八戸にとって初の東北ダービーは5発の打ち合いに! 福島が星の逆転弾で連敗ストップ!《J3》

明治安田生命J3リーグ第7節の6試合が、28日に各地で開催された。

ダイハツスタジアムで行われたヴァンラーレ八戸vs福島ユナイテッドFCは、3-2で福島が勝利した。

昇格した八戸にとっては、初めての東北ダービー。試合は23分、ホームの八戸が先制点を奪う。宮崎がボックス左外からのしつこい仕掛けからクロスを供給。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球を拾った中村が右足でゴール右上へと蹴り込んだ。
先制点を奪われた福島だったが、2分後にすぐさま反撃。右サイドからのスローインをボックス右で受けた小牟田が胸トラップで縦に侵攻する。そのままゴールライン沿いをドリブルし、角度のないところからGKのニアサイドを射抜いてゴールネットを揺らした。

その後も激しい攻防を魅せる中、八戸が43分に三田のスルーパスに抜け出した上形がGKとの一対一を制して勝ち越しに成功。しかし、福島も後半立ち上がりにカウンターから樋口が決めて再び同点に追いつく。2度も追いつかれた八戸はその3分後、佐藤が足裏を見せるスライディングタックルを見舞ってしまい、一発退場に。一人少ない状況を強いられてしまう。

それでも試合は2-2のまま終盤に。すると81分、福島がついに逆転ゴールを奪う。池田のスルーパスに反応したイスマイラがドリブルでボックス内に侵攻し、切り返しからシュートを放つ。ここはGK山田に弾かれるも、星がこぼれ球に反応してプッシュ。3-2と福島が試合をひっくり返した。

逆転を許した八戸はその後、再び攻勢に転じたが、最後までゴールは生まれず試合終了。3-2で競り勝った福島が東北ダービーを制した。

また、前節終了時点で、首位のセレッソ大阪U-23と2位・ギラヴァンツ北九州、3位・カマタマーレ讃岐、4位・藤枝MYFCまでの4チームが勝ち点13で並んでいた首位争い。前日に行われた同節で、4位・藤枝が勝利し、暫定首位に浮上したため、C大阪U-23は勝利が欲しい一戦だったが、カターレ富山にドロー。これにより、藤枝が首位に浮上した。

◆明治安田生命J3リーグ第7節
▽4月28日(日)
ヴァンラーレ八戸 2-3 福島ユナイテッドFC
Y.S.C.C.横浜 3-2 FC東京U-23
SC相模原 1-1 カマタマーレ讃岐
アスルクラロ沼津 0-2 ロアッソ熊本
ガイナーレ鳥取 1-1 いわてグルージャ盛岡
セレッソ大阪U-23 0-0 カターレ富山

▽4月26日(金)
ザスパクサツ群馬 0-0 ガンバ大阪U-23

▽4月27日(土)
ブラウブリッツ秋田 0-0 ギラヴァンツ北九州
藤枝MYFC 2-0 AC長野パルセイロ