ラブドール事件のFCソウルに韓国史上最高額の罰金

2020.05.21 19:32 Thu
Getty Images
“ラブドール事件”で物議を醸したFCソウルに多額の罰金が課されることになった。

問題は17日に行われたKリーグ第2節のFCソウルvs光州FCに起こった。新型コロナウイルスによる中断明けのKリーグ。ホームのFCソウルは無観客のスタジアムを盛り上げようと、20〜30体のマネキンをスタンドに設置したのだが、これが事件の引き金となった。

よく見るとマネキンの多くが女性型のものばかりで、ラブドールなのではないかと世界中で物議に。これらのマネキンの受注会社も、一部でラブドールの製作に携わっていたことが判明し、故意犯であると一層の非難が集中することになった。
クラブはすぐに否定と謝罪の声明文を発表したものの、韓国サッカー協会(KFA)はこの事態を重く受け止め、20日に1億ウォン(約876万円)の罰金処分を決定。韓国では2016年に全北現代の八百長が発覚した際と同じ、史上最高額の罰金となるようだ。

Kリーグには、不適切な広告や性的な広告を禁止する規定があり、KFAは「リーグの名声と誠実さを損なった。そして女性ファンに対しても深い屈辱を与え傷つけた」と批判。また、韓国『国民日報』によると、スタジアムを運営する会社からも罰則を受ける可能性があり、さらには勝ち点剥奪もあり得るとのことだ。

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