ジョーカーを引いてしまった…/原ゆみこのマドリッド

2019.12.17 17:00 Tue
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「また3月で終わっちゃうかも」そんな風に私が青くなっていたのは月曜日、いえ、丁度、CL16強対決抽選会の時間は手続きのため、お役所の外で長い列に並び、寒風にさらされながら、スマホで実況中継を見ていたせいもあったかもしれないんですけどね。同じグループ2位通過のレアル・マドリーがグアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティと当たった際もちょっと大変かなと思ったものの、アトレティコの相手が昨季の優勝チーム、今季はプレミアリーグの首位独走までしているリバプールになるなんて、神も仏もないとはまさにこのこと?

うーん、バレンシアがプレシーズンマッチで弟分のヘタフェに4-1と手も足も出ず、このグループリーグも3連敗から奇跡的に突破を果たしたアタランタを引き当てたり、バルサがグループ最終節直後、アンチェロッティ監督を解任。ガットゥーゾ監督が引き継いだナポリと対戦というラッキーは両チーム共、1位通過ならではの特典ですけどね。何とも間が悪く感じるのは折しもリバプールが昨季の決勝でトッテナムを下し、15年ぶりのCL優勝を果たしたのがワンダ・メトロポリターノだったことで、それこそ敗者の側にいたトリッピアーなど、忘れたはずの悪夢が蘇ってくるのでは?

更にマドリッド勢に追い打ちをかけたのは次にあったEL32強対決の抽選で、いくら12年ぶりの決勝トーナメント進出に盛り上がったファンが希望していたとはいえ、ヘタフェがアヤックスと対戦することになってしまうとは。だってえ、昨季は兄貴分のマドリーやユベントスを敗退に追い込んだチームですよ。そのせいでデ・ヨング(今季はバルサ)やリフト(同ユベントス)を失ったため、今季はグループ最終戦でバレンシアにロドリゴのゴールで0-1と負け、3位でELに回ったとはいうものの、その試合だってかなり際どいものでしたからね。

UEFAカップ、ELで前人未到の5冠を達成しているセビージャが6回目を狙ってとばかりにクルージュ(ルーマニア)と、エスパニョールがプレミアはプレミアでも知名度の低いウルバーハンプトンと当たっているのを見るにつけ、来年は決勝もCLがイスタンブール、ELはポーランドのグダニスクですからね。春先にはマドリッドが完全にヨーロッパの大会と縁がなくなってしまうかもと恐れてしまうんですが、まあ対戦は2月後半からとまだまだ先の話。

今のところ、具体的な獲得FW候補の名前として耳に入ってきたのはオサスナ戦後、パンプローナ(スペイン北部)から来た記者がシメオネ監督に評価を尋ねていたチミ・アビラだけではあるものの、「ヨーロッパで実績があって、すぐ成果を挙げられるストライカー」という、マルカ(スポーツ紙)の言っていた条件を満たす補強として、サラー、マネ、フィルミーノなら資格は十分。来月にはもう誰でもいいから1人、アトレティコに来てくれないかと私が非現実的な夢を見てしまうのは自由ですよね。

まあ、そんなことはともかく、先週末のリーガの様子をお伝えしていかないと。金曜にレガネスがアラベスに追いつかれ、1-1の引き分けで終わった後の土曜、ワンダにオサスナを迎えたアトレティコだったんですが、実は前夜には日曜に出産予定だったコケの奥さんが早めに産気づき、当人が合宿先のホテルから病院に行ってしまったという報が。それも幸い朝7時頃には無事、長男が生まれ(https://bit.ly/2YS7f10)、夜9時のキックオフ直前、昨季限りでブラジルのサンパウロに移籍したフアンフランへの謝恩行事で記念プレートを手渡すのには余裕で間に合ったんですが、だからって、コケが即座にお誕生祝いゴールを挙げてくれる訳もないんですよね。

実際、その日はCLロコモティフ・モスクワ戦のように序盤にPKをもらえるというラッキーもなく、最近の恒例行事のようにモラタ、ジョアン・フェリクス、(珍しく先発に入った)レマル、サウール、トマスとことごとく、GKセルヒオ・エレーラの好セーブもあって、シュートを決められず。0-0のままハーフタイムに入ったんですが、せめてもの慰みはエリア内でフェリペがブラサナツの足を払って倒したプレーが主審にもVAR(ビデオ審判)にも見咎められず、相手にPKで先制されることもなかったことかと。

それでも後半、レマルがコレアに代わったおかげもあるんでしょうか。22分にはエリア右脇でジョアンがエストゥピニャンに倒されてゲットしたFKをトリピアーが上げ、モラタがヘッドで5試合ぶりのゴールを入れてくれたから、助かったの何のって。その7分後にはロディの足首のケガにより、左SBとして先発デビューしたカンテラーノ(アトレティコBの選手)、マヌ・サンチェスがエレ-ラに代わった後から、そのポジションに移動していたサウールが敵のクリアボールを頭で戻し、モラタ、コレアを経てフィニッシュも自身で担当。これで2-0となり、シメオネ監督も「me gustaría que tuviese mas gasolina al final/メ・グスタリア・ケ・トゥビエセ・マス・ガソリーナ・アル・フィナル(最終的にはもっとガソリンがあってくれたらいい)」と言っていたように終盤、精彩を欠いていたジョアンがエルモーソと交代、左SBに回ったため、再び中盤のサイドに戻ったんですが、本当に彼もあちこちに行かされて忙しい。

ええ、後でサウールも「No es el partido en el que más posiciones he jugado/ノー・エス・エル・パルティードー・エン・エル・ケ・マス・ポシシオネス・エ・フガードー(今日が一番多くいろんなポジションをこなした試合じゃないよ)。監督はボクがどこでプレーするのが好きか知っているけど、同時に自分がいつもチームのためにいるのも知っている」と認めていましたが、少数精鋭のチームでは負傷者が出た場合など、とかく負担がマルチ体質の選手に懸かりますからねえ。ようやくヒメネスが復帰して、フェリペとエルモーソのCB出ずっぱり状態は解消されたものの、1月のスペイン・スーパーカップに参加する4チームの1つとして、コパ・デル・レイで初ラウンドは免除。久々にミッドウィークの空く今週は日曜のベティス戦に備え、アウェイ5試合連続引き分け中の汚名を返上すべく、ゆっくり体を休めてくれたらと思います。

え、土曜に私が家を出る前に首位のバルサがレアル・ソシエダと2-2で引き分けたため、差が勝ち点6に縮まっただけでなく、この日のアトレティコは7位から、CL出場圏の4位にも戻れたんだろうって?いやあ、そうだったんですが、実は翌日の正午、コリセウム・アルフォンソ・ペレスにバジャドリーを迎えた弟分が最近、極めて優秀で、いえ、木曜のELグループリーグ最終節のクラスノダール戦でプレーした選手が結構、リピートしていたため、少々疲れているようではあったんですけどね。今季は試合数が多いこともあって、いつもは賑やかな応援団もどこか、眠たげなリズムで太鼓を叩いていたりしたんですが、均衡状態が破れたのは前半35分のこと。

ええ、37才のエース、ホルヘ・モリーナがGKマシップの前でキープしたボールを最後はククレジャに出し、21才の彼が「Es el primero que he hecho se lo he dedicado a mi niño/エス・エルプリメーロ・ケ・エ・エッチョー・セ・ロ・エ・デディカードー(ボクの息子に捧げる最初のゴールだよ)。なかなか入らなくて、今日初めてできた」と待ちに待っていたお祝いをすることができたんですが、何より、このチームの強みは頼りになるCFが3人もいるところ。ええ、ボルダラス監督も「A veces alguno puede enojarse porque la ilusión es jugar de inicio/ア・ベセス・アルグーノ・プエデ・エノハルセ・ポルケ・ラ・イルシオン・エス・フガール・デ・イニシオ(キックオフからプレーすることが夢だから、時に誰かが怒っていることはありえるね)」と言っていたように、ELで先発し、この日は控えだったアンヘルが後半、モリーナと交代で入って発奮してくれたんですよ。

36分、30代FWトリオ最年少のマタが敵を振り切って右奥から上げたクロスに飛び込み、勝利を決定づける2点目を取ってくれたとなれば、アヤックスとて恐れるるにたらない?いやあ、それはまた次元の違う話ではあるんですが、そのまま2-0で勝利したヘタフェは再び、兄貴分を抜いて、とうとうCL出場圏の4位まで浮上。もちろん、これはアトレティコの自業自得で、いずれはその日、ビジャレアルに負け、勝ち点差2と縮まったセビージャを追い越し、少なくとも3位には戻ってくれるものと期待しているんですが、その一方で果たしてお隣さんとの差はどうなったかというと…。

かつて根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)を売りにしたマドリーが戻って来たんです!10月から延期されていたクラシコ(伝統の一戦)が次に迫り、宿敵は前日、レアル・アレナで勝ち点2を落としたとあって、差をつける絶好のチャンスとなったメスタジャでのバレンシア戦だったんですが、ジダン監督はバルサ戦を懸念してか、あとイエローカード1枚で累積警告となるカセミロをベンチスタート。それでも前半は高いプレスを保ったマドリーにバレンシアは押し込まれていたんですが、何とか前半は相手を無得点に抑えることに成功します。

すると後半開始直後、いきなり19才のフェラン・トーレスが独走して、ユース時代に2度も勧誘されたクラブのゴールに迫ったんですが、これは若さのせいですかね。1対1のシュートをGKクルトワの大きな体に阻まれて、先制ゴールを挙げることはできず。マドリーも24分にはロドリゴとイスコをベイルとビニシウスに代え、点を取りに行ったんですが、32分にはヴァスがナチョからボールを奪い、バレンシアのロドリゴが動いた方向に守備陣が集中してしまったのが災いすることに。そう、直前にはカルバハルにイエローカードが出る程のタックルを受け、倒れていたと思っていたソレルが脱兎のように後ろから駆けつけ、ヴァスの折り返したラストパスをゴールにしてしまったから、さあ大変!

