【ACLプレーオフプレビュー】アジア王者の威信を懸け、鹿島は連覇へのスタートを切れるか《鹿島アントラーズvsニューカッスル・ジェッツ》
2019.02.19 16:00 Tue
19日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2019のプレーオフラウンドが行われる。今大会から、Jリーグ勢は2クラブがプレーオフラウンドから登場。2018シーズンの明治安田生命J1リーグで3位になり昨シーズンのACL王者である鹿島アントラーズが本大会出場を懸けて戦う。
対戦相手は予選を勝ち上がってきたニューカッスル・ジェッツ(オーストラリア)だ。予選2回戦ではインドネシたのペルシジャ・ジャカルタを相手に延長戦まで縺れた結果、3-1で勝利。プレーオフに駒を進めた。
Aリーグがシーズン中のニューカッスル・ジェッツは、15日もリーグ戦を消化。鹿島とのプレーオフに向け、メンバーを温存して試合に臨んでおり、この1試合に懸ける思いは強い。また、かつて3カ月だけ鹿島に在籍していたブラジル人FWジャイールが在籍。リーグ戦に先発出場している。
そんな鹿島だが、王者として本大会に出場する大きな目標がある。とはいえ、今オフは主力の多くがチームを去った。MF小笠原満男が現役引退、DF昌子源がフランスのトゥールーズへ、DF西大伍がヴィッセル神戸へとそれぞれ移籍。一方で、補強は中盤から前に偏り、メンバー編成に偏りができている状況でもある。プレシーズンマッチでもチームの完成度は高くなく、本番に向けての調整具合が気になるところだ。
新たに10番を背負うFW安部裕葵は、「ACLの連覇とJリーグの奪還」を重点に置くシーズンになると語った。獲れるタイトルを獲りに行く鹿島としては、しっかりと本大会出場を決めたいところだろう。
ケガの影響で新戦力のMF白崎凌兵(←清水エスパルス)、DF小田逸稀、DF伊東幸敏が欠場。また、昨シーズン終盤に負傷したFW鈴木優磨、MF三竿健斗も試合勘が戻っていない状況だ。それでも、新戦力のFW伊藤翔(←横浜F・マリノス)や昨シーズン途中加入で躍動したFWセルジーニョら実力者は揃っている。王者・鹿島は、現時点のベストメンバーで勝利を目指す。
◆予想スタメン
DF:安西幸輝、チョン・スンヒョン、町田浩樹、山本脩斗
MF:土居聖真、永木亮太、レオ・シルバ、安部裕葵
FW:セルジーニョ、伊藤翔
◆注目選手
鹿島の注目選手は、横浜F・マリノスから加入した新戦力のFW伊藤翔だ。チームにとってシーズン最初の公式戦で出番ば回って来ることが予想される伊藤だが、名門鹿島においての自身のシーズンを占う一戦になる可能性も高い。2トップを組むであろうセルジーニョは、昨シーズン途中加入し一発回答。ACLでは連続ゴールを決め、チームを王者へと導いた。伊藤がどの程度フィットしているのかは、週末に開幕を控えるJリーグでもきになるところ。競争も激しいポジションなだけに、挨拶がわりのゴール、そしてポストプレーでの決定機演出に期待したい。
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◆王者としての意地を見せ連覇へのスタートを〜鹿島アントラーズ〜2018シーズンのACLを制し、悲願のアジア王者となった鹿島。王者ながらも出場権は与えられず、Jリーグ開幕前に試練を与えられることとなった。Aリーグがシーズン中のニューカッスル・ジェッツは、15日もリーグ戦を消化。鹿島とのプレーオフに向け、メンバーを温存して試合に臨んでおり、この1試合に懸ける思いは強い。また、かつて3カ月だけ鹿島に在籍していたブラジル人FWジャイールが在籍。リーグ戦に先発出場している。
鋭いカウンターが武器のニューカッスル・ジェッツだが、セットプレーに対する脆さもある。鹿島としては狙い所をハッキリして、したたかに勝利を収めたい。
そんな鹿島だが、王者として本大会に出場する大きな目標がある。とはいえ、今オフは主力の多くがチームを去った。MF小笠原満男が現役引退、DF昌子源がフランスのトゥールーズへ、DF西大伍がヴィッセル神戸へとそれぞれ移籍。一方で、補強は中盤から前に偏り、メンバー編成に偏りができている状況でもある。プレシーズンマッチでもチームの完成度は高くなく、本番に向けての調整具合が気になるところだ。
新たに10番を背負うFW安部裕葵は、「ACLの連覇とJリーグの奪還」を重点に置くシーズンになると語った。獲れるタイトルを獲りに行く鹿島としては、しっかりと本大会出場を決めたいところだろう。
ケガの影響で新戦力のMF白崎凌兵(←清水エスパルス)、DF小田逸稀、DF伊東幸敏が欠場。また、昨シーズン終盤に負傷したFW鈴木優磨、MF三竿健斗も試合勘が戻っていない状況だ。それでも、新戦力のFW伊藤翔(←横浜F・マリノス)や昨シーズン途中加入で躍動したFWセルジーニョら実力者は揃っている。王者・鹿島は、現時点のベストメンバーで勝利を目指す。
◆予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:クォン・スンテDF:安西幸輝、チョン・スンヒョン、町田浩樹、山本脩斗
MF:土居聖真、永木亮太、レオ・シルバ、安部裕葵
FW:セルジーニョ、伊藤翔
◆注目選手

(C)CWS Brains,LTD.
