【六川亨の日本サッカー見聞録】西野ジャパンのキーワードは“対応力”
2018.06.07 15:00 Thu
▽今週は先週に引き続き、日本代表23名の発表会見から西野ジャパンのサッカー像を推察してみた。
▽ただ、コロンビア戦以外にも対策を練っていると思わせたのが次のコメントだ。「ポジティブなことはたくさん描けるが、それを選手に落とし込むのが難しい。そこで選手と同じ絵を描きたい。190㎝を超える選手が5人いたらどう対応するか。あるパターンを共有すればリスタートから得点できると思う」。
▽「190㎝を超える選手が5人」に該当するチームはセネガルである。誰もセネガルのセの字も発言していないのに、西野監督はセネガル対策も進めていることを自ら認めたようなものだ。ガーナ戦は3-4-3でスタートしつつ、終盤は4-4-2にシフトした。セネガルは4-3-3のため、必然的に4-4-2で戦うことが予想される。そのテストも兼ねたガーナ戦だったようだ。選手にはコロンビア戦に集中するように伝えていることだろう。しかし指揮官である以上、3チームのスカウティングは必須である。
▽そんな西野ジャパンのキーワードをあげるなら「対応力」ということになる。記者から「選手に最も求めるもののキーワードは?」と聞かれると、次のように答えた。
▽「戦い方、戦術、戦略に関してはいろいろと対応していかないといけないと思っている。日本のサッカーには世界に通用する部分と通用しない部分がある。その対応力を選手には求めたい。昨日は違うポジションでプレーした選手もいる。その対応力が完成すれば戦える」と西野監督は期待を込めていた。
▽西野監督が求める「対応力」だが、日本人選手にとって一番欠けている資質ではないだろうか。言われたことは忠実に実践できても、試合中に相手の意図やゲーム展開を読み、攻守で臨機応変に「対応」することがなかなかできない。果たしてそれを2週間程度の練習と2つのテストマッチで身につけることができるのか。やはり不安を抱かずにはいられないが、もう戻ることはできない西野ジャパンの船出でもある。
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▽ガーナ戦に限らず、テストマッチのスイス戦とパラグアイ戦も3-4-3の布陣で臨むことをガーナ戦後の記者会見で西野朗監督は明らかにした。W杯は初戦の結果次第でグループリーグ敗退の可能性が高まるだけに、当然と言えば当然だ。▽記者からは“マイアミの奇跡”を引き合いに出して「どんな奇跡を見せてくれるのか?」という質問にも、「23人の選手を選んで、これからどういうサッカーができるのか、楽しみながら考えたい。奇跡を起こせるかどうかだが、初戦のコロンビアに集中して、そこで小さな奇跡を起こしたい」と抱負を語った。▽「190㎝を超える選手が5人」に該当するチームはセネガルである。誰もセネガルのセの字も発言していないのに、西野監督はセネガル対策も進めていることを自ら認めたようなものだ。ガーナ戦は3-4-3でスタートしつつ、終盤は4-4-2にシフトした。セネガルは4-3-3のため、必然的に4-4-2で戦うことが予想される。そのテストも兼ねたガーナ戦だったようだ。選手にはコロンビア戦に集中するように伝えていることだろう。しかし指揮官である以上、3チームのスカウティングは必須である。
▽このためハリル・ジャパンでは1人しかいなかったスカウティングを、各国に1人ずつ貼り付けさせ、さらに3人を統括する形で2002年の日韓W杯から14年のブラジルW杯までスカウティングと分析を担当した和田一郎氏をトップに置く4人体制を敷いた。
▽そんな西野ジャパンのキーワードをあげるなら「対応力」ということになる。記者から「選手に最も求めるもののキーワードは?」と聞かれると、次のように答えた。
▽「戦い方、戦術、戦略に関してはいろいろと対応していかないといけないと思っている。日本のサッカーには世界に通用する部分と通用しない部分がある。その対応力を選手には求めたい。昨日は違うポジションでプレーした選手もいる。その対応力が完成すれば戦える」と西野監督は期待を込めていた。
▽西野監督が求める「対応力」だが、日本人選手にとって一番欠けている資質ではないだろうか。言われたことは忠実に実践できても、試合中に相手の意図やゲーム展開を読み、攻守で臨機応変に「対応」することがなかなかできない。果たしてそれを2週間程度の練習と2つのテストマッチで身につけることができるのか。やはり不安を抱かずにはいられないが、もう戻ることはできない西野ジャパンの船出でもある。
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