うーん、時間も時間でしたしね。セラデス監督もコンドグビアとディアカビを入れて守備固め、ロスタイムにはヨビッチのゴールはオフサイドで認められずと、いよいよ絶体絶命の窮地に陥ったマドリーでしたが、もしやラストプレーで主審がCKを指示した時、セルヒオ・ラモスの顔が浮かんだのはきっと私だけではなかった?そこへこれが最後のチャンスとばかり、「Decidió él subir y eso significa que nunca nos rendimos/デシディオ・エル・スビール・イ・エソ・シグニフィカ・ケ・ヌンカ・ノス・レンディモス(攻撃参加を決めたのは彼自身で、それはウチが決して降参しないことを意味している)」(ジダン監督)というクルトワが加わったところ…。

いやあ、あの悲劇の2014年5月24日、CL決勝の地、リスボンのダ・ルスではモドリッチのCKをラモスのヘッドで同点にされ、あと数秒のところで優勝を逃したアトレティコのゴールを守っていた彼が、今度はクロースのCKをシュートしようと待つ身になろうとは。それどころか、「Mido dos metros y los rivales se pueden poner nerviosos si yo subo/ミド・ドス・メトロス・イ・ロス・リバレス・セ・プエデン・ポネール・ネルビオーソス・シー・ジョ・スボ(ボクは身長が2メートルあるから、攻撃参加すると敵が神経質になるんだ)。クロースはボールをニアポストに蹴って、ボールが自分の高さに来たから、上手くヘッドできた」と自画自賛していましたが、いえ、こちらはGKドメネクに弾かれています。

バレンシアサイドによると、別に身長のせいだけでなく、「el portero no tenia marca y ha rematado él/エル・ポルテーロ・ノー・ティエネ・マルカ・イ・ア・レマタードー・エル(敵GKにはマークがついてなくて、それで彼がヘッドした)」(ソレル)ということだったようですけどね。要は攻撃人数が増えたせいで守備が完璧にできなかったらしいんですが、落ちたボールをガライがクリアできず、絶好調のベンゼマの前に転がしてしまったのが運の尽き。メッシと12本でピチチ(最多得点選手)レーストップに並ぶチャンスを彼が逃すことはなく、土壇場で1-1の引き分けをもぎ取ったとなれば、これってやっぱり、マドリーに深く根付いたレモンターダ体質が戻ってきたのでは?

いえ、だからと言って、弟分のレガネスが火曜にアンドラ(2部B)と、ヘタフェは水曜にエル・パルマル(同)とコパ・デル・レイを戦う脇で、水曜午後8時(日本時間翌午前4時)から行われるクラシコがどうなるかはわかりませんけどね。結局、先週末前同様、同じ勝ち点で2位という、5位のアトレティコとは勝ち点差6という立場でカンプ・ノウに乗り込むことになりましたが、予想は五分五分といったところでしょうか。

ちなみにマドリーでは月曜にサンティアゴ・ベルナベウで開かれたサッカーとバスケットチーム、クラブ幹部のクリスマスランチ会(https://bit.ly/2RWgR9t)でまだ足を引きずって歩く姿を目撃されたアザールを始め、ルーカス・バスケス、マルセロがケガで欠場予定。バレンシア戦で出場停止だったメンディが戻り、カセミロも無事出られるため、メンバー的に心配はなさそうですが、それより何より、スタジアム周辺や試合中にカタルーニャ独立派による騒動が起きないといいですよね。
【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
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最大の敵はコロナかも…/原ゆみこのマドリッド

