CL週は長かった…/原ゆみこのマドリッド
2019.04.20 19:00 Sat
「でも練習しても仕方ないんだよね」そんな風に私が肩をすくめていたのは金曜日、マハダオンダ(マドリッド近郊)のグラウンドにジエゴ・コスタの姿を確認した時のことでした。いやあ、スペインの首都を除く世間がCLやELの準々決勝2ndレグで盛り上がっていた今週、お隣さん同様、長いミッドウィークを過ごしていたアトレティコだけにおそらく、何か話題があった方がいいと思われたんでしょうかね。先のバルサ戦で退場、8試合の出場停止処分を受けた件について、クラブがコスタに罰金を科すかどうか、検討を始めたという報に当人が立腹。木曜には練習場に来たものの、グラウンドでチームメートと一緒にトレーニングするのを拒否したというニュースが大々的に流れることに。
そこで私も野次馬根性を刺激され、コスタのストは続くのかと今にも雨が降り出しそうな天気の中、現場に足を運んでみたんですが、いやいや、何てことありません。敷地内の見晴らし台へと続く道をたどり、手前の外部からでも見える唯一のグラウンドで水曜に2023年まで契約を延長。破棄金額も1億2000万ユーロ(約150億円)に上がり、年棒もグリーズマン次ぐチームで2番目の1000万ユーロ(約13億円)となった守護神、オブラクがアダムとカンテラーノ(アトレティコBの選手)と一緒にGK練習をしている前を通り過ぎた後、フィールドプレーヤーたちがいるグラウンドに着くと、そこではいつもと変わらぬ、ちょっと元気すぎるくらいのコスタがチームメートとパスワークのエキササイズ中。
練習後の記者会見では、ほとんど彼に関する質問ばかり投げかけられていたシメオネ監督も「Una situación interna, la resolvimos ayer/ウナ・シトゥアシオン・インテルナ、ラ・レソルビモス・アジェール(チーム内の問題で昨日解決した)」と言っていたため、やはりゴタゴタはあったようですが、いくらマジメに練習をしたって、あの処分のせいで今季もう試合に出られないという状況は変わりませんからね。となると、「Encontraremos a un Costa con hambre e ilusión la próxima pretemporada/エンコントラレモス・ア・ウン・コスタ・コン・アンブレ・エ・イルシオン・ラ・プロキシマ・プレテンポラーダ(次のプレシーズンにはハングリー精神と夢を抱いたコスタに出会うだろう)」(シメオネ監督)というのを期待して、このままバケーションに入ってもらってもファン的には一向に構わないぐらいなんですが、さすがに給料をもらっている手前、それは許されない?
頼みのグリーズマンが累積警告となったこの土曜午後4時15分(日本時間午後11時15分)からのエイバル戦だって、ようやくケガの治ったレマルがモラタとツートップを組むようですしね。交代でヒメネスとトマスが戻り、ゴディンも復活したため、守備面での不安はなくなりましたが、何せもう、前節で首位バルサとの差が勝ち点9になったとはいえ、マンチェスター・ユナイテッドにカンプ・ノウでの2ndレグでは3-0とお決まりの快勝。CL準決勝の相手が昨季のファイナリスタ、リバプールに決まり、リーガが手薄になるんじゃないかと番記者の誰に訊いても鼻で笑われるばかりで、アトレティコの逆転優勝の目はないみたいですからねえ。
シメオネ監督からして、ゴールTV(スペインの民放)のインタビューで「クラブ史上、アトレティコが2位になったのは9回しかない。現実的には3位というのが妥当だろう。Si no somos terceros, entiendo todas las críticas/シー・ノー・ソモス・テルセーロス、エンティエンドー・トーダス・ラス・クリティカス(もしウチが3位になれなかったら、全ての批判は理解できる)」とCL16強対決でユベントスに逆転敗退を喰らったことも含め、現在の状況に満足しているように見えますしね。ここは私も「我々の目標は次のリーガ優勝に25年や18年もかからないこと」という指揮官を信じて、来季を楽しみにするしかないんでしょうが、はあ。今週末の相手は1部残留を達成して当面の目標がなくなったチームですし、せめて2位にふさわしいプレーを披露して勝ってくれるといいんですが。
