財政難のクラブへ粋な計らい…ボーフム前指揮官が給与の一部返上を申し出る

2020.04.14 01:05 Tue
Getty Images
昨年8月までブンデスリーガ2部のボーフムで指揮していたロビン・ドゥット前監督が、クラブに粋なはからいを見せた。ドイツ『キッカー』が地元紙『Der Westen』の記事を引用し伝えている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、ヨーロッパでも各国リーグが延期に。ドイツも例外でなく、3月14日からブンデスリーガ、及びブンデスリーガ2部が延期状態になっている。

リーグ戦の中断により、テレビ放映権やスタジアム入場料収入を得られないクラブは、財政難となっており一部では破産が迫っているとの報道もあった。そんな中、ボーフムのドゥット前監督はクラブに対し、給与の一部返上を申し出たようだ。
この申し出を受けたボーフムのハンス=ペーター・ヴィリス会長は、『Der Westen』のインタビューで以下のようにコメントした。

「ドゥットからとても嬉しい連絡を受けた。彼はシンシー・ロルツSD(スポーツディレクター)に給与の一部返上を申し出てくれたんだ」
かつてフライブルクやレヴァークーゼン、ブレーメンで監督を、ドイツ代表のSDも務めた経験をもつドゥット氏は、2017年2月にボーフムの指揮官に就任。10年ぶりの1部昇格を目指した今シーズンだったが、スタートダッシュに躓くと開幕4試合連続未勝利となり解任。しかし、契約は今シーズン終了まで残されていた。

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