「要は検査するから出てくるのよね」そんな風に私が溜息をついていたのは水曜日、ヨーロッパの大会や1部昇格プレーオフのせいで、未だに今季が終わっていないチームがある中、今週はスペインの各所で来季のプレシーズン練習がスタート。先月19、20日に最終節をプレーしてから、たったの2週間余りしか経っていないというのに、バケーション帰りの選手たちから、新型コロナウィルス陽性の報が続々と届いているのを知った時のことでした。 ええ、マチン監督が就任したアラベスでは3人、ハビ・ガルシア監督を迎えたバレンシアでは2人、ペジェグリーニ監督が到着したベティスでもローレンが、グラナダではゴナロンが、1部復帰を果たしたウエスカでも1人、陽性だったと火曜に聞いた後、翌日にはアスレティックでもウィリアムスを含む6人が、セルタでも2人、オサスナに至ってはアラサーテ監督が自宅隔離にされているんですから、まったく困ったもんじゃないですか。 もちろん、これは同様に練習を開始した2部のチームでも同じで、いえ、感染者多発で延期されていた今季の最終節、デポルティーボ戦を先週の金曜に行い、負けてしまったため、プレーオフ出場がなくなったマドリッドの弟分チーム、フエンラブラダなどはそこから、バケーションに入ったため、また感染者が出ていても知りようがないんですけどね。香川真司選手のいるサラゴサも7月末に1人出たようですが、他は大丈夫ということで、エルチェとの昇格プレーオフの1stレグを木曜に、2ndレグを日曜には無事に開催できるよう。 その一方で、プレシーズン練習前のテストではエスパニョール、マジョルカ、ラル・パルマス、テネリフェから1人ずつ、新規感染者が発生。幸い、これらの選手たちはほぼ全員、無症状だそうですが、世間一般でのコロナ蔓延傾向を鑑みるにつけ、今後、検査を行ったクラブ順に陽性者が出てくるのは間違いないかと。何はともあれ、来季の開幕日としてラ・リーガが予定している9月12日頃までには、そんな状況も落ち着いてくれるといいんですが…。 え、同じく今週、プレシーズン練習開始に合わせ、レアル・マドリーから久保建英選手のレンタル移籍を発表。火曜には昨今のリーガでは逆に珍しい取材陣在席、バーチャルでない入団プレゼン記者会見を行ったビジャレアルではまだ、陽性者は出ていないんだろうって?そうですね、メディカルチェックを受けていた久保選手共々、全員陰性だったのは来季に向け、新たにチームの指揮を執ることになったウナイ・エメリ監督にも朗報だったかと。 ちなみに久保選手の記者会見の様子はクラブのアップしたビデオにより、最後の日本人記者たちとの質疑応答まで、一部始終見られるんですが、私が面白いなと感じたのはその13分過ぎ。現地記者に「カラオケは好きか?」と尋ねられた当人が、「Si,si(シー、シー/はい、はい)」とジャパニーズスマイルで答えると、いきなり「ビジャレアルのクラブ歌はバレンシアーノ(バレンシア州の現地語)だけど、その一節をカステジャーノ(いわゆるスペイン語)に訳すから、日本語で口ずさんでくれないか?」って、かなりハードルの高いお題じゃない? 久保選手もこれには、「Uf!ちょっと時間がかかると思う。今、この場では難しいかも」と遠慮したんですが、記者は「Adelante, a triumfar, a ganar Villarreal(アデランテ、ア・トリウンファル、ア・ガナール・ビジャレアル)を訳すと?」と全然、引き下がらない辺りはいかにもスペイン的。何せ、triunfar(勝利する)もganar(勝つ)も似たような意味ですから、最後は「行こう、勝とう、勝とう、ビジャレアル」という訳に落ち着いたんですが、このシーンも含め、火曜のスポーツニュースではどのTV局も彼の入団会見にかなり時間を割いていたのにはちょっと、私もビックリさせられましたっけ。 そしてまだ今季の活動を終えていないクラブでは、火曜にセビージャがヨーロッパリーグ準々決勝でウォルバーハンプトンと対戦。前半、2014年に実はアトレティコでご一緒していたという、GKヤシン・ブヌがラウール・ヒメネスのPKを弾いたおかげもあり、終盤にヘッドでオカンポスが決めた1点で、史上最多のEL5回優勝を誇るチームがマンチェスター・ユナイテッドとの準決勝に駒を進めています。いえ、マドリッドの弟分、ヘタフェが準々決勝でインテルに負けてしまったため、この大会への興味も少々、薄れてしまってはいるんですけどね。それでもあと2勝で優勝できるとなれば、スペイン勢を応援しない訳にはいかないかと。 え、それでバケーション明けではなかったのにも関わらず、日曜にはコレアとベルサイコにコロナ陽性が見つかって、ファンを動揺させたアトレティコはどうなったのかって?いやあ、幸い土曜の検査後、マハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で一緒にトレーニングしたチームメートたちは連日検査をして、月曜には陰性を確認。当初の予定より1日、遅れただけで、火曜にはヘルプメンバーのカンテラーノ(アトレティコBの選手)5人共々、CLファイナルエイトが行われるリスボン入りできることに。ただ、実はこちらは女子チームにも5人、陽性の選手が発覚していて、ええ、彼女たちも21日の女子CL準々決勝バルサ戦に備え、アスレティックと親善試合をする前に検査して見つかったんですけどね。 まあ、女子の練習場はアルカラ・デ・エナレス(マドリッドから電車で40分の街)に昨年、オープンした施設なので、両チームに接点はないんですが、何せ、マドリッド勢はフエンラの例でクラスターの恐怖を間近にしていますからね。PCR検査にも不確かなところがあるため、今はとにかく、水曜にリスボンで受けた、UEFAによる最終検査で男子チームから1人も陽性が出ないことを祈るだけかと。ええ、週末にはブラジルのリーグ戦キックオフ直前にゴイアスの選手10人の陽性が判明し、すでにピッチでアップ中だったにも関わらず、サンパウロ戦が延期になったなんてニュースもありましたからね。UEFAの検査結果も準々決勝、ライプツィヒ戦当日まで待たないとわからないというのはつくづく、心臓に悪いかと。 それ以外は水曜の夕方、会場となるエスタディオ・ジョゼ・アルバラーデ(スポルティングCPのホーム)でのセッションも順調で、リーガ最終戦でケガをしたトマスもチーム練習に復帰したという嬉しいニュースも。とりあえず、先発予定だったコレアの代わりにはエレーラが入るようですが、paron(パロン/リーガの中断期間)以降、ヒザの手術のリハビリで出場がないベルサイコはともかく、貴重なアタッカーの1人であるコレアの方は早々にコロナ陰性が確認されれば、水曜の夜、アタランタに後半ロスタイム、ネイマールとエムバペのアシストで1-2と逆転勝ちしたPSGに相手が決まった準決勝には戻って来られるようですけどね。 とはいえ、お隣さんマリアーノのように、コロナ陽性でCL16強対決マンチェスター・シティ戦2ndレグ遠征に加われず、試合当日にようやく陰性となったものの、マドリーが負けたため、そのままバケーション入りしてしまった例もありますからね。シメオネ監督も記者会見で、「No es importante ganar, sino lo único para seguir adelante/ノー・エス・インポルタンテ・ガナール、シノ・ロ・ウニコ・パラ・セギール・アデランテ(勝つことが大事なのではない。前に進むにはそれしかないんだ)」と言っていたように、水曜午後9時(日本時間翌午前4時)からの試合では16強対決リバプール戦でのような、攻守に冴えたアトレティコを見せてくれると嬉しいかと。 そして木曜にはバイエルン戦に備え、バルサもリスボンに向かう中、先週、CL敗退により、シーズン強制終了となったマドリーは一足早く、2週間程の夏休みに入っているんですが、最近、耳にするのはやはりfichaje(フィチャヘ/選手獲得)関連の話題が中心かと。いえ、最初はコロナ禍、真っ只中の予算削減市場ですし、サンティアゴ・ベルナベウの大型改装工事にも莫大な費用が掛かっているため、まずはベイルやハメス・ロドリゲスの売却が優先みたいに言われていたんですけどね。とりわけ前者はマドリッドでのゴルフ三昧生活を気に入っており、残り2年の契約期間、動く意志がない上、オファーも来ないため、クラブもまずはコストなしでできる補強を進めることにしたよう。 それは今季、他クラブにレンタル移籍していた選手たちの帰還で、どうやらジダン監督もマンチェスター・シティに及ばなかった後、考えることがあったか、クラブに来季もレアル・ソシエダでプレーする予定だったウーデゴールを呼び戻すことを要請。ええ、火曜以前など、モドリッチが来季も在籍するため、出場時間を重視する21才はレアル・ソシエダでこの金曜から、プレシーズン練習を始めると言われていたのが一転、3シーズンぶりにバルデベバス(バラハス空港の近く)で汗を流すことになったんですが、話はそれだけには留まりません。 ええ、今季はナチョの長期負傷もあり、カルバハルに控え選手のいない時が多かった右SBにバイエルンに出向中のオドリオソラが復帰するそうで、いえまあ、彼は今、アルガルベ(ポルトガル南部のビーチリゾート)でブンデスリーガ王者の一員として、金曜のバルサ戦の準備中ですから、CL参加が終わるまで、進展はないはずですけどね。更にはジダン監督との相性の悪さから、アーセナルでFAカップを制した後、来季もレンタルを希望していたセバージョスにもマドリーのプレシーズン練習に参加する指令が下ったとか。 まあ、出戻りばかりとなると、派手なメガプレゼンを期待しているマドリーファンにはちょっと不満でしょうけど、何せ、サンティアゴ・ベルナベウを使える状態に戻すのですら、9月いっぱいはムリだろうと言われていますからね。というか、現在もまったくスタジアムへの観客回帰の計画がラ・リーガからも、サッカー協会からも、CSD(スポーツ上級委員会)からも聞こえてこないため、このまま無観客試合が続くなら、マドリーもエスタディオ・アルフレド・ディ・ステファノ(バルデベバスにあるRMカスティージャのホーム)でプレーしていても全然、構わないということでしょうけど…リーガのファンとしては何とも淋しい限りではあります。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2020.08.13 18:40 Thu
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どんどん夏休みに入っていく…/原ゆみこのマドリッド

