再開目指すプレミアリーグにクラブドクターから100の質問と懸念点のリストが届く

2020.05.06 14:00 Wed
Getty Images
シーズンの再開を目指すプレミアリーグだが、クラブのメディカルチームから再開に向けた懸念点がリーグへ届いたようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。
PR
新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて全てのサッカー活動がストップしているイングランド。しかし、プレミアリーグはシーズンの再開に向けて動くことが全クラブ一致で合意されている。再開の目処を6月12日と設定しているプレミアリーグでは、一部のクラブがトレーニング施設での個人トレーニングを再開。着実にその道を歩んでいっている。
しかし、新型コロナウイルスは見えざる敵。いつ何が起こり、感染が再び広がるかは分からず、医療関係者は最悪の事態を想定し、早期の再開に否定敵だ。

『The Athletic』によると、プレミアリーグのクラブに所属する医師たちが、懸念点や質問をリーグのメディカルアドバイザーであるマーク・ジレット氏とリチャード・ガーリック氏に書面で送付。匿名で書面が送られてきたようだ。
その書面には、プレミアリーグ・ドクターグループ(PLDG)がトレーニング再開に関して、約100の質問と問題点をリスト化しているもので、まだ対処されていない複数の懸念点を示しているということだ。

死のリスクがまだある中、ガイドラインを「承認」する方法に疑問が投げかけられており、このような短期間の重要な政策の進展と変化に、クラブがどう対処できるかをより明確にする必要があるとされている。

また、汗を介した病気の伝染の可能性やウイルスがGKのグローブでどれだけ長く生存するかについても質問があったとのこと。また、別の強調されていた問題として、黒人、アジア人、少数民族(BAME)の人々が、新型コロナウイルスにかかるリスクが高いというものも掲げられていたようだ。

まだまだ懸念材料は多く残る中での再開に向けた動き。医療従事者からすれば、大きな懸念材料であることは間違いなく、自身の危険だけでなく、選手の命の危険にも関わる可能性がある。

なお、プレミアリーグは今回届いた質問事項に関して、全て回答することを約束したとのことだ。

PR

プレミアリーグの関連記事

かつてアーセナルでもプレーした元デンマーク代表FWのニクラス・ベントナー氏が、刺傷事件に巻き込まれたものの、なんとか回避していたようだ。 アーセナルのカルトヒーローとしても知られるベントナー氏。先週、友人と共にニューヨークを訪れていた。 そんな中、日中に街を歩いていると、後方からナイフを持って走ってきた男に 2024.11.26 23:15 Tue
アーセナルが新たに現る若きスターとの新契約に取りかかっているようだ。 15歳だった一昨季のプレミアリーグでリーグ最年少デビューのMFイーサン・ヌワネリ。17歳で迎えた今季はカラバオカップで1試合2発を含む3ゴールを決め、先のプレミアでもあのセスク・ファブレガス氏に次いでアーセナルで2番目に若いリーグ戦での得点もマ 2024.11.26 21:59 Tue
ルベン・アモリム監督の下で再スタートを切ったマンチェスター・ユナイテッドだが、OBのオーウェン・ハーグリーブス氏は厳しい時期がしばらく続くと見ているようだ。 3シーズン目を迎えたエリク・テン・ハグ監督の下で開幕から低空飛行が続き、10月に解任の決断を下したユナイテッド。ルート・ファン・ニステルローイ氏を暫定指揮官 2024.11.26 17:10 Tue
マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリ(28)が自身の将来と紐づくレアル・マドリーに言及した。 ジョゼップ・グアルディオラ監督のもとで数々のタイトルとともに、絶対的守備的MFとしての多大なる貢献度からついにバロンドールを手にしたロドリ。シティとの契約が2027年夏までとなるなかで、レアル・マドリーの関心が 2024.11.26 16:00 Tue
今シーズン昇格を果たしプレミアリーグへ復帰したレスター・シティ。ここまで2勝4分け6敗の16位と下位に低迷していた中、スティーブ・クーパー監督を解任した。 チャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝に導いたエンツォ・マレエスカ監督がチェルシーに引き抜かれ、クーパー監督を招へいも低迷。後任監督を探す中で、候補に挙 2024.11.26 13:50 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly