった瞬間の停止画像でハンドと判断され、ペナルティを取られるなんて、まさに踏んだり蹴ったりとはこのこと?ミランチュクのPKが決まり、1-1の同点にされてしまったアトレティコだったんですが、それからは何ともフラストレーションが溜まる展開に。

だってえ、コレアの渾身のエリア外からのシュートはオサスナ戦に続いて枠に嫌われるわ、ジョアン・フェリックスもGKギジェルメに止められてばかり。後半、負傷明け初先発したサウールと代わり、ピッチに入ったコケのヘッドもゴールバーを直撃した上、落ちたボールをスアレスがゴールにしてもオフサイドと、なかなか勝ち越し点が取れなかったのには、シメオネ監督も業を煮やしたんでしょうか。24分にはコレアとマルコス・ジョレンテをビトロとレマルに代えてみたところ、まさか、たった10分もプレーしないうちにビトロが負傷とは、本当にツイてない。

いえ、モスクワ市が入場を許可した8000人の観客の中には少数ながら、現地のアトレティコのペーニャ(ファンクラブ)メンバーもいたため、3月以来、スタンドに人がいる試合を経験していない選手たちにはいつもより、シメオネ監督の声が届かないきらいはあったでしょうが、士気への影響はそんなになかったと思いますけどね。結局、シュート14本、うち枠内8本も撃ちながら、決定力に欠けていたのが運の尽き。そのまま、「サッカーは頭がおかしくなるようなゲームだ。バイエルン戦で今日よりいい試合をしながら、ウチは負けて、今日は勝ち点1を掴めた」(ニコリッチ監督)というロコモティブ・モスクワと引き分けたとなれば、え、チラッとカラバフの悪夢が頭に浮かんだのは私だけではない?

いえ、まだそこまでは切羽詰まってはいないんですけどね。ちなみにカラバフというのは、2017-18シーズンのCLグループリーグでアトレティコが3、4節の連戦で2引き分けして、最後は3位でCL敗退、後日、決勝トーナメントから参戦したELで優勝した原因を作ったアゼルバイジャンのチームなんですけどね。何せその時は1節でもローマと引分け、2節でチェルシーに負けて、もっと勝ち点が少なかったのに対して、今季は前節のザルツブルク戦勝利のおかげで、勝ち点4でも2位ですし、とにかく頼りになるのは、その日もバイエルンが昨季の5冠王者の風格を発揮。

ロコモティブ・モスクワとの1節とは違い、ザルツブルクのホームも今回は無観客となったのが良かったか、アトレティコ戦でも得点したベリシャ、そして奥川雅也選手のゴールで後半35分ぐらいまで2-2と粘られながら、その後、怒涛の4得点。終わってみれば、2-6の逆転勝利って、これならミュンヘンで4-0のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)を喰らったアトレティコも全然、恥じることはない?要はそのバイエルンが1強状態で3連勝、この勢いなら、かなりの高みで首位突破してくれるため、アトレティコとしてはワンダ・メトロポリターノにロコモティブ・モスクワを迎える4節、ザルツブルクとの6節アウェイ戦で必勝を目指すだけでいいんですが、さあて。

その頃にはジエゴ・コスタとカラスコも負傷が治っているはずですし、まずはその前に土曜午後9時(日本時間翌午前5時)から、無人のワンダで開催されるカディス戦を無事に済ましてくれればいいかと。ただ、相手はエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)でのマドリー戦を始め、開幕からアウェイでの4試合に全勝。昇格組とは思えない強さを発揮しているチームのため、木曜からマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で雨の中、今週、トマスの夏季移籍市場最終日、契約解除金を払ってのアーセナル電撃移籍により、特例入団を果たしたコンドグビア(バレンシアから移籍)も加わって、トレーニングを再開したアトレティコも油断は禁物。それにしてもここ数試合、チームの攻撃を牽引する働きを見せている、成長著しいジョアン・フェリックスなどはポルトガル代表にも招集されていますし、一体、いつになったら、休めるんでしょうかね。

そして引き続き、バルでマドリーがホームにインテルを迎えた試合を観戦した私でしたが、こちらも先手を取ったのはジダン監督のチームでした。ええ、前半25分には古巣訪問となったアクラフがメンディに押され、狙いの狂ったバックパスをベンゼマが奪い、GKハンダノビッチもかわしてシュート。これで先制点を奪うと、32分には鉄板コンビのセットプレーが炸裂します。「ハンダノビッチはクロースのCKとボクのヘッドを研究していると言ってたけど、この通り。Cuanto más sigamos sorprendiendo, major/クアントー・マス・シガモス・ソルプレンディエンドー、メホール(より長く驚かせていられるなら、その方がいい)」と当人も言っていたように、セルヒオ・ラモスが頭で決めて、2点差にしたとなれば、もう勝負はあった?

でもそこはエースのルカクを欠いていたとはいえ、イタリアの名門インテル。相手もここまで、2引き分けで勝ち点2と、前節のボルシア・メンヘングラッドバッハ戦での土壇場の引き分けで、初めて勝ち点1を手にしたマドリーと似たり寄ったりで、追い詰められていたのは同じですからね。35分にはバレッラがtaconazo(タコナソ/ヒールキック)で戻したボールをラウタロウがエリア内から撃ち込んで、1点差に迫ったかと思いきや、後半23分にはとうとう、アルトゥーロ・ビダルのロングパスをラウタロウが頭で落とし、ペリシッチのシュートで同点に追いついているんですから、まったく侮れませんって。

え、実はその頃にはもう、ジダン監督は追加点を狙うべく、スタメン出場したアザールとアセンシオをビニシウスとロドリゴのブラジル人若手FWコンビに代えていたんだろうって?はい、それがズバリ当たったのは35分、バルベルデが出したスルーパスに駆けだした20才の先輩が敵エリアまで上がり、並走してきた19才の後輩にパス。「Estoy listo en todo momento/エストイ・リストー・エン・トードー・モメントー(ボクはずっと準備ができてたよ)。ピッチに入った時に何かできるように、ゴールとか、アシストとか、チームを助けるためにね」と後で初々しく、インタビューに答えていたロドリゴのシュートが決まり、待望の勝ち越しゴールをもたらしてくれるんですから、本当に才能のある控えを持つチームは羨ましい。

おかげで3-2の勝利を手に入れたマドリーは同日、こちらも今節から無観客になった、キエフのオリンピスキー・スタジアムでメンヘングラッドバッハに0-6と大敗をしたシャフタールと同じ勝ち点4となって、3位に上昇。昨季もPSGに負け、クラブ・ブルージュと引分けた後、ガラタサライに連勝して、グループ突破への軌道修正ができたのと似た展開になってきましたが、そうそう、そのガラタサライとの4節ではロドリゴがハットトリックを挙げたなんてこともありましたっけ。何にしろ、インテルのコンテ監督も「マドリーはこの試合を決勝と見なしていたが、決勝では絶対、失敗しない」と言っていましたが、ここ一番の時には力を発揮してくれるのはさすがかと。

あとは、こちらも日曜午後9時からのバレンシア戦に勝って、気分の良いまま、代表戦週間を迎えてもらいたいものですが、幸い、インテル戦で足首に打撲を受けたアザールも無事、木曜のバルベベバス(バラハス空港の近く)でのセッションに参加。といっても、また復帰したてで来週はベルギー代表に行ってしまう?ようやくケガが治り、この週末のリーガには出場できそうなウーデゴールもそのまま、ノルウェイ代表にさらわれてしまいそうですしね。各国代表クラスの選手が多いからこそ、チームの質が高いと言ってしまえばそれまでですが、この時期はジダン監督もケガせず、皆、無事に帰って来てほしいとひたすら、祈っているに違いありませんって。

そしてマドリッド1部チームの弟分、折しも前節にはそのバレンシアと対戦し、波乱のロスタイムにアンヘルのゴールで逆転。その喜びも束の間、100分にソレルにPKを決められ、2-2で引き分けてしまったヘタフェは今週末、日曜午後2時(日本時間午後10時)にビジャレアルをコリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎えることに。いやあ、実は木曜に相手はELグループリーグ3節のマッカビ・テルアビフ戦をプレーしていて、それがまた、集中豪雨でラ・セラミカのピッチが水浸しになったため、キックオフを午後9時から、10時に変更。整備員さんたちの必死の排水作業のおかげで何とか、開催できたんですが、ここまでするのはやっぱり、下手に延期すると後で日程調整に困るせい?

