オーストリア首位のLASKリンツが新型コロナウイルスの感染防止措置を違反で非難

2020.05.15 12:11 Fri
Getty Images
オーストリア・ブンデスリーガで首位を走るLASKリンツが大きな非難を受けている。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。
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オーストリアは、他の国々の例に漏れず新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて国内でのサッカー活動は停止している。そんな中、今シーズンの首位に立つLASKリンツが、リーグが定めたトレーニングに関する規則違反をしていたとして、リーグから調査を受けている。
LASKは、15日から許可されたトレーニングの前に、少数のグループでソーシャル・ディスタンスを守った上でトレーニングを実施していた。

しかし、リーグに所属する12チームのうち、11チームは提示されている「ビデオの素材」が、明確にLASKリンツはその中でガイドラインを無視したとみているとのことだ。
「これらのビデオは、スポーツ省が示した小グループによるトレーニングのガイドラインを無視したことを明確に示している」

一方で、この件に関してLASKリンツは公式に反論する声明を発表。厳しい感染防止策を取っていたと主張している。

「試合やトレーニング活動を危険に晒さないため、LASKの選手たちは自己負担で綿密なPCR検査を実施してきた。関係者全員の健康が我々の最優先事項であり、テストの間隔は意図的に短く設定している」

「これらの事実を照らし合わせれば、感染のリスクはトレーニングの一部から除外されている。したがって、我々の選手や他の誰かにリスクがあることはない。むしろ、LASKの措置はトレーニングで決められている措置よりも明らかに厳しいものだということだ」

また、クラブとしては違法に撮影されている映像であることも主張しながら、守れていない部分があったことも認めた。

「侵入された中でカメラが違法に設置さえていました。ただ、ソーシャル・ディスタンスはトレーニングにおいて一貫して守られてはいませんでした」

「我々はこれに注意し、ブンデスリーガと協力し、説明したいと思っています」

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