スペイン2部で珍退場劇! VARで一発レッド取り消し直後に結局退場…

2020.02.03 15:10 Mon
Getty Images
先週末に行われたスペイン・セグンダディビシオンA(スペイン2部)の一戦で珍しい退場劇が起こった。『beinsports』が伝えている。

ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入以降、一発退場の判定などを巡って様々な混乱が伝えられる中、先週末に行われたフエンラブラダvsジローナでは珍退場が起きた。

今回、その珍退場劇の主役を演じたのが、フエンラブラダMFクリストバル・マルケス。フエンラブラダの1点ビハインドで迎えた後半の68分、クリストバルはルーズボールの競り合いの場面で相手MFグラネルと激しく交錯。
そして、主審はクリストバルが足裏を見せてグラネルにチャージしたと判断し、レッドカードを掲示。同選手は主審にしつこく抗議を行ったものの、判定は変わらずピッチを後にした。

しかし、グラネルの治療のために2分ほどのインターバルがあったことで、審判団は改めて映像を確認。すると、クリストバルのアフターチャージは明らかだったものの、足裏はグラネルには当たっていなかったため退場処分を取り消すことに。
そして、一度はロッカールームに下がるも晴れてピッチへの復帰が許されたクリストバルに対して、主審はレッドカードの取り消しと共に改めてイエローカードを掲示した。この判定覆りにホームサポーターは歓喜の様子を見せたが、その歓喜は直後に大きなため息に変わることに。

クリストバルはピッチ中央に戻る際、先ほどアフターチャージを見舞ったグラネルと頭をこすりつけて激しい口論をかわすと、主審は喧嘩両成敗でグラネルとクリストバルにイエローカードを掲示。そして、レッドカードは取り消されたが、イエローカードを2枚続けて掲示されたクリストバルは結局退場となった…。

主審の最初のレッドカードは明らかに間違ったものだったが、その後の2枚のイエローカードは至極妥当なものであり、せっかくピッチへの帰還を果たしながらも自らの愚行で退場となったクリストバルには猛省を促したいところだ。

※画像はオークランド・シティ時代
◆そこは我慢してほしかった…(※埋め込みでの再生は不可も『youtube』での再生は可能)

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