まあ、おかげで試合もバッカの2ゴールなどで4-0と大勝して、こちらもシバススポル、カラバフ戦に続いて3連勝と、突破にかなり近づいたのは朗報なんですけどね。重いピッチでフル出場をしているだけに、2点目のアシストをした久保建英選手はヘタフェ戦で控えに回るかも。何せ、現在首位のレアル・ソシエダ、6位のグラナダ、ビジャレアルも3位とEL出場組は何故か、揃ってリーガでも好調ですからね。尚且つ、この3節でも3チーム揃って勝利と、ヨーロッパでも躓いていないのはただただ、感心するしかありませんが、そろそろ7連戦の疲れが出るのは間違いないかと。

それだけにここ2試合、グラナダ戦での0-1負けに続いて、白星から遠ざかっているヘタフェには奮起してもらいたいところですが、こればっかりはねえ。とりあえず、バレンシア戦で退場したダミアンは出場停止となりますが、来週は彼も同僚のアランバリと共に再び、ルイス・スアレルやヒメネス、バルベルデといったマドリッドの兄貴分たちの選手たちと、ウルグアイ代表でご一緒するだけに、ちょっとはお休みがあった方がいいかもしれませんね。

【マドリッド通信員】 原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
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風向きが変わった…/原ゆみこのマドリッド

「果たしていいことなのだろうか」そんな風に私が首を傾げていたのは火曜日、シーズン後半戦のマドリーダービーを迎える直前の順位表を見ていた時のことでした。いやあ、先週など、スペイン首都の両雄の距離が勝ち点3まで縮まったため、直接対決で首位から追い落とされてしまうんじゃないかとヤキモキしていたもんですけどね。あにはからんや、前節の結果、その差が5ポイントに広がってくれるとは。おかげでこの日曜には絶対、アトレティコがお隣さんの後塵を拝することはないとなれば、選手たちのプレッシャーが減っていいのか、それとも逆に気が緩んでしまう? 実際、順位もレアル・マドリーは同じ勝ち点ながら、宿敵バルサに追い抜かれ、3位となってしまったため、むしろ用心すべくは漁夫の利を得ようと虎視眈々、狙っているクーマン監督率いるチームの方なのかもしれませんけどね。あちらは一足早く、土曜にオサスナ戦があるのはともかく、その前にも今週水曜には2-0で負けた1stレグを逆転しないといけない、セビージャとのコパ・デル・レイ準決勝2ndレグがありますからね。先週末もそのセビージャとリーガで当たり、こちらは0-2で勝っているのもいい励みとなるでしょうし、来週水曜のCL16強対決PSG戦2ndレグでは更にハードルの高い1-4からのremontada(レモンターダ/逆転勝ち抜け)を狙わないといけないとなれば、谷間のリーガは力が抜けてしまう可能性もなきにしろあらず。 まあ、その辺はおいおい様子を見ていくことにするとして、とりあえず、先週末のマドリッド勢の試合をお伝えしていくことにすると。土曜にトップバッターを飾ったのは弟分のヘタフェで、先週、マハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場でbengala(ベンガラ/発煙筒)を焚いて、チームを応援していたアトレティコファンを真似たか、こちらはコリセウム・アルフォンソ・ペレスに到着するバスを大勢のサポーターが水色の煙でお出迎え。選手たちもそれに勇気づけられたか、序盤からバレンシアを圧倒すると、前半39分にはアランバリが33メートル離れた場所からgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決め、チームとして5試合ぶり、ホームでは1月20日のウエスカ戦で奇しくも同選手が挙げて以来という、久々の得点をすることに。 おまけにこの日はツキも珍しくあって、後半早々の5分にはマクシモビッチを乱暴に倒したディアカビがレッドカードで退場。相手が1人、少なくなったおかげもあったか、10分にはエースのマタがゴール右前から押し込んで2点目を入れると、いえ、最近の不調でボルダラス監督は基本の4-4-2のシステムに回帰していたため、冬に新戦力として加入したアレニャと久保建英選手の出場は残り5分になるまで、待たないといけなかったんですけどね。そのチャンスを利用した前者が43分には移籍後、初ゴールを挙げ、最後は3-0で快勝となれば、無観客試合でスタンドに入れずとも、試合前に応援に駆けつけてくれたファンたちだって、満足したに違いありませんって。 これで7試合ぶりの白星をゲットしたヘタフェは順位こそ、1つ上がっただけですが、降格圏までの勝ち点を5に拡大。もちろん、次の相手、17位のバジャドリーとの試合でも勝利を掴んで、少しでもEL出場圏に近づいてもらいたいところですが、まずは勝ち癖を取り戻すのが先決でしょうか。ちなみにこの土曜日はククレジャが累積警告で出場停止となるため、久保選手にもスタメンに喰い込むチャンスがあるんですが、候補はクーチョ、アンヘル、アレニャと複数いるため、ちょっと難しいですかね。 そして日曜、ここ3試合、リーガのレバンテ戦x2、CLチェルシー戦1stレグと、こちらもしばらく勝っていないアトレティコがラ・セラミカでビジャレアルに挑んだんですが、ケガの治ったベルサイコを右に、左にはサウールをカリレーロ(長い距離をカバーするSB)として配置、3-5-2でスタートした序盤はあまりパッとせず。そこでシメオネ監督が、こちらも伝統の4-4-2に変え、サウールを前に出したところ、その彼のシュートをGKシレッセンがセーブしたことから、チャンスが始まったんですよ。ええ、続くCKから、エリア外右で受けたレマルがクロスを上げるとサビッチが頭でミート。シレッセンが弾いたボールがゴール前に倒れ込んだペドラサの背中に当たり、ゴールラインを割ってくれるなんて、何ともラッキーじゃありませんか。 そう、というのもこのゴール、最初は審判がオフサイドを判定。3分間近く、VAR(ビデオ審判)のチェックを受けていて、ようやくスコアボードに上がってくれたからですが、逆にビジャレアルは似たようなFKからの混乱状態で、GKオブラクが弾いたジェラール・モレノのヘッドをコケがライン上でクリア。こちらはゴールにはならなかったというプレーがあったからですが、前半ロスタイムにレマルがチュクワゼの顔をはたいたとして、主審がVARの画面を見に行った時にはヒヤリとしたファンも多かったかと。