開幕が待ち遠しい…/原ゆみこのマドリッド
2019.08.06 15:00 Tue
「いよいよ2週間を切ったか」そんな風に私がカレンダーを眺めて呟いていたのは月曜日、次の次の週末にはリーガ1節が始まることに気づいた時のことでした。いえ、細かいことを言うと、実はまだプロリーガ協会とスペイン・サッカー協会が金曜、月曜の平日開催試合について揉めていて、2019-20シーズン開幕カードとなる16日のアスレティックvsバルサ戦など、前者の組んだ予定通り、キックオフできるか、微妙なところなんですけどね。マドリッド勢に関しては幸い、セルタvsレアル・マドリー戦が17日の土曜午後5時から、レガネスvsオサスナ戦が午後9時から、アトレティコとヘタフェの兄弟分ダービーが18日の日曜午後9時からと平日カードがなく、どのチームも安心して調整に励めるのは良かったかと。
いえ、その得失点差をマイナスからプラスに変えるべく、ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)なり、ここ数日でいきなり、移籍がほぼ決定状態になったと言われていたバン・デ・ビーク(アヤックス)なりを連れてくる仕事をする人は他にいますからね。先週中にはGKクルトワとヨビッチの負傷も治り、この水曜、午後7時(日本時間翌午前2時)からのレッドブル・ザルツブルク戦にはコパ・アメリカ参加後、合流が遅れていたカセミロ、ミリタオもプレー可能となれば、かなり公式戦に近いスタメンを組むことも可能かと。
逆にそうなると、今季はRMカスティージャでプレーする予定のロドリゴや久保建英選手など、出番が減ってしまうかもしれませんが、何せ、ベイルやハメス・ロドリゲス、マリアーノら、売却して移籍金を稼ぎたい選手の行き先もまだ決まっていないマドリーですからね。せめてこのプレシーズン、最後の親善試合となる日曜のローマ戦後の1週間ぐらいは、今季用に固めたメンバーでジダン監督も練習したいんじゃないかと思いますが、さて。この木曜にはプレミアリーグの移籍市場が閉まるのと違い、スペインは9月2日まで開いているのもちょっとややこしいですよね。
相手のサン・ルイスも今季から1部リーグに上がったばかりのチームと聞いていたため、この日も強いアトレティコが見られるんじゃないかと、ようやく午後7時というまともな時間にキックオフしてくれるのにもホッとして、いそいそとTVをつけた私でしたが、やっぱりあるんですね。なかなか点が取れなくて、イライラさせられる試合っていうのは。おまけに前半11分には最近の彼らには珍しい守備ミスが勃発。タイミングの悪いフェリペのバックパスをGKオブラクが敵に向けて出してしまい、最初のシュートはゴールポストに当たったものの、その跳ね返りを先日、アトレティコ入りが決まり、今季はサン・ルイスにレンタルで留まることになっているFWニコ・イバニェスに決められてしまうんですから、困ったもんじゃないですか。
え、ここまで4試合で13得点しているアトレティコなら、1点ぐらい返すのは容易いだろうって?うーん、この日の先発はレギュラー候補組でしたし、ジョアン・フェリックスもジエゴ・コスタにまたしても技ありのループパスを送ったんですが、残念ながら、シュートはゴール枠に弾かれてしまうことに。おまけにいい加減、ツアーの疲れが出てきたのか、飽きてきたのか、彼らの唯一の取り柄である個々のプレーの激しさで、すでにシーズンが始まっているサン・ルイスの選手たちに負けてるって、一体、どうしたらいいっていうんでしょう。
結局、1点をリードされたまま、ハーフタイムを迎え、後半頭からフェリペ、トリッピアー、ビトロをエルモーソ、カンテラーノ(アトレティコBの選手)のイサーク、コレアに代え、いよいよ20分には完全に控え候補とカンテラーノ合同チームになったアトレティコだったんですが、思わぬところから、救いの手はやって来ます。もちろん、この時点では相手も選手のレベルを落としていたのも幸いしたんでしょうが、26分、イサークのクロスを18歳のカメージョがヘッドで決めて同点をゲット。昨季はトップチームのリーガ戦でもゴールデビューした決定力を見せつけてくれましたが、ティーンエイジャーの活躍はこれだけに留まりません。
ええ、39分には19歳のリケルメが左に展開したボールを18歳のマヌ・サンチェスがエリア内に送ったところ、サン・ルイスのポルタレスがオウンゴールに。これで1-2の勝利が転がりこんでくるって、もしや年の近いジョアンが移籍金1憶2600万ユーロ(約151億円)の超大物値段で加入したのがいい刺激になってる?昨季を限りにベテランが大量に抜けたため、かなり古株に近づいた24歳の先輩、サウールなども「若い選手たちがガンガン迫っているね。Cuando han entrado han cambiado la dinamica del Partido/クアンドー・アン・エントラードー・アン・カンビアードー・ラ・ディナミカ・デル・パルティードー(ピッチに入って試合の流れを変えてくれた)」と褒めていましたしね。
どちらにしろ、グリーズマン(バルサに移籍)の高額年棒の負担はなくなったものの、今季も20人そこそこの少数精鋭で行く予定のアトレティコなので、負傷者や出場停止者が出た折りにはBチームの選手たちの力を借りることになるのは火を見るよりも明らか。そういう意味では良かったかと思いますが、どうやら、コケなどが言っていた「El mister ha estado intentando meter el 4-3-3/エル・ミステル・ア・エスタードー・インテンタンドー・メテール・エル・クアトロ・トレス・トレス(監督は4-3-3のシステムを導入しようとしていた)。もっと攻撃的に、ボールをもうちょっと持って、もっと上がっていけるようにね」という新生アトレティコのプレーが完成されるのにはまだ少し、時間がかかりそう。
まあ、モラタなど、マドリー戦で負傷して以来、出ていませんしね。この月曜には3月にグリーズマンの弁護士から、バルサへの移籍条件を書き連ねた当人の代理人である妹、父親に宛てたメイルをアトレティコが握っていることが発覚。最初はまさかあと思っていましたが、契約破棄金額が2億ユーロ(約240億円)から1億2000万ユーロ(約144億円)に下がる7月前に交渉していたのだから、差額の8000万ユーロを払うべきというクラブの主張が本当に通っちゃう可能性も出て来たため、このボーナス収益でハメス・ロドリゲス(マドリー)にしろ、何にしろ、ゴールの期待できる選手をもう1人、余裕で獲れちゃうんじゃないかという欲も出てきましたが…反面、次の移籍市場で選手の新規登録禁止やグリーズマン自身に出場停止というFIFA処分が降りかかってくる危険もあるバルサはちょっと、気が気ではないかもしれませんね。
その一方で、そんな桁の違う金額を最近のアトレティコはやり取りするようになったためか、シメオネ監督からはアルゼンチンの新聞のインタビューで、「Ya no somos el equipo del pueblo/ジャー・ノー・ソモス・エル・エキポ・デル・プエブロ(もうウチは庶民のチームではない)。このところのチームの成長があまりに速くて、クラブがついていけていなかったが、今は立派なスタジアムもあるし、壮大な練習場もオープンする。レマルやジョアン・フェリックスを買うこともできるようになった」という言葉が聞かれたりしたんですが、実力も庶民レベルを越えてくれたのかどうかはまだ、シーズンが始まっていないため、何とも。
一応、今季も「ir partido a partido/イル・パルティードー・ア・パルティードー(1試合、1試合)」のモットーも元、「シメオネ監督にはセゴビア(マドリッドから1時間のローマ水道橋で有名な町)での恒例コチニージョ(子豚の丸焼き)ディナーの時から、開幕のヘタフェ戦に照準を定めて準備するよう言われている」(コケ)そうなんですが、いやいや。まだこの土曜にはストックホルムでインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(夏の国際親善大会)の最後の試合、ユベントス戦がありますしね。元々、アトレティコに弱い弟分を叩きのめすことを考えるより、昨季はCL16強対決で屈辱の逆転敗退を喰らわされた強豪チーム相手に引けを取らないところを見せてくれた方がファンも喜ぶかと。
ちなみにそのヘタフェも金曜にはイタリアのクロトーネ(セリエB)をコリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎え、abonado(アボナードー/年間指定席保有者)だけに無料公開で練習試合を行ったんですが、ちょっとムルシア(スペイン南東部)のカンンポアモールでのトレーニング疲れが出てしまいましたかねえ。前半22分にはホルヘ・モリーナがゲットしたPKを自ら決め、先制したんですが、それ以上、追加点は取れず、1-0での渋い勝利となりました。うーん、実際、相手に攻め込まれるシーンも結構、あったため、開幕戦で兄貴分と互角に戦うにはこの水曜、1部に復帰したマジョルカとのマルベージャ(スペイン南部のビーチリゾート)での親善試合、土曜に再びホームで行うアタランタ(セリエA)との新チームプレゼン試合では相当、ピッチを上げていかないと。