いやあ、逆にこのケースは相手も皆、生き残りを懸けて必死なため、何とも言えないんですけどね。一応、ここ2試合はマリオ・スアレスやアレックス・モレノも得点し、ゴールはラウール・デ・トマスの専売特許という状態は脱したようですが、大事なのは前節のアスレティック戦のように簡単に相手に点をやらないこと。ディミトリエフスキを控えに回し、正GKに復帰したアルベルトもPKは止めるものの、普通のシュートの対応にちょっと不安がありますしね。今回はサン・マメスで退場したアドビンクラがおらず、左SBを21才のカンテラーノ、アキエメが務めるため、全員でしっかり守ってくれるといいのですが。
そしてマドリッド勢残りの3チームは日曜に試合なんですが、午後2時(日本時間午後9時)に幕を開けるのがヘタフェとセビージャとの4位を巡ってのガチンコ対決。ええ、前節は5位に落ちてしまった弟分とはいえ、その差はたった勝ち点1しかありませんからね。後半ロスタイムにホルヘ・モリーナのPK弾で土壇場の引き分けをもぎとったバジャヤドリー戦で退場したオリベイラ、累積警告となったダミアン、そしてアントゥネスがヒザの靭帯断裂で今季絶望と、DF陣に複数欠員があるものの、来季はコリセウム・アルフォンソ・ペレスでCLアンセムを聞けるかもと期待しているホームサポーターの熱烈な応援があれば、アンダルシアダービーで宿敵ベティスに勝ち、意気上がるセビージャでも何とか勝機は掴めるんじゃないかと思っていたところ…。
意表を突いてくれたのが金曜にAS(スポーツ紙)に載っていた記事で何と、ボルダラス監督がヘタフェとの契約が2020年までありながら、来季はセビージャに移ることに決めたようだと言っているんですよ。うーん、確かにマチン監督を解任した後、スポーツディレクターだったカパロス氏が暫定監督を務め、おかげでCL出場権を争う程、チームは盛り返しているんですけどね。3月半ばからはローマから戻ったモンチ氏がスポーツディレクターに復職し、先日、慢性白血病であることをカミングアウトしたカパロス監督を引き継ぐ後任を探していることもわかっていたんですが、このタイミングでのスクープって、え、これって、もしやヘタフェも兄貴分たちのようにマスコミから揺さぶりをかけられる程、大物クラブになったってこと?
だってえ、もしセビージャ行きが決まっているなら、55才のボルダラス監督にしたって、3年前に初めて1部で指揮を執る経験を与えてくれたヘタフェには感謝していても来季はCLで指揮を執ってみたいでしょうし、となるともし日曜の試合に負けたりしたら、あれこれ言われるのは確実ですからね。逆に勝って、ヘタフェが最終的にCL出場ということになれば、残留するのかというと、またそれも両チームを天秤にかけたようで印象悪いですし、まあ今はとにかく、これまでヨーロッパの大会と縁の薄かった選手たちが頑張ってくれると信じるしかないですよね。
え、ヘタフェの試合の後にはサンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリーのアスレティック戦もあるんだろうって?いやあ、これがまた午後4時15分キックオフと、梯子が不可能な時間帯にされてしまったんですが、もう毎日、アザール(チェルシー)、ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)、最近は木曜にEL準決勝進出を決めたフランクフルトで長谷部誠選手と一緒にプレーするヨビッチら獲得候補選手たちや昨季サントスから移籍が決まり、この夏から合流するロドリゴの話題しか紙面に出てこない状態ですからねえ。勝ち点差3のEL圏内入りを目指して戦っているアスレティックとの試合がどうなるのか、私もよくわからないんですが、チケット完売には絶対ならないため、たまたまマドリッド観光に来ているファンは覗いてみるのもいいかと。
バルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングを続けているチームの方では、前節のレガネス戦を胃腸炎で欠場したクロースがようやく今週半ばになって復帰。ふくらはぎを痛めたセルヒオ・ラモス、様々な箇所に痛みがあるというクルトワ、そしてマリアーノはまだ戻らないようですが、金曜には更にオドリオソラが全快まで秒読みと言われているビニシウスとぶつかり、鎖骨を骨折して今季絶望になったという残念なお知らせも。うーん、月曜のブタルケでの試合を見る限り、あまりお隣さんを追い抜いて、2位になるという目標ではジダン監督も母国が同じベンゼマ以外、選手たちを奮い立たせることができず、大変そうですけどね。せめてあまりスタンドからpito(ピト/ブーイング)を受けないプレーができるといいのですが…。
そしてその後すぐにレガネスがアウェイでビジャレアル戦をキックオフとなるんですが、この水曜は私も久々に彼らの練習を見学に。いやあ、3年前、初めて1部に昇格した時には場所がわからず、何度もシュダッド・デポルティバにたどり着くことに失敗。レガネス市営総合運動場の中に自前の施設を建設中だった昨季も入り口が毎回変わり、そのたびにアルーチェからのバスを降りた後、高速道路の縁を歩いたり、雑草の生い茂る丘を登ったり、広い敷地の周りをグルリと回ったりと苦労を重ねてきたんですが、今回はブタルケに行く時と同じCentro comrcial Plaza Nueva/セントロ・コメルシアル・プラサ・ヌエバ(ショッピングセンター)のバス停から、高速を跨ぐ歩道橋を渡って無事に到着できたから、ホッとしたの何のって。
このところ週1回しかない公開練習でありながら、見学客も20人程しか来ておらず、ちょっと寂しい感じはしたものの、リハビリセッション中のマドリー戦で先発した選手たちがランニングで近くを通る時など、スタンドからは拍手が沸き起こり、皆が1-1と兄貴分と互角に戦ったチームの成長ぶりを喜んでいるようでしたが、いや本当に小さなクラブはアットホームでいいですよねえ。3月にモロッコ代表で負傷し、月曜の試合で復活したエン・ネシリなど、最後まで残ってシュートの特訓をした後、わざわざサインしに来てくれたり、ペジェグリーニ監督もグラウンドに降りたファンと写真を撮りまくっているって、うーん、以前のヘタフェもそんな感じでしたけどね。
今は練習場への立ち入りがソシオ(協賛会員)のみになってしまい、私ですら、アジアカップから帰還した柴崎岳選手の顔をまだ見ていない状態。まあ、本気で会いたいと思って日本から来るファンなら、ロッカールームのあるコリセウムと徒歩で行き来する時を狙えばいいんですけどね。アトレティコもマドリーも選手の姿を見られるのは練習場に車で出入りする時ぐらい(しかも出入り口は複数)となると、本当に寂しい時代になったものです。
ちなみに前節で残留もほぼ確定したレガネスはこの先、勝ち点差8のEL出場圏6位を何となく狙う感じになるんですが、避けてほしいのはバルサが5月25日のコパ・デル・レイ決勝でバレンシアを倒して優勝した場合、リーガでCL出場権を確保しているため、EL出場権が回ってくる7位。ええ、今季もセビージャが予選2回戦を7月末から戦って、途中で一時息切れしていたため、レガネスだけでなく、ヘタフェにもそんな目に遭ってほしくないんですが、グループリーグから出場しても今週末の相手、ビジャレアルのように準々決勝まで進んだものの、この木曜の2ndレグでバレンシアに総合スコア5-1で敗退。その間、リーガでは残留争いに加わることになってしまったなんて例もありますからね。