もちろん、ここでレッドカードを喰らえば、次のダービーに出場停止になってしまうからですが、幸い、こちらもイエローカードで済むことに。 すると0-1のリードで始まった後半頭から、シメオネ監督はレマルに代えて、その日はベンチスタートとなったジョアン・フェリックスを投入。24分にはその彼が、パウ・トーレスが頭でクリアしたボールをエリア前で胸トラップ、技ありのvolea(ボレア/ボレーシュート)で2点目を入れてくれたんですが、うーん、それまでの短い間に何度もビジャレアルの選手に引っくり返され、熱くなっていたせいですかね。ゴールを入れた後、当人は「Calla tu puta boca, caralho/カジャ・トゥ・プータ・ボカ、カラージョ(その汚い口を閉じやがれ、クソ野郎)」と人差し指を唇に当てるポーズと共に悪態をついていたんですが、一体、それが誰に向けてだったのかは不明。 シメオネ監督は「Me encanta el jugador sea rebelde, que tenga orgullo/メ・エンカンタ・エル・フガド-ル・セア・レベルデ、ケ・テンガ・オルグージョ(反逆的で誇りを持った選手は大好きだ)」と気にしていませんでしたけどね。その5分後には、あとイエローカード1枚で累積警告となるルイス・スアレスを引っ込め、ダービー準備体制に入ったアトレティコだったんですが、いやあ。いくら、残り時間の攻撃は諦めたといっても、バッカ、バエナ、パレホに次々とシュートを撃たれては、GKオブラクの気が休まる暇が全然、ないじゃないですか。 挙句の果てには何度、クリアしても自陣エリアから離れている選手が1人もいないため、すぐにビジャレアルの選手がボールを持って迫ってくるのに閉口したか、コンドグビアなど、遠くのサイドライン目掛けて思いっきり蹴ったりしていたんですが、大丈夫。そのままアトレティコは0-2で勝利と、9試合ぶりの無失点試合で、リーガのライバルとの差を広げてくれたから、ホッとしたの何のって。 うーん、ここ5試合、スアレスにゴールがないことは気にならないではないんですけどね。今週末にはいよいよ、FA(イングランド・サッカー協会)に課された10週間のサッカー活動禁止処分が終わるトリッピアーが戻って来ますし、カラスコもケガが治ったらしいというのは朗報かと。12月のエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)では11試合負けなしの後、カセミロのヘッド、そしてカルバハルのシュートがオブラクに当たってオウンゴールという、どちらもセットプレーから2点を失い、コロッと負けてしまったアトレティコですが、火曜をお休みにして、水曜から練習を再開するシメオネ監督がその辺の対策も考えてくれたらと思います。 え、それで月曜にレアル・ソシエダを迎えたお隣さんはどうして、躓いてしまったのかって?いやあ、ここしばらく負傷禍に悩まされていたマドリーですが、この日はとうとう、ロドリゴ、バルベルデ、マルセロ、オドリオソラの4人が復帰。といっても先発には誰も入らなかったんですが、やっぱりトップがマリアーノ、アセンシオ、イスコではゲームの主導権は握れても、なかなかゴールが入らないんですよ。それに業を煮やしたか、前半を0-0で終えた後、ジダン監督はカセミロをナチョとバランの間に入れる3CB制に陣形を変更。ベンゼマのいない昨今、貴重な得点源となっていたボランチを敵陣から遠ざける策も解せませんが、まさか、これが守備のバランスを崩すことになろうとは! おかげで後半10分にはモンレアルのクロスをポルトゥが身長で大きく勝るメンディを抑えてヘッド。これがレアル・ソシエダの先制点となったため、すぐにマドリーはジダン監督の最近のお得意、前線総取っ替えで、ビニシウス、ロドリゴ、そしてヘタフェから修行に来ているカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のウーゴ・ドゥーロを入れたんですが、やっぱり一番、シュートを撃っているのはカセミロだったって、どういうこと?それでも終盤、先週はEL最後の試合となった32強対決マンチェスター・ユナイテッド戦2ndレグのオールド・トラフォード遠征もあったため、疲れが出て来た相手を攻めまくり、44分にはようやく、ルーカス・バスケスからのラストパスをビニシウスがゴール前からシュート。これがスベルディアに当たって同点ゴールになってくれたため、危ういところで何とか、勝ち点1を確保することに(最終結果1-1)。 結局、これでCLアタランタ戦も含めた連勝が5で止まってしまったマドリーでしたが、ここ2試合はそれぞれ、カセミロ、メンディと、FWでない選手のゴールによる1-0の辛勝でしたからね。やはりベンゼマが復帰しないことには心もとないんですが、当人の状態に関してはジダン監督も「Todavía no se ha entrenado con el equipo y vamos a valorar a Karim mañana para ver cómo está/トダビア・ノー・セ・ア・エントレナードー・コン・エル・エキポ・イ・バモス・ア・バロラル・ア・カリム・マニャーナ・パラ・ベル・コモ・エスタ(まだチーム練習はしてなくて、明日、カリムがどんな様子か、評価することになる)」と見通しが立っていないよう。 実際、火曜の練習でもベンゼマは合流せず、そろそろ戻って来られそうなのはミリトンぐらいのようですが、それこそエースを始め、アザール、セルヒオ・ラモス、カルバハルといった、喉から手が出る程、チームに必要とされるレギュラー選手が誰も復帰できないというのは何とも皮肉。まあ、もちろん、ダービーの場合、鬼が出るか、蛇が出るか、試合が始まってみないとわからないんですけどね。先日の延期されていた2節のレバンテ戦で引き分けた例もありますから、捕らぬ狸の皮算用はいけないとは思いつつ、直接対決に勝てば、差は勝ち点8。更に来週水曜の、こちらは暴風雨フィロメナによる積雪で延期された18節のアスレティック戦に勝てば11と、絶対首位復活の夢を見ているアトレティコファンは結構、いるんじゃないでしょうかね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2021.03.03 17:30 Wed
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スタメンに騙されてはいけない…/原ゆみこのマドリッド

「これでまた、気合が入ってくれればいいんだけど」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、チェルシー戦の翌日を練習休みにした後、木曜午後にマハダオンダ(マドリッド近郊)で再開したアトレティコのセッションに30人程のサポーターが駆けつけ、柵の外でbengala(ベンガラ/発煙筒)などを焚いて、チームを応援していたというニュースを見た時のことでした。いやあ、丁度、水曜のCL16強対決1stレグ前にはアタランタファンが集結。車で1時間程離れたミラノのサン・シーロ(インテルとミランのホーム)に軒を借りた昨季とは違い、本拠地ベルガモにレアル・マドリーを迎えるチームを華々しく見送っていたんですけどね。世が世なら、アトレティコファンだって、去年のリバプール戦のようにワンダ・メトロポリターノ周辺の道で大勢が待機して、赤と白の炎と煙で夜空を染め上げていたはず。 ところがどういう因果か、今は試合が無観客なのはともかく、スペイン政府のコロナ感染予防規制により、イギリス勢が入国できず。おかげでアトレティコは遥々、ブカレスト(ルーマニア)まで移動して、ホームゲームを戦う破目になったんですが、このまま、おめおめと敗退してしまったら、今季中、サポーターが発煙筒を使う機会もなくなってしまうかもしれませんからね。今週末のリーガ戦もアウェイですし、ワンダは木曜から、警官や消防官などのエッセンシャルワーカーを対象にした先行ワクチン集団接種会場の1つとして、ピッチではなく、沢山あるVIP用ラウンジが大賑わい。おかげでスタジアム練習もないとあって、彼らもマハダオンダに行くことにしたんでしょうけど、実際、アトレティコだけでなく、総じてスペイン勢のCL決勝トーナメント滑り出しは良いものとは言えなかったかと。 そう、先週、PSGにカンプ・ノウで1-4と大敗したバルサ、サンチェス・ピスファンでドルトムントに2-3と競り負けたセビージャに続いて、火曜にチェルシー戦に挑んだシメオネ監督のチームだったんですが、うーん、キックオフ1時間前にスタメンが発表された際には、「superofensivo/スペルオフェンシーボ(超攻撃的)」という形容詞が速報に付いていて、私も胸を躍らせたものですけどね。ルイス・スアレス、ジョアン・フェリックス、コレア、レマル、マルコス・ジョレンテと来れば、てっきりノーガードの撃ち合い覚悟かと思いきや、とんでもない。その実体は敵にボールを預け、サビッチ、フェリペ、エルモーソの3CBを軸にSB役のジョレンテ、レマル、そしてコレアまでも加わった6人DF制だったなんて、一体、誰に予想できる? いえ、2試合制の場合、シメオネ監督が初戦のホームゲームは0-0でもいいと思っているのは周知の事実でしたけどね。だったら、コンドグビアやトレイラといった守備的な選手を使って、以前はよくやっていた、コケとサウールを合わせてのcuatrivote(クアトリボテ/4人ボランチ制のこと)か何かなら、こちらも変な期待を抱かずに済みましたし、何せ今のアトレティコは7試合連続失点中と、鉄壁の守りからは程遠い状態。おまけにその日は一定の頻度で繰り返す、「パスが3度と続かない」病も発症してしまったため、ほとんど自陣から出られず、GKオブラクの側に固まっているだけとなれば、どんなにフラストレーションが溜まったことか。 ただ、相手の方もあまりチャンスは作れなかったため、後半が始まった時にはこのままスコアレスドローでも仕方ないという気持ちになっていたんですが、そうは問屋が卸さなかったのは26分。ちょっと前には滅多にないアトレティコのチャンスでジョアン・フェリックスが大きく外していたchilena(チレナ/オーバーヘッドシュート)を見事、34才のチェルシーのエース、ジルーに決められてしまったから、ビックリしたの何のって。それもVAR(ビデオ審判)でオフサイドを細かくチェックされたところ、クロスを上げていたのがエルモーソだったとなれば、GKオブラクも不運な巡り遭わせを嘆くしかありませんって。 結局、アトレティコの34才のエースは5年間、この試合は名目上、ホームチームだったとはいえ、CLアウェイ戦でノーゴールという記録を更新し、そのまま、彼らは0-1で敗北。バルサ、セビージャと共に2ndレグでのremontada(レモンターダ/逆転突破)祭りに参加することになったんですが、いやあ、確かにこうなると、敵エリア付近から、自陣に戻る間のプレーで3度もボールロストしていたキャプテンのコケも「Tenemos que ir a Londres a ganar, no queda otra/テネモス・ケ・イル・ア・ロンドレス・ア・ガナール、ノー・ケダ・オトラ(ロンドンには勝ちに行かないと。他の選択肢はない)」と言っていた通り、腹を括るしかないんですけどね。 これで2月のアトレティコはグラナダに勝利した以外、5試合で2分け2敗。3月17日のスタンフォード・ブリッジでは負傷でいなかったカラスコ、FA(イングランド・サッカー協会)のサッカー活動禁止処分が今月末に明けるトリッピアーも戻って来ますし、相手はマウントとジョルジーニョが累積警告で出場停止。それだけに絶望することはないものの、問題はこの停滞期にジリジリ詰まってきた、リーガ後続との距離の方なんですよ。 ええ、一時は2位と勝ち点差10と絶対首位の座を極めたアトレティコも今ではお隣さんとたったの3差に。水曜に延期されていたエルチェ戦に3-0と勝利した3位のバルサも5差と追い上げてきましたからね。といってもクーマン監督のチームは今週末、4位のセビージャとの潰し合いだけでなく、来週水曜にも2-0で負けた1stレグを逆転しないといけない、コパ・デル・レイ準決勝セビージャ戦2ndレグもあるため、まだ生温かい目で見ていればいいんですが、怖いのは来週末にマドリーダービーが控えていることかと。 というのも金曜の練習で復帰できたのがベルサイコとコロナ陰性となったエレーラだけのアトレティコはこの日曜、午後9時(日本時間翌午前5時)から、木曜のEL32強対決2ndレグでもザルツブルクに2-1と勝利。2連勝でディナモ・キエフとの16強対決に進むことになったビジャレアルと対戦しないといけないから。ここでまた勝てないと、いよいよダービーが首位決戦になってしまいかねませんからねえ。もちろん、負傷欠場者の数では遥かにマドリーが上なんですが、彼らはこの2月、5試合全勝。その直近の白星がそれこそ、水曜のCLアタランタ戦1stレグだったんですが、エースのベンゼマ、そしてキャプテン、セルヒオ・ラモスを筆頭に9人もの選手がお留守番となった、その試合がどうだったかというと。 先週末のバジャドリー戦から、マリアーノをイスコに代えた以外、同じメンバーで挑んだ彼らにはまだ探り合いが続いていた前半18分、エリア前で倒されたメンディが「ocasion manifiesta de gol/オカシオン・マニフィエスタ・デ・ゴル(決定的なゴールチャンス)」にあったとして、ファールを犯したフロイラーがレッドカードを受けて退場になるという、滅多にない幸運が降ってくることに。更にアタランタは30分にエースのサパタがケガで交代という逆境に見舞われたため、自慢の破壊力を披露することができなかったんですが、それにしても時間がかかりましたね。マドリーがゴールを入れるのは。 ええ、敵が10人になってから、ボールをずっと握っていた彼らなんですが、シメオネ流を余儀なくされたアタランタは辛抱強く抵抗。後半12分にはビニシウスをマリアーノに、31分にはイスコ、アセンシオをカンテラーノ(RMカスティージャの選手)のウーゴ・ドゥーロとアリーバスに代えた後、40分、クロースの短いCKをモドリッチが繋ぐと、「Era una jugada ensayada, pero el que tenía que rematar no era Ferland/エラ・ウナ・フガダ・エンサジャーダ、ペロ・エル・ケ・テニア・ケ・レマタル・ノー・エラ・フェルラン(練習したプレーだが、シュートを撃つ役はメンディではなかった)」と後でジダン監督も苦笑いを浮かべていたんですが、まさか左効きのSBがエリア前から、右足で強烈なgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めてしまうとは! リーガ前節もセットプレーから、カセミロのヘッドで1-0の勝利をしたのに続いて、最少得点差での白星をもぎ取ったマドリーでしたが、ゴール供給源のFWがいなくても勝てるのはセットプレーでの強さと最近、ラモス不在でも落ち着いてきた守備の固堅さ故。2014年にリーガ優勝を遂げた時のアトレティコみたいではありますが、この日は敵の枠内シュートが0と、「No me esperaba una noche tan tranquila/ノー・メ・エスペラバ・ウナ・ノチェ・タン・トランキーラ(こんな静かな夜は予想していなかった)」と余裕を見せていたGKクルトワも3月16日、エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)で開催される2ndレグでは用心しないと。 というのもこの1stレグでカセミロがイエローカードを受け、累積警告となってしまったからですが、アタランタだって、11人で90分戦えれば、もっともっと攻撃してくるでしょうからね。ただ、さすがにあと3週間もあると、マドリーもベンゼマ、アザール、バルベルデ、ロドリゴ辺りが戻って来る可能性があるため、その分、戦力も増しますが、人手不足は月曜午後9時からのレアル・ソシエダ戦ではまだ解消する見込みはないよう。今回の相手は木曜のEL32強対決マンチェスター・ユナイテッド戦2ndレグで0-0と引分けたものの、1stレグ、こちらもスペイン国外の代替地、トリノのユベントス・スタジアムでプレーしたホームゲームで喫した0-4の大敗により敗退。オールド・トラフォードではオジャルサバルがPKを失敗するなど、結構、尾を引く幕引きをしていますからね。 よって、首位奪取のチャンスが見えてきたマドリーの方が士気的にも有利な気がしますが、さて。ちなみにELスペイン勢、最後の1チーム、グラナダはナポリのホームで2-1と負けたものの、初戦2-0の勝利がモノを言って突破。16強対決はノルウェイのモルデが相手なので、頑張れば、準々決勝にも行けそうですが、いやはや。だってえ、昨季のリーガ最終戦でマドリッドの弟分チームを抜いて7位となり、EL予選2回戦からの出場権を勝ち取ったのがグラナダで、それこそ何か1つ違えば、今季もヘタフェがヨーロッパの舞台で輝いていたかもしれないんですよ。それが今となっては…。 そう、ここ6試合白星なし、それも1分け5敗というスランプに陥っている彼らはこの土曜、午後9時(日本時間翌午前5時)から、コリセウム・アルフォンソ・ペレスでバレンシアと対戦。とりわけここ2節はレアル・ソシエダとベティスに1-0という僅差で連敗しているため、ボルダラス監督など、「Lo malo de una semana así es que se hace más larga cuando pierdes/ロ・マロ・デ・ウナ・セマーナ・アシー・エス・ケ・セ・アセ・マス・ラルカ・クアンドー・ピエルデズ(こういう週は負けた後、ますます長く感じさせられる)」とボヤいていましたが、じっくり反省と練習の時間が取れたのはチームにとっても良かったはず。 バレンシアも今季は補強不足に悩み、現在12位と決して届かぬ高みにいる訳ではありませんしね。14位のヘタフェとしては、ここで悪い流れを断ち切って、降格圏までの勝ち点3差を少しでも広げるよう、努力してもらいところ。一応、久保建英選手やアレニャを控えにして、馴染みの4-4-2に戻した結果、失点は減ったため、あとはマタやアンヘル、クーチョらFW陣がゴールを取り戻してくれれば、また勝てるようになるんじゃないかと思いますが…とりあえず、今週末はマドリッド勢最初の朗報を彼らから聞けるといいですよね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2021.02.28 01:40 Sun
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もう1つの戦いが始まる…/原ゆみこのマドリッド

