イングランド代表OBの妻が夫の神経変性疾患を告白 ヘディングによる脳損傷の理解呼び掛ける
2020.02.16 16:55 Sun
イングランド代表OBの妻が声を上げた。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。
現在73歳のデイブ・ワトソン氏は代表通算65試合を誇る元イングランド代表DFで、マンチェスター・シティやサウサンプトン、ブレーメンなどでプレー。1986年に現役を引退した。
そんなワトソン氏は現在、神経変性疾患を患っているという。3月に功績が称えられ、古巣サンダーランドの殿堂入りが予定されるなか、妻のペニー・ワトソンさんが警鐘を鳴らした。
ワトソン氏がヘディングによる脳の外傷により、神経変性疾患を発症したとの考えを示すペニー・ワトソンさんはこう呼びかけている。
「元イングランド代表でキャプテンを務めた私の夫、デイブ・ワトソンは数年前から神経変性疾患と闘っていることをお知らせするのに相応しい時期が来たようです」
「デイブには調子の良い日も悪い日もあります。可能な限り普通の生活を送って楽しむように努めていますが、ほぼ毎日、新しい課題に直面しています」
「試合やその他の場所で彼に出会ったら、彼と交流することを恐れないでください。彼は今までのように会話できないかもしれないことを理解してください。しかし、未だにサッカーについて語り合うことが大好きです」
「彼が調子の悪い日は気をつけてください。記憶に支障をきたすので、物事を正確に覚えていることができないかもしれません」
「デイブが最後に望んでいるのは皆さんに彼の病気を理解してもらうことです。彼はいつも戦士でした。彼の現役時代を知る人ならわかると思います。しかし、こればかりは勝てない戦いなのです」
「想像していなかったことが起きましたが、デイブはサッカーを愛し、情熱を追求したことを後悔していません」
なお、昨年10月に発表された研究結果によると、元サッカー選手が認知症を発症した後に死亡する確率は、一般人の同じ年齢層の人々に比べて3.5倍高いという。現在もグラスゴー大学の専門家を中心にヘディングが脳に与える影響についての研究が続けられている。
現在73歳のデイブ・ワトソン氏は代表通算65試合を誇る元イングランド代表DFで、マンチェスター・シティやサウサンプトン、ブレーメンなどでプレー。1986年に現役を引退した。
ワトソン氏がヘディングによる脳の外傷により、神経変性疾患を発症したとの考えを示すペニー・ワトソンさんはこう呼びかけている。
「元イングランド代表でキャプテンを務めた私の夫、デイブ・ワトソンは数年前から神経変性疾患と闘っていることをお知らせするのに相応しい時期が来たようです」
「彼の主治医は、慢性外傷性脳症(CTE)であると結論付けました。重度の脳震盪や、ヘディングを含む頭部外傷による可能性が最も高いとのことでした」
「デイブには調子の良い日も悪い日もあります。可能な限り普通の生活を送って楽しむように努めていますが、ほぼ毎日、新しい課題に直面しています」
「試合やその他の場所で彼に出会ったら、彼と交流することを恐れないでください。彼は今までのように会話できないかもしれないことを理解してください。しかし、未だにサッカーについて語り合うことが大好きです」
「彼が調子の悪い日は気をつけてください。記憶に支障をきたすので、物事を正確に覚えていることができないかもしれません」
「デイブが最後に望んでいるのは皆さんに彼の病気を理解してもらうことです。彼はいつも戦士でした。彼の現役時代を知る人ならわかると思います。しかし、こればかりは勝てない戦いなのです」
「想像していなかったことが起きましたが、デイブはサッカーを愛し、情熱を追求したことを後悔していません」
なお、昨年10月に発表された研究結果によると、元サッカー選手が認知症を発症した後に死亡する確率は、一般人の同じ年齢層の人々に比べて3.5倍高いという。現在もグラスゴー大学の専門家を中心にヘディングが脳に与える影響についての研究が続けられている。
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