問題が山積みしている…/原ゆみこのマドリッド

2018.10.27 23:00 Sat
Getty Images
▽「勝ったからって安泰でもないようだし」そんな風に私が首を捻っていたのは金曜日、お昼のスポーツニュースで相変わらず、レアル・マドリーのロペテギ監督の進退をあれこれ議論しているのを見た時のことでした。いやあ、たとえ日曜のクラシコ(伝統の一戦、バルサ戦のこと)で大敗し、即座に解任されたとて、後継の有力候補に挙がっているコンテ監督が来週水曜のコパ・デル・レイ32強対決1stレグ、モロッコにあるスペインの飛び地領であるメリージャ(2部B)戦の指揮を執るために駆けつけるとは思えないんですけどね。当面はRMカスティージャ(マドリーのBチーム)を率いるソラリを暫定監督に据え、時間を稼ぐような気もしますが、微妙なのは僅差で勝負がついたり、引き分けだったりした場合。
PR
▽選手たちの支持もあって、その時はロペテギ監督続投が1試合、1試合、この先も問われることになるはずですが、とりあえず、彼にとって、最初のマッチボールとなった今週火曜のCLビクトリア・プルゼニ戦がどうだったか、簡単にお伝えしておくことにすると。先週末にはレバンテに1-2と負けていたマドリーでしたが、この日の相手はグループ中最弱と言われるチェコのチーム。おかげでキックオフ前の記者席も「5点ぐらいは取るだろう」といった楽観的な見方が支配していたんですが、いやいや、とんでもない。前半11分と早い時間に右SBに入ったルーカス・バスケスのクロスから、ベンゼマのヘッドで先制点こそ奪ったものの、追加点がなかなか生まれないんですよ。
プルゼニ戦、キックオフ前は誰もがゴールラッシュを期待していた

PR

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly