はっきりせずのチアゴ、バイエルン前会長は選手とPLクラブの「合意済み」を推測
2020.09.14 16:15 Mon
なかなか去就がはっきりしないスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ(29)だが、バイエルン元会長のウリ・ヘーネス氏がすでにプレミアリーグ行きが決定している可能性を主張した。
「我々は彼に4年契約の素晴らしいオファーを打診したが、最後の最後に心変わりして、新たな挑戦がしたいと言ってきた。彼はきっとリバプールか、マンチェスター・ユナイテッド、あるいはその両方と合意しているのだろう」
そう語ると、バイエルンが移籍金3000万ユーロ(約37億6000万円)のオファーが届けば手放す意向を示しているといわれるなか、いまだ動きがないというリバプールやユナイテッドの姿勢にも触れ、苦言を呈した。
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バイエルンとの契約が来季失効に迫るものの、クラブとの延長交渉に進展がなく、今夏の移籍が取り沙汰されるチアゴ。新たな挑戦を求め、有力な移籍先に挙がるリバプールのほか、マンチェスター・ユナイテッドの関心も浮かび上がっているが、チアゴが先日に「去りたいなんて一度たりとも言ったことなんてない」と発言するなど、不透明さを極めている。そうしたなか、昨年11月に任期満了でバイエルン会長の座を後進に譲ったヘーネス氏がドイツ『Sport1』で、その件に言及。水面下でいずれかのプレミアリーグクラブと合意済みの可能性を推測した。そう語ると、バイエルンが移籍金3000万ユーロ(約37億6000万円)のオファーが届けば手放す意向を示しているといわれるなか、いまだ動きがないというリバプールやユナイテッドの姿勢にも触れ、苦言を呈した。
「まだ彼らからオファーがない。我々を揺さぶろうと、今夏ウィンドーの最終週まで安価なオファーを出すのを待っているのだろう。バイエルンはそのゲームに乗るのか、それとも自分たちのフィールドに立ち、チアゴをキープするのかを決断する必要がある」
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