イギリス政治家が一部プレミアクラブの対応を非難「トッププレーヤーがまずは給料を犠牲にすべき」

2020.04.01 21:20 Wed
Getty Images
イギリスの政治家が、一部のプレミアリーグクラブと選手の行動を非難した。イギリス『BBC』が報じた。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大し、世界中のサッカー活動が停止状態に。プレミアリーグも例外ではなく、シーズンの再開は早くとも5月になることが決定している。

そんな中、クラブは活動を停止しているため、収入が減少。トッテナムやニューカッスル、ノリッジが雇用維持制度を利用することを発表していた。
文化・メディア・スポーツ省の委員長であるジュリアン・ナイト氏は、「受け入れがたい」と批判した。

「これはイギリスのフットボールにおけるクレイジーな経済学とその中心にある道徳的な空白を露呈している」
また、ロンドンのサディク・カーン市長は『BBC』の『ラジオ5』で、トッププレーヤーが負担を負うべきだと語った。

「私の見解では、最も裕福でない人が、最も多くの助けを得るべきだといつも思っている」

「高給であるフットボーラーや、最大の負担を負うことができる人々であり、彼らはプログラムを売る人やケータリングの人、またプレミアリーグのフットボーラーでも給料が高くない選手に比べ、最初に給料を犠牲にするべきだと思う」

「最大の負担を負うことができ、おそらく貯蓄もあり、逞しい人が最初に行かなければならない。ケータリングやホスピタリティを利用していて、貯蓄がなく、政府からの手当てを5週間も得られない人よりもだ」

イギリスにおける新型コロナウイルスの雇用維持制度は、政府が従業員に給与の80%、最大で月額2500ポンド(約33万円)を支払うものだ。

ヨーロッパ各国では、選手たちが給与削減に合意する動きがあり、バルセロナやユベントス、バイエルン、ドルトムントなどが挙げられる。

また、イングランド内でも、スタッフへの給与支払いを約束するクラブが出てくるなどしている。

プレミアリーグとEFLは、1日に行われるPFA(イングランドサッカー選手協会)との会合で、給与について話し合う予定だ。

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