ケアンの3戦連発弾でミランに逆転勝利のユーベが8連覇に王手! ミランはCL圏外転落の危機《セリエA》

2019.04.07 03:01 Sun
Getty Images
セリエA第31節、ユベントスvsミランが6日に行われ、2-1でユベントスが勝利した。
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前節カリアリ戦をケアンのリーグ戦2試合連続ゴールで辛勝した首位ユベントス(勝ち点81)は、敗戦した2位ナポリとのポイント差を18に広げた。4日後にチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のアヤックス戦を控え、残り8試合で2勝すれば自力での8連覇が決まる状況となった中、キエッリーニ、ピャニッチ、カンセロら一部主力をベンチスタートとした。一方、ピョンテクに3試合ぶりのゴールが生まれたものの、ウディネーゼに引き分けに持ち込まれ、3試合勝利から見放されている4位ミラン(勝ち点52)は、6位チーム(ラツィオ、ローマ、トリノ)まで4ポイント差と後続勢に迫られている中、ウディネーゼ戦で負傷した守護神ドンナルンマとパケタが欠場となった。
前節の2トップから[4-3-3]に戻したミランは開始1分過ぎ、ピョンテクが決定的なヘディングシュートを放って良い入りを見せる。5バック気味に構えるユベントス相手にポゼッションしつつ押し込んでいった。

時間の経過とともにデ・シリオとスピナッツォーラの両ウイングバックを押し上げて攻撃に比重を置き始めたユベントスが流れを引き寄せる中、足首を痛めていたジャンがプレー続行不可能となって、不整脈が癒えたケディラが25分に投入された。
ケディラの投入でベンタンクールを中盤のアンカーに下げたユベントスが引き続き押し込むも、シュートに持ち込むには至らない。

手堅い展開が続く中、35分に右サイドからチャルハノールの入れたクロスがボックス内のアレックス・サンドロの手に当たってVARが発動するも、主審はノーファウルの判定を下した。

しかし39分、ミランが先制する。ボヌッチのパスをバカヨコが敵陣でカットし、パスを受けたボックス中央のピョンテクがGKとの一対一を決めきった。

追うユベントスは追加タイム1分に同点のチャンス。しかし、マンジュキッチのバイシクルシュートはGKレイナのファインセーブに阻まれ、前半はミランの1点リードで終了した。

迎えた後半開始6分にピョンテクのミドルシュートでゴールに迫ったミランが牽制する入りとなった中、56分にはボリーニがボックス左から際どいシュートを浴びせて追加点に迫った。

しかし59分、ロングフィードを受けたディバラがボックス左に侵入したところでスライディングタックルを仕掛けたムサッキオに倒され、PK判定となった。これをディバラが決めて劣勢のユベントスが試合を振り出しに戻した。

追いつかれたミランは64分にボリーニがボックス左から再び際どいシュートを浴びせれば、直後にもチャルハノールの直接FKで勝ち越しゴールに近づいた。

ディバラに代えてリーグ戦2試合連続ゴール中のケアンを投入したユベントスに対し、ミランはスソに代えてカスティジェホを投入。

互いに勝ち越しゴールを目指す中、ユベントスは79分にCKの流れからアレックス・サンドロが際どいヘディングシュートを浴びせると、84分に逆転した。カラブリアのミスパスを敵陣でカットしたピャニッチがラストパスを送ると、これを受けたボックス右のケアンがゴール左にシュートを突き刺した。

ケアンのリーグ戦3戦連発弾で逆転したユベントスに対し、失点を受けてカラブリアに代えてクトローネを投入したミランは90分にチャルハノールが枠内シュートを浴びせるもGKシュチェスニーにセーブされ、1-2で敗戦。4試合勝利から見放され、CL圏外転落の危機を迎えている。

一方、勝利したユベントスは明日の試合でナポリが敗れると、8連覇が決まる状況となった。




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