EL出場権はく奪のミラン、処分撤回へスポーツ仲裁裁判所に上訴の意向
2018.06.28 09:36 Thu
▽欧州サッカー連盟(UEFA)は27日、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反を犯したミランに対して、今後2年間UEFA主催大会の出場停止処分を発表。これに対してミランは同日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)へ取り下げを求めることを発表した。
▽ミランは2017年、中国人実業家のリー・ヨンホン氏を中心とする合弁企業『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』が、ミランを運営する『フィニンヴェスト』から7億4000万ユーロ(約965億円)でクラブを買収。しかし、UEFA側はミランがアメリカのヘッジファンド『エリオット・マネジメント』から、巨額の利子が伴う3億ユーロ(約392億円)の資金を借り入れ、昨夏の移籍市場で新戦力獲得に約2億ユーロ(220億円)以上をつぎ込んでいることを理由に、クラブ経営の安定性を疑問視していた。
▽そして今回、UEFAは以下のような声明を公式サイトで発表した。
「クラブ財務管理機関(CFCB)の審議委員会は、ミランがUEFAのクラブライセンスとファイナンシャル・フェアプレー(FFP)規則を違反したとして決定を下した。クラブは次の2シーズン(2018-19、2019-2020)でUEFA主催の大会に参加することはできません」 「この決定は、UEFAクラブ財務管理機関を規定する規則の第34条(2)ならびにUEFA規約の第62条および第63条に従い、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に上訴することができます」
▽今回の決定により、2017-18シーズンのセリエAを6位で終えヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得していたミランだが、来季のELは参加できないこととなった。なお、UEFAはミランの代わりに7位でシーズンを終えたアタランタが、EL本大会から参加することを発表した。
▽ミランは2017年、中国人実業家のリー・ヨンホン氏を中心とする合弁企業『ロッソネーリ・スポーツ・インベストメント・ルクセンブルク』が、ミランを運営する『フィニンヴェスト』から7億4000万ユーロ(約965億円)でクラブを買収。しかし、UEFA側はミランがアメリカのヘッジファンド『エリオット・マネジメント』から、巨額の利子が伴う3億ユーロ(約392億円)の資金を借り入れ、昨夏の移籍市場で新戦力獲得に約2億ユーロ(220億円)以上をつぎ込んでいることを理由に、クラブ経営の安定性を疑問視していた。
▽そして今回、UEFAは以下のような声明を公式サイトで発表した。
▽今回の決定により、2017-18シーズンのセリエAを6位で終えヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得していたミランだが、来季のELは参加できないこととなった。なお、UEFAはミランの代わりに7位でシーズンを終えたアタランタが、EL本大会から参加することを発表した。
▽なお、今回の決定で出場停止が適用されるのは2018-19か2019-2020シーズンの1つの大会のみ。来季のEL出場権が剥奪されることで、新シーズンに欧州カップ戦の出場権を獲得すれば、2019-20シーズンでの参加は可能となる。
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