アル・ヒラルがアウェイで10人のアル・サッドに先勝!《ACL2019》

AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)2019準決勝1stレグのアル・サッド(カタール)vsアル・ヒラル(サウジアラビア)が1日に行われ、1-4でアウェイのアル・ヒラルが先勝した。

8年ぶりのアジア王者を目指すアル・サッドとクラブ史上初のアジア王者を目指すアル・ヒラルが相まみえた。

チャビ監督の率いるアル・サッドは、エースFWバグダード・ブーンジャーやMFガビ、元ヴィッセル神戸のMFチョンウヨンらを先発で起用。対するアル・ヒラルはACLで7ゴールをマークしているFWバフェティンビ・ゴミスやMFセバスティアン・ジョビンコ、MFアンドレ・カリージョらがスタメンに名を連ねた。
試合が動いたのは14分、アル・サッドはショートコーナーを受けたアフィフの横パスをボックス右手前で受けたナム・テヒがワンタッチではたくと、ボックス右深くで受けたアル・ハイドスの折り返しがゴミスのオウンゴールを誘い、ゴールネットを揺らした。

先制を許したアル・ヒラルだが、33分に反撃。相手のクリアミスをボックス手前で拾ったカリージョがボックス右まで持ち上がりクロス。これをゴールエリア左のジョビンコがダイレクトで折り返すとゴール前のゴミスがワントラップから冷静にゴール右へシュートを突き刺した。同点とされたアル・サッドは35分、アルブライクからボールを奪ったアブデルカリム・ハッサンが後ろから倒したとしてイエローカードを受けると、主審に激しく抗議したアブデルカリム・ハッサンが立て続けに2枚目のイエローカードを提示され、退場処分となった。

数的優位となったアル・ヒラルは、前半終了間際45分にジョビンコの左CKからゴール前に走り込んだアルブラシが胸で押し込み、勝ち越しに成功した。

迎えた後半、リードするアル・ヒラルは60分にチャンス。左サイドをオーバーラップしたアル・シャハラニがボックス左からクロスを供給すると、これがサレムのオウンゴールを誘った。さらに67分には、カリージョのスルーパスをボックス右で受けたモハメド・カンノの折り返しをアルシュルフーブが流し込み、試合を決定づける4点目を奪取。

その後、アル・サッドの反撃を受けたが反撃を受けるも、アル・ヒラルは集中した守りでこれを凌ぎ試合終了。敵地で4ゴールを奪ったアル・ヒラルが、大きなアドバンテージを手にホーム帰還に成功した。