新型コロナと肺炎を併発し重体だったパネンカ氏が退院!一時はICUで治療を受ける事態に

2020.10.15 01:30 Thu
Getty Images
チェコのボヘミアンズ・プラハ1905は14日、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症で入院していたクラブの名誉会長を務めるアントニン・パネンカ氏(71)が退院したことを発表した。

7日に自宅で倒れたパネンカ氏は、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染と共に重度の肺炎が見つかり緊急入院。一時は集中治療室で治療を受けるなど重体となっていたが、クラブは7日間の治療を経て、無事に退院に至ったことを報告した。

パネンカ氏の息子であるトーマス氏からの報告をクラブが声明として発表した。
「私は14日の午前中に父を病院に迎えに行き、共に帰宅した。父は新型コロナウイルスの検査では陰性となっていが、まだ肺炎に苦しんでいる。だけど主治医は、父がもはや病院にとどまる必要はないと在宅治療の許可を出してくれたんだ」

チェコ・スロバキア代表として通算62試合に出場したレジェンドであるパネンカ氏。1976年に行われたユーロ決勝の西ドイツ代表戦では、PK戦の最終キッカーとして登場。これを、チップキックで沈め優勝を達成していた。
なお、この成功以来PKにおけるチップキックの代名詞として知られる“パネンカ”は、この大舞台でそのシュートを決めた同氏の名前をとっている。

チェコでは新型コロナウイルスの感染が急拡大しており、10月5日から30日間にわたって緊急事態宣言が再発令。一部の学校閉鎖や私的な集まりの人数制限などが設けられることとなった。チェコでは、9月には1日で3000人の感染者が確認されるなどしていた。

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