プレミアリーグクラブ、新型コロナウイルスの影響で今季は約1400億円の減収に
2020.06.11 18:15 Thu
プレミアリーグのクラブが新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で受ける財政的な打撃について概算が出たようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
大きな損失となるのが、放映権と試合日の収益とのこと。プレミアリーグクラブは5億ポンド(約680億円)の減収となると見られている。
5月にはマンチェスター・ユナイテッドが、新型コロナウイルスの影響で2800万ポンド(約38億円)の費用がかかっていると明かしたものの、最終的にどの程度になるかはまだわかっていない。
しかし、売上高と選手の給与の比率が悪く、給与は売上の107%となり、3億ポンド(約408億円)の損失を生み出していたとのことだ。
デロイトは、収入の70%を給与上限にすべきと考えており、これは以前から議論されてきたこと。今回のコロナ危機によってよりその議論は高まるかもしれない。
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3月13日を最後に中断しているプレミアリーグは、17日からの再開が決定。約3カ月ぶりにリーグ戦が行われるものの、残りの92試合は無観客での開催となる。2018-19シーズンは、プレミアリーグの20クラブ合計で50億ポンド(約6800億円)以上の収益をあげていたが、世界最大の会計事務所である『デロイト・トウシュ・トーマツ』の調べるによると、今シーズンは10億ポンド(約1360億円)程度の減収になるとのことだ。5月にはマンチェスター・ユナイテッドが、新型コロナウイルスの影響で2800万ポンド(約38億円)の費用がかかっていると明かしたものの、最終的にどの程度になるかはまだわかっていない。
2018-19シーズンはプレミアリーグとフットボールリーグ(2部〜4部)にかけて、記録的な収益を達成し、フットボールリーグだけで10億ポンドの収益があったとされている。
しかし、売上高と選手の給与の比率が悪く、給与は売上の107%となり、3億ポンド(約408億円)の損失を生み出していたとのことだ。
デロイトは、収入の70%を給与上限にすべきと考えており、これは以前から議論されてきたこと。今回のコロナ危機によってよりその議論は高まるかもしれない。
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