2選手が試合参加を拒否したセリエBのコゼンツァ、監督が新型コロナ拡大を受け契約解除

2020.03.19 13:13 Thu
Getty Images
セリエBのコゼンツァは18日、ジュゼッペ・ピロン監督(64)と双方合意の下で契約解除となったことを発表した。
PR
ピロン監督は、2020年2月11日にコゼンツァの監督に就任。これまで5試合を指揮し、1勝1分け3敗の成績だった。しかし、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けてリーグ戦を含めたサッカー活動が停止していた。今回の契約解除は成績不振による退任ではなく、個人的な理由での申し出によるものだという。
ピロン監督は、クラブ公式サイトを通じて声明を発表。新型コロナウイルスの蔓延が影響していることを明かした。

「慎重に検討し、コゼンツァと直接話し合い、合意に基づいて契約を終了することにしました」
「イタリアにとってこの困難な時期に私の考えは、私の健康、家族の健康、そして全てのイタリア人の健康に向いています」

「明らかに、サッカーへの情熱や仕事への熱意ではなく、ヴェネト(監督の出身地)で我々が直面している常識と問題に導かれ、選択することにしました」

「トレヴィゾとコゼンツァの距離も、イタリアで現在進んでいる状況を考えると、管理することは難しいです」

「クラブ、スタッフ、選手、そしてコゼンツァと協力してくれた全ての人に感謝します。彼らとコゼンツァの全てのファンの幸運を祈っています」

ピロン監督は、これまでイタリアの数々のクラブを指揮。キエーボやリヴォルノ、エンポリ、レッジーナ、ぺスカーラなどを指揮してきた。

また、コゼンツァではリーグ戦が延期となる前に、イタリア人MFミルコ・ブルッチーニ(34)とイタリア人DFトンマーゾ・ドラツィオ(29)が感染拡大がひどかったヴェローナでの試合参加を拒否していた。

PR

セリエAの関連記事

ローマは10月31日、セリエA第10節でトリノと対戦し1-0で勝利した。 直近のフィオレンティーナ戦で惨敗を喫した12位ローマは、その試合から先発を5人変更。ドフビクやペッレグリーニ、チェリクらに代えてバルダンツィやザレフスキ、ル・フェらを先発で起用した。 前節のコモ戦で連敗を止めた9位トリノに対し、立ち上 2024.11.01 07:00 Fri
不振を極めるローマが再び監督交代に踏み切る可能性があるようだ。 今年1月にジョゼ・モウリーニョ監督との別れを決断したローマ。後を継いだのはダニエレ・デ・ロッシ監督で今シーズンはスタートしたが、開幕4試合で3分け1敗と結果を残せずに電撃解任した。 イバン・ユリッチ監督を招へいしたが、チームは好転せず。就任初陣 2024.10.31 23:00 Thu
インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが、バロンドールの選考に不満を漏らした。 ラウタロ・マルティネスは昨シーズン、セリエAで33試合24ゴールを記録してリーグ得点王に輝き、クラブのスクデット獲得に貢献。加えて、今夏に開催されたコパ・アメリカでも6試合5得点で大会得点王に輝き、連覇を果たしたアルゼン 2024.10.31 18:10 Thu
ラツィオのポルトガル人DFヌーノ・タヴァレスが好調だ。 ベンフィカの下部組織で育ち、2021年夏にアーセナルに加わったタヴァレス。1年目から公式戦28試合でプレーするも、2022-23シーズンはマルセイユ、2023-24シーズンはノッティンガム・フォレストへレンタル移籍した。 フォレストではケガもあり本領発 2024.10.31 16:15 Thu
ローマのウルトラスは低迷するクラブに対して我慢の限界を迎えているようだ。 ダニエレ・デ・ロッシ監督の下で今シーズンをスタートさせたローマだったが、セリエA開幕からの4試合未勝利でスタートダッシュに失敗。するとクラブはレジェンドであり、ファンから絶大な人気を誇った指揮官に早くも見切りをつけ、9月に解任が発表された。 2024.10.31 15:40 Thu

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly