残留と降格を分けることになったデータとは、とかいうちょっと堅めのお話し!? の巻/倉井史也のJリーグ
2020.04.26 13:45 Sun
今年のゴールデンウイークはいろいろ出かけるんだ~。まずマイナンバーカードの受け取り場所に行かなきゃいけないでしょ。続いて日本政策金融公庫に申し込んだ緊急融資の面接にも行かなきゃいけないし、コンビニで出来るけど住民票とか印鑑証明とかも取らなきゃいけないし!! なんか、楽しそうでしょ!!
というのは置いといて、先週宣言したように、磐田って残留してもいいくらいのデータもあるんですよ。特に奪ったセットプレーの多さは、それだけ主導権を握っていたとも言えるんじゃないかなと。では去年のJ1リーグで残留を決めた鳥栖と降格した磐田の違いは何だったか、をデータを元に考えてみましょう。今週は鳥栖編。
シュート成功率で判断した攻撃力は
14 鳥 栖 11.1%
17 磐 田 8.7%
FKとCKの数で考えた構成力は
7 鳥 栖 182+455=637
そして被シュート成功率で考えた守備力は
13 鳥 栖 14.8%
17 磐 田 15.6%
つまり、やっぱりシュート力の差? だけじゃないよね。ということで、2019年の鳥栖の試合と各節の順位は、
第1節 02/23(土)14:03 H 0●4 名古屋 0 18
第2節 03/02(土)15:03 A 0●1 神戸 0 18
第3節 03/10(日)14:03 A 0●2 FC東京 0 18
第4節 03/17(日)13:03 H 1○0 磐田 3 15
第5節 03/29(金)19:33 A 0△0 横浜FM 4 15
第6節 04/06(土)14:01 A 0●3 仙台 4 17
第7節 04/14(日)14:03 H 0●1 川崎F 4 18
第8節 04/20(土)14:04 A 0●1 松本 4 18
第9節 04/28(日)14:03 H 0●2 湘南 4 18
第10節 05/04(土)16:03 A 0●2 大分 4 18
第11節 05/11(土)14:03 H 3○1 G大阪 7 17
第12節 05/17(金)19:03 A 1○0 広島 10 14
第13節 05/26(日)14:03 H 1○0 鹿島 13 17
第14節 06/01(土)16:03 H 0●1 C大阪 13 18
第15節 06/15(土)19:04 A 1●2 浦和 13 18
第16節 06/22(土)14:03 A 1●3 札幌 13 16
第17節 06/30(日)19:33 H 4○2 清水 16 16
第18節 07/07(日)19:03 A 0△0 川崎F 17 18
第19節 07/13(土)19:33 H 0●2 広島 17 18
第20節 07/20(土)18:33 A 1●2 鹿島 17 17
第21節 08/04(日)19:33 H 2△2 大分 18 16
第22節 08/11(日)18:03 A 2○1 C大阪 21 16
第23節 08/17(土)19:03 A 3○2 湘南 24 16
第24節 08/23(金)19:34 H 1●6 神戸 24 16
第25節 08/31(土)19:33 H 2○1 仙台 27 16
第26節 09/14(土)19:03 A 0●1 G大阪 27 16
第27節 09/28(土)14:04 H 3△3 浦和 28 16
第28節 10/05(土)14:03 H 2○1 FC東京 31 16
第29節 10/19(土)15:04 A 2△2 磐田 32 15
第30節 11/02(土)14:03 H 1●2 横浜FM 32 15
第31節 11/10(日)15:03 H 1○0 松本 35 14
第32節 11/23(土)14:03 A 0△0 名古屋 36 14
第33節 11/30(土)14:03 H 0●2 札幌 36 14
第34節 12/07(土)14:03 A 0●1 清水 36 15
無失点試合が7試合、5連敗が1回、3連敗が2回、連敗が2回。無得点試合が15試合、得点を奪った試合で勝ったのは10試合、得点を奪った試合で引き分けたのは3試合、得点を奪っても負けたのは5試合。
さて、この中で一番響いたのは……あ、時間が来てしまいました。正解は次週のこの時間!! また見てね!!
というのは置いといて、先週宣言したように、磐田って残留してもいいくらいのデータもあるんですよ。特に奪ったセットプレーの多さは、それだけ主導権を握っていたとも言えるんじゃないかなと。では去年のJ1リーグで残留を決めた鳥栖と降格した磐田の違いは何だったか、をデータを元に考えてみましょう。今週は鳥栖編。
シュート成功率で判断した攻撃力は
17 磐 田 8.7%
FKとCKの数で考えた構成力は
3 磐 田 155+507=662
7 鳥 栖 182+455=637
そして被シュート成功率で考えた守備力は
13 鳥 栖 14.8%
17 磐 田 15.6%
つまり、やっぱりシュート力の差? だけじゃないよね。ということで、2019年の鳥栖の試合と各節の順位は、
第1節 02/23(土)14:03 H 0●4 名古屋 0 18
第2節 03/02(土)15:03 A 0●1 神戸 0 18
第3節 03/10(日)14:03 A 0●2 FC東京 0 18
第4節 03/17(日)13:03 H 1○0 磐田 3 15
第5節 03/29(金)19:33 A 0△0 横浜FM 4 15
第6節 04/06(土)14:01 A 0●3 仙台 4 17
第7節 04/14(日)14:03 H 0●1 川崎F 4 18
第8節 04/20(土)14:04 A 0●1 松本 4 18
第9節 04/28(日)14:03 H 0●2 湘南 4 18
第10節 05/04(土)16:03 A 0●2 大分 4 18
第11節 05/11(土)14:03 H 3○1 G大阪 7 17
第12節 05/17(金)19:03 A 1○0 広島 10 14
第13節 05/26(日)14:03 H 1○0 鹿島 13 17
第14節 06/01(土)16:03 H 0●1 C大阪 13 18
第15節 06/15(土)19:04 A 1●2 浦和 13 18
第16節 06/22(土)14:03 A 1●3 札幌 13 16
第17節 06/30(日)19:33 H 4○2 清水 16 16
第18節 07/07(日)19:03 A 0△0 川崎F 17 18
第19節 07/13(土)19:33 H 0●2 広島 17 18
第20節 07/20(土)18:33 A 1●2 鹿島 17 17
第21節 08/04(日)19:33 H 2△2 大分 18 16
第22節 08/11(日)18:03 A 2○1 C大阪 21 16
第23節 08/17(土)19:03 A 3○2 湘南 24 16
第24節 08/23(金)19:34 H 1●6 神戸 24 16
第25節 08/31(土)19:33 H 2○1 仙台 27 16
第26節 09/14(土)19:03 A 0●1 G大阪 27 16
第27節 09/28(土)14:04 H 3△3 浦和 28 16
第28節 10/05(土)14:03 H 2○1 FC東京 31 16
第29節 10/19(土)15:04 A 2△2 磐田 32 15
第30節 11/02(土)14:03 H 1●2 横浜FM 32 15
第31節 11/10(日)15:03 H 1○0 松本 35 14
第32節 11/23(土)14:03 A 0△0 名古屋 36 14
第33節 11/30(土)14:03 H 0●2 札幌 36 14
第34節 12/07(土)14:03 A 0●1 清水 36 15
無失点試合が7試合、5連敗が1回、3連敗が2回、連敗が2回。無得点試合が15試合、得点を奪った試合で勝ったのは10試合、得点を奪った試合で引き分けたのは3試合、得点を奪っても負けたのは5試合。
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J昇格請負人だったウーゴ・マラドーナの訃報/六川亨の日本サッカー見聞録
昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon4
【Jリーグ出場停止情報】鳥栖FWマルセロ・ヒアン&琉球DF藤春廣輝が暴力行為で3試合停止+罰金
