FIFA、財務問題を抱える連盟、クラブ救済のため緊急救済基金の設立を検討

2020.04.01 02:00 Wed
Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)が、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大で財務的な問題を抱える各国連盟やクラブを救うために緊急救済基金の設立を検討しているようだ。アメリカ『ニューヨークタイムズ』が伝えている。

現在、世界中で急速に感染が拡大している新型コロナウイルスだが、ヨーロッパを中心に猛威を振るっており、イタリア、スペイン、イングランドでは特に感染者、死者が急増。そのため、各国リーグや国際大会が全て延期となり、各クラブの活動もストップしている状況だ。

この状況を受け、各国連盟やクラブの収入は激減。ウルグアイサッカー協会(AUF)は27日、男子代表監督を務めるオスカル・タバレス監督らを含むスタッフ400名の一時解雇を発表。また、スロバキアでは、7度のリーグ優勝を誇るMSKジリナが破産手続きを申請する事態となっていた。
『ニューヨークタイムズ』によれば、今回の緊急救済基金はFIFAの手元にある27億4000万ドル(約3000億円)の一部を充てる計画で、財政難に陥る可能性のある各国連盟、リーグ、クラブの支援に使用される。

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