「とにかく不安しかないわよね」そんな風に私が溜息をついていたのは月曜日、すでに前日にはブカレスト(ルーマニア)入りしていたシメオネ監督の記者会見ライブ配信をツイッターで見ていた時のことでした。いやあ、例年であれば、リバプールと対決した昨季などと同様、イギリスメディアも大量に詰めかけたワンダ・メトロポリターノのコンフェレンスルームで、CL決勝トーナメント前の華々しい雰囲気を味わっていたはずなんですけどね。あれから1年、一向に収まらないコロナ禍のせいで、記者会見と言えば、事前にクラブに選ばれた記者がズーム越しに質問する形式はリーガも同じとはいえ、まさか、コロナ変異株隆盛によるイギリス人へのスペイン入国規制のため、ホームでぬくぬくとプレーできるはずだったアトレティコまでが海外遠征って、今季も最初から、ハードルが高くない? いえ、それでもシメオネ監督は「Nosotros tuvimos que volar cuatro horas, el Chelsea tuvo que volar seis horas.../ノソトロス・トゥビモス・ケ・ボラール・クアトロ・オラス、エル・チェルシー・トウボ・ケ・ボラール・セイス・オラス(ウチは4時間のフライトをしないといけなかった。チェルシーは6時間…)」と、あたかも2時間、機内で過ごす時間が少なかったことをアドバンテージのように言っていましたけどね。一応、スタディオヌル・ナツィオナルは2012年、アトレティコ監督就任初年度に彼がEL優勝を遂げ、クラブに16年ぶりのタイトルをもたらしたゲンのいい場所とあって、選択肢としては悪くないですし、たとえ、ワンダでやったとしても無観客なのは同じ。となると、あとちょっとの押しが必要な時、ファンの応援が得られないのは先日のレバンテ戦と一緒ではあるんですが…。 そう、コロナ禍中の変則リーガの妙で先週は水曜に引き分けたのに続き、土曜もレバンテと戦ったアトレティコだったんですが、2019年12月のバルサ戦以来となる、ホームでの敗戦を喫してしまったんですよ。それも辛抱した甲斐あって、ようやく私も今季初めてスタジアム観戦する許可をもらえたリーガ戦だったため、気合を入れてキックオフを待っていたんですが、もしや、2月にしては珍しい程の暖かい午後4時過ぎの陽気が選手たちをシエスタ(昼寝)気分にさせてしまった?ここ6試合連続で失点している彼らの最初のヒヤリは前半7分。ロチーナが自陣から放ったロングボールに抜け出したモラレスをシュート寸前、この日はベルサイコがケガで欠場していたため、右のカリレーロ(長い距離をカバーするSB)を務めていたマルコス・ジョレンテが背中を押したため、かろうじてボールがゴールから逸れてくれることに。 これでも目を覚ますことのなかった彼らは30分、とうとう痛い目を見る破目になります。今度はレバンテが左サイドから入れたクロスをフェリペもヒメネスもクリアできず、落ちたボールを追ったコンドグビアも何をためらったか、コマンダンテ(司令官)、モラレスに先を越され、そのシュートがGKオブラクを破ってしまうんですから、困ったもんじゃないですか。おまけに後半9分には先週、超特急で左太ももの故障を治し、水曜にはバルディの先制点を招く大ポカを犯していたヒメネスがまたしても負傷。それを機にコロナ隔離から戻って来たレマルを入れ、シメオネ監督がアタッカーを増やしたのはいいんですが、ホント、今季のウルグアイ代表CBのケガの多さには悩まされますよねえ。 その後、徹底抗戦に出た彼らは14分にはルイス・スアレスのFKがゴールポストを直撃、続いてゴール前のラストパスを2度続けて、ジョアン・フェリックスが撃ち損じてみたり、21分にも彼は強烈なvolea(ボレア/ボレーシュート)を放ったんですけどね。それも水曜に大活躍した正GKアイトール・フェルナンデスではなく、この日はレバンテをコパ・デル・レイ準決勝進出に導いた23才のカンテラーノ(下部チームの選手)、カルデナスに弾かれ、いえ、当人も「ほぼレギュラーのスタメンだったから、先発を言われて、ボクもビックリしたよ。Llegué a preguntarle a Aitor si le pasaba algo/ジェゲ・ア・プレグンタールレ・ア・アイトール・シー・レ・パサバ・アルゴ(何かあったのかと、アイトールに訊いちゃうぐらいにね)」と言っていたんですけどね。 最後は当日、コロナ明けとなり、チームに合流した新入団のFWデンベレ(ビジャレアルから移籍)まで投入し、シュート28回、うち枠内11回、CKも12回ありながら、1点も取れないって、一体、どうなっている?それどころか、ロスタイム5分にオブラクがCKの全員攻撃に加わったところ、彼がダニ・ガルシアにゴール前で潰されている間、ジョレンテがエリア外にクリアされてきたボールを繋ごうとして、デ・フルートスへパスミス。ここから、一気にカウンターが始まり、もちろんオブラクも追ったものの、遠い距離からガラ空きのゴールへのシュートが決まってしまうとは、開いた口が塞がらないとはまさにこのこと(最終結果0-2)? うーん、実は似たような光景は2013年のEL32強対戦ルビン・カサン戦1stレグでも私は見ていて、あの時は今や影も形もないビセンテ・カルデロンで何とか、1-1の同点にしようと、GKアセンホ(現ビジャレアル)が全員攻撃に加わったところ、逆に0-2にされてしまう始末。2ndレグでも0-1でしか勝てず、前年度王者なのに早期敗退してしまったという苦い思い出あるんですが、何より怖いのは、いえ、アトレティコの直近2得点がコレア、ジョレンテ、どちらも敵に当たってのラッキーゴールだったことからも、今季はこれまであまり不自由しなかった決定力が落ちてきているような気はしていたんですけどね。 エルモーソも「得点するのに十分なチャンスはあったけど、faltó la fortuna de meterlas/ファルトー・ラ・フォルトゥーナ・デ・メテールラス(それをゴールにする幸運が欠けていた)」と言っていたんですが、いよいよシーズンの重大局面を迎えて、ツキが変わってしまったようなのは心配かと。何せ頼りのルイス・スアレスもここ3試合不発、更にはCLのアウェイゲームでは2015年9月以来、27試合連続ノーゴールという不振を囲っていますからね。唯一、カンプ・ノウの外で得点した8月のCL準々決勝バイエルン戦も終わってみれば、2-8でバルサは大敗と焼石に水でしたし、この火曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのチェルシー戦では果たして、誰がゴールを決めてくれるのやら。最近の失点癖の方も怖いんですが、こちらはレバンテ戦では出場停止だったサビッチがサウールと共に復帰。欠場するのは2月末にFA(イングランド・サッカー協会)のサッカー活動禁止処分が終わるトリピアー、負傷のヒメネス、ベルサイコ、カラスコ、そしてまだコロナ陰性が出ないエレーラとなります。 え、CLはゼロからのスタートだけど、アトレティコはまたしてもお隣さんに距離を詰められてしまったんじゃないかって?