マドリッドにCL決勝がやって来た!/原ゆみこのマドリッド
2019.06.01 14:00 Sat
「きっとプレゼンの時にはいい色に焼けているわね」そんな風に私が思っていたのは金曜日、マルベージャ(スペイン南部のビーチリゾート)でレアル・マドリー入団がもう確定事実のように報道されているアザール(チェルシー)がバケーション中のところを目撃されたと知った時のことでした。いやあ、来週月曜と言われていたサンティアゴ・ベルナベウでのプレゼンはクラブが来季の新ユニフォーム発表も兼ねて行いたいようでどうやら、6月8日、11日にあるベルギーのユーロ予選カザフスタン戦、スコットランド戦が終わった後になるようなんですけどね。
今季はクリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)退団の影響をモロに受け、3度も監督が代わった挙句にリーガでは2年連続アトレティコの下の3位止まり。得意のCLでもアヤックスに16強対決で悪夢の逆転敗退と、あまりにいいところがなさすぎたマドリーだったため、私もフレッシュな新戦力が来てくれるのは大歓迎なんですが、いくら豊富な資金力を有するクラブとはいえ、収支のバランスは合わさない訳にはいかず。移籍金インフレの激しい昨今、アザールだけでも1億2000万(約145億円)とか、1億ユーロ(約121億円)とか、6年前のベイル以上にかかるため、今週頭にラジオ出演したペレス会長もセルヒオ・ラモスと話した際、中国からの高級オファーに移籍金なしでは応じられないと答えたんだと思うんですが…。
いやあ、この騒ぎに関しては木曜に新展開があって、ミニバケーション先のマイアミから帰還。月曜からバルデベバス(バラハス空港の近く)で来週からのスペイン代表合宿に備え、個人練習をしていた当人がいきなり午後に記者会見を開いたんですよ。それも2時間前に予告したものだから、セントロで他のイベントを見ていた私は行くことができなかったんですが、大丈夫。もう最近はスポーツ紙のサイトが生配信してくれるため、現場にいなくても一部始終がわかるって、あれ?何だか私がマドリッドにいる意味あまりない?
実際、中国からのオファー云々についても最初は「移籍を考えたことは1度もなかった」と言いながら、あまりに似たような質問が続いたせいか、数分後には「不満がある時は考えることもある」と話していたりと、後で矛盾をつつかれることになったんですが、父と息子のような関係というペレス会長とは争うこともあるものの、今回の件については和解できたのだとか。まあ、何より6月15日に迫った、TVタレントのルビオ・ピラールさんとのセビージャでのメガ挙式の際、主賓の1人にドタキャンされても困りますしね。「El día de mi boda le daré un abrazo a Florentino de verdad/エル・ディア・デ・ミ・ボダ・レ・ダレ・ウン・アブラソ・ア・フロレンティーノ・デ・ベルダッド(自分の結婚式の日にはペレス会長に心からハグを贈るよ)」(ラモス)という言葉は信じてもいいかと。
え、それより土曜にCL決勝を控えたマドリッドの街は大変なことになっているんじゃないかって?その通りで、うーん、2010年にサンティアゴ・ベルナベウでバイエルンvsインテル戦が開かれた時にはトロフィー展示やスポンサー企業の提供するゲームなどのアクティビティのテント、過去にCLで活躍した元選手たちが出場するアルティメット・マッチが行われるミニ競技場などが設置されるチャンンピオンズ・フェスティバルの会場はレティーロ公園。敷地が広かったため、見に行った際、私などもどこでやっているのか、迷うほどだったんですが、今回は何と、セントロの観光名所にモロかぶせてきたから、驚いたの何のって。