「あっという間に消えてしまった」そんな風に私が嘆いていたのは土曜日、先月下旬に今季のリーガが終わった後も活動を続けていたマドリッドのチームがとうとう、アトレティコだけになってしまったのに気づいた時のことでした。いやあ、この猛暑にもめげず、毎日、マハダオンダ(マドリッド近郊)で練習というのはかなり、選手たちも大変なんじゃないかと思うんですけどね。何せ、リーガのチームのほとんどはもうバケーション中、あまつさえ、来週水曜にはグラナダが、木曜にはバジャドリーがもう来季のプレシーズン練習を始めるというこの時期、1年経ってもまだ今季が終わってないのも気の毒なんですが、彼らには来週木曜にCL準々決勝ライプツイヒ戦という大きな目標が。 ええ、いよいよ月曜夜にはCLのファイナルエイトが行われるリスボンに向けて出発、火曜からはベンフィカの練習施設でトレーニング、水曜にはエスタディオ・ダ・ルスで前日練習、そして木曜のライプツイヒ戦という段取りができているようですけどね。いくら新型コロナウィルス流行による大会中断のせいで、3勝すれば悲願のCL初優勝が叶うとて、「Tenemos un equipo muy difícil/テネモス・ウン・エキポ・ムイ・デフィシル(手ごわいチームが相手だ)。突破してもまた強いチームと当たるし、決勝でも別のもっと厄介なチームと対戦する」という、2014年にはまさに同じダ・ルスでお隣さんとのCL決勝に先発しながら、8分もプレーしないうちにケガを再発。交代を余儀なくされた上、チームもセルヒオ・ラモスの93分弾で追いつかれ、延長戦で負けるという苦い思い出のあるジエゴ・コスタの弁にも納得できますからね。 あまり先走って期待しない方がいいんですが、今季、アトレティコのファンからベスト選手に選ばれたGKオブラクも「Vamos con mucha ilusión a Lisboa y ojalá cumplamos el objetivo que temenos/バモス・コン・ムーチャ・イルシオン・ア・リスボア・イ・オハラ・クンプラモス・エル・オブヘティボ・ケ・テネモス(ボクらは沢山の夢を抱いてリスボンに行く。目標が達成できますように)」と言っていましたしね。まだ、リーガ最終戦で負傷したトマスとparon(パロン/リーガの中断期間)中にヒザの靭帯から補助具を抜く手術をしたベルサイコはチーム練習に戻っていませんが、23日の決勝まで、アトレティコがマドリッドのサッカーファンを楽しませてくれると嬉しいですよね。 ちなみにそれは来週の話なんですが、今はマドリッド勢の悲しい今季最終戦をお伝えしていくことにすると。まずは弟分のヘタフェが水曜にEL16強対決インテル戦に挑んだんですが、これはオープン放送のGolTVで生中継と、リーガのインターネット配信契約が終わり、CL・ELのため、35ユーロ(約4500円)を出して再加入するべきか、悩んでいた私にとっては朗報だったんですが、まさか開始1時間前から、自宅近辺がエリア停電に襲われるとは! キックオフ時刻が近づいてきても家の前の道路では信号機が消えたまま、警官が交通整理をしている有様だったため、慌てて道路を数本隔てたバル(スペインの喫茶店兼バー)に駆け込んだところ、お店の人はヘタフェの試合があることすら知らないって…まあ、所詮はマドリッドの衛星都市のチームですから、市内ではそんな程度の扱いをされるのはよくあることです。 それでも何とか、TVのチャンネルを合わせてもらったんですが、さすが4カ月半以上もバルで試合を見ていなかったため、私もちょっと最初は緊張。今はどこも感染予防のため、各テーブルの間隔を広げているんですけど、お客さんたちは飲食するため、マスクを外していますからね。隣の席の人が延々と携帯で喋っていたりすると、何だか怖いんですが、双子の赤ちゃん連れ夫婦などもいて、最近はスペインでも再び感染者数がうなぎ昇りというのに、気にしない人はもう全然、気にしてない? ちなみに試合の方は、ボルダラス監督が定番の2トップを諦め、ティモルで中盤を厚くしたヘタフェの猛攻で始まり、前半2分が過ぎる前に早くもマタとマクシモビッチに絶好シュートチャンスが。でもねえ、前者は枠を外してしまい、後者はGKハンダノビッチに弾かれているのを見るにつけ、リーガ再開後に1勝しかできなかったツキのなさがこの日も続いていることを再確認。すると、18分、ククレジャからフリーでパスを受けたマタがエリア内シュートを敵DFに当ててしまった後、インテルがセリエA2位の実力を発揮したんですよ。ええ、ダンブロージオのロングパスを受けたルカクにエチェイタがまったく歯が立たず、先制ゴールを決められてしまったから、さあ大変! といってもまだ1点差ですから、後半24分にはマタとニヨンをホルヘ・モリーナとジェイソンに代え、ヘタフェは決して勝負を諦めてなかったんですが、まさか30分に手にした最大のチャンスが悪夢に転じることになろうとは。ええ、モリーナとハイボールを争ったゴディンのハンドがVAR(ビデオ審判)により、ペナルティと認められた時には私も手を叩いて喜んだんですが、そのモリーナのPKが外れてしまっては万事休す。実は同じような光景はリーガの最終節、レバンテ戦でもあって、この時は2度程、VARによるオフサイドやファールでヘタフェのゴールが認められなかった後、ようやく先制できるかと思われたPKでそれまで25回、連続して成功させてきたマタがポストに当ててしまうという不運に見舞われることに。 この日はもうマタはピッチにいなかったため、モリーナが蹴ったんですが、彼もかれこれ3年近く失敗していなかったにも関わらず、逆転勝利に繋がったかもしれない同点ゴールを決められないとなると、もう呪われているとしか言えないかと。おかげでチーム全員が気落ちしてしまったか、38分にはジェネがゴール前でクリアしたボールが途中出場のエリクセンの前に転がり、2点目を入れたインテルに止めを刺されてしまったんですが、スコアレスドローのレバンテ戦では来季のEL出場権を逃し、今季のELでもインテルに2-0で負けて敗退。どちらもチームの柱であるベテランFWのPK失敗が元凶になったのではちょっと、やりきれないものがありますよね。 いえまあ、「両チームの差は大きい。Solo lo que vale Lukaku es casi más que todo el Getafe/ソロ・ロ・ケ・バレ・ルカク・エス・カシー・マス・ケ・トードー・エル・ヘタフェ(ルカクの値段だけで、ヘタフェ全員をほぼ上回る)」とボルダラス監督が嘆くのもわかるんですけどね。加えて、冬の市場でカブレラがエスパニョールに移籍、6月末にも4人の選手が契約終了でいなくなるという戦力減に襲われていた彼らでしたが、兄貴分チームの選手たちのように皆が庭付き豪邸に住んでいないせいか、コロナによる中断期間を上手く乗り越えられなかったのは本当に残念だったかと。 それこそ「En 20 días se nos ha ido la temporada/エン・ベインテ・ディアス・セ・ノス・ア・イドー・ラ・テンポラーダ(20日間でシーズンを取り逃がしてしまった)」とアンヘル・トーレス会長が言っていた通りなんですが、大丈夫。9月半ばにもう来季が始まりますから、今は選手たちもゆっくり休養を取りつつ、翌日、ローマにレギロンとエン・ネシリのゴールで2-0と快勝した、前人未踏のEL3連覇、通算5勝の最多記録を持つセビージャにこの大会の戦い方を学んだらいいかと。