フランス、サッカー中断でうつ症状の選手が急増!
2020.04.27 19:00 Mon
FIFPro(国際プロサッカー選手協会)と専門家による調査の結果、新型コロナウイルスによる外出制限がうつ病を引き起こす可能性があることが分かった。フランス『レキップ』が伝えている。
元々フランスはうつ病発祥の多い国であり、ある調査では4人に1人が何らかの精神病を患っているという結果も。また、フランスに華やかなイメージを持って住み着いた外国人が、習慣や文化などの違いに適応できず精神的にバランスを崩す『パリ症候群』という言葉もあるほどだ。
中でもサッカー選手がうつ病を発症する可能性が高いことはこれまでの調査で明らかとなっており、グッテバルジュ氏は「論理的な増加を予想していたが、それほどではなかった」とあまり重く受け止めてはいないようだ。
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FIFProは27日、新型コロナウイルスによる外出制限が敷かれた3月から4月にかけて行ったうつに関する調査結果を発表した。ある16カ国で実施され、356人のフランス人を含む1513人を対象にしたところ、10人に1人以上の割合でうつ状態に陥っていることが判明した。とりわけフランス人選手に限った結果では、男子選手は28%、女子選手は50%が軽度重度問わずうつを発症していた模様。FIFProのメディカル・ディレクターを務めるバンサン・グッテバルジュ氏によると、単身でフランスに渡っている選手が孤独の中で自宅に閉じ込められていることや、将来に向けた不安からうつにかかる事例が考えられるとのこと。実際に、調査を受けた選手の59%が将来を危惧していたという報告もあるようだ。中でもサッカー選手がうつ病を発症する可能性が高いことはこれまでの調査で明らかとなっており、グッテバルジュ氏は「論理的な増加を予想していたが、それほどではなかった」とあまり重く受け止めてはいないようだ。
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