『FIFAシリーズ』最新作を知っている? モバイルサッカーゲーム初心者が『EA SPORTS FIFA MOBILE』に触れてみた!【前編】
2020.08.31 21:30 Mon
8月28日、世界的人気サッカーゲーム『FIFA』シリーズの最新作『EA SPORTS FIFA MOBILE』の説明会を、日本でのパブリッシャー契約を結んだ株式会社ネクソンが都内で行った。今回はモバイルサッカーゲーム初心者の私、編集部Uが、『FIFA MOBILE』のパワーアップしたその魅力を伝えていく。
◆最新作『EA SPORTS FIFA MOBILE』とは?
まずは、エレクトリック・アーツ(以下EA)が誇る、大人気サッカーゲーム『FIFA』シリーズについて、簡単におさらいしていこう。『FIFA』シリーズは、国際サッカー連盟(FIFA)のライセンスを持つ、ただ一つのサッカーゲームブランドであり、1994年の第1作「FIFAインターナショナルサッカー」の発売から今年で26年を迎える歴史あるシリーズだ。
これまで家庭用ゲーム機、携帯電話、スマートフォン、PCなどのプラットフォームで、これまで60以上のタイトルがリリースされており、今作『EA SPORTS FIFA MOBILE』はそのシリーズ最新作となる。
ちなみに筆者は、家庭用ゲーム版の『FIFA 13』で『FIFA』デビューをした比較的新参者で、腕前はというと、難易度「ワールドクラス」のCPUとは良い勝負を繰り広げるが、「レジェンド」にするとCPUにボコボコにされるくらいの腕前。簡単にいうと大したことない腕前だ。
◆オンラインゲームのグローバルリーダー、『ネクソン』とのタッグ

今作、EAとパブリッシャー契約を結んだネクソンは、今まで『メイプルストーリー』や『アラド戦記』を手がけるなど、マルチプレイヤー・オンラインゲームのグローバルリーダーとして業界を引っ張ってきた。
そんなネクソンにとって本作は、初のサッカージャンルのタイトルとなるが、同社の韓国支社、ネクソン・コリアでは、『FIFA MOBILE』シリーズのパブリッシャーをやってきた経験があり、必要に応じてノウハウの共有を行ってきたとのことだ。
今作では、そんなネクソンのオンラインゲームで培ったノウハウを活かし、新ゲームモードの実装やUIの一新など、あらゆる面でパワーアップしているとのこと。そこで今作の魅力に迫っていこう。
◆「ライセンス」「操作感」ユーザーに嬉しい「リセット廃止」

大きく分けると、本作の特長は上記の3つだ。
まずは、ライセンスについて紹介していこう。
本作はサッカーゲームアプリにおいてNo.1のライセンス数を誇るタイトルとなっており、欧州5大リーグを含む世界36リーグ、650クラブ以上、そして17,000名以上の選手が全て実名で登場する。
さらに、UEFA Champions Leagueの独占ライセンスも取得しており、世界最高峰の戦いが、スマホでも体験できるタイトルになっている。
やはり『FIFA』シリーズの強みと言えば、公式ライセンス数の多さ。自分の好きなチームや選手が実名で使えるというのが、シリーズ最大の魅力と言っても良いだろう。筆者もプレミアリーグのクラブが実名で使えるという点に魅力を感じたことが、『FIFA』シリーズをやってみるきっかけになった。これがスマホ版でも体験できるというのは大きな魅力だ。
続いて操作感について紹介していく。
これは、家庭用ゲーム機とは大きく異なる部分であり、私のような食わず嫌いをしてきたプレイヤーにとっては非常に気になるところだ。
本作のゲームプレーは、CPUが自動で行う「オート」モードとプレイヤーが実際に操作する「手動」モードがミックスされたゲームプレーとなっている。さらに手動モードは、画面に表示されたボタンをタップして操作する「ボタンモード」と、画面上のピッチや選手を直接タップする「ジェスチャーモード」のミックスで成り立っている。

このポイントで筆者が気になったのは、家庭用ゲーム機版にはない「ジェスチャーモード」だ。ゲームをプレー中、ここにパスを出したい、この選手をマークしたいと思うことがあっても、実際には違うプレーになってしまい、歯痒く感じる場面がたまにあるが、なるほど、この「ジェスチャーモード」を使えば、より直感的に思い通りのプレーができそうだ。この要素はスマホ版にしかない新しい楽しさのようだ。
最後の特長は、シーズンリセットについてだ。
家庭用ゲーム機で遊んできたプレイヤーにとっては、あまり馴染みのない機能かも知れないが、今までの『FIFA MOBILE』シリーズでは、新シーズンが開幕する際、アカウントレベルや編成したチームなどが、アップデート及びリセットされていたようだ。

今までプレイヤーにとってより新鮮なゲームプレーをしてもらうためにこの機能は存在したが、シーズンを通して育ててきたチームがリセットされてしまうというプレイヤーにとってデメリットの多いこの機能は今作ではなくなったようだ。
これで自分の理想のチームを長い時間をかけて築き上げていくことが可能になるため、かなりやり込み要素が増えるのではないだろうか。
◆攻撃のみの「VSアタック」や監督になれる「シミュレーションリーグ」に注目!
本作は、メインとなる対人対戦モードである「VSマッチ」の他に、「VSアタック」、「趣味レーションリーグ」、「リーグ」、「市場」、「スキルゲーム」など、多彩なゲームモードが搭載されたタイトルになっている。
ここでは特に筆者が気になった「VSアタック」と、本作からの新モードである「シミュレーションリーグ」の2つのゲームモードについて紹介していきたい。
「VSアタック」は、スタンダードな対人対戦モードである「VSマッチ」と同様、他のプレイヤーとリアルタイムでの対戦が楽しめるモードになっているが、1試合をフルに戦う「VSマッチ」と比べて、手短に、簡単に楽しめる対戦機能となっている。

このモードでは、プレイヤーは攻撃の場面のみをプレーし、それぞれ別々のシチュエーションから始まる場面で、制限時間内にいかに多くのゴールを決められるかを競っていく。
こちらのモードでは制限時間が90秒に設定されているため、6分〜10分ほどかかる通常の対戦に比べて、手軽で勝敗の分かりやすいモードになっている。また対戦相手のスコアもリアルタイムで画面に表示されており、白熱すること間違いなし。スマホタイトルならではの対戦モードはぜひ体験してみたいと感じた。
また、本作から搭載された新モード「シミュレーションリーグ」も、今までとは一味違ったゲームモードになっている。
このモードでは、プレイヤーはシーズンを通して自らのチームを編成して戦っていくが、今までと大きく異なるのは、プレイヤーは実際に試合をプレーしないという点だ。プレイヤーは、あくまで監督として戦術など、より細かな設定を行い、チームをマネジメントしていく。

また、毎週リーグ戦が行われ、試合に関しては毎日決まった時間に自動で進行しテイクというもの。今までと違ったゲームモードの「シミュレーションリーグ」も、日々チェックできるスマホならではのゲームモードと言えるだろう。
ということで、本稿では『EA SPORTS FIFA MOBILE』の魅力について、スマホ版サッカータイトル初心者の目線から簡単に説明させていただいたが、いかがだっただろうか。
後編では、試遊会で実際にβ版をプレーした感想について触れていきたいと思う。
◆最新作『EA SPORTS FIFA MOBILE』とは?

まずは、エレクトリック・アーツ(以下EA)が誇る、大人気サッカーゲーム『FIFA』シリーズについて、簡単におさらいしていこう。『FIFA』シリーズは、国際サッカー連盟(FIFA)のライセンスを持つ、ただ一つのサッカーゲームブランドであり、1994年の第1作「FIFAインターナショナルサッカー」の発売から今年で26年を迎える歴史あるシリーズだ。
ちなみに筆者は、家庭用ゲーム版の『FIFA 13』で『FIFA』デビューをした比較的新参者で、腕前はというと、難易度「ワールドクラス」のCPUとは良い勝負を繰り広げるが、「レジェンド」にするとCPUにボコボコにされるくらいの腕前。簡単にいうと大したことない腕前だ。
また、タイトルからお察しの通り、スマホ版タイトルでのプレー経験は皆無。画面の小さいスマホでちゃんとプレーができるのか分からず、何となく避けてきたたちで、今回はそんな食わず嫌いをしてきた未経験者の視点から感想をお届けしていく。したがってシリーズ上級者の方から見たら、「何を今更」と思うことも多々あるかと思われるが、ご容赦していただきたい。
◆オンラインゲームのグローバルリーダー、『ネクソン』とのタッグ

今作、EAとパブリッシャー契約を結んだネクソンは、今まで『メイプルストーリー』や『アラド戦記』を手がけるなど、マルチプレイヤー・オンラインゲームのグローバルリーダーとして業界を引っ張ってきた。
そんなネクソンにとって本作は、初のサッカージャンルのタイトルとなるが、同社の韓国支社、ネクソン・コリアでは、『FIFA MOBILE』シリーズのパブリッシャーをやってきた経験があり、必要に応じてノウハウの共有を行ってきたとのことだ。
今作では、そんなネクソンのオンラインゲームで培ったノウハウを活かし、新ゲームモードの実装やUIの一新など、あらゆる面でパワーアップしているとのこと。そこで今作の魅力に迫っていこう。
◆「ライセンス」「操作感」ユーザーに嬉しい「リセット廃止」