そう、まだ準備中から私が回った順にお伝えすると、グランビア(中央大通り)に面したカジャオ広場にチャンピオンズリーグ決勝ショップがあって、横の映画館ではリーガのプロモーション展示をしている辺りはまあいいんですけどね。そこからプエルタ・デ・ソル(中央広場)へ向かうと普段に輪をかけて物凄い混雑状態に。水曜にはマジョール広場のツーリストオフィスにあったCLトロフィーも翌日にはこちらに移されたため、金曜に再び訪れた時にはツーショットの写真を撮ろうという人々が長い列を作っていたんですが、トッテナムとリバプールのファンたちに一番人気があったのはやっぱり、ハイネケンの立ち飲みスタンドだったでしょうか。
そしてミニサッカー場がオープンしたマジョール広場もかなり賑わっていましたが、うーん、最近の午後の暑さは真夏並みですからね。試合当日など、イングランドから来た総勢8万人とも10万人とも言われるファンたちもビールを飲み過ぎないといいんですが、まあこればっかりはねえ。ちなみにそのマジョール広場のすぐ横にはタパス(小皿料理)や1人用パエジャ、カナッペなどが気軽に食べられるお店ばかりが集まったサン・ミゲール市場があって、お昼時になると観光客で満員になるんですが、おそらく決勝当日は入れない程の混雑が予想。同様の食体験をしたい方にはチェエカにあるサン・アントン市場の方をお勧めしますが、パエジャ1皿10ユーロ(約1200円)とか、14ユーロ(約1700円)とか、どちらも観光地値段のため、お高くつくのは仕方ないですかね。
え、それだけでなく、チャンピオン・フェスティバルのポイントはまだあるんだろうって?はい、マジョール広場から徒歩10分程にある王宮前のオリエンテ広場には巨大トロフィーがそびえ立ち、こちらでも皆、写真を撮っていましたが、試合当日午後5時でアルコールの販売が終了となるファンゾーンはトッテナムがコロン広場、リバプールがフェリペ2世大通りとちょっと離れたところに置かれることに。それこそ周辺が野っぱらのワンダ・メトロポリターノの近くでも良かったんじゃないかと思いますが、1つ難なのはファンゾーンを含め、今回はマドリーの関わる決勝でないため、サンティアゴ・ベルナベウに大型スクリーンを据える意味もないですしね。パウブリック・ビューイングが市内ではまったくないことですが、チケットを持たずに来たイギリス人が大量にいるため、おそらくセントロのTVがあるバル(スペインの喫茶店兼バー)はどこも満員御礼となりそうな。
まあ、イングランド勢の決勝に興味なくマドリッドを訪れてしまった観光客の方にはちょっと災難な週末になるかもしれませんが、一応、両チームの情報も伝えておくと、ポチェティーノ監督率いるトッテナムは水曜夜にマドリッドに来て、木曜はバルデベバスで練習。クロップ監督のリバプールの方は昨季、キエフの決勝3日前から現地入りして、マドリーに負けてしまったため、ゲンを担いだんですかね。先週はマルベージャでキャンプしていたものの、一旦地元に戻り、ワンダでの前日練習に合わせて金曜に到着しましたが、試合当日は彼らもバルデベバスで足慣らし程度のセッションをするのだとか。
懸念されていた両チームの負傷者についてはハリー・ケインもサラーも回復しており、先発を期待してもいいみたいですが、何せ片や後半ロスタイム6分にルーカス・モウラがハットトリックとなる3点目を挙げ、土壇場で総合スコア3-3の同点に。アウェイゴール差で、マドリーやユベントスを倒していたアヤックスを逆転敗退に追い込んだチームですし、もう一方もカンプ・ノウで3-0と負けながら、アンフィールドで4-0と大逆転して決勝に辿り着いていますからね。その準決勝にはどちらもエースが出ていなかったことを考えると、今回はそれ以上の撃ち合いを期待してしまいますが、さて。そんな今季のCL決勝は土曜午後9時(日本時間翌午前4時)キックオフ。マドリーもアトレティコも関係ないため、ちょっと寂しいものはあるものの、私も当日は早めにバルに席を取らないといけませんかね。