FW伊藤翔(30)鹿島の注目選手は、横浜F・マリノスから加入した新戦力のFW伊藤翔だ。チームにとってシーズン最初の公式戦で出番ば回って来ることが予想される伊藤だが、名門鹿島においての自身のシーズンを占う一戦になる可能性も高い。2トップを組むであろうセルジーニョは、昨シーズン途中加入し一発回答。ACLでは連続ゴールを決め、チームを王者へと導いた。伊藤がどの程度フィットしているのかは、週末に開幕を控えるJリーグでもきになるところ。競争も激しいポジションなだけに、挨拶がわりのゴール、そしてポストプレーでの決定機演出に期待したい。
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明治安田J1リーグ第12節の鹿島アントラーズvs名古屋グランパスが25日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-0で鹿島が勝利した。 前節のファジアーノ岡山戦で公式戦の連敗ストップに成功した3位鹿島。首位奪還へ連勝を狙う鬼木監督は、その試合で左アキレス腱断裂の重症を負った師岡柊生を田川亨介に変更した以外は同じ先発メンバーを採用。鈴木優磨と田川亨介を2トップに据えた[4-4-2]で試合に臨んだ。 一方、開幕6試合未勝利、YBCルヴァンカップも早期敗退と今シーズンは不調に苦しんだ17位名古屋だったが、前節はサンフレッチェ広島をホームに迎えて2-1で勝利し、連敗をストップ。上位追走へ連勝を目指す中、長谷川監督は広島戦と同じ先発メンバーを採用。最前線に永井謙佑、2シャドーにマテウス・カストロ、森島司を並べた[3-4-2-1]の布陣で試合に臨んだ。 試合序盤は激しい肉弾戦を繰り広げていた両チームだが、先にチャンスを迎えたのは名古屋。12分、椎橋慧也がボックス右にロブパスを送ると、DF安西幸輝のクリアボールを収めようとした知念慶がトラップミス。このこぼれ球をボックス内で拾った永井が決定機を迎えたが、シュートは枠の上に外れた。 その後は互いにアタッキングサードまでボール運ぶが、なかなか決定機まで至らない状況が続く。そんな中、再び決定機を作ったのは名古屋。25分、バイタルエリア右でボールキープしたマテウスのパスをボックス右手前の野上結貴がヒールで繋ぐと、ボックス右の稲垣祥が折り返したボールをフリーの永井が右足で合わせたが、シュートはゴール右に外れた。 前半半ば以降は、やや名古屋が主導権を握る展開となったが、32分、33分と立て続けに放ったマテウスのシュートはGK早川友基に阻まれ、前半はゴールレスで終了した。 迎えた後半、鹿島は柴崎岳と田川を下げて舩橋佑と松村優太を投入する2枚替えを敢行。すると、鹿島は開始早々の47分に鈴木のシュートのこぼれ球をボックス手前中央で拾った船橋が右足のダイレクトシュート。しかし、これはわずかにゴール右に逸れた。 後半の主導権を握った鹿島は、54分にセットプレーからネットを揺らす。敵陣左サイドで獲得したFKから荒木遼太郎がクロスを供給すると、ファーサイドの植田直通が頭で折り返したボールをゴール前の知念がダイビングヘッドで押し込んだ。 先制した鹿島は66分にも、荒木の右CKからボックス中の鈴木がドンピシャのヘディングシュートを放ったが、相手GKの弾いたボールがクロスバー下に直撃。さらにこのこぼれ球をチャヴリッチが詰めるも、素早く状態を立て直したGKシュミット・ダニエルが先にボールを弾き出した。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指したが、最後までスコアは動かず。知念のゴールで逃げ切った鹿島がJ1通算600勝を達成した。 鹿島アントラーズ 1-0 名古屋グランパス 【鹿島】 知念慶(後9) <span class="paragraph-title">【動画】知念慶がチームに600勝をもたらす圧巻ダイビングヘッド</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1915729642268328355?ref_src=twsrc%5Etfw">April 25, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.25 21:13 Fri5