Fリーグの現状と未来/六川亨の日本サッカー見聞録
2019.05.09 22:55 Thu
5月25日に開幕するFリーグ2019/2020のキックオフカンファレンスが5月9日にJFA(日本サッカー協会)ハウスで開催された。Fリーグは開催がJリーグと重なるために足が遠ざかり、ここ数年は試合会場に行っていない。せめて会見だけは取材しようと行った次第である。
オフィシャルスポンサーには『AbemaTV』と『アビームコンサルティング』と『伊藤園』の3社がつき、オフィシャルボールスポンサーに『sfida』、そしてオフィシャルパートナーに『ATHLETA』、『日本スポーツコート』、『ルートインホテルズ』の3社が名を連ねるなど、なかなか盛況なようである。
大手広告代理店の『電通』がFリーグから手を引いて4年、まさにFリーグ関係者の努力のたまものだろう。
1部12チームと2部8チームの計20チームの監督、選手が今年のスローガンと抱負を述べたが、各チームともユニホームの胸にはスポンサー名があり、営業努力を感じずにはいられなかった。
早いもので、Fリーグが誕生してから13年目を迎える。カンファレンスにはそれぞれの地元からも記者が取材に訪れるなど、地域との密着も進んでいるようだ。
しかし「オリジナル8」――第1回Fリーグ加盟の8チーム、名古屋オーシャンズ、デウソン神戸、ペスカドーラ町田、シュライカー大阪、湘南ベルマーレ、バルドラール浦安、バサジィ大分(ステラミーゴいわて花巻は2012年に退会)の1部チームから既得権を理由に反発を受けた。
これは小倉純二FリーグCOOの力業で乗り切りライセンス制度を導入することはできたものの、体育館の修理を約束しながら6年も放置しているチームがあるそうだ。名古屋オーシャンズのホームコートであり、Fリーグオーシャンカップのメイン会場である武田テバオーシャンアリーナは、東京五輪開催で注目を集めるバレーボールやバスケットの国内リーグ、バドミントンなど多くの競技を開催したことで、こちらもコートの損傷が激しいという。
来年2月にはリトアニアで開催されるフットサルW杯のアジア予選(AFCフットサル選手権。日本とイランしか優勝していない)が開催されるが、「もしもW杯の出場権を連続して逃すようだと、フットサル人気は致命的なダメージを受ける」と関係者は警鐘を鳴らしていた。
2012年のW杯には横浜FCのFW三浦知良が日本代表として参加し、世間の注目を集めたが、まずは予選を突破してW杯の出場権を獲得することが一番の起爆剤になるだろう。リーグ戦は難しいかもしれないが、代表戦は取材しようと決意を新たにした次第である。
オフィシャルスポンサーには『AbemaTV』と『アビームコンサルティング』と『伊藤園』の3社がつき、オフィシャルボールスポンサーに『sfida』、そしてオフィシャルパートナーに『ATHLETA』、『日本スポーツコート』、『ルートインホテルズ』の3社が名を連ねるなど、なかなか盛況なようである。
大手広告代理店の『電通』がFリーグから手を引いて4年、まさにFリーグ関係者の努力のたまものだろう。
早いもので、Fリーグが誕生してから13年目を迎える。カンファレンスにはそれぞれの地元からも記者が取材に訪れるなど、地域との密着も進んでいるようだ。
そんな順風満帆に見えたFリーグだが、関係者によると問題山積だという。前回2016年のW杯予選敗退を契機にFリーグのクラブライセンス制度の導入を試みた。試合会場となる施設、クラブ運営法人に関する組織面、財務面、法務といった各基準を満たすことや下部組織を持つことをトップリーグ加盟の条件にしたのである。
しかし「オリジナル8」――第1回Fリーグ加盟の8チーム、名古屋オーシャンズ、デウソン神戸、ペスカドーラ町田、シュライカー大阪、湘南ベルマーレ、バルドラール浦安、バサジィ大分(ステラミーゴいわて花巻は2012年に退会)の1部チームから既得権を理由に反発を受けた。
これは小倉純二FリーグCOOの力業で乗り切りライセンス制度を導入することはできたものの、体育館の修理を約束しながら6年も放置しているチームがあるそうだ。名古屋オーシャンズのホームコートであり、Fリーグオーシャンカップのメイン会場である武田テバオーシャンアリーナは、東京五輪開催で注目を集めるバレーボールやバスケットの国内リーグ、バドミントンなど多くの競技を開催したことで、こちらもコートの損傷が激しいという。
来年2月にはリトアニアで開催されるフットサルW杯のアジア予選(AFCフットサル選手権。日本とイランしか優勝していない)が開催されるが、「もしもW杯の出場権を連続して逃すようだと、フットサル人気は致命的なダメージを受ける」と関係者は警鐘を鳴らしていた。
2012年のW杯には横浜FCのFW三浦知良が日本代表として参加し、世間の注目を集めたが、まずは予選を突破してW杯の出場権を獲得することが一番の起爆剤になるだろう。リーグ戦は難しいかもしれないが、代表戦は取材しようと決意を新たにした次第である。
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