大きく分けると、本作の特長は上記の3つだ。
まずは、ライセンスについて紹介していこう。
本作はサッカーゲームアプリにおいてNo.1のライセンス数を誇るタイトルとなっており、欧州5大リーグを含む世界36リーグ、650クラブ以上、そして17,000名以上の選手が全て実名で登場する。
さらに、UEFA Champions Leagueの独占ライセンスも取得しており、世界最高峰の戦いが、スマホでも体験できるタイトルになっている。

やはり『FIFA』シリーズの強みと言えば、公式ライセンス数の多さ。自分の好きなチームや選手が実名で使えるというのが、シリーズ最大の魅力と言っても良いだろう。筆者もプレミアリーグのクラブが実名で使えるという点に魅力を感じたことが、『FIFA』シリーズをやってみるきっかけになった。これがスマホ版でも体験できるというのは大きな魅力だ。
続いて操作感について紹介していく。
これは、家庭用ゲーム機とは大きく異なる部分であり、私のような食わず嫌いをしてきたプレイヤーにとっては非常に気になるところだ。
本作のゲームプレーは、CPUが自動で行う「オート」モードとプレイヤーが実際に操作する「手動」モードがミックスされたゲームプレーとなっている。さらに手動モードは、画面に表示されたボタンをタップして操作する「ボタンモード」と、画面上のピッチや選手を直接タップする「ジェスチャーモード」のミックスで成り立っている。

このポイントで筆者が気になったのは、家庭用ゲーム機版にはない「ジェスチャーモード」だ。ゲームをプレー中、ここにパスを出したい、この選手をマークしたいと思うことがあっても、実際には違うプレーになってしまい、歯痒く感じる場面がたまにあるが、なるほど、この「ジェスチャーモード」を使えば、より直感的に思い通りのプレーができそうだ。この要素はスマホ版にしかない新しい楽しさのようだ。
最後の特長は、シーズンリセットについてだ。
家庭用ゲーム機で遊んできたプレイヤーにとっては、あまり馴染みのない機能かも知れないが、今までの『FIFA MOBILE』シリーズでは、新シーズンが開幕する際、アカウントレベルや編成したチームなどが、アップデート及びリセットされていたようだ。

今までプレイヤーにとってより新鮮なゲームプレーをしてもらうためにこの機能は存在したが、シーズンを通して育ててきたチームがリセットされてしまうというプレイヤーにとってデメリットの多いこの機能は今作ではなくなったようだ。
これで自分の理想のチームを長い時間をかけて築き上げていくことが可能になるため、かなりやり込み要素が増えるのではないだろうか。
◆攻撃のみの「VSアタック」や監督になれる「シミュレーションリーグ」に注目!
本作は、メインとなる対人対戦モードである「VSマッチ」の他に、「VSアタック」、「趣味レーションリーグ」、「リーグ」、「市場」、「スキルゲーム」など、多彩なゲームモードが搭載されたタイトルになっている。
ここでは特に筆者が気になった「VSアタック」と、本作からの新モードである「シミュレーションリーグ」の2つのゲームモードについて紹介していきたい。
「VSアタック」は、スタンダードな対人対戦モードである「VSマッチ」と同様、他のプレイヤーとリアルタイムでの対戦が楽しめるモードになっているが、1試合をフルに戦う「VSマッチ」と比べて、手短に、簡単に楽しめる対戦機能となっている。

このモードでは、プレイヤーは攻撃の場面のみをプレーし、それぞれ別々のシチュエーションから始まる場面で、制限時間内にいかに多くのゴールを決められるかを競っていく。
こちらのモードでは制限時間が90秒に設定されているため、6分〜10分ほどかかる通常の対戦に比べて、手軽で勝敗の分かりやすいモードになっている。また対戦相手のスコアもリアルタイムで画面に表示されており、白熱すること間違いなし。スマホタイトルならではの対戦モードはぜひ体験してみたいと感じた。
また、本作から搭載された新モード「シミュレーションリーグ」も、今までとは一味違ったゲームモードになっている。
このモードでは、プレイヤーはシーズンを通して自らのチームを編成して戦っていくが、今までと大きく異なるのは、プレイヤーは実際に試合をプレーしないという点だ。プレイヤーは、あくまで監督として戦術など、より細かな設定を行い、チームをマネジメントしていく。

また、毎週リーグ戦が行われ、試合に関しては毎日決まった時間に自動で進行しテイクというもの。今までと違ったゲームモードの「シミュレーションリーグ」も、日々チェックできるスマホならではのゲームモードと言えるだろう。
ということで、本稿では『EA SPORTS FIFA MOBILE』の魅力について、スマホ版サッカータイトル初心者の目線から簡単に説明させていただいたが、いかがだっただろうか。
後編では、試遊会で実際にβ版をプレーした感想について触れていきたいと思う。
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