“水曜日”から勝ち点が消えた? 不正会計操作で英2部クラブに来季勝ち点12はく奪…

2020.08.01 14:18 Sat
Getty Images
チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属するシェフィールド・ウェンズデイが、2020-21シーズンで勝ち点12をはく奪されることが決定した。イギリス『BBC』が伝えている。

イングリッシュ・フットボールリーグ(EFL)の懲戒委員会は7月31日、ヒルズボロ・スタジアムの売却を巡る不正会計操作を行っていたシェフィールド・ウェンズデイに対する処分を決定した。

シェフィールド・ウェンズデイは、2017-18シーズンの会計に関して、翌年に売却予定だったヒルズボロ・スタジアムの6000万ポンド(約83億1000万円)の売却益を計上。EFLでは独自のファイナンシャル・フェアプレー(FFP)制度を設けており、チャンピオンシップでは3年間で3900万ポンド(約54億円)までの赤字しか認められておらず、それを超過した場合、勝ち点はく奪などのペナルティが科される。そして、2年連続赤字を計上していた同クラブは、ペナルティを回避するために前述の不正会計操作を行った。
当然、この行為はリーグが定める規則に違反しており、2019年11月から調査が行われていた。そして、2019-20シーズンのチャンピオンシップ終了から9日後に今回の勝ち点12はく奪という処分が発表された。

この処分に関しては多くの関係者が概ね理解を示している一方、処分の時期に関しては物議を醸している。
実はシェフィールド・ウェンズデイは今シーズンのリーグ戦を勝ち点56の16位で終えているが、前述の処分がシーズン中に科されていた場合、勝ち点45で最下位のハル・シティを下回る勝ち点44での最下位フィニッシュとなっていた。

そのため、22位での降格となったチャールトン・アスレティックは、シーズン終了後のこのタイミングでの処分発表を不服としてEFL側に回答を求めると共に、今後法的措置に出ることも検討しているようだ。

一方、シェフィールド・ウェンズデイ側も今回の処分を巡って法的措置に出る構えだ。

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