「あと2カ月中断が続けばプレミアリーグ中止は避けられない…」スポーツ弁護士が見解を述べる
2020.03.16 19:50 Mon
スポーツ弁護士として業界でも有数の実績を持つリチャード・クレーマー氏が、中断中のプレミアリーグの今後について見解を述べた。
「4月の頭までに行われる予定だった試合が行われないだけであれば、さほど問題はないだろう」
「しかし、もし(中断したままの状態で)5月、6月まで及ぶとしたら、世界大戦中にそうなったように、今シーズンそのものがキャンセルされるのは避けられないだろう」
「理想的なシチュエーションではないが、彼らは過半数の意見と、クラブの責任者たちの決定に従う他ないだろう」
シーズンの半分以上を終えている現状で、全てを白紙に戻すというのは、タイトル争いや、CL出場権争い、そして昇降格争いが各クラブにもたらす影響を考えれば最も極端なオプションと言える。
しかし、人命を第一に考えた場合、慎重な決断を下さなければならないことは明白。どのような結末を迎えるだろうか。
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新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて、4月3日まで全ての試合が延期されることが決定しているプレミアリーグ。今後どのような処置がとられるのか不透明な状況が続く中、ウェストハムのカレン・ブレイディ副会長が今シーズンのプレミアリーグを中止し、白紙に戻すことが「唯一の公正で合理的な処置」とコメントしたことが賛否両論を呼ぶなど、連日様々な議論がされている。そんな中、スポーツに関連する法に精通したスポーツ弁護士として著名なリチャード・クレーマー氏がイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じ、中断期間が長引くようならば、中止となることはやむを得ないとの見解を述べた。「しかし、もし(中断したままの状態で)5月、6月まで及ぶとしたら、世界大戦中にそうなったように、今シーズンそのものがキャンセルされるのは避けられないだろう」
「その後に、またイチから始めるしかない。そうなれば(プレミアリーグ)昇格間近まで迫っているリーズやWBAのようなクラブにとっては非常に酷いニュースになるだろう」
「理想的なシチュエーションではないが、彼らは過半数の意見と、クラブの責任者たちの決定に従う他ないだろう」
シーズンの半分以上を終えている現状で、全てを白紙に戻すというのは、タイトル争いや、CL出場権争い、そして昇降格争いが各クラブにもたらす影響を考えれば最も極端なオプションと言える。
しかし、人命を第一に考えた場合、慎重な決断を下さなければならないことは明白。どのような結末を迎えるだろうか。
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