ただ、あちらも来週火曜の準々決勝ウォルバーハンプトンン戦の後には、おそらくコンペハーゲンには負けないだろうマンチェスター・ユナイテッドと当たりますからね。決勝の相手もインテルとかになると、結構厳しいものがあるかもしれませんが、この短期決戦、とにかく勢いに乗った者勝ちになりそうです。 え、それでとうとう、金曜には延期されていた2部最終節のフエンラブラダvsデポルティーボ戦も実施されたんだろうって?その通りで、これでマドリッド勢が1部昇格プレーオフに参加できるようになるのかと、私も喜んでいたんですが、まさかすでに2部B降格が決まっているデポルが、勝っても残留には足りないにも関わらず、名門の意地を見せてくるとは!それもフエンラが前半11分にパチェ・シスのゴールで先制しながら、いやあ、やはり最盛期には28人ものコロナ感染者を出したサンドバル監督のチームが態勢を立て直すのは2週間、ビーチでバケーションをしていたデポルの選手たちより、難しかったんでしょうね。 結局、フエンラはトップチームの選手を規定ギリギリの7人しか招集することができず、マドリッドの地域リーグでプレーするカンテラーノを入れても、控えのフィールドプレーヤーが2人しかいない状態で遠征。前回の感染者長期隔離のせいか、当日移動の後、試合までラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート都市)のホテルで休養することも許されなかったのも影響したんでしょうかね。39分にGKが弾いたボールがボービュに当たって同点ゴールになったのはともかく、ロスタイム終盤には怪しいハンドによるペナルティを取られてしまう始末。最後は故郷のグアドループ(カリブ海にあるフランス領)から、遥々6000キロを戻って来た、トップチーム所属17人のうちの1人、ボービュがPKでdoblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成し、まさかの逆転負けを喰らったため、彼らはプレーオフ出場に必要な勝ち点1を獲れなかったんですよ。 いやもう、スペイン最多のコロナ感染者量産チームと化してもフエンラはプレーオフで戦う気持ちを失くしてなかったとはいえ、やっぱり選手たちの体調は心配ですからね。実際、来週からのサラゴサとの準決勝、そして決勝と、2試合制の2ラウンドを戦い抜く力はもう残っていなかったでしょうし、とにかく彼らは2部で戦うのも今季が初めてとなれば、ここはもう2週間以上、バケーションを先延ばしにして練習を続けていたエルチェに快く、出場権を譲ってあげたと考えればいいのでは? あとはデポルやヌマンシアが関係各所に訴えている、フエンラの衛生規則違反による強制降格が認められないことを祈るばかりですが、実はこの試合が終わる頃、マドリッドの兄貴分もエティハド・スタジアムで苦戦中。うーん、私もバル観戦はやっぱり不安だったため、レアル・マドリーの逆転勝ち抜けで元が取れることを信じて、ネット中継を申し込んだんですけどね。まさか、開始早々から、GKクルトワがミリトン、バランとエリア内でパス交換を続け、後者がガブリエウ・ジェズスにボールを奪われた挙句にスターリングに先制点を奪われているって、何ですかあ、その変なサッカーは? いや、まさかマドリーがあそこまで、まるでセティエン監督のチームのようにボールを後ろから繋ぐことに固執するとは驚きですが、よりによって、セルヒオ・ラモスが出場停止の日を選んでやらなくても良かったかと。ただ、28分には予想外の先発抜擢されたロドリゴのクロスをベンゼマがヘッドで叩き込み、1stレグで1-2と負けていた彼らが逆転勝ち抜けするのに必要なゴールはあと2本に戻ったんですが、後半、ロドリゴがアセンシオに代わった後、再びバランがやらかしてしまうとはこの世も末。今度は自陣エリア近くのボールを頭でバックパスしたところ、クルトワに届く前にガブリエウ・ジェズスが追いついて、2点目を取られてしまったとなれば、もうどうしたらいいんでしょう。 おまけにその日はジダン監督の反応も遅く、満を持して先発復帰しながら、精彩のなかったアザールも含め、モドリッチ、カルバハルを下げ、フレッシュな選手を投入したのも38分になってからでしたし、その人選もヨビッチ、ルーカス・バスケス、バルベルデと少々、首を傾げるもの。ビニシウスなど、アップもせずにスタンドに座っていた上、イスコにも出番がなく、いえ、ベイルは「個人的に話をして、sólo te puedo decir que ha preferido no jugar/ソロ・テ・プエド・デシール・ケ・ア・プレフェリードー・ノー・フガール(言えるのは、彼はプレーしないことを好んだ)」とジダン監督が前日会見で言っていたように、マドリッドでお留守番だったんですけどね。 マンチェスター・シティ戦当日午前中には市内のゴルフ場で目撃されたりもしていたんですが、やはりチーム2番目の得点源かつ、マドリーの伝統である根性のremontada(レモンターダ/逆転勝利)を体現するラモスがピッチにいないのでは、残り時間で奇跡が起きなかったのも仕方ないかと。いやあ、そのまま2-1で負け、初のCL決勝トーナメント敗退を経験することになったジダン監督も「El 95% de lo hecho en la temporada ha sido excelente/エル・ノベンタイシンコ・ポル・シエントー・デ・ロ・エッチョー・エン・ラ・テンポラーダ・ア・シードー・エクセレテンテ(今季の95%は素晴らしかった)」と言っていたように、リーガ優勝までは文句のない試合が出来ていた彼らなんですけどね。 これで2年連続、CL16強対決敗退となったマドリーのシーズンも終わり、リスボンでのファイナルエイトの楽しみが減ってしまったのは私もショックなんですが…てことはアトレティコのCL優勝を阻む者はもう誰もいない?ええ、マンチェスター・シティのグアルディオラ監督も「マドリーを破るのは記憶に残るが、ahí está el Atlético que eliminó al mejor equipo del mundo, el Liverpool/アイー・エスタ・エル・アトレティコ・ケ・エリミノ・アル・メホール・エキポ・デル・ムンド、エル・リバプール(世界一のチーム、リバプールを倒したアトレティコがそこにいる)」と言っていましたしね。 とりあえず、土曜にはバルサがナポリを3-1で下し、総合スコア4-2で準々決勝に進んだため、ユベントスを破ったオリンピック・リヨンと次に対戦するマンチェスター・シティが、バルサがバイエルンを破れば、準決勝で当たり、グアルディオラ監督の古巣対決が実現するのも見物ですし、意外と今季のCL残りにも捨てたもんじゃない?唯一の懸念は、どうにも遅くまで大会に残ったチームのバケーション期間が短くなりそうなことと、アトレティコが優勝しても市内パレードはできそうにないことぐらいですかね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2020.08.08 21:30 Sat
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また試合が始まる…/原ゆみこのマドリッド

「やっぱり水曜なんて急すぎだったのよ」そんな風に私が溜息をついていたのは火曜日、競技委員会が2部最終節で1試合だけ順延されていたデポルティーボvsフエンラブラダ戦を5日の午後8時に実施という決定を前日に出したものの、金曜に変更されるという報を聞いた時のことでした。いやあ、競技委員会と示し合わせたのか、月曜にはラ・リーガがデポルティーボの選手、スタッフのPCR検査を予定。ところが、バケーション中だった選手たちは誰1人、検査会場のアベゴンド(デポルの練習施設)に姿を現さず、もう試合48時間前には新型コロナウィルス陰性を確認するという手順から、すっかり崩れてしまっていたんですけどね。 火曜になってようやく、アトレティコBからレンタルで行っているモジェホなど、チラホラやって来たそうですが、いや、大体がして、自身の試合結果に関わらず、2部B降格が決まったデポルとあって、どこよりアクティブにラ・リーガ、サッカー協会、CSD(スポーツ上級委員会)などに経営陣が抗議していただけでなく、先週金曜にはラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート都市)市内をフェルナンド・バスケス監督を先頭にファンたちが車を連ねてのデモを開催。そんなにしてまで降格回避に必死だったというのに何故か選手たちだけ、最終節の翌日にはバケーション入りしていたことも驚きでしたが、もしやクラブも42節の11試合を全てやり直すべきという主張は通りっこないってわかっていた? もうこうなると、放棄試合にしてもいいんじゃないかと傍からは思えるんですが、それをデポル側がすると、競技委員会から降格の罰を受け、2部Bどころか、来季は3部になってしまうという恐れがあるため、クラブも慌てて選手たちを呼び戻すことに。せめて規定のトップチーム所属の最低7人だけでも揃えて試合をするつもりになったようですが、現在、日本に帰国中の柴崎岳選手が間に合うのかは疑問。今は別にスペイン入国後、2週間の自宅隔離措置もないんですが、48時間前にPCR検査を受けないといけないとなると、かなり難しいかと。 ただ、選手たちの状態が懸念されるのは、デポル戦をプレーすれば、1部昇格プレーオフ参加への道が開かれると喜んでいるフエンラの方も同様で、何せ、彼らは最終節直前からコロナ陽性者が見つかり始め、7月20日月曜の試合が順延になった後もずっとラ・コルーニャの滞在先ホテルでチーム全員が隔離。その間、ドンドン感染者数が増え続け、最盛期では28人だか何だかを記録していたのも凄いんですが、ようやく遠征部隊43人中、33人が解放されたのは先週の金曜ですからね。 実際、未だに6人が隔離中なんですが、その第1陣でマドリッドに帰京したサンドバル監督は張り切って、翌日から、こちらも最悪、規定ギリギリのトップチーム選手だけとなっても試合ができるようにと、8人程の少人数で練習を再開。でもねえ、ホテルの個室に12日間軟禁されていたのと2週間、ビーチでバケーションしていたのと、果たして体調がいいのはどっち? こんな2チームが試合をすることになったのですから、この2週間余り、プレーオフを目標に暑い中、練習を続けていたエルチェが怒るのも当然で、何せ、彼らはフエンラがデポル戦で勝ち点1を獲れば、6位を奪われてしまいますからね。おまけに待機の時間が長引いたせいか、先週水曜にはプレーオフ初戦の相手が決まるのを待っているうちに、コロンビア人エースのルイス・スアレスのレンタル契約の延長終了をワトフォードに通告されてしまった3位のサラゴサ、まずはジローナと対戦するアルメリアからもコロナ陽性者が1人ずつ、発見されてしまうことに。ええ、アルメリアなんて、ようやく練習を再開したこの火曜にもまた1人、陽性者が出たとなれば、競技委員会がリスケしたプレーオフ準決勝の13日と16日、決勝の20日と23日に全員クリーンでいられるチームの方が少ないかも。 そして2部ではデポルと一緒に最終節で降格したヌマンシアが来季は24チーム制を主張していたんですが、サッカー協会もその案を推したところ、21位でもっと前に2部B行きが決まっていたエクストレマドゥラが「今季の降格は全て取り消されるべき」と声を上げたり、こうなったらもう、言った者勝ちですよね。最下位で2部降格が決まったエスパニョールまで、コロナ被害による降格無効を訴えているんですが、いやあ。そうそう、最終節で兄貴分のレアル・マドリーと引分けて、18位で降格したレガネスはようやくこの火曜、デポルやジローナを指揮した経験のあるマルティ監督が就任し、静かに1部復帰への活動を開始しています。 え、コロナ感染者はこれから、CL、ELの残り試合に挑むチームからも出ているんだろうって?その通りで先週はマドリーのマリアーノが1週間のミニバケーション明けにPCR検査陽性となり、2週間の自宅隔離に入ったんですが、週中にはセビージャのグデリにも感染が判明。この水曜にローマとのEL16強対決一発勝負を控えるロペテギ監督のチームはその後、PCR検査を繰り返し、他に陽性者がいないかどうか確認できるまで、個人練習に努めていたんですが、どうやら残りのメンバーは無事だったようで、水曜には試合の行われるデュイスブルクに移動できることに。 一方、同様に相手が3月にはコロナ大流行中だったイタリアのインテルだったため、EL16強対決1stレグが延期されたヘタフェは1日早い水曜、午後9時(日本時間翌午前4時)から、ゲルゼンキルヘンのアウフシャルケで一発勝負となるんですが、先週は4日間、アリカンテのオリバで合宿をしてきたチームからは今のところ、陽性は出ておらず。レンタル契約終了に伴い、リーガの最終戦を待たずにチームを離れたケネディ(チェルシー)とデイベルソン(パルメイラス)の代わりにアマトとカバコが新たに選手登録されていますが、とにかくヘタフェはparon(パロン/リーガの中断期間)明けに別人のように調子を落とし、最後は8位と、来季のEL出場権も獲得できませんでしたからね。 もちろん、ククレジャも「Si conseguimos el pase se olvidará el final de Liga/シー・コンセギモス・エル・パセ・セ・オルビダラ・エル・フィナル・デ・リーガ(突破できれば、リーガの結末は忘れられる)」と言っていましたし、アンヘル・トーレス会長も「Si ganamos al Inter, temenos muchas opciones de ganar la Europa League/シー・ガナモス・アル・インテル、テネモス・ムーチャス・オプシオネス・デ・ガナール・ラ・エルロッパ・リーグ(インテルに勝てば、ウチにはEL優勝の大きなオプションがある)」と野心的だったんですが、相手は先週末に終了したセリアAの最後、ジェノア、ナポリ、アタランタに3連勝して、ユベントスに次ぐ、堂々2位でリーグを終わっているんですよ。 ヘタフェでなくても、かなりハードルは高いような気がしますが、それを言ったら、この金曜午後9時にエティハッド・スタジアムでCL16強対決2ndレグを戦うマドリーも相当の苦難が待ち受けているのを忘れる訳にはいきません。だってえ、3月にサンティアゴ・ベルナベウで行われた1stレグでは1-2と負けただけでなく、キャプテンのセルヒオ・ラモスがレッドカードで退場。無観客試合で敵サポーターのプレッシャーは考えなくていいものの、2点を取らないと逆転できないのも大変ですし、CL決勝トーナメントでラモスが欠場した場合、彼らは7試合で1勝1分け5敗と、まったくもって分が悪いって、知っていましたか? うーん、当人はマンチェスターでのコロナ感染拡大傾向を受け、なるたけ参加人数を減らすようにというUEFAの忠告も何のその、チームメートを支えるために遠征に同行。準々決勝を見据えて、バルデベバス(バラハス空港の近く)での練習でも一切、手を抜いていないんですけどね。相手もアグエロの回復が間に合わずとはいえ1stレグでグアルディオラ監督は彼を使っていませんし、だんだん自信をつけてきたものの、代理のCBが22才のミリトンではちょっと心もとない感もなきにしろあらず。 そんなマドリーは土曜にペレス会長の激励訪問を受け、練習では選手たちの半分が来季の第2ユニ、ピンクのユニを着て、紅白戦をしていたんですが、マンチェスター・シティ戦でこちらも公式戦デビューとなるのだとか。木曜には現地に移動するチームでは、PCR陽性もマリアーノ以外に広がることはなく、ケガ人もいないため、ジダン監督もベンゼマ、アザール、アセンシオ、ビニシウス、ロドリゴ、イスコ、ヨビッチと数ある攻撃オプションを心おきなく用いて、逆転勝ち抜けを目指すはずですが、土曜にカンプ・ノウにナポリを迎えるバルサ共々、リスボンでお隣さんと肩を並べることはできるのでしょうか。 え、それで来週木曜のCL準々決勝に向け、カリアリでプレーする長男のジョバンニも「Cada vez que lo llamo me habla de la Champions/カーダ・ベス・ケ・ロ・ジャモ・メ・アブラ・デ・ラ・チャンピオンズ(電話をするたび、ボクにCLの話をする)。1日中、ライプツィヒはいいプレーをする、どういった選手がいるって、そればっかり考えているんだ」と言っていた程、シメオネ監督が集中しているアトレティコはどうしているのかというと。いやあ、こちらは試合が1週間、遅いせいか、まだ結構、楽しそうにマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で猛暑の中、トレーニングしていますけどね。 ええ、土曜など、本当は親善試合をやりたかったものの、この折ですから、相手が見つからず、紅白戦をしたそうで、だんだんライプツィヒ戦のスタメンも固まりつつあるよう。GKオブラクを始め、DFにアリアス、ヒメネス、サビッチ、ロディ、中盤はコケ、サウール、左右にカラスコ、コレア、前線はジエゴ・コスタとマルコス・ジョレンテらしいんですが、まだ日にちがありますからね。チーム内、唯一のCL優勝経験者、しかもそれはマドリーがこの準々決勝の会場、エスタディオ・ダ・ルスでアトレティコを破って達成した2014年だったというモラタや、先日は彼女のポルトガル人モデル、マギ・コンセイロさんと一緒に質問に答えるビデオを公開していたジョアン・フェリックスらの追撃も期待できるかと。 一方、リーガの最終戦で負傷したトマスはリハビリに精を出しているものの、準決勝までは難しいようで、それだけは不安材料ですが、3月にはあの昨季王者のリバプールを破った彼らですからね。新鋭チームのライプツィヒに遅れを取るなんて、絶対あってはいけないんですが、時として予想のつかないことをしでかすのがアトレティコ。よって、あまり過信はせず、とにかく今はコロナ陽性ゼロ体制を維持して、無事にリスボン入りしてもらいたいものです。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2020.08.06 16:00 Thu
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笑えない展開になってきた…/原ゆみこのマドリッド

