期限から1日後、ボルトンの売却先が無事に決定! EFLに残留

2019.08.29 12:50 Thu
Getty Images
クラブの存続危機に陥り、イングランド・フットボール・リーグ(EFL)の脱退の可能性があったボルトン・ワンダラーズだが、買収先が決定した。クラブが公式声明を発表した。

ボルトンは、財政的な問題を抱えておりEFLから、現地時間27日(火)の17時までに売却先が決定することが求めらていた。

期限までに売却先は決定しなかったものの、交渉が進んでいる状況だったため、EFLは9月12日の23時59分まで猶予を与えることを発表していた。
そんな中、期限からおよそ1日が経過したタイミングで、交渉が終了。「Football Ventures (Whites) Limited」への売却が完了したことを発表した。

クラブの共同オーナーであるポール・アップルトン氏は「これは私が関与してきた最も複雑なことの1つだが、Football Venturesの売却で満足いく結果に達したことが嬉しい」とコメント。また、サポーターへの気遣いも忘れなかった。
「時にはいくつかのハードルは乗り越えられないように見え、何週間にもわたる不確実な状況に耐えなければいけなかったサポーターたちにとっては、その不満は計り知れないものだ」

「Football Ventures (Whites) Limited」は、今年7月にクラブの買収先の優先入札者として承認されており、多くのプロセスを経てクラブの経営者となった。

また、今回の売却先決定を受け、EFLのデビー・ジェバンズ氏が声明を発表。売却先決定を喜ぶとともに、関わった人々への感謝を述べた。

「EFL理事会を代表し、ボルトン・ワンダラーズに関して、本日Football Venturesへの資産譲渡が完了したこと、そしてクラブが新たなオーナーとなり、管理外になったことを嬉しく思います」

「過去数カ月は間違いなく挑戦的であり、時には苦労した。そして、私は全ての関係者が望んでいる結果を達成するためにした努力に感謝したい」

「選手、元経営陣、現経営陣、スタッフ、サポーターの忍耐と理解に感謝します」

ボルトンと同じく存続危機に瀕していたベリーFCは、同じくEFLに設定されていた期限までに売却先が見つからず。EFLからの脱退が宣告されていた。

ボルトンは、EFLの創設メンバーであり、2001-02シーズンから2011-12シーズンまではプレミアリーグに所属。2005-06シーズンには中田が在籍し、サム・アラダイス監督の下で一定の成果を残した。また、中田以外にも、西澤明訓、宮市亮(現ザンクト・パウリ)が在籍した経験がある。

プレミアリーグから降格後は、成績もさることながら財政面で大きな問題を抱えており、2016年にも破産危機に。しかし、その際はクラブOBのディーン・ホールズワース氏が率いる『スポーツ・シールド・コンソーシアム』が買収していた。

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