補強の方では昨季は家族の都合で母国のカーンに移籍したファジルが復帰、あとはボランチと右サイドの選手が必要というヘタフェですが、実は隣町のチーム、レガネスにはシュダッド・デポルティバ・ブタルケで先週水曜にアルコルコン(2部)に勝った試合に先発、前半途中に交代したシマノフスキが実は右ヒザの靭帯を断裂していたというショッキングなニュースが。いやあ、彼は2017年12月のデポルティボ戦でハムストリングを痛め、それ以来、恥骨炎にもなるわと、昨季のリーガ最終戦でようやくカムバックを果たしたんですけどね。このプレシーズンも順調に練習を続け、今季こそ、レガネスで一番のテクニシャンが戻ってきてくるとファンも期待していたんですが、人生とはかくも残酷なもの。
そんな悲劇があったため、土曜の親善試合ではフランスの1部チーム、アミアンにロサレス(マラガから移籍)のゴールで0-1と勝利した喜びも半減してしまったかと。ペレグリーノ監督が代わりの選手を試す機会もあとはこの週末、土曜にブタルケにアルバセテ(2部)を迎えるお披露目試合だけとなってしまいましたが、ミドルスブラからCBオメルオの再レンタルが決まったのもこの月曜ですしね。FWカリージョもサザンプトンと交渉中ということで、このチームはまだメンバー編成の真っ最中。移籍市場クローズまで安くていい選手を探すのが毎年夏の恒例のため、その辺はあまり心配することはないかと思います。
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という訳でだんだん、大詰めに近づいてきた各チームの準備状況を見ていくことにすると、まず、先週は火曜、水曜にミュンヘンでアウディカップ(バエイルン主催の夏の親善大会)に参加。3位決定戦でフェネルバフチェに5-3と勝利し、ようやくこのプレシーズン初勝利を挙げたマドリーには、まだまだ課題が山積みであることが露呈。もちろん天下のビッグクラブですから、親善試合の相手もバイエルン、アーセナル、アトレティコ、トッテナムと、それまで一流どころばかりとあって、簡単には勝てないというのはわかっていたんですけどね。ただ、それでもやっぱり頂けないのは5試合で計16失点もしていることで、その間の得点が11では1勝1分け3敗の成績もむべなるかな。とりあえず、DF陣の補強はもうないようなので、守備の方は今いる選手に尚一層の努力をしてもらうしかないんですが、プレシーズン開始からアメリカツアー、アウディカップと続いたホテル住まいがようやく終わった今週は木曜、金曜とようやくバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングできることに。といっても週末は2連休にしていましたけどね。その間、ジダン監督など、次男のGKルカがプレーする、レンタル先のラシン・サンタンデール(2部)とアスレティックの親善試合に応援に行っていましたが、ちょっとそれって、余裕ありすぎ?逆にそうなると、今季はRMカスティージャでプレーする予定のロドリゴや久保建英選手など、出番が減ってしまうかもしれませんが、何せ、ベイルやハメス・ロドリゲス、マリアーノら、売却して移籍金を稼ぎたい選手の行き先もまだ決まっていないマドリーですからね。せめてこのプレシーズン、最後の親善試合となる日曜のローマ戦後の1週間ぐらいは、今季用に固めたメンバーでジダン監督も練習したいんじゃないかと思いますが、さて。この木曜にはプレミアリーグの移籍市場が閉まるのと違い、スペインは9月2日まで開いているのもちょっとややこしいですよね。
そしてこのプレシーズン、ニュージャージーで3-7のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)を喰らわせ、お隣さんの評判を下げるのに大きく貢献したアトレティコはというと。いやあ、彼らは先週末の土曜、大西洋の向こうでの最後の試合、メキシコの弟分、アトレティコ・サン・ルイスとの親善試合をやったんですが、実はこれが冷や汗ものだったんですよ。うーん、アメリカでのツアー中もNBAのチームを訪問して、バスケに興じていたり、MLSオールスター戦の前日もバラエティ番組風のイベントに参加するなど、イロイロあったため、別にサン・ルイス戦の前、ご当地スターのエクトル・エレラを始め、サウール、モラタ、アダンがソンブレロやプロレスラーのマスクをもらって、大はしゃぎしていたのは関係ないと思うんですけどね。