いやあ、その通りで、レバンテ戦後のシメオネ監督はレアル・マドリーの試合が夜だったためか、まだ、「Es lógico encontrar obstáculos y luego cuando consigues el objetivo lo disfrutas mucho más/エス・ロヒコ・エンコントラール・オブスタクロス・イ・ルエゴ・コアンドー・コンシーゲス・エル・オブヘティーボ・ロ・ディスフルタス・ムーチョ・マス(障害があるのは理に適っているし、その後、目標を達成した時、より楽しめる)」と楽観的だったんですけどね。負傷者多発により、「tenemos 11 jugadores, con Courtois 12, todos los demás son canteranos/テネモス・オンセ・フガゴーレス、コン・クルトワ・オンセ、トードス・ロス・デマス・ソン・カンテラーノス(ウチには11人、クルトワを入れて12人の選手がいて、あとは皆、カンテラーノ)」(ジダン監督)という状態のマドリーがバジャドリーとのアウェイ戦を見事、勝利で飾ったその日の午後11時には実際、何を思ったことやら。 そう、イスコ以外のトップチーム選手が全員、スタメンとして出場した彼らは、いえ、序盤にGKクルトワがオレジャナ、ヤンコの連続シュートをparadon(パラドン/スーパーセーブ)、アルカラスの一撃も弾くなど、八面六臂の活躍で失点を防いでくれたんおかげもあったんですけどね。左太ももを痛めたベンゼマに代わり、CFを務めたマリアーノのゴールは2度共、オフサイドを取られてしまったため、前半は0-0のまま、終了することに。後半もまずはクルトワが、メンディのクリアミスから、オレジャナが放ったシュートを弾いて始まったんですが、前線がパッとしなくても、セットプレーでゴールが奪えるのが今季のマドリーの強み。まだセルヒオ・ラモスはリハビリ中でも、20分にはクロースのFKをカセミロが頭でジャストミートして、虎の子の1点を挙げているんですから、本当に羨ましい。 実際、彼はその前にもクロースの蹴ったボールを2度、ヘッドで外していて、これは3度目の正直だったんですけどね。その直後、ジダン監督がマリアーノ、アセンシオ、ビニシウスの前線をイスコ、アリーバス、そしてマドリーのトップチームデビューとなるウーゴ・ドゥーロ(ヘタフェからレンタル移籍)に総取っ替えしたように、それ以外はほとんどピンチもなく過ごしたせいでしょうか。バジャドリーのセルイオ・監督も「相手のセットプレーについては今週、ずっと守備練習をしていたが、結局、やられてしまった」と悔やんでいたんですが、勝負とはそういうもの。そのまま、マドリーが0-1で勝利し、首位アトレティコとの差を勝ち点3に縮めることになりましたっけ。 まあ、リーガに関しては次節、日曜にアトレティコがビジャレアル戦、マドリーは月曜にレアル・ソシエダ戦をプレーした後、3月7日にワンダでのマドリーダービーで雌雄を決することになるんですが、今週は前者同様にCL16強対決1stレグ第2陣のマドリーも水曜にはアタランタ戦に挑まないといけないんですよ。それがまた、間の悪いことに、「CL決勝やリーガの優勝決定戦だったら話は違うが、no vamos a arriesgar con Benzema porque la temporada es larga/ノー・バモス・ア・アリエスガール・コン・ベンゼマ・ポルケ・ラ・テンポラーダ・エス・ラルガ(ベンゼマについて、危険を冒すことはしない。シーズンは長いからね)」とジダン監督も言っていたように、ミニ肉離れのエースはもちろん、その他、8人の負傷者は誰1人、ベルガモ(ミラノから1時間の街)遠征に参加できず。 要はバジャドリー戦とまったく同じメンバーで戦わないといけないんですが、問題は先週末もセリアAでナポリに4-2と勝利していたように、アタランタは得点力が極めて高いチームだということ。となると、カセミロの頭だけでは撃ち合いには心もとないですし、おそらく3月16日の2ndレグにはケガ人も減っているはずなので、水曜午後9時からの一戦では、何が何でもremontable(レモンタブレ/逆転可能)な結果を出すのが必須。ええ、昨季の16強対決で当たったバレンシアも初戦、イタリアで4-1と大敗し、ホームではスペインでコロナ禍による最初の無観客試合となりながら、3-4まで頑張ったものの、2試合連続4失点を喰らっていますからね。エスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)での2ndレグもファンの応援は望めないですし、マドリーも3年連続16強敗退でCLが早く終わらないよう、ここは0-0とかで済ませられれば一番、いいのかもしれません。 そしてマドリッド1部の弟分、ヘタフェは金曜のベティス戦を1-0で落とし、ここ6試合白星なしとなりながら、アンヘル・トーレス会長が今週土曜のバレンシア戦、次のバジャドリー戦は様子見に。よって、ボルダラス監督の下、スランンプ脱出のための練習を続けているんですが、実は日曜には久々に今季は2部でプレーするお隣さん、レガネスの試合を見に行くことができたので、その報告もちょっとしておくと。いやあ、リーガの感染防止策もあって、キックオフの1時間前にブタルケに着いたところ、レガネスも対戦相手のテネリフェもまだスタジアム入りしていなかったのにはビックリしたんですが、理由は至極明快。 閉鎖空間であるロッカールームの使用が15分以内と定められているせいで、ホームのレガネスの選手たちは練習場で着替えてから、バスで来ると言われ、スタンドの上から、眺めていたら、いきなり途中の道に白い煙が出現。どうやら、スタジアムに入れないサポーターたちがロータリーでbengala(ベンガラ/発煙筒)などを焚いて、チームバスを見送っていたようですが、そうですよねえ。あの熱いレガネスファンたちが、ずっと無観客試合だからといって、おとなしくしているはずはなし。それも5節前にマルティ監督が成績不振で解任となり、2016年に1部初昇格を果たしてくれた英雄、アシエル・ガリターノ監督が戻って来てくれたとなれば、ますます、車で10分程の隣町のチームと来季は再び、トップリーグで肩を並べたいという願いが大きくなるのは当然だったかと。 試合の方は前節、ミッドウィークのアルメリア戦から先発復帰した柴崎岳選手もリピートしてフル出場。守備の堅かったテネリフェに手こずったものの、後半8分にはCKから、ハビ・エルナンデスのシュートが決まり、後半ロスタイムのシプチッチのゴールがVAR(ビデオ審判)でオフサイドとなったのもあって、レガネスが1-0で勝利したんですが、やっぱり物足りないですよね。終了の笛が鳴って湧き上がる歓声もなく、淡々と選手たちが引き上げていくのは。昨季、兄貴分のマドリーは無人のディ・ステファノでリーガ優勝を祝ったものの、ガリターノ監督就任から、これで5連勝。直接昇格の2位まで勝ち点3差の4位となったレガネスが1部復帰を決める際には、スタンドのファンと喜びを分かちあえるようになっているといいんですが…とりあえず、マドリッドのスタジアムに大勢が駆けつける最初の機会は木曜から始まる、55才以下の教職員を対象にしたアストラゼネカのワクチン接種会場の1つとなるワンダ・メトロポリターノとなるようです。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2021.02.24 02:30 Wed
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大事なのは目先の試合の方なんだけど…/原ゆみこのマドリッド