Jリーグは22日、最新の出場停止選手情報を発表した。 J1リーグからは9選手。90+6分に一発退場のサガン鳥栖FWマルセロ・ヒアンに関しては複数出場停止+罰金で、Jリーグは「自身がファウルを受けた際に、立ち上がらせようと手を差しのべた相手競技者の膝付近を蹴ったため、同選手の行為は、2-6『選手等に対する暴行(肘打ち、パンチ、蹴り、噛みつき、唾を吐きかける又は殴打する等)』に相当すると判断、3試合の出場停止処分と罰金(30万円)とする」と説明した。 また、10分にレッドカードを受けた京都サンガF.C.のGKク・ソンユンにおいては「同選手のペナルティーエリア外でボールにチャレンジし、ボールにプレーできずにファウルで阻止した行為は、『相手チームの決定的得点機会の阻止』に該当すると判断、1試合の出場停止処分とする」との説明がなされる。 J2リーグからはベガルタ仙台MF相良竜之介、横浜FCのDFガブリエウ、ヴァンフォーレ甲府MF荒木翔の3選手。J3リーグからは7選手で、53分に一発退場のFC琉球DF藤春廣輝については「相手競技者の下腿に対してボールにチャレンジしていないところで、膝を用いて後方から蹴った同選手の行為は、2-6『選手等に対する暴行(肘打ち、パンチ、蹴り、噛みつき、唾を吐きかける又は殴打する等)』に相当すると判断、3試合の出場停止処分と罰金(15万円)とする」と報告した。 【明治安田J1リーグ】 MF安斎颯馬(FC東京) 第35節 vs湘南ベルマーレ(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF昌子源(FC町田ゼルビア) 第35節 vsサガン鳥栖(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF高井幸大(川崎フロンターレ) 第28節 vs浦和レッズ(11/22) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MFレオ・ゴメス(ジュビロ磐田) 第35節 vsヴィッセル神戸(11/1) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF三國ケネディエブス(名古屋グランパス) 第35節 vsガンバ大阪(10/23) 今回の停止:1試合停止 GKク・ソンユン(京都サンガF.C.) 第35節 vsサンフレッチェ広島(11/3) 今回の停止:1試合停止 FWウェリントン(アビスパ福岡) 第35節 vs柏レイソル(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF松岡大起(アビスパ福岡) 第35節 vs柏レイソル(11/3) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FWマルセロ・ヒアン(サガン鳥栖) 第35節 vsFC町田ゼルビア(11/3) 今回の停止:3試合停止(1/3) 第36節 vs横浜F・マリノス(11/9) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第37節 vs名古屋グランパス(11/30) 今回の停止:3試合停止(3/3) 【明治安田J2リーグ】 MF相良竜之介(ベガルタ仙台) 第36節 vs愛媛FC(10/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DFガブリエウ(横浜FC) 第36節 vsファジアーノ岡山(10/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF荒木翔(ヴァンフォーレ甲府) 第36節 vsレノファ山口FC(10/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 【明治安田J3リーグ】 FW永田一真(ヴァンラーレ八戸) 第34節 vsFC琉球(10/26) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW小暮大器(いわてグルージャ盛岡) 第34節 vs大宮アルディージャ(10/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF杉井颯(AC長野パルセイロ) 第34節 vsアスルクラロ沼津(10/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF水口湧斗(FC大阪) 第34節 vsテゲバジャーロ宮崎(10/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 MF高吉正真(ギラヴァンツ北九州) 第34節 vsツエーゲン金沢(10/26) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 FW橋本啓吾(テゲバジャーロ宮崎) 第34節 vsFC大阪(10/27) 今回の停止:警告の累積による1試合停止 DF藤春廣輝(FC琉球) 第34節 vsヴァンラーレ八戸(10/26) 今回の停止:3試合停止(1/3) 第35節 vsFC今治(11/3) 今回の停止:3試合停止(2/3) 第36節 vs大宮アルディージャ(11/10) 今回の停止:3試合停止(3/3) 2024.10.22 16:05 Tue5