相手のサン・ルイスも今季から1部リーグに上がったばかりのチームと聞いていたため、この日も強いアトレティコが見られるんじゃないかと、ようやく午後7時というまともな時間にキックオフしてくれるのにもホッとして、いそいそとTVをつけた私でしたが、やっぱりあるんですね。なかなか点が取れなくて、イライラさせられる試合っていうのは。おまけに前半11分には最近の彼らには珍しい守備ミスが勃発。タイミングの悪いフェリペのバックパスをGKオブラクが敵に向けて出してしまい、最初のシュートはゴールポストに当たったものの、その跳ね返りを先日、アトレティコ入りが決まり、今季はサン・ルイスにレンタルで留まることになっているFWニコ・イバニェスに決められてしまうんですから、困ったもんじゃないですか。
え、ここまで4試合で13得点しているアトレティコなら、1点ぐらい返すのは容易いだろうって?うーん、この日の先発はレギュラー候補組でしたし、ジョアン・フェリックスもジエゴ・コスタにまたしても技ありのループパスを送ったんですが、残念ながら、シュートはゴール枠に弾かれてしまうことに。おまけにいい加減、ツアーの疲れが出てきたのか、飽きてきたのか、彼らの唯一の取り柄である個々のプレーの激しさで、すでにシーズンが始まっているサン・ルイスの選手たちに負けてるって、一体、どうしたらいいっていうんでしょう。
結局、1点をリードされたまま、ハーフタイムを迎え、後半頭からフェリペ、トリッピアー、ビトロをエルモーソ、カンテラーノ(アトレティコBの選手)のイサーク、コレアに代え、いよいよ20分には完全に控え候補とカンテラーノ合同チームになったアトレティコだったんですが、思わぬところから、救いの手はやって来ます。もちろん、この時点では相手も選手のレベルを落としていたのも幸いしたんでしょうが、26分、イサークのクロスを18歳のカメージョがヘッドで決めて同点をゲット。昨季はトップチームのリーガ戦でもゴールデビューした決定力を見せつけてくれましたが、ティーンエイジャーの活躍はこれだけに留まりません。
ええ、39分には19歳のリケルメが左に展開したボールを18歳のマヌ・サンチェスがエリア内に送ったところ、サン・ルイスのポルタレスがオウンゴールに。これで1-2の勝利が転がりこんでくるって、もしや年の近いジョアンが移籍金1憶2600万ユーロ(約151億円)の超大物値段で加入したのがいい刺激になってる?昨季を限りにベテランが大量に抜けたため、かなり古株に近づいた24歳の先輩、サウールなども「若い選手たちがガンガン迫っているね。Cuando han entrado han cambiado la dinamica del Partido/クアンドー・アン・エントラードー・アン・カンビアードー・ラ・ディナミカ・デル・パルティードー(ピッチに入って試合の流れを変えてくれた)」と褒めていましたしね。
どちらにしろ、グリーズマン(バルサに移籍)の高額年棒の負担はなくなったものの、今季も20人そこそこの少数精鋭で行く予定のアトレティコなので、負傷者や出場停止者が出た折りにはBチームの選手たちの力を借りることになるのは火を見るよりも明らか。そういう意味では良かったかと思いますが、どうやら、コケなどが言っていた「El mister ha estado intentando meter el 4-3-3/エル・ミステル・ア・エスタードー・インテンタンドー・メテール・エル・クアトロ・トレス・トレス(監督は4-3-3のシステムを導入しようとしていた)。もっと攻撃的に、ボールをもうちょっと持って、もっと上がっていけるようにね」という新生アトレティコのプレーが完成されるのにはまだ少し、時間がかかりそう。