それだけにあまり余力のないチームにはヨーロッパの戦いはお勧めしないんですが、まあこの週末は弟分仲間のラージョを助けるため、レガネスにも必勝を期してほしいところかと。エン・ネシリの復帰に加え、今度はレンタル移籍の契約条項でマドリー戦には出られなかったオスカルが戻ってくるため、たとえ相手がバレンシアとの2ndレグでローテーションしていても攻撃的には結構、期待が持てるんじゃないでしょうか。
そこで私も野次馬根性を刺激され、コスタのストは続くのかと今にも雨が降り出しそうな天気の中、現場に足を運んでみたんですが、いやいや、何てことありません。敷地内の見晴らし台へと続く道をたどり、手前の外部からでも見える唯一のグラウンドで水曜に2023年まで契約を延長。破棄金額も1億2000万ユーロ(約150億円)に上がり、年棒もグリーズマン次ぐチームで2番目の1000万ユーロ(約13億円)となった守護神、オブラクがアダムとカンテラーノ(アトレティコBの選手)と一緒にGK練習をしている前を通り過ぎた後、フィールドプレーヤーたちがいるグラウンドに着くと、そこではいつもと変わらぬ、ちょっと元気すぎるくらいのコスタがチームメートとパスワークのエキササイズ中。
練習後の記者会見では、ほとんど彼に関する質問ばかり投げかけられていたシメオネ監督も「Una situación interna, la resolvimos ayer/ウナ・シトゥアシオン・インテルナ、ラ・レソルビモス・アジェール(チーム内の問題で昨日解決した)」と言っていたため、やはりゴタゴタはあったようですが、いくらマジメに練習をしたって、あの処分のせいで今季もう試合に出られないという状況は変わりませんからね。となると、「Encontraremos a un Costa con hambre e ilusión la próxima pretemporada/エンコントラレモス・ア・ウン・コスタ・コン・アンブレ・エ・イルシオン・ラ・プロキシマ・プレテンポラーダ(次のプレシーズンにはハングリー精神と夢を抱いたコスタに出会うだろう)」(シメオネ監督)というのを期待して、このままバケーションに入ってもらってもファン的には一向に構わないぐらいなんですが、さすがに給料をもらっている手前、それは許されない?
シメオネ監督からして、ゴールTV(スペインの民放)のインタビューで「クラブ史上、アトレティコが2位になったのは9回しかない。現実的には3位というのが妥当だろう。Si no somos terceros, entiendo todas las críticas/シー・ノー・ソモス・テルセーロス、エンティエンドー・トーダス・ラス・クリティカス(もしウチが3位になれなかったら、全ての批判は理解できる)」とCL16強対決でユベントスに逆転敗退を喰らったことも含め、現在の状況に満足しているように見えますしね。ここは私も「我々の目標は次のリーガ優勝に25年や18年もかからないこと」という指揮官を信じて、来季を楽しみにするしかないんでしょうが、はあ。今週末の相手は1部残留を達成して当面の目標がなくなったチームですし、せめて2位にふさわしいプレーを披露して勝ってくれるといいんですが。
え、それより土曜には弟分の大事な試合があるんじゃないのかって?そうですね、残り6試合で残留ラインと勝ち点5差のある19位のラージョがウエスカとの最下位決戦に臨む午後6時30分には私もエスタディオ・バジェカスに行って応援するつもりですが、どうやらパコ・ヘメス監督は「Por lo menos hay que sacar cuatro partidos/ポル・ロ・メノス・アイ・ケ・サカール・クアトロ・パルティードス(少なくとも4試合は結果を出さないといけない)」と計算しているよう。ええ、ウエスカ戦の後、セビージャ、レアル・マドリーと上位との対戦があり、その後はレバンテ、バジャドリー、セルタと残留争いに絡んでいるチームばかり。となれば、それらの直接対決に全て勝てば、来季もマドリッド1部5チーム体制は維持できる?