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その方が7月からは1年ぶりにクラブでも再び、同僚となるGKクルトワから最新情報を仕入れる時間もできて、当人にとっても良かったのかもしれませんが、それにしても先日のヨーロッパリーグ決勝はまさに絵に描いたような有終の美を飾る試合だったかと。ええ、アゼルバイジャンのバクーでアーセナルと対戦したチェルシーは前半こそ0-0だったものの、後半にアザールが2ゴール1アシストと活躍して4-1で快勝。昨年、この大会の準決勝でアトレティコに負けた後、今季はセビージャで2014年から2016年の間、前人未踏のEL3連覇という偉業を成し遂げたエメリ監督を招聘し、万全の態勢で挑んだロンドンのお隣さんを苦もなく退けているんですから、大したものじゃないですか。その結果、プレミアリーグで5位だったアーセナルはCL出場権のゲットに失敗、来季もEL優勝を目指すことになり、いえ、チェルシーは2013年にもベニテス監督指揮の下、フェルナンド・トーレス(ヴィッセル神戸)や今回は負けた側のゴールを守っていたGKチェフらがいたチームでこの大会に優勝しているんですけどね。こちらはリーグ3位でCL出場権を確保しているため、タイトルの数を増やしただけに留まったんですが、お祝いの続くオリンピック・スタジアムのピッチではアザールが「今日の試合はチームとのお別れだと思う。新しい挑戦をする時が来た」なんてことも言っていましたしね。いやあ、この騒ぎに関しては木曜に新展開があって、ミニバケーション先のマイアミから帰還。月曜からバルデベバス(バラハス空港の近く)で来週からのスペイン代表合宿に備え、個人練習をしていた当人がいきなり午後に記者会見を開いたんですよ。それも2時間前に予告したものだから、セントロで他のイベントを見ていた私は行くことができなかったんですが、大丈夫。もう最近はスポーツ紙のサイトが生配信してくれるため、現場にいなくても一部始終がわかるって、あれ?何だか私がマドリッドにいる意味あまりない?
まあ、そんなことはともかく、30分間に渡り、28の質問に答えたラモスだったんですが、結局、当人の言いたかったのは「Yo me quedo aquí/ジョー・メ・ケド・アキー(ボクはここに残るよ)」ということ。世間からまた、今回の騒ぎが年棒アップの契約更新をするためのブラフとみなされてしまったことによるイメージダウンを恐れたか、ペレス会長とのミーティングの席では「El tema económico no lo hemos tocado. Es un tema de confianza y de cariño emocional/エル・テーマ・エコノミコ・ノー・ロ・エモス・トカード。エス・ウン・テーマ・デ・コンフィアンサ・イ・デ・カリーニョ・エモシオナル(お金のことには触れなかった。信頼と気持ちとしての愛情がテーマだった)」と主張していたんですけどね。
実際、中国からのオファー云々についても最初は「移籍を考えたことは1度もなかった」と言いながら、あまりに似たような質問が続いたせいか、数分後には「不満がある時は考えることもある」と話していたりと、後で矛盾をつつかれることになったんですが、父と息子のような関係というペレス会長とは争うこともあるものの、今回の件については和解できたのだとか。まあ、何より6月15日に迫った、TVタレントのルビオ・ピラールさんとのセビージャでのメガ挙式の際、主賓の1人にドタキャンされても困りますしね。「El día de mi boda le daré un abrazo a Florentino de verdad/エル・ディア・デ・ミ・ボダ・レ・ダレ・ウン・アブラソ・ア・フロレンティーノ・デ・ベルダッド(自分の結婚式の日にはペレス会長に心からハグを贈るよ)」(ラモス)という言葉は信じてもいいかと。
え、それより土曜にCL決勝を控えたマドリッドの街は大変なことになっているんじゃないかって?その通りで、うーん、2010年にサンティアゴ・ベルナベウでバイエルンvsインテル戦が開かれた時にはトロフィー展示やスポンサー企業の提供するゲームなどのアクティビティのテント、過去にCLで活躍した元選手たちが出場するアルティメット・マッチが行われるミニ競技場などが設置されるチャンンピオンズ・フェスティバルの会場はレティーロ公園。敷地が広かったため、見に行った際、私などもどこでやっているのか、迷うほどだったんですが、今回は何と、セントロの観光名所にモロかぶせてきたから、驚いたの何のって。