「今、どっちがいいのか訊かれてもね」そんな風に私が肩をすくめていたのは金曜日、リーガ戦を翌日に控えたジダン監督への質問の半分近くが、エムバペとハーランドに関してだったのを知った時のことでした。いやあ、確かにCL16強対決1stレグ第2陣のレアル・マドリーの試合がなかった今週、火曜には22才のFWがカンプ・ノウでハットリックの大爆発。PSGが1-4と圧勝し、昨季準々決勝バイエルン戦での8-2負けの悪夢を彷彿させるダメージを永遠のライバル、バルサに与えることになったんですけどね。 すると翌水曜には、エムバペに負けじとばかり、20才のノルウェイ人CFがサンチェス・ピスファンで2ゴールを挙げ、ドルトムントがセビージャに2-3で先勝したんですが、まったく運命とは皮肉なもの。というのも2人共、ここ長らく、レアル・マドリーの次代ギャラクティコ候補として、名前が挙がっていたため、スペインのスポーツメディアはどちらをこの夏、ペレス会長が獲得すべきかという議論で大盛り上がりすることになったから。 一応、私もエムバテが来たら、ポジションが被って、2年前、チェルシーに1憶ユーロ(約128憶円)払ったアザールの影がますます薄くなるんじゃないかとか、すでにジョルディ・アルバやピケと試合中、スペイン語で口論しているシーンが目撃されたエムバテに比べ、ハーランドは同胞のウーデゴーア(アーセナルにレンタル移籍)のようにチームメートと馴染むのに時間がかかるんじゃないだろうかとか、少しは考えたりもしていたんですけどね。現実的にはどちらも、移籍金1~2億ユーロといった超高額になることから、夢見ることすら、不可能なアトレティコのシメオネ監督まで、トバッチリを受けて質問される破目になるとは。 そのせいか、「2人共、異なる特性を持った偉大な選手。Si alguien los pudiese tener juntos tendría un equipazo/シー・アルギエン・ロス・プエディエセ・テネル・フントス・テンドリア・ウン・エキパソ(どこか両方揃って獲得できるクラブがあれば、凄いチームを作れるだろう)」とちょっと、一線引いたところから話していたりもしたんですが、このコロナ不況の折、天下のマドリーとはいえ、2人いっぺんにというのはムリなこと、ちょっと当てつけていた?ただ、それ以前に今週末のやりくりにすら、四苦八苦しているジダン監督にそんな質問ばかりというのも何だか、マドリー番記者たち自体、すでに今季より、来季を見たがっているような気がするのは私だけでしょうか。 まあ、マドリーの新たな苦境はまたあとでお話しすることにして、先にお隣さんが水曜に戦った、延期されていた2節のレバンテ戦がどうだったか、報告していくことにすると。いやあ、それがいよいよ、とっておきの仮想勝ち点を具現化するチャンスだったんですが、早くも前半17分にアトレティコは失点。それも超特急でケガを治して先発に戻ったヒメネスが自陣前でボールを失くし、バルディに決められているという情けない有り様で、まあ、最近の彼らはこれで6試合連続、計8失点と、シメオネ体制では今までなかった守備のポカが続いていますからね。 同時にremontada(レモンターダ/逆転劇)も珍しくなくなっていたため、私も焦らず見ていたところ、案の定、37分には短いCKで始まったプレーから、マルコス・ジョレンテがシュート。そのボールがロベル・ピレスの頭に当たって同点弾となっているのですから、やっぱり、ノッている選手にはツキも味方してくれる?とはいえ、この日はレバンテのGKアイトル・フェルナンデスも冴えていたか、その1分後にはルイス・スアレス、ジョレンテの一撃をどちらもparadon(パラドン/スーパーセーブ)で防がれ、ハーフタイム前に逆転することはできませんでしたっけ。 そして後から考えると、悔やんでも悔やみきれないチャンスが水の泡を消えたのは後半2分、スアレスのシュートが弾かれた後、転がったボールをフリーで拾ったコレアが、いやあ、彼の場合は先週末のグラナダ戦のように絶対、敵DFに当たるだろうなというシュートが、やっぱり当たりながら、意表を突いて決勝点になってしまったりと、常日頃から、人の予想を超えるところがありますからね。その日はゴール1メートル前から天高く撃ち上げて、見る者全ての目を丸くさせていたんですが、まあ、この日はスアレスが今年になって、初めて2試合連続ノーゴールだったというのが一番、堪えたかと。39分、やっとコロナ陽性が消え、途中出場できたジョアン・フェリックスからスルーパスをもらって、サウールが決めたゴールもオフサイドだったため、試合は1-1の引き分けで終わることに。 え、それでも2位マドリーとの差は勝ち点6に、3位のバルサとの差は勝ち点9に広がったんだから、それ程、気にすることはないんじゃないかって?その通りで、試合の終盤、クレルクの強烈シュートを弾いて土壇場の敗戦を回避。揺るぎない存在感を示してくれたGKオブラクも、昨今の失点ペースに不満はもちろんあるでしょうが、「vamos partido a partido a ver si hacemos lo suficiente para estar ahí arriba o no/バモス・パルティードー・ア・パルティードー・ア・ベル・シー・アセモス・ロ・スフィシエンテ・パラ・エスタル・アイー・アリーバ・オ・ノー(ウチは1試合、1試合やってって、上にいるのに十分なだけ、できるかどうかだね)」と言っていましたしね。 むしろ、今は変則日程の妙で、この土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)、今度はワンダ・メトロポリターノで再戦となるレバンテから、勝ち点3を奪うことに集中しないといけませんが、実は試合前日には悪いニュースといいニュースが。というのもカラスコがグラナダ戦で左足に打撲を受けており、水曜も途中までプレーしたんですが、今週末は大事を取って、お休みすることに。来週の火曜、イギリス勢がスペインに入国できないため、ルーマニアのブカレストに河岸を変えて開催するCLチェルシー戦1stレグの出場も微妙と言われていますが、代わって、コロナ隔離中だったレマルが陰性となり、復帰が可能になったのは不幸中の幸いだったかと。デンベレも土曜の朝にはチームに合流できそうで、あとはエレーラを待つのみなんですが、サウール、サビッチの2人は累積警告により、土曜は出場停止。スアレスもあとイエローカード1枚に迫っているため、注意が必要となっています。 そしてアトレティコのコロナ禍など、笑い話になってしまいそうなほど、今季は負傷禍に見舞われているお隣さんはというと。いやあ、災いが災いと呼ぶと言いますか、先週末のバレンシア戦で復帰したばかりのカルバハルが前半途中で再負傷、全治6~8週間となってしまったのも大打撃だったんですが、この木曜の練習では頼みの綱だったチーム内ピチチ(得点王)のベンゼマが左太ももを痛め、来週水曜のCLアタランタ戦1stレグまで危うくなってしまったから、さあ大変!何せ、1月の市場でヨビッチがアイントラハト・フランクフルトにレンタル移籍してしまった後、他にCFと言えば、マリアーノしかいませんからね。 これで負傷者が9人となり、トップチームのフィールドプレーヤーがたった11人だけとなれば、え、もしや、スタメンに入れないのはイスコだけ?「ベンゼマが大事なのはわかっているが、ケガしているんだから、tenemos que pensar en los que van a estar/テネモス・ケ・ペンサル・エン・ソル・ケ・バン・ア・エスタル(いる選手たちのことを考えないと)」というジダン監督はRMカスティージャ(マドリーのBチーム)のチュスト、ミゲール、アリーバス、ブランコ、そして弟分のヘタフェからレンタルで修行に来ているウーゴ・ドゥーロをヘルプとして招集していますけどね。土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのバジャドリー戦はそれで乗り切れても、昨季もCL16強対決でバレンシアをボコボコにしたアタランタに立ち向かう際にはかなり不安が残るかと。 とはいえ、負傷者大量発生に悩んでいるのはバジャドリーも同じで、こちらも6人いる上、オラサが出場停止という逆境も。セルヒオ監督も早く降格圏の18位を離れたいところでしょうが、今季のマドリーには下位チームから、取りこぼす悪い癖があるところを上手く利用できるかどうか。その辺はいざ、試合が始まってみないことには、相手がどういうモードで立ち向かってくるのか、わかないところがあるんですが…。 そんな兄貴分たちの横で、何かますますマズいことになっているんですよ、金曜に24節の先陣を切ったヘタフェが。そう、前節のレアル・ソシエダ戦でまた退席処分を受けたボルダラス監督がベニト・ビジャマリンのプレス用ボックスから見守る中、3CBの5人DF制でスタートした彼らは、ベティスにほとんどボールを握られていた前半をかろうじて無失点で凌いだんですけどね。後半に入り、22分にアンヘルがアレニャに代わってから、だんだん攻撃できるようになっていったものの、せっかくのアランバリの絶好機も枠を外してしまっては。それどころか、その直後、30分にはこの冬、ビジャレアルから移籍してから、ずっと先発を務めているCBチャクラがエリア内でボルハ・イグレシアスの顔を後ろ手で払ったとして、ペナルティを取られてしまうんですから、一寸先は闇とはまさにこのこと? でも大丈夫、この時はカナレスのPKの方向を見事に読んだGKダビド・ソリアがセーブに成功。失点せずに済んだため、再び攻勢に転じられるかと思ったんですけどね。ようやく36分になって、久保建英選手がピッチに登場した後、悪夢が繰り返されるんですから、まったくたまったもんじゃありません。ええ、チャクラが今度はエリア内でボルハを倒し、またしてもPKを献上。カナレスと代わってキッカーに立ったボルハにはソリアも歯が立たず、残り6分で1-0とされてしまっては、いくらボルダラス監督が手持ちのFW、マタとウナルを投入して、土壇場の同点劇を目指したとて、悪い流れにドップリ浸っている今のヘタフェには叶いっこありませんって。 これでもう、彼らは5敗1分けと白星なしを6試合に更新と、いえまあ、まだ順位は14位のままですし、降格圏までは勝ち点3で、間に他のチームもいますから、絶望的とまでは言えないんですけどね。ヘタフェは2015-16シーズン、エスクリバ監督(先日、エルチェの監督に就任)を長く引っ張り過ぎて、12年ぶりに2部に戻ることになったなんてこともあったため、この度、アンヘル・トーレス会長がどこまで辛抱するのか、気になるところですが、こればっかりはねえ。 何はともあれ、次節のバレンシア戦では気分を切り替えて、また勝ち点を溜めていけるようになるといいんですが…そうそう、昨季はヘタフェもアヤックスに勝って、絶賛されていたEL32強対決1stレグではこの木曜、グラナダがナポリに、ビジャレアルもザルツブルクに2-0と快勝。イギリス勢入国禁止のため、トリノのユベントス・スタジアムでホームゲームを戦ったレアル・ソシエダだけが、マンチェスター・ユナイテッドに0-4と大敗していましたが、これはあまりアトレティコにとってはいい前例にならないかも。それにしてもホント、あのヨーロッパを風を切って歩いていたヘタフェがたった1年で、こうまで落ち込んでしまうとは、私も今はちょっと茫然自失状態です。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2021.02.20 22:45 Sat
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いよいよ保険を使う時が来た…/原ゆみこのマドリッド

