ドイツ2部で珍事! 控え選手のプレー関与がPKに

2019.10.26 20:04 Sat
Getty Images
25日に行われたブンデスリーガ2部のホルシュタイン・キールvsボーフムで珍事が起きた。スペイン『マルカ』が伝えている。

今回の珍事が発生したのは、同試合の前半30分過ぎだった。ボーフムのFWシルヴェル・ギャンブラ・エンブシがボックス右からシュートを放つも、ボールは枠の左に大きく外れる。これをゴールラインの後ろのスペースでウォームアップ中だったホルシュタイン・キールのMFミヒャエル・エヴァールヴァインがラインを割ったと思い、ワンタッチでピッチへ蹴り返した。

このままホルシュタイン・キールのゴールキックでプレー再開かに思われたが、主審は無線を使ってビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)担当と何やらやり取りをかわすと、ボーフム側のPKを宣告。この不可解な判定に当然ホルシュタイン・キールサイドは主審に判定理由を問いただした。
しかし、今回の判定に関してはエヴァールヴァインがボールに触ったのが、ゴールラインを完全に割っていない状況であり、正当な競技者以外がピッチに入ってプレーを妨害したと判断された。

そして、主審はボールの位置によって直接FKあるいは、PKによってプレーを再開するという通常の競技規則に則り、ホルシュタイン・キールのボックス内でのファウルと判断し、ボーフム側にPKを与えた。また、このファウルによってエヴァールヴァインにイエローカードを掲示した。
なお、ギャンブラ・エンブシのPK成功によって試合は1-1のタイに戻ったが、後半立ち上がりにホルシュタイン・キールが勝ち越しゴールを奪ったため、ホームチームの2-1の勝利に終わっている。そのため、ピッチ外からチームに迷惑をかけたエヴァールヴァインも安堵する結果となっている。

◆ピッチ外でも油断は許されない!

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