そう、まだ準備中から私が回った順にお伝えすると、グランビア(中央大通り)に面したカジャオ広場にチャンピオンズリーグ決勝ショップがあって、横の映画館ではリーガのプロモーション展示をしている辺りはまあいいんですけどね。そこからプエルタ・デ・ソル(中央広場)へ向かうと普段に輪をかけて物凄い混雑状態に。水曜にはマジョール広場のツーリストオフィスにあったCLトロフィーも翌日にはこちらに移されたため、金曜に再び訪れた時にはツーショットの写真を撮ろうという人々が長い列を作っていたんですが、トッテナムとリバプールのファンたちに一番人気があったのはやっぱり、ハイネケンの立ち飲みスタンドだったでしょうか。
そしてミニサッカー場がオープンしたマジョール広場もかなり賑わっていましたが、うーん、最近の午後の暑さは真夏並みですからね。試合当日など、イングランドから来た総勢8万人とも10万人とも言われるファンたちもビールを飲み過ぎないといいんですが、まあこればっかりはねえ。ちなみにそのマジョール広場のすぐ横にはタパス(小皿料理)や1人用パエジャ、カナッペなどが気軽に食べられるお店ばかりが集まったサン・ミゲール市場があって、お昼時になると観光客で満員になるんですが、おそらく決勝当日は入れない程の混雑が予想。同様の食体験をしたい方にはチェエカにあるサン・アントン市場の方をお勧めしますが、パエジャ1皿10ユーロ(約1200円)とか、14ユーロ(約1700円)とか、どちらも観光地値段のため、お高くつくのは仕方ないですかね。
え、それだけでなく、チャンピオン・フェスティバルのポイントはまだあるんだろうって?はい、マジョール広場から徒歩10分程にある王宮前のオリエンテ広場には巨大トロフィーがそびえ立ち、こちらでも皆、写真を撮っていましたが、試合当日午後5時でアルコールの販売が終了となるファンゾーンはトッテナムがコロン広場、リバプールがフェリペ2世大通りとちょっと離れたところに置かれることに。それこそ周辺が野っぱらのワンダ・メトロポリターノの近くでも良かったんじゃないかと思いますが、1つ難なのはファンゾーンを含め、今回はマドリーの関わる決勝でないため、サンティアゴ・ベルナベウに大型スクリーンを据える意味もないですしね。パウブリック・ビューイングが市内ではまったくないことですが、チケットを持たずに来たイギリス人が大量にいるため、おそらくセントロのTVがあるバル(スペインの喫茶店兼バー)はどこも満員御礼となりそうな。
まあ、イングランド勢の決勝に興味なくマドリッドを訪れてしまった観光客の方にはちょっと災難な週末になるかもしれませんが、一応、両チームの情報も伝えておくと、ポチェティーノ監督率いるトッテナムは水曜夜にマドリッドに来て、木曜はバルデベバスで練習。クロップ監督のリバプールの方は昨季、キエフの決勝3日前から現地入りして、マドリーに負けてしまったため、ゲンを担いだんですかね。先週はマルベージャでキャンプしていたものの、一旦地元に戻り、ワンダでの前日練習に合わせて金曜に到着しましたが、試合当日は彼らもバルデベバスで足慣らし程度のセッションをするのだとか。
懸念されていた両チームの負傷者についてはハリー・ケインもサラーも回復しており、先発を期待してもいいみたいですが、何せ片や後半ロスタイム6分にルーカス・モウラがハットトリックとなる3点目を挙げ、土壇場で総合スコア3-3の同点に。アウェイゴール差で、マドリーやユベントスを倒していたアヤックスを逆転敗退に追い込んだチームですし、もう一方もカンプ・ノウで3-0と負けながら、アンフィールドで4-0と大逆転して決勝に辿り着いていますからね。その準決勝にはどちらもエースが出ていなかったことを考えると、今回はそれ以上の撃ち合いを期待してしまいますが、さて。そんな今季のCL決勝は土曜午後9時(日本時間翌午前4時)キックオフ。マドリーもアトレティコも関係ないため、ちょっと寂しいものはあるものの、私も当日は早めにバルに席を取らないといけませんかね。
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