「天国から地獄に落とされるとはまさにこのこと!」そんな風に私が呆気に取られていたのは火曜日、マドリッド2部の弟分、フエンラブラダのプラエナ会長、サンドバル監督、チームドクター、選手のウーゴ・フライレとその代理人をサッカー協会の競技委員会が水曜に開かれる会合にオンライン参加するように要請。事と次第によっては、義務違反により、2部B降格処分もありうるかもしれないと知った時のことでした。いやあ、新型コロナウィルス流行によるparon(パロン/リーガの停止期間)が開けてから5週間強、連日連夜ぶっ続けでプレーして、1部は19日の日曜日に、2部も翌20日にはシーズン終了に辿り着いたスペインだったんですけどね。 残念ながら、最後の最後でケチがつき、2部最終節当日にフエンラにコロナ陽性者が複数いることが発覚。リアソルで開催予定だったデポルティーボ戦が延期されただけでなく、以来ずっと、チーム全員がラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート都市)のホテルで隔離されているんですが、いやもう、それからが大変だったんですよ。というのもフエンラは6位で終わったエルチェと勝ち点差1と丁度、1部昇格プレーオフ参加が懸かる位置にいただけでなく、デポルティーボの方は他のチームの最終節の結果により、戦わずして2部B降格が決定。 そこで早々に42節の全てのカードのやり直しから始まって、今季をシーズン無効として、昇格も降格もなしにすべきとか、はたまた感染者がいるにも関わらず、マドリッドから危険を顧みず、移動してきたフエンラを公衆衛生規律違反と見なし、たまたまチームドクターも同伴していなかったことから、降格処分にすべきって、ちょっとお、いくら名門クラブが2部B行きになるは悔しいからって、そこまで言う? まあ、これには便乗しないのは損とばかり、全試合消化して7位に留まった、もう1つの弟分、ラージョなども「最終節は公平性が保たれていないため、エルチェとラージョでプレプレーオフの一戦をやるか、6チームでプレーオフをするべき」といった、こじつけのような提案や、19位で最終節に降格が決まったヌマンシアも来季の2部リーガを24チームで開催することを主張、挙句の果てには、もっと前に落ちていたエクストレマデラもシーズン無効を支持と、もう無茶苦茶な様相を呈しているですが、日曜にラ・リーガがフエンラの「選手たちの回復を待って試合をするか、デポルティーボ戦を完全に中止とするか、当局の決定に従う」という声明を深読みしたのも事態を悪化させたかと。 ええ、フエンラの好意に感謝しつつ、「延期試合は実施せず、昇格プレーオフにはエルチェが出場すると競技委員会に伝える」という声明を出したところ、プラエナ会長、そしてプレーオフ出場ボーナス2万2000ユーロ(約270万円)が懸かっている選手たちから猛反発を受けることに。うーん、正直、ラ・コルーニャで隔離生活を始めてからもフエンラ関係者の陽性反応は増え続け、先週土曜にはマドリッド居残り組の4人を含め、新たに12人が感染していたことが判明。計28人となり、金曜など、具合の悪くなった陽性の選手が市内の病院に救急車で搬送されるなど、もうホント、試合のできる状態になるのはいつになるやら、まったくわからないんですけどね。 感染していない選手たちだって、滞在しているホテル・フィニステレが一般営業も止めていない都合上、ジムもプールも使えず、自身の個室に軟禁状態。シーツもろくろく代えてもらえないとなれば、その体調は推して知るべしかと。何せ、彼らは去年の夏、初めて2部に昇格したばかりですからね。本来なら、先週木曜には始まっていた準決勝1stレグを延期させられたアルメリア、ジローナ、そして相手が決まるのを待っているサラゴサらと共に、月曜にはラ・リーガの指示でPCR検査を受け、準備万端なエルチェに忖度して、ここは譲ってあげても全然、悪くはないと思いますが…でも、降格なんて問題外ですよ! まあ、その辺はデポルティーボ戦の実施、プレーオフ参加チームの件を含め、競技委員会の結論を待たないといけないんですが、実はあまり騒ぎにはなっていないものの、コロナ陽性者と濃厚接触した選手がいたため、先週土曜に予定されていた2部B昇格プレーオフでもポルトゥガレテvsサスタオ戦が延期に。と思いきや、リーガ終了から1週間のバケーションを取った後、8月7日のCL16強対決マンチェスター・シティ戦2ndレグに向けての練習再開に先立ち、月曜に選手やスタッフの自宅でPCR検査を行ったレアル・マドリーでも陽性の選手が見つかったという報が入ってきたから、ビックリしたの何のって。 うーん、最近はスペイン全土でも感染者が再び増え始めていますし、中にはセビージャのバネガのように先週末、スタッフ12人のクラスターが発生したバレンシア(スペイン南部のビーチリゾート)のディスコを訪れ、まだ警戒事態だった時期に禁止されていた10人以上が集まるバーベキューの写真を公開して、お目玉を喰らっていた奥さんが再び映像をアップ。マスクもせず、如何にも感染最適環境にいたように見えながら、8月5日のEL16強対決ローマ戦に備えた練習再開前の検査では大丈夫だったなんてこともありましたしね。 たとえ、8月8日のCL16強対決2ndレグのため、カンプ・ノウを訪れるナポリが遠征を渋るほど、感染者が増えてきているバルセロナでマリアーノが休暇を過ごしたとて、ウィルスをもらったのは運が悪かったとしか言いようがないんですが、バケーション先はイビサ島が多かったチームメートたちとの接触はなかったため、無症状の彼は1人で2週間の自宅隔離となることに。当然、マンチェスター・シティ戦には間に合わないとはいえ、他はリーガ最終戦を欠場したマルセロ、アザールを含め、火曜には猛暑のバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で元気にトレーニングしていましたからね。 何より、サンティアゴ・ベルナベウで1-2と負けた1stレグを戦った2月26日はもう遠い昔、今は栄えあるリーガチャンピオンとして、自信もつけたマドリーとなれば、たとえ、この日曜、四男のマキシモ・アドリアーノ君が誕生したキャプテンのセルヒオ・ラモスが出場停止でおらずとも、最後の2節、ワトフォード、ノーウィッチシティをgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で下し、リバプールと勝ち点差18の2位で先週末、プレミアリーグを終えたグアルディオラ監督のチームだって、恐れるには足らず?向こうはアグエロもケガでいないようですしね。今週から、イギリスではコロナ輸入を警戒して、スペインからの渡航者には2週間の隔離措置を強いているんですが、それもCL遠征は例外ということで、マドリー関係者は影響を受けないというのも朗報ではあります。 え、それで3月に昨季のCL王者を16強対決2ndレグでも破り、今季のプレミアリーグ絶対王者に早めのバケーションを贈ってあげたアトレティコも8月13日の準々決勝ライプツイヒ戦に向けて、練習を再開したんだろうって?その通りでお隣さんより1日早い日曜にPCR検査を行った彼らは月曜から始動。ちなみに最初、AS(スポーツ紙)などが、例年のプレシーズンキャンプ地、ロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)で合宿に入ると言っていたのは勇み足だったようで、この暑い中、マハダオンダ(マドリッド近郊)からチームは動かないようですが、ここはコロナだけでなく、熱中症にも十分、気をつけてほしいところ。 ちなみにこちらの欠席者はリーガ最終節でケガをしたトマス、中断期間中に靭帯断裂したヒザから補助パーツを取り出す手術をしたベルサイコだけどなっていますが、丁度、そのレアル・ソシエダ戦の日、マラガでの2部昇格プレーオフ初戦の応援に行っていたマヌ・サンチェスとリケルメも再び、トップチームに合流。結局、最後は決勝でもアンス・ファティとリキ・プッチの参加をセティエン監督に阻まれたバルサBを制し、見事、昇格を決めたサバデル相手にPK戦で兄貴分同様、ダメダメなところを露呈して、アトレティコBは早期敗退してしまったんですが、まあそれはそれ。 アトレティコがリスボンのエスタディオ・ジョゼ・アルバラーデ(スポルティングCPのホーム)で、エースだったベルナーがもう移籍先のチェルシーの練習に合流しているライプツィヒを破り、準決勝に進めば、アタランタvsPSG戦の勝者との試合はエスタディオ・ダ・ルス(ベンフィカのホーム)で18日。同じ会場で行われる決勝も23日と、またハードスケジュールになるため、カンテラーノ(アトレティコBの選手)たちにも沢山、働いてもらわないと。彼らとはあまり年齢が変わらない20才のジョアン・フェリックスにもとりわけ、現地での練習場がベンフィカの施設に決まったこともありますし、古巣での煌めきを思い出してくれることを期待しています。 そしてまだシーズンが終わっていないマドリッド勢は1部の弟分にもいて、それは8月5日にEL16強対決インテル戦をドイツのアレナ・アウフシャルケでプレーするヘタフェ。いやあ、彼らは最終節で来季のEL出場権を逃し、リーガ再開後はまったく以前の面影がないんですが、早急に選手たちの気分を切り替えたかったんですかね。1週間の休暇を取った後、月曜から、こちらはそれこそ、ボルダラス監督のプレシーズンご用達、アリカンテ(スペイン南東部)のオリバで木曜まで4日間の合宿に入っています。 何せ、相手はセリエA9連覇を先週、達成したユベントスにこそ及ばず、アタランタやラツィオと2位を最終節まで争うことになるとはいえ、来季のCL出場権を獲得しているチームですからね。メンバーを見てもルカクやら、リーガ中断中にバルサ移籍が決まったと思わされながらも実はまだ、契約延長の交渉をしているラウタロやら、アレクシス・サンチェスやらと、名の知れた選手が多いため、突破は難しいかもしれませんが、そこは一発勝負。リーグ終了が8月2日と休む時間のない相手の疲れを上手く利用できれば、勝機もあるかもしれません。 え、それで来季はラージョやアルコルコンと2部でご一緒することになったレガネスはどうしているのかって?いやあ、最終節のマドリー戦で勝ち越しの1点が取れず、4年間過ごした1部を後にすることが決まった翌日、アギーレ監督の退任が発表されたんですが、まだ新監督は決まっておらず。最初は2016年にクラブ史上初の1部昇格を果たしたアシエル・ガリターノ監督(今季終盤、アラベスの監督を解任)の復帰が取り沙汰されていたんですが、いつの間にか立ち消えになり、その後は今季、コパ・デル・レイで2部のミランデスを準決勝まで導いたイラオラ監督、今週になってからはルビ監督(今季、リーガ再開3試合目にベティス監督を解任)の名前などが挙がっていますが、さあて。 いずれにしろ、フエンラブラダの件が片づかない限り、1部も2部もいつ来季が始まるのか、わかりませんからね。一応、9月中旬と言われてはいるものの、コロナウィルス流行が収まらない限り、スタジアム無観客状態は続くでしょうし、こればっかりはどうしようもなし。一応、最近はお店やレストランもほぼ平常モード、普通に外出できるようになったとはいえ、40度近く気温が上がるマドリッドでもマスク着用が義務化されたため、私もつい、出不精になっちゃうんですよね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2020.07.30 16:00 Thu
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すんなりとは終わらなかった…/原ゆみこのマドリッド

