【プレミアリーグ第37節プレビュー】三つ巴のCL出場権争いと残留争い…今節決定の可能性も

いよいよ残り2節となったプレミアリーグ。今季はリバプールの優勝が早々に決まったが、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いと残留争いは例年以上に熾烈を極めている。

CL圏で火花を散らすチェルシー、レスター、ユナイテッドは前節揃って勝利。すでに降格が決まっているノリッジと対戦したチェルシーは、終始試合を支配しながらも、唯一ジルーのゴールで辛々の勝利を挙げた。3位の座を死守して臨む今節の相手は新王者リバプール。最大の難所がここにきて登場するが、優勝決定後のリバプールは燃え尽き症候群なのか調子を落としており、前節も予想外のミスでアーセナルに敗れている。

チェルシーと勝ち点差「1」の4位レスターの相手もトッテナムと難敵だ。レスターもコロナ明けで調子を落としているチームで、前節のシェフィールド・ユナイテッド戦でようやく2勝目を挙げたばかり。また、ヒザ前十字じん帯損傷のリカルド・ペレイラに加え、主力のチルウェルとマディソンもケガのため今季終了が確定。さらにソユンクもボーンマス戦の1発退場で残りの試合は出場できなくなっている。厳しいチーム事情となっているが、果たして生き残ることはできるだろうか。
そして、逆転でのCL出場を狙う5位ユナイテッドは、レスターとは打って変わって再開後は絶好調。リーグ戦では7戦5勝2分けで上位陣との差を一気に縮めた。前節はクリスタル・パレスに2-0で勝利。2カ月連続でリーグMVPを受賞したB・フェルナンデスは相変わらず好調で、この試合でも2ゴールに絡む活躍を披露した。今節の相手となるウェストハムは、前節に残留を争うワトフォードとの直接対決を制し、残留に向けて大きく前進。モチベーションの低下はあるかもしれない。

なお、18日と19日にはFAカップ準決勝のアーセナルvsシティ、ユナイテッドvsチェルシーが控えているため、変則的な日程となっている。◆プレミアリーグ第34節
▽7/18(土)
《25:30》
ノリッジ vs バーンリー

▽7/19(日)
《22:00》
ボーンマス vs サウサンプトン
《24:00》
トッテナム vs レスター・シティ

▽7/20(月)
《26:00》
ブライトン vs ニューカッスル
シェフィールド・ユナイテッド vs エバートン
《28:15》
ウォルバーハンプトン vs クリスタル・パレス

▽7/21(火)
《26:00》
ワトフォード vs マンチェスター・シティ
《28:15》
アストン・ビラ vs アーセナル

▽7/22(水)
《26:00》
マンチェスター・ユナイテッド vs ウェストハム
《28:15》
リバプール vs チェルシー