まあ、モラタなど、マドリー戦で負傷して以来、出ていませんしね。この月曜には3月にグリーズマンの弁護士から、バルサへの移籍条件を書き連ねた当人の代理人である妹、父親に宛てたメイルをアトレティコが握っていることが発覚。最初はまさかあと思っていましたが、契約破棄金額が2億ユーロ(約240億円)から1億2000万ユーロ(約144億円)に下がる7月前に交渉していたのだから、差額の8000万ユーロを払うべきというクラブの主張が本当に通っちゃう可能性も出て来たため、このボーナス収益でハメス・ロドリゲス(マドリー)にしろ、何にしろ、ゴールの期待できる選手をもう1人、余裕で獲れちゃうんじゃないかという欲も出てきましたが…反面、次の移籍市場で選手の新規登録禁止やグリーズマン自身に出場停止というFIFA処分が降りかかってくる危険もあるバルサはちょっと、気が気ではないかもしれませんね。
その一方で、そんな桁の違う金額を最近のアトレティコはやり取りするようになったためか、シメオネ監督からはアルゼンチンの新聞のインタビューで、「Ya no somos el equipo del pueblo/ジャー・ノー・ソモス・エル・エキポ・デル・プエブロ(もうウチは庶民のチームではない)。このところのチームの成長があまりに速くて、クラブがついていけていなかったが、今は立派なスタジアムもあるし、壮大な練習場もオープンする。レマルやジョアン・フェリックスを買うこともできるようになった」という言葉が聞かれたりしたんですが、実力も庶民レベルを越えてくれたのかどうかはまだ、シーズンが始まっていないため、何とも。
一応、今季も「ir partido a partido/イル・パルティードー・ア・パルティードー(1試合、1試合)」のモットーも元、「シメオネ監督にはセゴビア(マドリッドから1時間のローマ水道橋で有名な町)での恒例コチニージョ(子豚の丸焼き)ディナーの時から、開幕のヘタフェ戦に照準を定めて準備するよう言われている」(コケ)そうなんですが、いやいや。まだこの土曜にはストックホルムでインターナショナル・チャンピオンズ・カップ(夏の国際親善大会)の最後の試合、ユベントス戦がありますしね。元々、アトレティコに弱い弟分を叩きのめすことを考えるより、昨季はCL16強対決で屈辱の逆転敗退を喰らわされた強豪チーム相手に引けを取らないところを見せてくれた方がファンも喜ぶかと。
ちなみにそのヘタフェも金曜にはイタリアのクロトーネ(セリエB)をコリセウム・アルフォンソ・ペレスに迎え、abonado(アボナードー/年間指定席保有者)だけに無料公開で練習試合を行ったんですが、ちょっとムルシア(スペイン南東部)のカンンポアモールでのトレーニング疲れが出てしまいましたかねえ。前半22分にはホルヘ・モリーナがゲットしたPKを自ら決め、先制したんですが、それ以上、追加点は取れず、1-0での渋い勝利となりました。うーん、実際、相手に攻め込まれるシーンも結構、あったため、開幕戦で兄貴分と互角に戦うにはこの水曜、1部に復帰したマジョルカとのマルベージャ(スペイン南部のビーチリゾート)での親善試合、土曜に再びホームで行うアタランタ(セリエA)との新チームプレゼン試合では相当、ピッチを上げていかないと。
補強の方では昨季は家族の都合で母国のカーンに移籍したファジルが復帰、あとはボランチと右サイドの選手が必要というヘタフェですが、実は隣町のチーム、レガネスにはシュダッド・デポルティバ・ブタルケで先週水曜にアルコルコン(2部)に勝った試合に先発、前半途中に交代したシマノフスキが実は右ヒザの靭帯を断裂していたというショッキングなニュースが。いやあ、彼は2017年12月のデポルティボ戦でハムストリングを痛め、それ以来、恥骨炎にもなるわと、昨季のリーガ最終戦でようやくカムバックを果たしたんですけどね。このプレシーズンも順調に練習を続け、今季こそ、レガネスで一番のテクニシャンが戻ってきてくるとファンも期待していたんですが、人生とはかくも残酷なもの。
そんな悲劇があったため、土曜の親善試合ではフランスの1部チーム、アミアンにロサレス(マラガから移籍)のゴールで0-1と勝利した喜びも半減してしまったかと。ペレグリーノ監督が代わりの選手を試す機会もあとはこの週末、土曜にブタルケにアルバセテ(2部)を迎えるお披露目試合だけとなってしまいましたが、ミドルスブラからCBオメルオの再レンタルが決まったのもこの月曜ですしね。FWカリージョもサザンプトンと交渉中ということで、このチームはまだメンバー編成の真っ最中。移籍市場クローズまで安くていい選手を探すのが毎年夏の恒例のため、その辺はあまり心配することはないかと思います。
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