「最後の最後で躓いたわね」そんな風に私が残念がっていたのは火曜日、日曜のリーガ1部に続き、2部も月曜には全節終了するはずだったにも関わらず、この後に及んで、新型コロナウィルス感染により、初めて試合が延期された翌日のことでした。いやあ、まだスペイン全土が警戒事態の中、5月に各チームが練習を再開したばかりの頃は選手や関係者らの検査がよく話題になったものでしたけどね。さすがに2カ月以上も経過すると、世間もあまり関心示さないようになったんですが、どこも試合48時間前のPCR検査はずっと続けていたようで、実は土曜のテストでマドリッド2部の弟分、フエンラブラダから陽性者が1人発生。 それはまあ仕方ないんですが、日曜にも関係者に3人、見つかったチームは月曜朝にも検査を繰り返し、その結果が出るのを待たずにラ・コルーニャ(スペイン北西部のビーチリゾート都市)に移動。午後5時半には更に7人の選手に陽性反応が現れたと連絡を受け、ラ・リーガやスペイン・サッカー協会が協議した結果、夜9時に統一されていた11試合中、デポルティーボvsフエンラブラダ戦のみ延期という決断がなされたんですが、その後、幾つもクラブが巻き込まれる騒動に発展したのは、このカードが降格と昇格プレーオフ出場順位の両方に関わっていたから。 え、でも元々、19位の降格圏にいたデポルティーボはたとえ、フエンラに勝っても残留できるか、わからなかったんだろうって?その通りで、この日は勝ち点差1上にいたアルバセテがカディスに勝ち、2部優勝のトロフィーを岡崎慎司選手のいるウエスカに贈ったのはともかく、ルーゴもミランデスに勝利。サラゴサに負けたポンフェラディーナが18位に落ちたんですが、デポルティーボの勝ち点が3増えて並んでも、直接対決のゴールアベレージで負けているため、最後の試合を戦わずして2部B降格が決定することに。 これではフェルナンド・バスケス監督から、「ウチがプレーしていてれば、アルバセテもルーゴも試合中のプレッシャーが違ったはず」と抗議が出るのも当然ですが、デポルティーボは最終節全部のやり直し、もしくは24チームでの来季開催を求め、そうでなければ、現在、ラ・コルーニャの滞在先ホテルで隔離中のフエンラが規定の期間を経た後、とりあえず30日にリスケジュールされた試合を放棄するとラ・リーガに宣言。ええ、そりゃそうでしょう。すでに降格決定済みとなれば、柴崎岳選手だって、さっさと日本に戻りたいのでは? 実際、大ごとなのはフエンラの関わる昇格プレーオフ順位決定の方も同じで、いえ、同じ2部弟分仲間のラージョはすでに降格しているラシングを下したものの、エルチェがオビエドに勝ったため、7位で届かず。アルコルコンもプレーオフ出場が確定していたジローナをサント・ドミンゴで2-0と破り、有終の美を飾ったんですが、10位とかなり離れているのでまあ、関係ないんですが、フエンラとエルチェは勝ち点差1しかないんですよ。つまりフエンラがデポルティーボ戦で引き分け以上となれば、6位に上がって、3位のサラゴサとプレーオフ準決勝を戦う権利を得られるんですが、本来なら今週木曜からのはずだったプレーオフの予定もおかげで8月までずれ込む始末。 要はエルチェにしたって、万が一に備えてバケーションに入ることはできませんし、サラゴサの香川真司選手だって、相手が決まるまで待たないといけないとなれば、もうただでさえ、paron(パロン/リーガの中断期間)のせいで終了が大幅に遅れている今季。プレーオフ準決勝のもう1戦、アルメリアとジローナだって、1部昇格が決まる決勝が8月開催となったら、チームは休めませんしね。今のところ、ラス・パルマスに勝ちながら、18位で降格が決まったヌマンシア、大会の整合性がなくなるからプレーしたくないと言ったものの、ラ・リーガに勝ち点3はく奪を示唆されたというラージョなどを含め、影響を受けた複数のクラブが訴えを起こすと言っているため、先行きが何とも不透明なんですが、リーガ再開が100点満点で終わらなかったのは本当に残念だったかと。 え、それより1部の最終節がどうだったのかの方が気になるって?いやあ、実はこちらも弟分には悲しい結果になってしまったんですが、ブタルケでは前節、リーガ優勝が決まったレアル・マドリーをレガネスがpasillo de campeones/パシージョ・デ・カンペオネス(チャンピオンの花道)を作ってお出迎え。またしても私がパソコンの画面を分割して見ていたワンダ・メトロポリターノでは、今季限りでシメオネ監督と袂を分かち、自身でチームを率いることを発表していた”モノ”・ブルゴス第2監督へのお別れセレモニーが行われていましたが、前半、先手を取ったのはどちらもすでに目標を達成していたチームの方でした。 そう、速攻だったのはマドリーで9分、イスコのFKをセルヒオ・ラモスが頭でゴールに。マークしていたレガネスのキャプテン、ブスティンサへのファールも疑われたんですが、元々、今季はセットプレーからの失点で大打撃を受けている彼らですからね。大体、これでクラブ公式戦100得点目となる、頭自慢のラモスに小柄なブスティンサが付いていたところから、間違っていたような気がしますが、粘って最終節まで2部降格を回避してきたとなれば、レガネスの選手たちもこんなところでギブアップはできません。ええ、その日はカルバハルに代わり、ルーカス・バスケスが右SBとして入ったサイドを執拗に狙い、ハーフタイムに入る直前、ジョナタン・シウバのスルーパスから、ブライアン・ヒルがGKアレオラを破り、同点に追いつけたため、後半に望みを繋げることに。 ただねえ、やっぱりレガネスの守備には難があって、後半7分にはイスコが送ったパスをアセンシオが決めて、再びリードを許してしまったんですよ。アギーレ監督はようやくケガが治ったらしいオスカル、そしてゲレロを後半頭から投入したのに続き、ロケ・メサとアサレも入れて反撃。33分にはそのアサレが再び、ジョナタン・シルバのアシストで同点弾を放ったんですが、いやあ。その2分後の絶好機にも彼がシュートを決めてくれていれば、もしくは38分のCKでヨビッチの手にボールが当たったのがVAR(ビデオ審判)でペナルティに取ってもらえていれば、もしくは普段は3部のレガネスBでプレーしているアビレスのゴール前からのvolea(ボレア/ボレーシュート)が変なところに飛ばなければ、レガネスが勝ち越し点を奪うのも可能だったはずなんですが…。 17位のセルタも一時はエンバルバにゴールを決められて、エスパニョールに負けかねなかったんですけどね。それもVARで認められず、最後は0-0で分けたんですが、どちらにしろ、レガネスは自身が勝ち点3を獲得する他に残留の道がなかったのが災い。普通でしたら、エン・ネシリ(セビージャに移籍)もブライトワイテ(同バルサ)もいない中、兄貴分のマドリー相手に2-2の引き分けたのは立派の一言とはいえ、「問題はこの90分じゃない。その前の26試合にある」(アギーレ監督)というのが全てでした。ええ、1節前にベティスに勝って、残留を確定したアラベスがその日はバルサに0-5とコテンパンにのされながら、ムニス監督が笑顔だったのがその証拠です。 そして選手たちが涙で4シーズンの1部生活に別れを告げ、翌月曜にはアギーレ監督の退団も発表されたレガネスなんですが、大丈夫。ラージョなんて何度も落ちては上がってきていますし、ヘタフェだって3年前には最速Uターンしてきているんですから、また彼らに1部で会える日も来ますって。一方、再開後11連勝は逃したものの、無敗を保ったマドリーはジダン監督も「Ahora toca descansar, no vacaciones, pero sí desconectar/アオラ・トカ・デスカンサール、ノー・バカシオネス、ペロ・シー・デスコネクタル(今は休む時。バケーションではないが、離れないと)」と言っていた通り、翌日から1週間、練習はお休みに。何せ、8月7日にはマンチェスター・シティとのCL16強対決2ndレグが待っていますからね。1-2で敗戦という1stレグの結果を覆すため、また猛暑のマドリッドでのトレーニングになりますが、ホント、熱中症が心配ですよね。 一方、前半30分、トリッピアーのクロスから始まったプレーでエレラが頭でボールを落とし、ジエゴ・コスタのシュートが逸れてモラタに渡ったところ、その後ろ蹴りでラストパスを受けたコケがゴールを挙げ、この日ものらりくらりとリードを守ってしまいそうだったお隣さんはというと。いやあ、相性のいいヘタフェにはそれで良かったんですが、この日のライバルはレアル・ソシエダ。リーガ中断前までCL出場圏の4位にいながら、再開後は調子を落とし、EL出場権を最終節で争わないとならなくなったため、必死でしたからね。 「En el descanso, les he dicho a los jugadores que lo íbamos a conseguir/エン・エル・デスカンソ、レス・エ・ディッチョー・ア・ロス・フガドーレス・ケ・ロ・イバモス・ア・コンセギール(ハーフタイム、選手たちにウチは目標を達成すると言った)。80分にもそう言って、最後は86分だった」とイマノル監督も後で語っていた通り、後半41分、ヤヌザイが右サイドからFKを放ったところ、敵と味方の動きに幻惑されたんでしょうかね。GKオブラクが止め損ね、同点ゴールを奪われてしまったから、さあ大変! いや、大変なのは実はアトレティコではなく、同じ時間、アリカンテ(スペイン南部)のラ・ヌシアでレバンテと戦っていたヘタフェで、グラナダがアスレティックに4-0とgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で勝っていたこともあり、0-0だった彼らはこの瞬間、EL出場圏外の8位に落ちてしまうことに。それまでも思いっきり不運の塊のような展開で、前半にはマタがオフサイド、アンヘルがGKへのファールと、どちらもゴールをVARで取り消されてしまうとは如何に。まあ、レバンテもロジェールのゴールが認められませんでしたが、後半、ようやくゲットしたPKまで、25回連続で成功させていたマタがゴールポストに当ててしまうとは一体、どこまで呪われている? 結局、不甲斐ない兄貴分はそのまま1-1で引き分け、バレンシアに勝ったセビージャに勝ち点で並ばれたものの、ゴールアベレージで定位置の3位を確保。勝ち点1ゲットのレアル・ソシエダがまるで優勝したみたいにピッチで喜び、更にはロッカールームでも大騒ぎしているのを尻目に、「Mala suerte por el empate/マラ・スエルテ・ポル・エル・エンパテ(ドローだったのは運が悪かったね)」とコケが飄々と話していたのも何ですけどね。数々のVAR判定で試合が長引いていたヘタフェの方はワンタからの報に落胆したか、ロスタイム8分にはジェネが弾いたボールがレバンテのコケに当たり、土壇場で1-0の負け、2年連続のEL出場を逃すという最悪の結果になってしまいましたっけ。 うーん、ボルダラス監督に言わせると、「Un octavo puesto para un conjunto como el nuestro es una buena clasificación/ウン・オクタボ・プエストー・パラ・ウン・コンフントー・コモ・エル・ヌエストロ・エs・ウナ・ブエナ・クラシフィカシオン(ウチのようなチームにとって、8位というのはいい順位だ)」そうですが、何せリーガ中断前が前でしたからね。「Después del parón no hemos reaccionado/デスプエス・デル・パロン・ノー・エモス・レアクシオナードー(ボクらは中断期間が終わった後、リアクションできなかった)。11試合で1つしか勝てなくてはヨーロッパの大会に行けないのも当然」(アンヘル)とはいえ、ファンの期待も高かっただけに悔しいところかと。 そんなヘタフェには8月5日のEL16強対決インテル戦一発勝負が残っているんですが、今の状態を見ると、とてもELに優勝すれば、来季はCLに出られるなんて夢物語は口にできないですよね。とりあえず、ここ数日休んだら、練習再開だそうですが、気分的には中断直前、リバプールを破り、すでにCL準々決勝進出を決定。8月13日のライプツイヒ戦に向け、来週からは毎年、真夏の地獄キャンプが行われるロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)で合宿に入るアトレティコの方が何倍も良さそう。 いえ、レアル・ソシエダ戦で交代を頼んだトマスがミニ肉離れで全治3週間という懸念もあるんですけどね。7月にロス・アンヘレスへ行くのは選手たちも慣れていますし、試合が近づく頃にはリスボンにあるベンフィカのトレーニング施設で練習とこれもまた、ジョアン・フェリックスが古巣に戻り、アトレティコが昨夏、大枚1憶2700万ユーロ(約160億円)の移籍金を払った理由を思い出してくれるキッカケになるかもしれないのは吉でしょうか。 ちなみにレアル・ソシエダ戦の後、「ウチはリーガ終盤、最高の仕事をして7勝4分け、マドリーは10勝1分けだった。我々は全ての大会に勝利を義務付けられている2チームと争っている。Estamos buscando siempre nuestro espacio y lugar y vamos a insistir hasta que tengamos nuestra oportunidad/エスタモス・ブスカンドー・シエンプレ・ヌエストロ・エスパシオ・イ・ルガール・イ・バモス・ア・インシスティル・アスタ・ケ・テンガモス・ヌエストラ・オポルトゥニダッド(自分たちの居場所を探して、ウチはチャンスを掴むまで戦い続けるよ)」とはシメオネ監督の言葉。いや本当に、お隣さんもバルサもまだ準々決勝進出が決まっていない、この異例のシーズンが念願のCL優勝に繋がってくれるといいですよね。 <hr>【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。 2020.07.22 18:30 Wed
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