いやあ、逆にこのケースは相手も皆、生き残りを懸けて必死なため、何とも言えないんですけどね。一応、ここ2試合はマリオ・スアレスやアレックス・モレノも得点し、ゴールはラウール・デ・トマスの専売特許という状態は脱したようですが、大事なのは前節のアスレティック戦のように簡単に相手に点をやらないこと。ディミトリエフスキを控えに回し、正GKに復帰したアルベルトもPKは止めるものの、普通のシュートの対応にちょっと不安がありますしね。今回はサン・マメスで退場したアドビンクラがおらず、左SBを21才のカンテラーノ、アキエメが務めるため、全員でしっかり守ってくれるといいのですが。
そしてマドリッド勢残りの3チームは日曜に試合なんですが、午後2時(日本時間午後9時)に幕を開けるのがヘタフェとセビージャとの4位を巡ってのガチンコ対決。ええ、前節は5位に落ちてしまった弟分とはいえ、その差はたった勝ち点1しかありませんからね。後半ロスタイムにホルヘ・モリーナのPK弾で土壇場の引き分けをもぎとったバジャヤドリー戦で退場したオリベイラ、累積警告となったダミアン、そしてアントゥネスがヒザの靭帯断裂で今季絶望と、DF陣に複数欠員があるものの、来季はコリセウム・アルフォンソ・ペレスでCLアンセムを聞けるかもと期待しているホームサポーターの熱烈な応援があれば、アンダルシアダービーで宿敵ベティスに勝ち、意気上がるセビージャでも何とか勝機は掴めるんじゃないかと思っていたところ…。
意表を突いてくれたのが金曜にAS(スポーツ紙)に載っていた記事で何と、ボルダラス監督がヘタフェとの契約が2020年までありながら、来季はセビージャに移ることに決めたようだと言っているんですよ。うーん、確かにマチン監督を解任した後、スポーツディレクターだったカパロス氏が暫定監督を務め、おかげでCL出場権を争う程、チームは盛り返しているんですけどね。3月半ばからはローマから戻ったモンチ氏がスポーツディレクターに復職し、先日、慢性白血病であることをカミングアウトしたカパロス監督を引き継ぐ後任を探していることもわかっていたんですが、このタイミングでのスクープって、え、これって、もしやヘタフェも兄貴分たちのようにマスコミから揺さぶりをかけられる程、大物クラブになったってこと?
だってえ、もしセビージャ行きが決まっているなら、55才のボルダラス監督にしたって、3年前に初めて1部で指揮を執る経験を与えてくれたヘタフェには感謝していても来季はCLで指揮を執ってみたいでしょうし、となるともし日曜の試合に負けたりしたら、あれこれ言われるのは確実ですからね。逆に勝って、ヘタフェが最終的にCL出場ということになれば、残留するのかというと、またそれも両チームを天秤にかけたようで印象悪いですし、まあ今はとにかく、これまでヨーロッパの大会と縁の薄かった選手たちが頑張ってくれると信じるしかないですよね。
え、ヘタフェの試合の後にはサンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリーのアスレティック戦もあるんだろうって?いやあ、これがまた午後4時15分キックオフと、梯子が不可能な時間帯にされてしまったんですが、もう毎日、アザール(チェルシー)、ポグバ(マンチェスター・ユナイテッド)、最近は木曜にEL準決勝進出を決めたフランクフルトで長谷部誠選手と一緒にプレーするヨビッチら獲得候補選手たちや昨季サントスから移籍が決まり、この夏から合流するロドリゴの話題しか紙面に出てこない状態ですからねえ。勝ち点差3のEL圏内入りを目指して戦っているアスレティックとの試合がどうなるのか、私もよくわからないんですが、チケット完売には絶対ならないため、たまたまマドリッド観光に来ているファンは覗いてみるのもいいかと。
バルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でトレーニングを続けているチームの方では、前節のレガネス戦を胃腸炎で欠場したクロースがようやく今週半ばになって復帰。ふくらはぎを痛めたセルヒオ・ラモス、様々な箇所に痛みがあるというクルトワ、そしてマリアーノはまだ戻らないようですが、金曜には更にオドリオソラが全快まで秒読みと言われているビニシウスとぶつかり、鎖骨を骨折して今季絶望になったという残念なお知らせも。うーん、月曜のブタルケでの試合を見る限り、あまりお隣さんを追い抜いて、2位になるという目標ではジダン監督も母国が同じベンゼマ以外、選手たちを奮い立たせることができず、大変そうですけどね。せめてあまりスタンドからpito(ピト/ブーイング)を受けないプレーができるといいのですが…。
そしてその後すぐにレガネスがアウェイでビジャレアル戦をキックオフとなるんですが、この水曜は私も久々に彼らの練習を見学に。いやあ、3年前、初めて1部に昇格した時には場所がわからず、何度もシュダッド・デポルティバにたどり着くことに失敗。レガネス市営総合運動場の中に自前の施設を建設中だった昨季も入り口が毎回変わり、そのたびにアルーチェからのバスを降りた後、高速道路の縁を歩いたり、雑草の生い茂る丘を登ったり、広い敷地の周りをグルリと回ったりと苦労を重ねてきたんですが、今回はブタルケに行く時と同じCentro comrcial Plaza Nueva/セントロ・コメルシアル・プラサ・ヌエバ(ショッピングセンター)のバス停から、高速を跨ぐ歩道橋を渡って無事に到着できたから、ホッとしたの何のって。
このところ週1回しかない公開練習でありながら、見学客も20人程しか来ておらず、ちょっと寂しい感じはしたものの、リハビリセッション中のマドリー戦で先発した選手たちがランニングで近くを通る時など、スタンドからは拍手が沸き起こり、皆が1-1と兄貴分と互角に戦ったチームの成長ぶりを喜んでいるようでしたが、いや本当に小さなクラブはアットホームでいいですよねえ。3月にモロッコ代表で負傷し、月曜の試合で復活したエン・ネシリなど、最後まで残ってシュートの特訓をした後、わざわざサインしに来てくれたり、ペジェグリーニ監督もグラウンドに降りたファンと写真を撮りまくっているって、うーん、以前のヘタフェもそんな感じでしたけどね。
今は練習場への立ち入りがソシオ(協賛会員)のみになってしまい、私ですら、アジアカップから帰還した柴崎岳選手の顔をまだ見ていない状態。まあ、本気で会いたいと思って日本から来るファンなら、ロッカールームのあるコリセウムと徒歩で行き来する時を狙えばいいんですけどね。アトレティコもマドリーも選手の姿を見られるのは練習場に車で出入りする時ぐらい(しかも出入り口は複数)となると、本当に寂しい時代になったものです。
ちなみに前節で残留もほぼ確定したレガネスはこの先、勝ち点差8のEL出場圏6位を何となく狙う感じになるんですが、避けてほしいのはバルサが5月25日のコパ・デル・レイ決勝でバレンシアを倒して優勝した場合、リーガでCL出場権を確保しているため、EL出場権が回ってくる7位。ええ、今季もセビージャが予選2回戦を7月末から戦って、途中で一時息切れしていたため、レガネスだけでなく、ヘタフェにもそんな目に遭ってほしくないんですが、グループリーグから出場しても今週末の相手、ビジャレアルのように準々決勝まで進んだものの、この木曜の2ndレグでバレンシアに総合スコア5-1で敗退。その間、リーガでは残留争いに加わることになってしまったなんて例もありますからね。
それだけにあまり余力のないチームにはヨーロッパの戦いはお勧めしないんですが、まあこの週末は弟分仲間のラージョを助けるため、レガネスにも必勝を期してほしいところかと。エン・ネシリの復帰に加え、今度はレンタル移籍の契約条項でマドリー戦には出られなかったオスカルが戻ってくるため、たとえ相手がバレンシアとの2ndレグでローテーションしていても攻撃的には結構、期待が持てるんじゃないでしょうか。
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