「やっとCLが始まるのね」そんな風に私が感慨を深めていたのは月曜日、PSGの選手たちがバルセロナのホテルに到着した映像をお昼のニュースで見た時のことでした。といっても16強対決1stレグ1週目にプレーするのは、火曜にカンプ・ノウで試合をするバルサと水曜にサンチェス・ピスファンにドルトムントを迎えるセビージャ。マドリッド勢が登場するのは来週になるんですけどね。今のところ、スペイン国内の試合は無観客で、おそらくベルガモ(イタリア)でアタランタ戦に臨むレアル・マドリー、イングランドのチームが入国できないため、ブカレスト(ルーマニア)に河岸を変えてチェルシーと戦うアトレティコも同様のはずですが、あれはもう、遥か昔、1年前のことでしたかね。ワンダ・メトロポリターノを埋め尽くしたファンが割れんばかりの声援でチームを後押しして、前年度王者リバプールに見事、1-0で先勝したのは。 その後、コロナ流行第1波により、リーガやCLが中断する直前、アンフィールドでも2-3と勝利して、準々決勝に進出しながら、8月にリスボンで再開した一発勝負のファイナルエイトではライプツィヒの前にあえなく爆沈。またしてもアトレティコファンの期待を裏切ってくれたなんてこともあったんですが、今週の彼らはCLがない代わり、リーガ絶対首位復帰のための切り札を使えるんですよ。それは昨季夏のCL参加のため、今季開幕が段階的スタートとなり、延期されていた2節のレバンテ戦で、これと1月上旬、暴風雨フィロメナによる大雪により、3月10日開催となった18節のアスレティック戦は前節、セルタ戦終盤でうっかり追いつかれ、失った勝ち点2を回復するビッグチャンス。もちろん、それ以外の試合でも連勝街道を続けることが、その大前提ではあるんですが…。 まあ、先週末は順調でした。土曜午後2時という早い時間にマドリッド勢1部の先陣を切ったアトレティコはアウェイでグラナダに挑んだんですが、週中にケガをしたヒメネスが遠征に加われず、ようやくコロナ陰性となり、前日からチーム練習に加わったエルモーソがいきなり3CBの一角として、先発に復帰することに。一方、グラナダもコパ・デル・レイ準々決勝まで進んでいたせいか、ゴール供給源のソルダード、そしてコロンビア人のルイス・スアレスが負傷で休場。更にディエゴ・マルティネス監督によると、ドゥアルテ、エテキ、モントロ、ヤンヘル・エレーラ、ゴナロンスらも無理を押して出ていたせいか、前半はつつがなく、0-0で終わったんですけどね。 すると、アトレティコのウルグアイ人エース、スアレスがこの日は珍しく、シュートを失敗していたのもあったか、シメオネ監督は後半頭から、コンドグビアをベルサイコに交代。それまで右のカリレーロ(長い距離をカバーするSB)を務めていたマルコス・ジョレンテを前に出し、弾丸の数を増やすことに。それがドンピシャで当たったのが後半18分で、ええ、コケのパスから、敵エリア前を内側に移動した彼がシュートしたボールがGKルイ・シウバとゴールポストの狭い隙間に収まっているんですから、ビックリしたの何のって。 これにはシメオネ監督も「招集リストにすら入らなかった頃のマルコスの映像を見てもらいたいものだ。Le veíamos en los entrenamientos haciendo goles y decíamos que este chico no puede ser mediocentro/レ・ベイアモス・エン・ロス・エントレナミエントス・アシエンドー・ゴーレス・イ・デシアモス・ケ・エステ・チコ・ノー・プエデ・セル・メディオセントロ(練習でゴールを入れまくっているのを見て、彼がボランチでいるのはありえないと言っていたよ)」と、嬉しそうに話していたんですけどね。この日、今季リーガ7ゴール目を挙げたジョレンテが16得点でリーガトップに立つスアレスに続いて、チーム2番目の得点源になっているって、この辺はジョアン・フェリックスやコレアも少し見習ってくれないと。 ただ、その先制点によるリードはたった3分しか持たず、21分にはヤンヘル・エレーラのシュートがフェリペに当たってGKオブラクを破り、アトレティコは追いつかれてしまったんですけどね。その日はビトロも急性胃腸炎でベンチ入りできず、控えにはカンテラーノ(アトレティコBの選手)以外のアタッカーがいなかったシメオネ監督もセルタ戦同様、それ以上、コマを動かさなかったんですが、大丈夫。29分、ジョレンテから、折り返しのパスをもらったコレアが前に立ち塞がる敵DFをものともせずに撃ったところ、バジェホに当たり、軌道を変えたボールがゴールに入ってしまったとなれば、もしやこれぞ、suerte de campeon/スエルテ・デ・カンペオン(王者の幸運)? そのまま、彼らは1-2で勝利を挙げ、いえ、グラナダに「Hemos competido de tú a tú/エモス・コンペティードー・デ・トゥ・ア・トゥ(ウチは互角に戦った)」(ディエゴ・マルティネス監督)と言われてしまうのはちょっと、この先、ヨーロッパの一流チームを相手にするCLが控えていることを考えると、問題がなくはないんですけどね。といっても、エルモーソやカラスコはコロナ感染明け直後でしたし、いくらこの日、クラブ歴代2位に並ぶアトレティコ公式戦483試合出場を達成したキャプテン、コケなどが、「Tenemos una gran plantilla aunque tengamos bajas/テネモス・ウナ・グラン・プランティージャ・アウンケ・テンガモス・バハス(欠場者がいてもウチの選手層はとても厚い)。誰がピッチに入っても試合を片付けることができる」と胸を張ってもそうそう、いつまでも1試合12人で乗り切る訳にはいきませんからねえ。 日曜は練習休みにした後、月曜のマハダオンダ(マドリッド近郊)でのセッションではコロナ感染第2陣、自宅隔離10日間が過ぎたジョアン・フェリックスの復帰が期待されていたんですが、まだその姿は見られず。デンベレと共に火曜までに陰性が出れば、水曜午後7時(日本時間翌午前3時)から、シュタット・デ・バレンシアでのレバンテ戦にも間に合う可能性がありますが、さて。聞いた話では皆が皆、無症状という訳ではなく、中には熱が出た選手もいたそうなので、第3陣のレマル、エレーラも含め、週末土曜の24節レバンテ戦の後、来週火曜のチェルシー戦頃までには、すでに月曜からチーム練習に戻ったヒメネスも一緒に全員がプレーできるようになってくれるといいのですが。 まあ、そのレバンテも先週のコパ準決勝アスレティック戦1stレグまで、ずっと連戦が続いていたため、日曜のオサスナ戦ではロジェールが筋肉痛で出られず、キャプテンのモラレスもPKを失敗して、0-1で負けているというのはともかく、日曜試合となった他のマドリッド勢はどうだったかというと。それがちょっとマズいことになっているチームがあって、そう、弟分のヘタフェがまた負けてしまったんですよ。相手はレアル・ソシエダで、「Veníamos de encajar diez goles en tres partidos/ベニアモス・デ・エンカハール・ディエス・ゴーレス・エン・トレス・パルティードス(ウチは3試合で10失点していた)。彼らのせいではないが、チームは守備の堅固さを失っていた」というボルダラス監督はミッドウィークのマドリーとのミニダービー同様、アレニャ、久保建英選手をベンチスタートにし、再びトレードマークの4-4-2を採用。 そのおかげか、前半30分にスベルディアのクロスをオジャルサバルがvolea(ボレア/ボレーシュート)、ゴールバーに当たって跳ね返ったボールをイサクが押し込んだ1失点だけで済んだんですが、攻守のバランスを取るのは難しいですよねえ。満を持して、後半14分には新人2人を投入したんですが、アランバリも後で「si no pateamos al arco, va a ser imposible hacer un gol/シー・ノー・パテアモス・アル・アルコ、バ・ア・セル・インポシーブレ・アセール・ウン・ゴル(ゴールに向けてシュートしない限り、得点はできない)」と言っていた通り、枠内シュートが1本も放てず。そのまま0-1で負けてしまったから、どうしたらいいものやら。 おまけに後半ロスタイムにはボルダラス監督が、バルネチェアがドリブルしていたボールに足を出し、いえ、当人は「1度、ラインの外に出ていたから、すぐスローインするために止めようとした」と説明していましたけどね。これを妨害行為として、猛抗議したカルロス・フェルナンデスと口論になり、レッドカードを出されるって、あのお、セビージャ戦でも退場して、マドリー戦をエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(RMカスティージャのホーム)のプレスボックスで見た後、また金曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのベティス戦、ベニト・ビジャマリンのベンチにも入れないんですか?とりあえず、まだヘタフェは14位で降格圏との勝ち点差は3。その試合には守備の要であるジェネも処分が終わって戻れますが、どうにかして、ここ5試合白星なしという悪い流れを断ち切ってほしいものです。 そして続いて試合をしたのがマドリーだったんですが、いやまあ、ベルデベバス(バラハス空港の近く)でのバレンシア戦は相手に覇気が欠け、「no dábamos dos pases/ノー・ダバモス・ドス・パセス(2回のパスも続かなかった)」(ハビ・ガルシア監督)という、どこぞのチームのかつての悪癖に陥っていたせいもあったか、前半11分にはベンゼマのゴールで先制点をゲット。42分にもクロースがエリア前からシュートを叩き込み、後半、メンディのゴールはオフサイドで認められなかったとはいえ、2-0であっさり勝利したんですが、彼らの問題はいつになっても負傷禍から逃れられないこと。ええ、この日は1月2日のセルタ戦で負傷したカルバハルがようやく復帰したんですが、何と再び同じ右の太ももを痛め、前半27分、こちらもケガが治りたてのルーカス・バスケスに交代する破目になったから、さあ大変。 しかもカルバハルは前回より重傷で、全治6~8週間となれば、うーん、ルーカス・バスケスとのダブル欠場により、チャンスをもらったオドリオソラもウエスカ戦で脱落。その時はメンディを右SBに回して凌いだものの、その次のヘタフェ戦ではマルセロも負傷してしまったため、もう今週土曜のバジャドリー戦、そして来週水曜のCLアタランタ戦まで、ナチョもセルヒオ・ラモスとミリトンの離脱でCB専任となっている折、メンディとルーカス・バスケス、唯一、元気な2人のSBに何事も起こらないのを祈るばかりかと。ちなみに今季のマドリーは際立って負傷が多く、ここまで累計が40回。カルハバルを始め、アザールなど、何度もケガしている選手がいるので、凄い数字になっているんですが、比べて25回にしかならないお隣さんなど、全然いい方だった? うーん、ディ・ステファノのスタンドで応援していたラモスも左ヒザ半月板を手術したとあって、当分、戻れませんしね。その他、ベルベルデ、ミリトン、ロドリゴと現在、8人もの負傷離脱者を抱えているとあっては、ジダン監督がカンテラーノ(RMカスティージャの選手)にヘルプを頼むのも仕方ありませんが…前節ヘタフェ戦で先発したマルビンも試合中にケガをしていて、日曜は出られなかったって、もしやマドリーでは負傷がコロナ並に伝染るんですかあ? いえ、もちろんそんなことはなく、ジダン監督も「Tantas lesiones no son mala suerte, estamos preocupados/タンタス・レシオネス・ノー・ソン・マラ・スエルテ、エスタモス・プレオクパードス(これだけの負傷者発生は運が悪いからじゃない。心配している)」と言っていたんですけどね。ただ、今年になって、コパ勝ち抜けで試合数が多くなったチームとは違い、マドリーはスペイン・スーパーカップにも準決勝敗退と、アトレティコ同様、ほとんど週1ペースでしたし、来週のCLが済めば、また余裕日程に戻りますからね。3月16日のアタランタ戦2ndレグまでには何人か、復帰してくる選手もいるんじゃないかと思いますが、こればっかりはねえ。何はともあれ、当面の課題は、ミッドウィークのリーガ戦でアトレティコが勝ち点差を8に増やさないことを願いつつ、リーガ首位決戦となる7日のマドリーダービーまで、現存戦力で乗り切っていくことになりましょうか。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2021.02.16 22:30 Tue
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