名審判クラッテンバーグが“聞かん坊”だった5選手を暴露

2020.05.15 20:00 Fri
Getty Images
フットボール界では言わずと知れたマーク・クラッテンバーグ氏が、長年の審判キャリアで手を焼いた選手を明かした。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。

イングランドの国際審判として、数多くのビッグマッチを捌いてきたクラッテンバーグ氏。2015-16シーズンには、マドリード・ダービーとなったチャンピオンズリーグ決勝を担当し、前半にDFペペが記録したレアル・マドリーの先制点はオフサイドだったとして物議を醸した。

2017年2月にはサウジアラビア、2019年2月には中国に移籍するなど、近年はアジアにも幅を広げているが、そんなクラッテンバーグ氏がこれまでのキャリアの中で、最も迷惑だった選手を5人挙げた。中には往年の悪童から、今日まで因縁の残っている選手の名前が飛び出した。
◆クレイグ・ベラミー
「あれは2009年12月だったかな。マンチェスター・シティがボルトンと対戦した時だ。私は彼に退場を命じた」

「彼がダイブしたから2枚目のイエローカードを出したんだ。しかし、リプレイを見るとあれはペナルティだった。間違っていたのは私だった。怒り狂っていたよ。後はご想像の通りだ」
「しかし、ベラミーはレフェリーにとって悪夢のような選手だった。いつも怒鳴り散らして挑戦的だった。彼から発せられる言葉は酷いもので、ただただ失礼極まりなかったよ」

◆ロイ・キーン
「まず、2018年のワールドカップで彼と仕事を共にしたことを言っておかなければならない。彼は紳士で、選手たちはピッチの中と外では全く異なる表情であることを思い知らされた」

「だが、彼にはレフェリーを困らせようとする節があった。全く信用できなかったよ。冷酷無比で、ハードな男になりたがっていた。だがそれはレフェリーにとって問題だった。エゴイストでよく喧嘩を引き起こしていた。パトリック ・ヴィエラと会った時のようにね」

◆イェンス・レーマン
「彼は常にイライラしていて、抑えられなかった。あらゆることに愚痴を漏らしていたね。ボールが丸ければ愚痴を言い、ボールが白ければ文句を垂れるような男だった」

「彼は素晴らしいGKだったが、正直これは弱点だったと思う。相手は性格を知っていたからCKの時には目の前に立って邪魔をしていた。そのたびに彼はプッシングしていたよ」

「今なら退場してPKになるところだ。だがバレないようにこっそりやっていたからね。本当に手を焼いたよ。彼の不安定でふざけた態度にはね」

◆ペペ
「2016年のチャンピオンズリーグ決勝戦で彼がピッチに横たわりながら演技をしていた時のことはよく聞かれるよ。あの試合で2度やってアトレティコ・マドリーの選手を退場させようとしていた。他のレフェリーなら騙されていたかもしれない」

◆ジョン・オビ・ミケル
「ミケルを選んだのは、2012年のチェルシーvsマンチェスター・ユナイテッドで、彼が私に人種差別発言をしてFAに糾弾されたからだ」

「あれは私の人生を台無しにしかねないことだった。その後しばらくレフェリングに没頭したが、愛する家族もいたし、就職のあてがなかったから辞められなかったよ

「チェルシーの他の選手は謝ってくれたけど、彼からは何もない。2014年のワールドカップの前のアメリカvsナイジェリアの時に謝罪するチャンスはあったと思うけど、今になっても気持ち悪さが残っているよ」

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